01来歴

オーダー66以降の転向期
セブンス・シスターは、帝国インクィジトリアス(Imperial Inquisitorius)所属の女性インクィジターである。インクィジトリアスは、『スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐』(2005年5月19日米国公開)で描かれた19 BBYのオーダー66を生き延び、ダーク・サイドへ転向させられた元ジェダイで構成される銀河帝国の暗殺者部隊である。セブンス・シスターも転向前は何らかのジェダイ・オーダーに属したと示唆されるが、本名・出身惑星・転向前所属はカノン上明示されていない。緑がかった肌のミラリアン種族(Mirialan)の女性で、顔の幾何学模様のタトゥーが種族特徴として描かれる。
シーズン2での初登場
セブンス・シスターは、アニメ『反乱者たち』シーズン2第1話『The Lost Commanders』(2015年10月14日Disney XD放送)で初登場する。シーズン1最終話『Fire Across the Galaxy』(2015年3月2日Disney XD放送)で前任のグランド・インクィジター(The Grand Inquisitor)が惑星マスタファー上空の反応炉戦闘で自滅した後に現れた、第二世代インクィジターのひとりである。相棒のフィフス・ブラザー(Fifth Brother)と組み、元ジェダイ・パダワンのカナン・ジャラスと若きエズラ・ブリッジャーが率いるゴースト・クルー(The Ghost Crew)の追跡を任務とする。物語は4 BBY頃の暗黒時代を舞台とする。
フォース感応者の捕獲任務
シーズン2第10話『The Future of the Force』(2016年1月20日Disney XD放送)で、セブンス・シスターはフィフス・ブラザーと共に、フォースに敏感な乳幼児、すなわちジェダイ候補となり得るフォース感応者の子を捕獲する任務に従事する。これは、銀河帝国とインクィジトリアスがオーダー66以降にどのようにフォース感応者を組織へ取り込んでいたかを描くエピソードであり、彼女の活動範囲の広さを示す。
中盤の追跡作戦
セブンス・シスターは、シーズン2第14話『Legends of the Lasat』(2016年2月17日Disney XD放送)をはじめとする中盤のエピソード群で、回転刃機構を持つ赤色二枚刃ライトセーバーを駆使し、フィフス・ブラザーと連携してアソーカ・タノの参戦するゴースト・クルーと交戦を繰り返す。冷静で皮肉めいた話し方が特徴で、シリーズ屈指の知略型敵役と位置付けられる。インクィジトリアス専用の偵察用プローブ・ドロイドを多数携行し、テクノロジーとフォースを併用した追跡を行う。
三インクィジターの追跡部隊
シーズン2第18話『Shroud of Darkness』(2016年3月2日Disney XD放送)および第19話『The Mystery of Chopper Base』(2016年3月16日Disney XD放送)で、セブンス・シスターはフィフス・ブラザーおよびエイス・ブラザー(Eighth Brother)と協働し、ジェダイ寺院への侵入や追跡作戦を実施する。シリーズ最終盤へ向け、3名のインクィジターによる追跡部隊が編成されるエピソード群である。
惑星マラコアでの最期
シーズン2最終話『Twilight of the Apprentice』(2016年3月30日Disney XD放送)は前後編構成をとり、舞台は古のシス遺跡が眠る惑星マラコア(Malachor)である。前編でセブンス・シスターはフィフス・ブラザー、エイス・ブラザーと共にカナン・ジャラス、エズラ・ブリッジャー、アソーカ・タノを追い詰めるが、後編で復活した元シスの暗黒卿ダース・モール(Darth Maul)に倒される。カナンが盲目となる展開やアソーカがダース・ベイダー(Darth Vader)と対峙する展開と並ぶ、シリーズの転換点である。第二世代インクィジターの大半が本話で退場する。
02能力・特徴

- 回転刃ライトセーバーの操作:インクィジトリアス標準装備の回転刃機構を持つ赤色二枚刃ライトセーバーを操る。双方向同時起動や円盤状回転モードでの飛行も可能で、カナン・ジャラスとエズラ・ブリッジャーとの剣戟を繰り広げる。
- フォースの暗黒面の使用:元ジェダイからダーク・サイドへ転向したインクィジトリアスの一員として、暗黒面を用いた追跡・索敵・戦闘能力を発揮する。テクノロジーとフォースを併用した索敵を得意とする。
- 知略型のジェダイ・ハンター:直情的な戦闘型の相棒フィフス・ブラザーと対照的に、冷静かつ皮肉めいた話し方で交渉や挑発を行う知略型の敵役として描かれる。
- 偵察用プローブ・ドロイド運用:インクィジトリアス専用のプローブ・ドロイドを多数編成して広域索敵を行う。宇宙空間や惑星表面で同ドロイド群を運用し、ゴースト・クルーを追跡する指揮官タイプの戦法をとる。
- フォース感応者の捕獲任務:フォースに敏感な乳幼児を捕獲する任務に従事する。銀河帝国とインクィジトリアスがフォース感応者を組織へ取り込む活動を体現する任務領域である。
- ミラリアン種族としての肉体能力:緑がかった肌と顔の幾何学模様のタトゥーを特徴とするミラリアン種族の女性で、軽量で機敏なジェダイ・ハンター向きの体型を備える。
03関連人物

04登場・関連作品
05名場面

第1話:回転刃ライトセーバーと多数の偵察用プローブ・ドロイドを携え、フィフス・ブラザーと共に登場し、ゴースト・クルー追跡作戦を開始する初登場シーン。
第2話『Relics of the Old Republic』(2015年10月14日Disney XD放送):惑星セエラニーまで追跡するが、退役クローン・トルーパーの助けでエズラとカナンが辛うじて脱出する。
第10話:フォースに敏感な乳幼児の捕獲任務にあたり、インクィジトリアスの活動を体現する場面。
最終話前編:惑星マラコアの古のシス遺跡周辺で、フィフス・ブラザー、エイス・ブラザーと共にカナン、エズラ、アソーカを追い詰める。
最終話後編:復活したダース・モールに倒されるセブンス・シスターとフィフス・ブラザーの最期のシーン。
06制作背景

アニメ『スター・ウォーズ/反乱者たち』(Star Wars Rebels)は、デイヴ・フィローニ(Dave Filoni)、サイモン・キンバーグ(Simon Kinberg)、グレッグ・ワイスマン(Greg Weisman)が原案・製作総指揮を務めた作品で、ルーカスフィルム・アニメーション(Lucasfilm Animation)が製作し、2014〜2018年に米国Disney XDで全4シーズン75話が放送された。ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)の前史にあたる暗黒時代を描く公式カノン作品である。キンバーグはX-MEN映画シリーズの脚本・製作でも知られる。
セブンス・シスターの声を担当するのは、米国の女優サラ・ミシェル・ゲラー(Sarah Michelle Gellar/1977年4月14日ニューヨーク市出身)である。ジョス・ウェドン製作総指揮の連続テレビドラマ『バフィー〜恋する十字架〜』(Buffy the Vampire Slayer、1997〜2003年WB/UPN放送)のバフィー・サマーズ役で世界的に知られる。ロジャー・カンブル監督『クルーエル・インテンションズ』(1999年3月5日米国公開)、レイジャ・ゴスネル監督『スクービー・ドゥー』(2002年6月14日米国公開)のダフネ役、清水崇監督『呪怨/パンデミック』(2004年10月22日米国公開)の主役カレン・デイヴィス役でも知られ、アニメでフォースの敵側を演じた配役は話題を集めた。
ゴースト・クルー側の主要声優は、カナン・ジャラス役のフレディ・プリンゼ・Jr、エズラ・ブリッジャー役のテイラー・グレイ、アソーカ・タノ役のアシュリー・エクスタインである。敵役ではフィフス・ブラザーをフィリップ・アンソニー=ロドリゲス、ダース・モールをサム・ウィットワー、ダース・ベイダーをジェームズ・アール・ジョーンズが演じる。初登場回である第1話は、ボスコ・ン(Bosco Ng)が監督、ヘンリー・ギルロイ(Henry Gilroy)が脚本を担当した。
劇伴はケヴィン・カイナー(Kevin Kiner)が全4シーズンを通じて作曲し、ジョン・ウィリアムズの原典スコアを継承するスター・ウォーズ系アニメ劇伴の中核作曲家として知られる。セブンス・シスターを含む第二世代インクィジターの造形は、後年のDisney+配信ドラマ『スター・ウォーズ/オビ=ワン・ケノービ』(Obi-Wan Kenobi、2022年5月27日配信開始/全6話)で実写化されたグランド・インクィジター(演ルパート・フレンド)、フィフス・ブラザー(演サン・カング)、サード・シスター(演モーゼス・イングラム)ら実写版インクィジトリアス像に影響を与えた。
07評価・考察

セブンス・シスターは、グランド・インクィジター以降の第二世代インクィジターを象徴する女性キャラクターである。回転刃機構を持つ赤色二枚刃ライトセーバーがインクィジトリアスの標準装備として定着する契機となった第二世代キャラクター群のなかで、唯一明示的に女性として描かれた人物であり、組織像の中核を担う。
シーズン2最終話の惑星マラコアでダース・モールに倒される結末は、『反乱者たち』のテーマである古のシスとジェダイの記憶と、インクィジトリアスの位置付けを再定義する転換点として機能する。第二世代インクィジター3名の大半がこの回で退場し、以降のシーズン3・シーズン4の敵役が別のキャラクターへ引き継がれる構造が確立される。
全4シーズン75話でのインクィジターの登退場を整理すると、シーズン1はグランド・インクィジター単体、シーズン2で第二世代3名が大規模に登場し、最終話で退場する構造となる。セブンス・シスターはこの追跡部隊のシーズン2を象徴する女性側の代表として、シリーズの構造設計上で重要な位置を占める。
08トリビア
- 本名・出身惑星はカノン上明示されていない。転向前にどのジェダイ・オーダーへ所属していたかも、公開作品では明かされていない。
- 声のサラ・ミシェル・ゲラーは、ドラマ『バフィー〜恋する十字架〜』のバフィー・サマーズ役や『スクービー・ドゥー』のダフネ役で知られる女優である。
- 同種族ミラリアンは、『エピソード2 クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)以降に登場するルミナーラ・アンドゥリやバリス・オフィーと同じで、顔の幾何学模様のタトゥーが特徴。
- 装備する回転刃機構付き赤色二枚刃ライトセーバーは、シスのインクィジトリアス標準装備としてアニメ・実写で共通化され、円盤状回転モードで飛行も可能な独特の武器である。
- 最終話は前後編構成の大規模な総決算回であり、カナンの盲目化やアソーカとダース・ベイダーの対峙と並ぶシリーズ屈指の転換点として知られる。
09よくある質問
アニメ『スター・ウォーズ/反乱者たち』シーズン2に集中して登場します。第1話で初登場し、最終話の惑星マラコアで死亡します。
米国の女優サラ・ミシェル・ゲラーです。ドラマ『バフィー〜恋する十字架〜』のバフィー・サマーズ役で世界的に知られます。
シーズン2最終話『Twilight of the Apprentice』で、惑星マラコアにて復活したダース・モールに、相棒のフィフス・ブラザーと共に倒されます。
オーダー66を生き延びたジェダイの追跡・抹殺を担う銀河帝国の暗殺者部隊です。転向させられた元ジェダイで構成され、回転刃式の赤色二枚刃ライトセーバーを標準装備とします。セブンス・シスターは第二世代のひとりです。
シーズン2でコンビを組む第二世代インクィジターです。第1話で共に初登場してゴースト・クルーを追跡し、最終話の惑星マラコアで共に倒されます。