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スター・ウォーズ / 登場人物

ベイズ・マルバス

Baze Malbus

演者:中国本土の俳優・監督チアン・ウェン種族:ヒューマン
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ベイズ・マルバスは、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(Rogue One: A Star Wars Story)に登場する銃手である。衛星ジェダー出身の元ウィルズの守護神であり、巨大な反復重火器ハービー・ブラスターを担ぐ重装銃手として、盲目の相棒チアルート・イムウェと常時行動を共にする。フォースへの信仰を失った現実主義者でありながら、相棒の死を機に信条を反転させる人物として描かれ、本作を象徴する存在となっている。

01来歴

来歴

元ウィルズの守護神としての登場

ベイズ・マルバスは、本作中盤の衛星ジェダーの聖都ニジェダー市場で初登場する。銀河帝国軍占領下の路上で、相棒チアルート・イムウェがマントラ『私はフォースと共にあり、フォースは私と共にある』を反復する横を、巨大な反復重火器ハービー・ブラスターを背負って並走し、相棒の信仰に懐疑的な皮肉を返し続ける。直後、現地反乱組織パルチザン(指導者ソウ・ゲレラ)と銀河帝国軍の市街戦が起こり、ジン・アーソ、キャシアン・アンドー、K-2SO と遭遇する。ここで相棒の長杖近接戦と並行し、ハービー・ブラスターでストームトルーパー部隊とインペリアル・ホバータンク部隊を連続射撃で制圧する。

ジェダー破壊とジン側への合流

衛星ジェダーに建造途中のデス・スター(Death Star/DS-1 Orbital Battle Station)が試射砲撃を行い、聖都ニジェダー市街と聖殿カイバー寺院が完全に消滅する。ベイズ・マルバスは相棒チアルート・イムウェと共に反乱同盟軍カーゴ・シャトル『ローグ・ワン』(旧名 SW-0608)に乗船し、聖都の生存者として惑星を離脱する。続く惑星イードゥの銀河帝国軍カイバー精製施設では、降雨の岩場の高所からハービー・ブラスターで援護射撃を担う。ここでジン・アーソが提起する惑星スカリフへの突入作戦に志願し、ヤヴィン4の反乱同盟軍司令部の承認を経ない独断専行の小部隊ローグ・ワン分隊の一員として、ジン、キャシアン、K-2SO、ボーディー・ルック、相棒と共に地表降下に同行する。

スカリフでの相棒の絶命

本作終盤、ローグ・ワン分隊が惑星スカリフ地表に降下し、銀河帝国軍データセンター(Citadel Tower)前広場でデス・トルーパー(Death Trooper)およびストームトルーパー部隊と交戦する。ベイズ・マルバスは広場周縁の遮蔽物からハービー・ブラスターで相棒チアルート・イムウェを援護する。相棒がデス・スター設計図を反乱同盟軍艦隊へ送信するためのマスター・スイッチまで盲目のまま歩み出る間、背後から連続射撃で敵の銃口を相棒からそらし続け、相棒が無傷でスイッチを起動する場面を支える。起動直後、デス・スター上空砲撃の余波の爆風で倒れた相棒に駆け寄り、相棒が最後のマントラを呟いて絶命する瞬間を腕の中で看取る。

仇討ちの突撃と爆死

相棒チアルート・イムウェの絶命直後、ベイズ・マルバスは仇討ちとして単身広場中央へ突撃し、自らも相棒のマントラ『私はフォースと共にあり、フォースは私と共にある』を呟きながらデス・トルーパー部隊への連続射撃を続ける。直後、部隊が投擲したサーマル・デトネーター級のグレネードを浴びて爆死する。同じスカリフ地表ではジン・アーソ、キャシアン・アンドー、K-2SO、ボーディー・ルック、相棒もそれぞれ死亡し、分隊の犠牲を経てデス・スター設計図はアドミラル・ラダス指揮下のモン・カラマリ巡洋艦『プロファンディティ』で受領され、レイア・オーガナのコレリアン・コルベット『タンティヴ4号』へ手渡されて、『新たなる希望』冒頭へ直接接続する。本キャラクターの実写映画出演は本作1作のみである。

02能力・特徴

能力・特徴
  • 重火器制圧射撃:巨大な反復重火器ハービー・ブラスター(Heavy Bowcaster/MWC-35c リピーター・キャノン)による連続射撃で、ストームトルーパー・インペリアル・ホバータンク・デス・トルーパーの各部隊を制圧する重装銃手。背中の弾倉とバッテリーパックから肩越しの給弾ベルトで本体銃へ弾を送る仕様で運用する。
  • 相棒への援護戦闘:盲目の相棒チアルート・イムウェの長杖近接戦に常時並走する援護銃手。相棒が遮蔽物のないマスター・スイッチへ歩み出る間、広場周縁から連続射撃で敵の銃口をそらし、無傷でのスイッチ起動を支える。
  • 現実主義者としての判断力:フォースへの信仰を失った現実主義者として相棒のマントラに懐疑的だが、相棒の絶命後は自らもマントラを呟いて突撃を選び、信条の反転を体現する人物として描かれる。
  • ローグ・ワン分隊の重装銃手:司令部の承認を経ない独断専行のローグ・ワン分隊に志願し、ジンやキャシアンらと並んで重装銃手として、相棒と組で運用される構成員。

03関連人物

関連人物
チアルート・イムウェ
同じウィルズの守護神出身の盲目の戦士で、生涯の相棒。長杖とクロスボウ『ライトボウキャスター』を操る信仰者として、現実主義者の本キャラクターと対比される。彼の絶命が本キャラクターの信条反転の契機となる。
ジン・アーソ
反乱同盟軍協力者でローグ・ワン分隊の事実上の隊長。ニジェダー市場で本キャラクターと初めて遭遇し、以後そのスカリフ突入作戦に本キャラクターは重装銃手として志願する。
キャシアン・アンドー
反乱同盟軍諜報部の士官でローグ・ワン分隊の一員。当初は本キャラクターと相棒を拘束対象と見なすが、市街戦を経て合流を黙認し、スカリフでは本キャラクターの援護のもとタワー上層で設計図を奪取する。
ボーディー・ルック
元銀河帝国軍カーゴ・パイロットの反乱同盟軍協力者でローグ・ワン分隊の一員。カーゴ・シャトル『ローグ・ワン』の操縦士として、ジェダー離脱からスカリフ降下まで本キャラクターと行動を共にする。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
ニジェダー市場 初登場:銀河帝国軍占領下の市場で、マントラを反復する相棒の横をハービー・ブラスターを背負って並走し皮肉を返す。直後にジンらと遭遇し初登場が成立する。

ニジェダー市場 制圧射撃:市街戦のなか、給弾ベルトを送るハービー・ブラスターで、ストームトルーパー部隊とインペリアル・ホバータンク部隊を連続射撃で制圧する重火器戦闘場面。

ジェダー破壊:デス・スターの試射砲撃で聖都ニジェダーと聖殿カイバー寺院が消滅する場面に相棒と立ち会い、直後シャトル『ローグ・ワン』で離脱してジン側に合流する。

スカリフ マスター・スイッチ援護:相棒が盲目のままマスター・スイッチへ歩み出る間、広場周縁からハービー・ブラスターで連続射撃し、敵の銃口を相棒からそらしてスイッチ起動を支える。

スカリフ 仇討ちと爆死:爆風で倒れた相棒を看取った後、自らもマントラを呟いて単身突撃し、デス・トルーパー部隊のグレネードを浴びて爆死。分隊全滅シーケンスを締めくくる。

06制作背景

制作背景

ベイズ・マルバスを演じたのは、中国本土の俳優・監督チアン・ウェン(Jiang Wen/姜文)である。1963年1月5日中国河北省唐山市出身で、自身が監督・主演した『太陽の少年(陽光燦爛的日子)』1994年中国公開や、2000年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『鬼が来た!(鬼子來了)』などの中国本土映画でのキャリアを背景に、本キャラクターの重火器銃手造形を作り上げた。

本キャラクターが登場するのは、ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開(米国2016年12月16日公開)の1作品のみである。相棒チアルート・イムウェを演じた香港の俳優ドニー・イェン(Donnie Yen/甄子丹)との中国本土・香港の同時起用は、実写映画群における主要キャラクター級俳優の中華圏起用の最初期の代表例として位置付けられる。

本キャラクターはオリジナル三部作・プリクエル三部作・シークエル三部作の他の実写映画群、ならびに実写ドラマ群には登場せず、本作終盤のスカリフ地表での爆死によって描写を終端させる時系列に位置する。

07評価・考察

評価・考察

ベイズ・マルバスは、信仰深い相棒チアルート・イムウェと対比的に、フォースへの信仰を失った元ウィルズの守護神の現実主義者として位置付けられる重要キャラクターである。フォース感応者ではない信仰者(チアルート)、信仰を失った元信仰者(本キャラクター)、フォースと無関係な反乱同盟軍兵士という三段構造を通じて、本作はフォース表現に新しい解釈軸を提示する。

本キャラクターの主題は、スカリフ地表で相棒の絶命を看取った直後に自らもマントラ『私はフォースと共にあり、フォースは私と共にある』を呟いてデス・トルーパー部隊へ突撃する『信条の反転』にある。この最期のマントラ反復は、主題台詞『Rebellions are built on hope.(反乱は希望の上に建てられる)』と並ぶ本作の象徴的場面のひとつとして、スター・ウォーズの語彙に組み込まれている。

08トリビア

  • 演者チアン・ウェンは俳優兼監督で、自ら監督・主演した『太陽の少年』や、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『鬼が来た!』で知られる中国本土映画界の重鎮である。
  • 相棒役ドニー・イェンとの起用は、中国本土と香港の主要キャラクター級俳優を同時起用した実写映画群初の例にあたる。両者はほぼ同年生まれである。
  • 主装備の型番 MWC-35c は、メーカー名 Morgan Wallace Custom を反映した表記で、後年の実写ドラマ群における重火器造形の系譜上に位置付けられる。
  • 本キャラクターの実写出演は本作1作のみで、スカリフでの爆死により以降の時系列に登場場面はない。

09よくある質問

ベイズ・マルバスはどの作品に登場しますか?

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の1作のみに登場する。オリジナル三部作やプリクエル・シークエル三部作、実写ドラマ群には登場しない。

ベイズ・マルバスを演じている俳優は誰ですか?

中国本土の俳優・監督チアン・ウェン(姜文)が演じている。『太陽の少年』『鬼が来た!』などで知られる俳優で、実写映画群における中国本土俳優の主要キャラクター級起用の最初期にあたる。

ベイズ・マルバスはジェダイですか?

いいえ。フォース感応者ではなく、ジェダイでもシスでもない。聖殿カイバー寺院を守った武僧団ウィルズの守護神の生き残りだが、劇中では信仰を失った現実主義者の重装銃手として描かれる。

ベイズ・マルバスとチアルート・イムウェの関係は?

同じウィルズの守護神出身の生涯の相棒である。信仰者チアルートと現実主義者ベイズという対比で描かれ、スカリフでチアルートが絶命すると仇討ちの突撃を選び爆死する。

ベイズ・マルバスは死にますか?

爆死する。スカリフ地表で相棒の絶命を看取った後、デス・トルーパー部隊へ単身突撃し、グレネードを浴びて死亡する。分隊全員がスカリフで戦死する。

10出典

  1. StarWars.com 公式: Rogue One: A Star Wars Story
  2. StarWars.com Databank: Baze Malbus
  3. IMDb: Jiang Wen
  4. Wookieepedia: Baze Malbus