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ONE PIECE百科事典ANNA MOVIES

能力・戦闘

黒足の技(アニメ・映画・ゲームオリジナル)

「黒足の技(アニメ・映画・ゲームオリジナル)」は、ヴィンスモーク・サンジの戦闘術「黒足の技」のうち、原作漫画では命名・使用されず、TVアニメ、劇場版、TVスペシャル、ゲームで追加された技を整理する一覧である。

「黒足の技(アニメ・映画・ゲームオリジナル)」は、ヴィンスモーク・サンジの戦闘術「黒足の技」のうち、原作漫画では命名・使用されず、TVアニメ、劇場版、TVスペシャル、ゲームで追加された技を整理する一覧である。

「アニメオリジナル」という一語だけでは範囲が不正確になる。原作回を映像化したTVアニメで新たに命名された技、完全なアニメオリジナル編の技、映画だけの技、ゲーム操作用の技では正史上の位置づけが異なる。本ページでは、初出媒体と対象を技ごとに示し、原作の黒足の技へ無条件に統合しない。

収録技一覧

| 技名 | 初出媒体 | 使用対象・状況 | 区分 | |---|---|---|---| | テッカシュート | 短編「めざせ!海賊野球王」 | 野球の打球 | 短編オリジナル | | コリエ・トーレット | TVアニメ第331話 | アッチーノファミリーのサルコー | アニメオリジナル編 | | 空軍ロボシュート | TVアニメ第368話 | オーズ | 原作編アニメ追加 | | ゴムゴムの回転斧 | 劇場版第7作 | ラチェットの城 | 映画オリジナル連携技 | | セクシーファイヤー/恋のメテオストライク | 『ONE PIECE FILM Z』 | ビンズ | 映画オリジナル | | リーメンバー・マイ・ドリームス | TVスペシャル『ハートオブゴールド』 | サイコ・P | スペシャルオリジナル | | ヘル・メモリーズ ゴムショット | ゲーム『アンリミテッドワールド R』 | ルフィを射出 | ゲームオリジナル連携技 | | グラウンドウォーク | ゲーム『アンリミテッドワールド R』 | 地上の高速接近 | ゲームオリジナル移動技 | | 流星おそばキック | TVアニメ第925話 | ページワン | 原作戦闘のアニメ追加 | | ヴネゾンシュート | 『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』 | スカーレット | 映画オリジナル悪魔風脚 | | アムルショット | TVアニメ第639話 | ドンキホーテ海賊団の部下 | 原作編アニメ追加 |

表記は実際の画面テロップ、台詞、字幕、ゲーム技表を最優先する。第三者資料でフランス語綴りや長音が揺れている技は、公開前に日本語版映像の表記を確認する。

テッカシュート

「テッカシュート」は、短編「めざせ!海賊野球王」で使われた野球技である。サンジは飛んできた球を脚で受け、逆立ちに近い姿勢で回転しながら蹴り返す。宴会技のように見えるが、手を傷つけず脚だけで競技へ参加する点は、料理人の手を戦闘へ使わない黒足の原則と一致する。

この短編は野球を題材にした独立したコメディであり、本編の戦闘結果へつながらない。球を敵へ当てる技として説明せず、打撃と送球のどちらに相当するかも映像のルールに従って記載する。

コリエ・トーレット

「コリエ・トーレット」は、TVアニメ第331話の氷上で使用された。滑る足場で踏ん張るため、サンジがウソップの背を土台にして立ち、砲塔のような姿勢から敵の首へ蹴りを放つ。対象はアッチーノファミリーのサルコーである。

原作技「コリエ」が首を狙うのに対し、トーレットは不安定な地形を仲間との姿勢で補う派生である。ウソップの身体を使うため協力技に近いが、攻撃の主体と技名はサンジ側にある。

空軍ロボシュート

「空軍ロボシュート」は、TVアニメ第368話でオーズを攻撃する際に使われた。フランキー、ウソップ、チョッパーが「パイレーツドッキング3」の形を取り、サンジが脚力でまとめて射出する。

黒足の技には、仲間を蹴り出して遠距離へ送る「空軍」系の連携がある。この技は、フランキーの合体発想とサンジの射出を合わせたアニメ独自の命名である。原作のオーズ戦に似た集団攻撃があっても、画面でこの名称が示されたかを区別する。

ゴムゴムの回転斧

劇場版第7作『カラクリ城のメカ巨兵』の「ゴムゴムの回転斧」は、ルフィ、ゾロ、サンジ、ウソップが段階的に力を渡す連携技である。

ウソップが砲弾を撃ち、サンジが空軍系の蹴りで軌道をつなぎ、ゾロが斬撃で加速させ、ルフィが回転力を身体へ蓄えて巨大な斧のように落下する。名称はルフィの技に属するが、サンジの蹴りが力の中継を担うため黒足の映像オリジナル連携として扱われる。

一人の技として威力をサンジへ帰属させず、四人のどの動作が成立条件かを映像の順序で説明する必要がある。

セクシーファイヤーと恋のメテオストライク

『ONE PIECE FILM Z』では、サンジがナミの魅力を思い出して全身を炎で包む状態が「セクシーファイヤー」と呼ばれる。原作の「地獄の思い出(ヘル・メモリーズ)」が苦しい記憶を怒りへ変えるのに対し、こちらは女性への強烈な情熱を着火の契機にする。

その状態から空中を高速で進み、隕石のように相手へ蹴り落とす技が「恋のメテオストライク」である。ビンズとの戦いの決着に用いられる。全身発火の見た目がヘル・メモリーズに似ていても、技名、記憶の内容、初出、対象が異なるため同じ技の別名にはしない。

劇場版の戦闘は映画の連続性に属する。映画で使用できたことだけを根拠に、原作サンジが常時セクシーファイヤーを使えると断定しない。

リーメンバー・マイ・ドリームス

TVスペシャル『ハートオブゴールド』で、サンジはサイコ・Pとの戦いに「リーメンバー・マイ・ドリームス」を使う。身体を炎で包み、空中歩行で加速して相手へ蹴り込む。夢を嘲る敵に対し、自分の夢と情熱を攻撃名へ結びつけた技である。

炎をまとって突進するためヘル・メモリーズや恋のメテオストライクと似るが、使用媒体と感情の文脈が異なる。技の同一性は外見だけで決めず、作中で呼ばれた名称を基準に分ける。

ゲーム版の二技

『ONE PIECE アンリミテッドワールド R』には、「ヘル・メモリーズ ゴムショット」と「グラウンドウォーク」が登場する。

ヘル・メモリーズ ゴムショットは、サンジがヘル・メモリーズを発動してモンキー・D・ルフィを蹴り出し、伸びる身体へ炎と推進力を与える連携技である。ルフィを攻撃するのではなく、味方を弾体として敵へ届ける。ゲーム内の操作条件、対象範囲、ダメージは機種・版・育成状態で変わりうるため、物語上の描写と数値データを分ける。

グラウンドウォークは、地面を強く蹴って敵へ高速接近し、追撃につなげる移動技である。空中歩行が空気を蹴るのに対し、地上で直線的な加速を得る。ゲーム用の移動アクションであり、原作の固有技名として扱わない。

流星おそばキック

「流星おそばキック」は、TVアニメ第925話で、おそばマスク姿のサンジがページワンへ使った技である。レイドスーツで飛行し、踵の加速装置を利用して上空から急降下し、強烈な蹴りを落とす。

原作にもサンジとページワンの交戦はあるが、この名称と一連の落下攻撃はアニメで拡張された。技が地面へ大きな衝撃を与えても、ページワンをその場で完全に倒したとは限らない。戦果はアニメ第925話の直後まで確認して評価する。

ヴネゾンシュート

『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の「ヴネゾンシュート」は、悪魔風脚を使った映画オリジナル技である。サンジは空中で横回転しながらスカーレットの胸部・腹部へ連続で蹴り、最後に頭上から踵を落として仕留める。

「ヴネゾン」は野獣肉を指す料理用語で、肉の部位や料理名を技名にする黒足の命名規則を引き継ぐ。炎を使うため悪魔風脚の技一覧にも関係するが、初出は映画であり、原作漫画の使用技として数えない。

アムルショット

「アムルショット」は、TVアニメ第639話で追加された悪魔風脚の技である。ヴァイオレットを泣かせたと思い込んだサンジが、ドンキホーテ海賊団の部下へ腹部を狙った直線的な蹴りを放ち、吹き飛ばす。

この回は原作第710話を基にするが、倉庫内の部下との攻防と技名はアニメで補われた。「アムル」は愛を連想させ、女性を守るというサンジの動機と結びつく。原作編の途中に挿入されたからといって、原作漫画にも同名技が描かれたことにはならない。

原作技との区別

映像オリジナル技には、原作技の動きを別名で拡張したもの、既存技を組み合わせたもの、媒体固有のまったく新しいものがある。名称の比較では次の順で確認する。

1. 日本語版の本編で技名が発声・表示されたか。 2. TVアニメ、映画、スペシャル、ゲームのどれが初出か。 3. 原作漫画の対応場面に同名・同動作があるか。 4. 悪魔風脚、空中歩行、レイドスーツなど、前提となる状態・装備は何か。 5. 単独技か、仲間を射出する連携技か。

たとえばアムルショットと流星おそばキックは原作編を映像化した回に登場するが、原作技ではない。セクシーファイヤーは原作のヘル・メモリーズと似るが、映画固有の名称である。ゲーム技は操作可能だからといって、本編でいつでも使用できる能力の証拠にはならない。

黒足の技を広げる媒体

サンジの戦闘術は、ゼフから受け継いだ足技、料理人の手を守る規律、フランス料理の語彙、女性や仲間への感情を組み合わせる。映像・ゲームのオリジナル技は、この四要素を崩さず、新しい地形、敵、競技、連携へ適応させたものが多い。

氷上ではウソップを足場にし、野球では脚をバットにし、映画では情熱を炎へ変え、ゲームではルフィを射出する。同じ蹴りでも、媒体が求める見せ場に合わせて機能が変わる。原作正史から分けて記録することは、価値を下げるためではなく、どの制作物がどの技を生み出したかを正確に残すためである。

関連項目