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ジョジョ百科事典ANNA MOVIES
Part 5 / スタンド

ブラック・サバス

ぶらっく・さばす

第一世界線main_manga

ネタバレ範囲: Part 5ポルポの入団試験まで

# ブラック・サバスブラック・サバスは、第5部『黄金の風』に登場するポルポの自動操縦型スタンドである。ライターの火を消した人物の影から現れ、口内に収めた矢で入団候補者の資質を試す。影から影へ高速で移動し、スタンドの像を直接つかむ力を持つ一方、太陽光へ触れると崩壊する。

ジョルノの入団試験で無関係の清掃員を殺し、ゴールド・エクスペリエンス広瀬康一エコーズを襲った。

名称

日本語表記はブラック・サバス、英語表記はBlack Sabbathである。海外版ではShadow Sabbathという名称へ変更される場合がある。どちらもポルポが遠隔で発動し、影の中を移動するスタンドを指す。名称の由来となった現実の音楽グループと、作品内の入団試験は別の情報として扱う。

使用者

使用者のポルポは、パッショーネの幹部として刑務所内から入団希望者を審査する。候補者へ火のついたライターを渡し、二十四時間消さずに持ち続けるよう命じる。実際には火が消えた後、再点火する場面を誰かが見た時にブラック・サバスが発動する。ポルポは牢屋から出ず、スタンドが誰を殺したかをその場で観察しない。

入団者の選別を自動化する代わりに、誤って見た一般人も攻撃対象となる。

外見

ブラック・サバスは、大きな帽子と襟を身に着けた人型スタンドである。顔は仮面のように平らで、眼と口の周囲に縦の線が並ぶ。長い腕と大きな手を持ち、相手のスタンドを直接つかんで動きを止める。口の内部にはスタンドを発現させる矢が格納され、攻撃時に舌とともに突き出す。

黒い衣服と影を思わせる輪郭は、暗所へ溶け込む移動能力と一体化している。

ライターの試験

ポルポはジョルノへライターを渡し、炎を一日守れば入団を認めると告げる。火が消えること自体より、消えた炎を再点火した瞬間を別の人物が見ることが発動の引き金になる。ジョルノは水をかけられて火を失うが、ゴールド・エクスペリエンスで燃料を補い再点火する。その場を清掃員に見られ、ブラック・サバスが清掃員の影から現れる。

試験の説明だけではスタンド襲撃を予測できず、候補者は規則を知らないまま矢へ耐えることになる。

影の移動

ブラック・サバスは地面、壁、人物などにできた影へ入り、影同士を移動する。暗い範囲では高速で接近し、建物や障害物を通常の道として迂回しない。対象の影から直接現れるため、背後や足元を安全地帯にできない。日陰が連続する場所では長い距離を追跡できるが、影のない強い光の下へ出ることはできない。

影の端が動けば移動経路も変わり、周囲の照明と時刻が戦場の地形になる。

矢による攻撃

ブラック・サバスは口から矢を出し、捕らえた人物の魂とスタンドを貫く。矢へ適性がある者はスタンド能力を発現し、耐えられない者は死亡する。清掃員は入団希望者ではないが、再点火を見たことで襲われ、矢を受けて命を落とす。ポルポの試験は候補者の意思や倫理を問う面接ではなく、矢への生存適性を無差別に測る仕組みである。

すでにスタンド使いであるジョルノも攻撃対象となり、矢が再び刺されれば何が起きるかは試験側が考慮しない。

スタンドをつかむ力

ブラック・サバスは人間の身体だけでなく、相手のスタンド像を手でつかめる。ゴールド・エクスペリエンスをジョルノの影から引き出し、矢へ向けて固定する。エコーズACT3の重量攻撃を受けても腕の力を保ち、単純な拘束力の高さを見せる。自動操縦型は力が弱いという一般則はなく、設定された任務へ必要な捕縛能力が与えられている。

ただし戦術を変えて矢を捨てたり、太陽光を避けて長期戦へ切り替えたりする判断は乏しい。

清掃員の死

清掃員は落としたライターの再点火を目撃しただけで、パッショーネへの入団意思を持たない。ブラック・サバスは事情を区別せず、最初に条件を満たした彼を矢で貫く。ジョルノは無関係の人間が試験で殺されたことへ怒り、ポルポの組織運営へ強い不信を抱く。この死はジョルノがブラック・サバスを倒す理由だけでなく、後にポルポ本人へ報復する理由にもなる。

康一との共闘

広瀬康一はジョルノを追って現場へ来ており、ブラック・サバスの攻撃へ巻き込まれる。エコーズACT3の3 FREEZEで重量を加え、スタンドの移動を一時的に止める。ブラック・サバスの力は強く、拘束を受けてもゴールド・エクスペリエンスを離さない。ジョルノと康一は互いを完全に信頼していない段階だが、共通の敵と矢の危険を前に能力を組み合わせる。

この戦闘を通じて康一はジョルノの行動と覚悟を観察し、承太郎へ伝える評価を変える。

太陽光という弱点

ブラック・サバスは日光へ直接さらされると身体が崩れる。影の中にいる間は高い力を持つが、光へ出た部分から損傷して移動も止まる。ジョルノは周囲の物体へ生命を与え、影の形と位置を変えてスタンドを日なたへ追い出す。相手を殴り倒すだけではなく、移動に必要な影を消すことが本体を傷付けない自動操縦型への攻略になる。

光への弱さは矢の性質ではなく、ブラック・サバス本体の移動条件に属する。

ポルポへの影響

ブラック・サバスが倒されても、遠くの刑務所にいるポルポへ同じ傷が返る描写はない。ポルポは試験が終わったと判断し、ジョルノの入団を認める。ジョルノは清掃員の死と矢の危険を忘れず、バナナを拳銃へ変える仕掛けでポルポを死へ導く。ポルポの死に伴い、ブラック・サバスも以後活動しない。

強み

本体が遠く安全な場所にいても、発動条件を満たした地域で自動的に動く。影を経由して障害物を越え、対象の足元から奇襲できる。相手のスタンドを直接拘束する力が高く、矢を当てる目的へ特化している。入団試験とスタンド使いの増員を同じ攻撃で実行できる。

弱点

太陽光に極端に弱く、影が途切れた場所を自由に移動できない。自動操縦の規則へ従うため、一般人を誤って殺しても攻撃を中止しない。本体へ状況を即時報告する機能は示されず、ジョルノと康一の連携へ戦術的に対応できない。影を操作できる能力や環境利用によって、力で上回らなくても移動経路を奪える。

物語上の役割

ブラック・サバスは、スタンドを生み出す矢がパッショーネの入団制度へ組み込まれている事実を示す。組織が能力者を増やす一方、一般人の犠牲を考慮しない性質も明らかにする。ジョルノと康一が初めて共闘し、互いの人物評価を変えるきっかけとなるスタンドである。

自動操縦の規則

ブラック・サバスは、火の再点火を見た人物を標的として追う。ポルポが遠隔から対象の顔を確認し、攻撃開始を一回ずつ命じる必要はない。発動後は矢を刺す任務を優先し、標的が入団希望者か偶然の目撃者かを判断しない。ジョルノが火を再点火した本人でも、先に見た清掃員が攻撃されるため、候補者だけを正確に選ぶ仕組みではない。

設定された条件の単純さが遠距離運用を可能にし、同時に無関係な犠牲を生む。

影と光の操作

影は固定された穴ではなく、太陽、建物、人物の位置によって常に形を変える。ジョルノは生命を作って周囲を動かし、ブラック・サバスが使える影の連続を切る。康一の3 FREEZEで動きを遅らせる間に光へ追い込むことで、力の強い腕と矢を直接破壊せずに済む。影の内部では高速でも、出口となる暗所がなければ能力の移動先を失う。

環境操作と時間稼ぎがそろって初めて、日光という既知の弱点を実際の攻撃へ変えられる。

矢の管理

ブラック・サバスの口内にある矢は、ポルポが刑務所から持ち運ぶ通常の武器ではない。スタンドとともに遠隔地へ現れ、選別対象の魂へ届く。ジョルノたちが戦闘後に矢を回収する描写はなく、ブラック・サバスの消滅とともにその場から失われる。後に登場する別の矢と同じ起源を持つ可能性があっても、個体の同一性は作中で確定しない。

射程の考え方

ポルポは刑務所から出ず、別の場所でブラック・サバスを活動させる。距離が開いても近距離型のように力が弱まらず、試験場で高い拘束力を保つ。ただし自由に街全体を巡回するのではなく、ライターと目撃条件が発動地点を定める。長射程はどこでも無条件に攻撃できる意味ではなく、条件を満たした場所へ自動任務を送る性質である。

入団試験の問題

試験を突破する条件は、倫理、忠誠、判断力を直接測るものではない。候補者が矢に耐えてスタンド能力を得るか、すでに能力者として生き残るかが結果となる。一般人を巻き込む設計は、組織が地域社会の安全より能力者の獲得を優先している証拠になる。ジョルノは合格して組織内部へ進む一方、同じ制度を運用したポルポを許さない。

康一は試験の当事者ではないにもかかわらず、ライターの再点火を目撃したため襲撃対象へ組み込まれる。候補者本人の意思や事情を問わず、発動条件だけで矢を向ける自動性が、試験制度の危険を最も明確に表す場面である。ポルポが遠隔地の被害を逐一確認していないことも、ブラック・サバスが選別と処刑を一つの手順として代行している性質を裏付ける。

関連項目

- [ポルポ](/jojo/character-5-polpo/)は、刑務所からブラック・サバスを使って入団者を選別した本体である。- [ジョルノ・ジョバァーナ](/jojo/character-5-giorno-giovanna/)は、太陽光へ誘導してスタンドを倒した入団希望者である。- [ゴールド・エクスペリエンス](/jojo/stand-5-gold-experience/)は、影の地形を変えて攻略へつなげた。- [パッショーネ](/jojo/organization-5-passione/)は、矢を用いる試験でスタンド使いを選別する組織である。

出典

- [JOJO PORTAL SITE「ABOUT」](https://jojo-portal.com/about/)- [JoJo's Bizarre Encyclopedia「Black Sabbath」](https://jojowiki.com/Black_Sabbath)- [JoJo's Bizarre Encyclopedia「Chapter 452」](https://jojowiki.com/Chapter_452)