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スター・ウォーズ / 登場人物

ウィム

Wim

演者:ラヴィ・カボット=コンイヤーズ初登場:同作第1話種族:ヒューマン
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ウィムは、実写ドラマ『スター・ウォーズ/スケルトン・クルー(Star Wars: Skeleton Crew)』に登場する、惑星アト・アティン出身のヒューマンの少年である。ジェダイに強く憧れ、ニール、ファーン、ケイビーと偶然発見した宇宙船で銀河へ飛び出す。同作では、冒険への夢と現実の危険の間で成長し、故郷への帰還を目指す4人組の主人公として物語の感情的な中心を担う。

01来歴

来歴

隔離された故郷

ウィムは銀河辺境に隠されたアト・アティンの郊外住宅地で、両親と暮らす小学生である。同地は旧共和国時代から続く隔離された郊外住宅型惑星で、住民は安全で均質な日常を送り、外部の銀河情勢は子どもたちに伝わらない。父ウェンドル・キーレンはThe Supervisor向けに働く郊外住民で、母親も一般市民である。ウィムは絵本やデータパッドのジェダイ伝記を読み、日常の外にある冒険を夢見ていた。

遺跡と宇宙船

ウィムはニール、ファーン、ケイビーと過ごす日常の中で、アト・アティン近郊の森にある古代遺跡を発見する。冒険が始まるという予感に押され、仲間より一歩踏み込んで内部へ入り、隠されていた旧型宇宙船を見つけた。船はオニキス・シンダーで、作中では一号船 The Shipとして親しまれる。ウィムはライトセーバーのおもちゃやジェダイの伝記データパッドも大切にしていた。

銀河への漂流

4人はオニキス・シンダーを起動し、意図せず故郷の大気圏外へ飛び出す。安全な郊外しか知らない子どもたちは、新共和国時代の広い銀河で海賊や賞金稼ぎ、危険な人物に直面した。ウィムはジェダイの伝説を心の支えとし、冒険を信じる態度で仲間を前へ進める。家族と安全を重んじるニール、現実主義のファーン、技術に強いケイビーとの違いも、旅の判断を左右した。

ジョッドへの憧れ

旅の途中、4人は海賊を装う謎の大人ジョッド・ナ・ナウッドと出会う。ジョッドはジェダイのように振る舞い、故郷へ連れ戻すと申し出たため、ウィムは強い憧れと信頼を寄せた。ライトセーバーを構え、フォースを感じるとほのめかす姿は、ウィムの素朴な信仰を強める。しかし正体と本性が露わになるにつれ、ウィムは憧れの大人が持つ多面性と、夢と現実の差を学んだ。

帰還と成長

アト・アティンへの帰還を目指す過程で、ウィムはジョッドへの盲信から距離を取るようになる。ニールの家族想い、ファーンの現実主義、ケイビーの技術的視点を受け入れ、4人組の判断を担う位置へ成長した。終盤ではジョッドの本性を受け止めながらも、ジェダイの理想そのものは捨てずに仲間を率いる。故郷で家族と再会した後も、冒険とジェダイへの夢を心に持ち続けた。

02能力・特徴

能力・特徴
  • ジェダイへの信念:伝記を熟読し、ジェダイの理想を行動原理とする。フォース感応者として確定的に描かれる場面はない。
  • 好奇心と冒険心:未知の遺跡へ仲間より一歩深く踏み込み、偶然見つけた宇宙船へ乗り込む大胆さを持つ。
  • 仲間との連携:家族想いのニール、現実主義のファーン、技術担当のケイビーの異なる視点を結び付ける。
  • 段階的な判断力:ジョッドへの盲信を乗り越え、仲間の意見を取り入れながら帰還に必要な判断を担う。
  • 素直さと精神的成長:ジョッドを信じる純粋さを持つ一方、その本性を知った後も理想と現実を切り分けて受け止める。

03関連人物

関連人物
ニール(Neel)
青い象の鼻のような特徴を持つエイリアン種族の親友。冒険を夢見るウィムに対し、家族と日常の安全を重んじる。
ファーン(Fern)
現実主義的なリーダー気質を持つ同級生。ウィムとは異なる方法で判断を導く。母親はファラ、父親はウェンドルである。
ケイビー(KB)
サイバネティック機器を装着した仲間。装備品や機械に強く、オニキス・シンダーの操作を技術面から支える。
ジョッド・ナ・ナウッド(Jod Na Nawood)
海賊を装い、ジェダイのように振る舞う謎の大人。ウィムが憧れと信頼を寄せ、その多面性を学ぶ相手である。
SM-33
オニキス・シンダーの元乗組員であるドロイド。宇宙船乗りとしての知識を分け与え、4人の航海を支える。
ウィムの家族
父ウェンドル・キーレンはThe Supervisor向けに働き、母親と郊外住宅で暮らす。ウィムが帰るべき感情の基盤である。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
ジェダイ伝記を読む日常から森の古代遺跡へ踏み込み、仲間とオニキス・シンダーを起動してしまう冒険の始まり。

海賊を装うジョッドと出会い、ジェダイのような振る舞いやライトセーバーを構える姿に目を輝かせる場面。

操舵席でジェダイ伝記の知識をもとにフォースを感じると仲間へ告げ、英雄譚への素朴な信仰を示す場面。

海賊や賞金稼ぎの危険を前に仲間を進ませ、ジョッドへの盲信から離れて三人の異なる視点を統合する判断。

ジョッドの本性を受け止めて4人組を率い、アト・アティンで家族と再会した後もジェダイの夢を持ち続ける結末。

06制作背景

制作背景

同作はジョン・ワッツ(Jon Watts)とクリストファー・フォード(Christopher Ford)が共同クリエイター/製作総指揮を務める実写スター・ウォーズ・スピンオフ・シリーズである。ワッツは『スパイダーマン:ホームカミング』2017年7月公開/『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』2019年7月公開/『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』2021年12月公開のマーベル・スタジオMCUスパイダーマン三部作の監督で、フォードは第1作の脚本陣のひとりである。第1話は両者が脚本・監督を担った。

Disney傘下のルーカスフィルムが製作母体となり、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのデイヴ・フィローニ(Dave Filoni)のもと、新共和国期Disney+作品群の一角として運用された。全8話の1シーズン構成で、第1話・第2話が同時配信され、最終話で完結した。『グーニーズ/The Goonies』1985年6月7日米国公開と『E.T./E.T. the Extra-Terrestrial』1982年6月11日米国公開に連なる、子どもを主人公とする郊外冒険映画の系譜が意識されている。

ウィム役は米国ニューヨーク州出身の米国の子役俳優ラヴィ・カボット=コンイヤーズ(Ravi Cabot-Conyers)である。Disney+アニメ『ワット・イフ…?/What If...?』2021年8月11日配信開始でヤング・ティ・チャラ/Young T'Challaの声を担当し、同作はマーベル・スタジオ製作、A.C. Bradley脚本、Bryan Andrews監督である。ピクサー映画『バズ・ライトイヤー/Lightyear』2022年6月17日米国公開では、アンガス・マクレーン監督のもとモー・モリソン/Mo Morrison役を担当した。マーベル/ピクサー両方の経験を持つ起用は、ウォルト・ディズニー・スタジオ系列を横断するキャスティングの一例である。

ジョッド役のジュード・ロウ(Jude Law/1972年12月29日英国ロンドン出身)は、『リプリー』1999年12月公開、『コールド マウンテン』2003年12月公開、『ホリデイ』2006年12月公開、『シャーロック・ホームズ』2009年12月公開、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生/Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald』2018年11月公開以降のヤング・ダンブルドア役で知られる二度のアカデミー賞ノミネート俳優で、本作が初のスター・ウォーズ実写作品出演である。ニール役のロバート・ティモシー・スミス(Robert Timothy Smith)は本作で実写スター・ウォーズ作品デビューし、ケイビー役はキリアナ・クラッター(Kyriana Kratter)である。ファーン役のライアン・キーラ・アームストロング(Ryan Kiera Armstrong/2010年3月3日カナダ生まれ)は『イット/THE END』2019年のリトル・ヴィクトリア役と、ブラムハウス・プロダクションズ製作のスティーヴン・キング原作映画『ファイアスターター/Firestarter』2022年5月13日米国公開のチャーリー・マッギー役主演を経験し、母親ファラ役はケリー・コンドン(Kerry Condon)、父親ウェンドル役はトゥンデ・アデビンペ(Tunde Adebimpe)が担当した。ウィムの父親役はニールの父親役との二役構造ではない。SM-33の声はニック・フロスト(Nick Frost/1972年3月28日英国エセックス州ホーンチャーチ出身)が担当し、エドガー・ライト監督『ショーン・オブ・ザ・デッド/Shaun of the Dead』2004年4月公開/『ホット・ファズ/Hot Fuzz』2007年2月公開/『ワールズ・エンド/The World's End』2013年7月公開の『ブラッド&アイスクリーム三部作』でサイモン・ペッグ常連の英国の俳優として知られ、本作で初めてスター・ウォーズ実写作品に声出演した。

07評価・考察

評価・考察

ウィムのジェダイへの憧れは、ジェダイ・オーダーが銀河から失われた新共和国時代に、伝説が郊外の子どもへ歴史上の英雄譚として伝わっていることを示す物語装置である。実際のフォース感応者とは確定しないため、力そのものより、理想を信じる態度に重点が置かれる。ジョッドのジェダイらしい振る舞いが決定的な魅力を持つ構図も、この素朴な信仰から生まれる。

アト・アティンの安全で均質な郊外と、海賊や賞金稼ぎが行き交う外の銀河との落差は、ウィムの視点によって具体化される。同作は『マンダロリアン』2019/『ボバ・フェット』2021/『アソーカ』2023/劇場版『マンダロリアン・アンド・グローグー』と同時期に位置し、新共和国の脆さや旧帝国残党との対峙とは異なる郊外側の景色を示す。ジェダイの夢が次世代へ継承される過程も、その対比の中で描かれる。

ウィムの成長は、冒険への衝動を失うことではなく、仲間の価値観を理解して判断へ組み込む過程として描かれる。ニールの家族想い、ファーンの現実主義、ケイビーの技術的視点は、当初の無鉄砲さを補う要素となる。ジョッドの本性を知った後もジェダイの理想を否定しない姿は、憧れの対象と理想そのものを区別できるようになったことを示す。

08トリビア

  • アト・アティン(At Attin)は本作で初めて登場する架空惑星で、安全で隠された郊外と危険な外の銀河との対比を担う。
  • オニキス・シンダーは作中で一号船 The Shipとして親しまれ、ウィムはライトセーバーのおもちゃとジェダイ伝記も大切にする。
  • ウィムはジェダイを強く信じるが、物語中でフォース感応者として確定的に描かれる場面はない。
  • 4人組ではウィムが冒険心、ニールが家族愛、ファーンが現実主義、ケイビーが技術的視点を担う。
  • 新共和国時代(およそ9 ABY)を銀河の戦士ではなく、安全な郊外で育った子どもの視点から描く主人公である。

09よくある質問

ウィムはどの作品に登場しますか?

実写ドラマ『スター・ウォーズ/スケルトン・クルー』に登場する主人公である。全8話を通じ、故郷への帰還を目指す。

ウィムの演者は誰ですか?

米国の子役俳優ラヴィ・カボット=コンイヤーズである。ヤング・ティ・チャラの声やモー・モリソン役も担当した。

ウィムはジェダイですか?

ジェダイに強く憧れているが、フォース感応者として確定的に描かれる場面はない。ジェダイの理想を行動原理としている。

アト・アティンとはどのような惑星ですか?

銀河から座標を隠された安全な郊外住宅型惑星である。外部の銀河情勢は子どもたちに伝わっていない。

4人組のメンバーは誰ですか?

ウィム、ニール、ファーン、ケイビーの4人である。それぞれ異なる価値観と役割で旅を支える。

10出典

  1. StarWars.com 公式テレビページ: Star Wars: Skeleton Crew
  2. StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Wim
  3. IMDb: Star Wars: Skeleton Crew (TV Series 2024- )
  4. IMDb: Ravi Cabot-Conyers
  5. IMDb: Jon Watts
  6. Wookieepedia: Wim
  7. Wookieepedia: Star Wars: Skeleton Crew