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ONE PIECE百科事典ANNA MOVIES

人物

ヘルメッポ

ヘルメッポは、海軍本部少佐であり、機密特殊部隊「SWORD」の隊員である。初登場時は海軍大佐モーガンの権力を利用して町の住民を脅す息子だった。父の失脚後にコビーと海軍へ入り、ガープの特訓を受けて将校へ成長する。

ヘルメッポは、海軍本部少佐であり、機密特殊部隊「SWORD」の隊員である。 初登場時は海軍大佐モーガンの権力を利用して町の住民を脅す息子だった。 父の失脚後にコビーと海軍へ入り、ガープの特訓を受けて将校へ成長する。

コビーが最初から海兵を目指していたのに対し、ヘルメッポには明確な夢がなかった。 保護者の地位を失い、雑用として働き、自分の弱さを認めるところから航路が始まる。 親の権威に依存した人物が、自分の意思で仲間を救う海兵へ変わる過程が役割である。

基本情報

  • 所属:海軍本部、機密特殊部隊「SWORD」
  • 階級:少佐
  • 誕生日:7月16日
  • 武器:ククリ刀
  • クロスギルド懸賞金:約1億ベリー
  • 声優:永野広一

ONE PIECE.comは、モーガン大佐の息子で、親の七光りに頼っていたが、コビーと海軍将校を目指し、海軍本部少佐となった人物として紹介している。 現在はSWORD隊員としても掲載されている。

シェルズタウンの支配者の息子

ヘルメッポは、海軍第153支部を支配するモーガンの権威を自分の力のように扱っていた。 町で飼っていた狼をロロノア・ゾロに斬られると、住民を守った行為を評価せず、ゾロを磔にする。 一か月食事を取らず耐えれば解放すると約束するが、守るつもりはなかった。

幼いリカがゾロへ差し入れたおにぎりを踏みつけ、町の人間へ逆らえば父に処刑させると脅す。 自分ではゾロに勝てないため、海軍の武力と父の階級を私物化していた。

ルフィは約束が嘘だと知り、ヘルメッポを殴る。 さらにモーガンが倒されると、ヘルメッポを守っていた地位も一日で消える。 住民から恐れられていたのは本人の力ではなく、父への恐怖だったことが明らかになる。

海軍の雑用へ

モーガン失脚後、ヘルメッポはコビーとともに海軍支部の雑用になる。 以前なら他人へ命じていた清掃や洗濯を、自分の仕事として行う。 コビーは海軍将校の夢を持つが、ヘルメッポは父を失った先で何を目指すかを決められない。

二人の関係も最初から友情だったわけではない。 ヘルメッポはルフィとコビーを恨み、弱音を吐き、訓練から逃げようとする。 それでも同じ雑用を続ける中で、コビーの努力を隣で見る。

コビーは身体能力が低くても夢へ進もうとする。 ヘルメッポにとって、その姿は父の地位がなくても自分を変えられることを示す実例になる。

モーガン護送事件

ガープがモーガンの身柄を引き取りに来ると、モーガンは逃走し、ヘルメッポを人質に取る。 父は息子を守るのではなく、逃げるための盾として使った。 ヘルメッポは、それでも父を見捨てられず、追跡するコビーを止めようとする。

最終的にモーガンは一人で海へ逃げる。 ヘルメッポは父の支配から物理的にも切り離され、海軍へ残る。 父の権力を取り戻す道ではなく、自分が将校になる道をコビーと選ぶ。

この事件を見たガープは、二人を海軍本部へ連れていく。 人質となった失敗は、ヘルメッポが海兵として鍛え直される入口になった。

ガープの特訓

ガープはコビーとヘルメッポへ、通常の雑用に加えて厳しい訓練を課す。 二人は夜も自主練習を続け、拳、走力、剣術を鍛える。 ヘルメッポはククリ刀を二本使う戦闘法を身に付けた。

ガープの訓練は、父の命令で他人を動かしていた頃と逆である。 階級を上げる前に自分の身体を動かし、失敗の責任を自分で負う。 コビーの成長が目立つ一方、ヘルメッポも同じ時間を積み重ね、海軍本部の将校へ進んだ。

ウォーターセブンでの再会

ウォーターセブンでガープがルフィを訪ねた際、コビーとヘルメッポも同行する。 外見は初登場時から大きく変わり、ヘルメッポは長身になってサングラスを掛け、ククリ刀を携えていた。

コビーがルフィへ挑む横で、ヘルメッポはゾロと対峙する。 シェルズタウンでは父の部下にゾロを拘束させるだけだったが、ここでは自分の武器を持って剣士の前へ出た。 勝負にはならず簡単に退けられるものの、自分で戦うという違いがある。

ヘルメッポは、ゾロがかつて自分へ屈辱を与えた相手であることを忘れていない。 ただし私怨で処刑しようとはせず、海兵と海賊として向き合う。

マリンフォード頂上戦争

ヘルメッポはコビーとともに頂上戦争へ参加する。 白ひげ海賊団の圧倒的な戦力を前にし、二人は恐怖から戦場を離れようとした。 逃走中に海賊へ襲われ、結局戦いへ戻される。

コビーが見聞色の覇気へ覚醒し、人々の声が消える苦痛に倒れた際、ヘルメッポは友人を支える。 コビーがサカズキの前へ立った瞬間、ヘルメッポ自身は同じ行動を取れなかった。 それでも、コビーの恐怖と決断を最も近くで見た人物である。

戦争後、コビーは英雄的な発言だけで完成した海兵になったわけではない。 ヘルメッポとともに修練へ戻り、二人で階級を上げていく。

二年後の少佐

二年後、ヘルメッポは海軍本部少佐となる。 コビーが大佐であるため階級には差がついたが、同じ部隊で任務を続ける。 コビーを競争相手として妬むのではなく、友人の能力と判断を信頼している。

世界会議の時期には、王族の護衛や海軍の動向に関わる。 王下七武海制度撤廃後、コビーがアマゾン・リリーで黒ひげ海賊団に捕らえられると、救出を強く求める。 上層部が四皇の本拠地へ容易に兵を出せない事情を前にしても、諦めない。

SWORD隊員としての立場

ヘルメッポはSWORDへ所属している。 隊員は辞表を提出済みの状態で高い裁量を持ち、四皇へも上層部の許可なく攻撃できる。 一方、海軍は作戦が失敗した場合に隊員を切り捨てられる。

この制度は、ヘルメッポの成長と相性がよい。 初期の彼は父の権限へ依存し、自分では責任を負わなかった。 SWORDでは、通常より自由に動ける代わりに、その結果を自分で引き受ける。

ハチノス救出作戦

コビーが海賊島ハチノスへ連行されると、ヘルメッポはひばり、プリンス・グルスらと救出へ向かう。 ガープが作戦を率い、軍艦を島へ突入させる。 ヘルメッポは上陸後、捕らえられていた人々の退路を確保し、コビーと合流する。

アバロ・ピサロが島と一体化して巨大な腕を作ると、軍艦ごと避難者を潰そうとする。 ガープは若い海兵へ役割を割り振り、コビーに腕の破壊、グルスに残骸の受け止め、ヘルメッポに仲間の援護を任せる。

ヘルメッポは斬撃で敵を止め、自分の持ち場を守る。 実直拳骨のような大技を放つ役ではないが、救出は一撃だけでは成立しない。 退路、軍艦、避難者、攻撃役をそれぞれ守る連携の一部を担った。

ククリ刀と戦闘能力

ヘルメッポは湾曲したククリ刀を二本使う。 両手の斬撃と体術を組み合わせ、複数の敵へ対応する。 初期は自分で武器を扱わず拳銃で脅すだけだったため、近距離で戦う現在の武装は成長を象徴する。

覇気の使用は原作内で明確に体系化されていない。 SWORD隊員として新世界の戦場へ参加できる実力はあるが、コビーと同じ規模の武装色や見聞色を使えると断定はできない。 確認できる範囲では、ガープの訓練で鍛えた身体、剃に近い高速移動、二刀の技術が中心である。

コビーとの友情

コビーとヘルメッポは、出会った時点では正反対だった。 コビーは弱くても夢を持ち、ヘルメッポは権力があっても自分の目標を持たない。 海軍の雑用、ガープの訓練、頂上戦争、SWORDの任務を二人で経験する。

ヘルメッポはコビーの活躍を自分の手柄にしない。 コビーが英雄と呼ばれ、階級が上がっても、隣で支える役割を続ける。 同時に、友人が捕らえられれば自分から四皇の島へ向かう。

依存先が父からコビーへ移っただけ、と見ると変化を見失う。 ヘルメッポはコビーの命令でハチノスへ行ったのではない。 危険を理解したうえで、自分の意思で救出を求め、戦場へ入った。

モーガンとの対比

父モーガンは階級と武力で部下や住民を従わせ、自分の像を建てさせた。 失脚すると息子を人質にし、一人で逃げる。 組織の地位を自分の偉大さへ置き換え、他人を守る責任を果たさなかった。

現在のヘルメッポは、切り捨てられる可能性を持つSWORDで仲間の救出へ向かう。 父と同じ海軍組織に所属しながら、階級を他人へ威張る道具には使わない。 少佐という肩書より、コビーや避難者とともに生還する行動が人物の変化を示す。

今後の役割

ハチノスではガープが島に残り、コビーたちを逃がした。 コビーの成長が作戦の突破口となった一方、ヘルメッポも次世代の海軍として救われた一人である。 師が残した時間を、次の任務でどう返すかが問われる。

初登場時のヘルメッポなら、強い父や部下が自分を助けることを当然と考えただろう。 現在は、強い師が自分たちを逃がすため残った事実を理解している。 守られた側から守る側へ移ることが、海軍将校としての次の段階になる。

関連項目