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ONE PIECE百科事典ANNA MOVIES

公式書籍

ONE PIECE BLUE DEEP CHARACTERS WORLD

『ONE PIECE BLUE DEEP CHARACTERS WORLD』は、連載15周年に合わせて2012年3月2日に集英社から発売された公式キャラクターブックである。

『ONE PIECE BLUE DEEP CHARACTERS WORLD』は、連載15周年に合わせて2012年3月2日に集英社から発売された公式キャラクターブックである。原作第65巻までに登場した人物を五十音順に整理する「キャラクター大名鑑 DEEP」を中心に、悪魔の実・覇気・船・科学、尾田栄一郎への質問と対談、原作第0話「STRONG WORLD」を一冊へ収める。

『ONE PIECE BLUE GRAND DATA FILE』以来約10年ぶりの大規模な人物名鑑として企画され、321人を扱うことが発売時に案内された。背景に短く登場した人物の名前、所属、初登場、誕生日などを探すための資料である一方、刊行後の原作・SBS・VIVRE CARDで更新または訂正された情報もある。現在の百科事典で参照する際は、2012年3月時点の公式資料という版を明示する必要がある。

書誌情報

  • 正式題:ONE PIECE BLUE DEEP CHARACTERS WORLD
  • 著者:尾田栄一郎
  • 出版社:集英社
  • レーベル:ジャンプコミックス
  • 発売日:2012年3月2日
  • 判型:新書判
  • 書誌上のページ数:298ページ
  • ISBN:978-4-08-870445-6
  • 位置づけ:公式データブック第5弾
  • 主な対象範囲:原作第1巻〜第65巻
  • 前の公式データブック:ONE PIECE GREEN SECRET PIECES

集英社の商品紹介には「充実の302ページ」という宣伝表現もある一方、同じ書誌欄は298ページとする。ページ数をデータベースへ格納する場合は、奥付・現物のノンブルと集英社書誌の298ページを基準にし、宣伝文の数字を別版の存在と推測しない。

本書の構成

本書は人物項目だけを連続して並べた辞書ではない。巻頭のカラー資料、人物名鑑、戦闘・技術資料、作者の回答、歴史資料と漫画を順に読む構成である。集英社が掲げる主要区分は次の四部である。

1. キャラクター大名鑑 DEEP 2. 新世界〝武〟録 FORCE 3. 尾田栄一郎 GRAND ANSWER 4. 大海賊戦史 ROMANCE DAWN

巻頭には麦わらの一味を扱う両面ポスターと、「ONE PIECE Colors」と題したカラー企画がある。紙版でポスターを確認する場合、本文ページと付録の面を混同せず、表裏の絵柄、綴じ込み位置、デジタル版での表示方法を版ごとに記録する。

キャラクター大名鑑 DEEP

大名鑑は、麦わらの一味や主要な敵だけでなく、過去の回想、群衆、組織の末端など、多数の人物を五十音順に引けるようにする。項目には名前、初登場に関する情報、所属・立場、誕生日、人物紹介などが置かれる。全項目に同じ量の情報があるわけではなく、原作で分かる範囲に応じて密度が異なる。

本書の価値の一つは、原作本文で呼ばれなかった人物にも公式の名前を提示したことである。一度しか現れない町の住人、過去の海賊、海軍関係者などを、外見だけでなく名前から追跡できるようになった。背景人物の記事を作る場合、BLUE DEEPで初めて名前が示されたのか、原作・SBSですでに呼ばれていたのかを分ける必要がある。

321人という案内は、本書が紹介するキャラクターの規模を示す。二つの名義を持つ同一人物、変装、称号、動物、集団をどう数えたかは、現物の索引に従うべきである。百科事典側で321ページを機械的に生成するのではなく、同一人物の別名は一つの記事へ統合し、本書の見出しと対応させる。

大名鑑の途中には世界地理に関する小項目も挟まる。人物が活動した島・国・施設を理解するための補助であり、地理だけを網羅した独立資料ではない。第65巻までの情報を基準とするため、その後に明らかになった地名・歴史・所属変更は収録されない。

逆引き索引

人物は、読者が覚えている呼び名と正式なフルネームの先頭が一致しない場合がある。称号、姓、通称から探そうとすると五十音順の本体で見つけにくい。そのため、巻末には代表的な呼び名から正式項目へ導く逆引きの仕組みが置かれる。

百科事典の設計へ応用する場合、逆引き語を独立した重複記事にしない。検索別名やリダイレクトとして本記事へ集約する。例えば異名、役職、短縮名を入口にし、本文・出典・更新履歴は同一人物の記事で管理する方式が、本書の索引機能に近い。

ただし、本書の表記が常に最終版とは限らない。後のSBSでフルネームが調整された人物や、別の資料で誤記と判明した項目がある。検索語として旧表記を残しても、現在の正規見出しは最新の一次資料に合わせる。

新世界〝武〟録 FORCE

「FORCE」は、戦闘と冒険を支える設定を、悪魔の実覇気、船、科学の四つに分けて整理する。人物名鑑では個々の能力者へ分散する情報を、仕組みの側から横断できる区分である。

悪魔の実では、刊行時点で判明していた名称、能力者、系統、効果を確認する。覇気は、二年後の物語が始まり、武装色・見聞色・覇王色の説明が整理され始めた時期の情報を反映する。2012年以降に登場した応用技、覚醒の一般則、特殊な覇気表現を遡って含めない。

船の項目は海賊船・海軍船・特殊な乗り物を、科学の項目は作中の兵器・改造・技術を扱う。人物の戦闘力だけで世界を説明せず、航海手段や技術体系を同じ「武録」に置く点が特徴である。後に名称や開発者が判明した技術は、最新記事で追記し、本書の記載時点も残す。

尾田栄一郎 GRAND ANSWER

「GRAND ANSWER」には、尾田栄一郎への一問一答と対談資料が収録される。プロフィール、仕事の進め方、趣味、作品についての質問へ作者が答える「教えて!尾田先生!! DEEP」と、鈴木敏夫との対話を採録した企画が中心である。

作者の発言は制作背景を理解する一次性の高い資料だが、質問への回答と、漫画本編で確定した設定は同じ形式ではない。冗談、当時の予定、制作上の感覚、後に変更された構想を、作中世界の不変の事実として扱わない。引用する際は質問、回答、ページ、発言の文脈を記録する。

また、本書に採録された対談が、別媒体で放送された内容の全文か、編集されたダイジェストかを区別する必要がある。BLUE DEEPの記事では本書に載った版を出典とし、元の音声番組にしかない発言を混ぜない。

大海賊戦史 ROMANCE DAWN

「ROMANCE DAWN」は、世界の大きな事件を振り返る区分であり、原作第0話「STRONG WORLD」を再録する。第0話は、劇場版『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』公開時の入場者特典「ONE PIECE 巻零」や週刊少年ジャンプで発表された尾田栄一郎の漫画で、本書がコミックス形態へ初めて収録したと案内されている。

第0話は、ゴール・D・ロジャーの時代、金獅子のシキとロジャー海賊団、海軍、後に本編へ関わる人物たちの過去を描く。映画の導入資料として作られたが、漫画の第0話に描かれた出来事と、劇場版STRONG WORLDの全事件を同じ正史範囲として一括しない。漫画側の情報は原作資料として、映画本編のナミ誘拐や決戦は劇場版の物語として分ける。

「大海賊戦史」という区分には、物語の各時代を整理する年表的な役割もある。しかし、本書刊行後に空白の100年、ロックス、ゴッドバレーなど過去情報が大幅に増えたため、現在の全歴史を完結させる資料ではない。

収録範囲と刊行時点

本書の人物・能力情報は、原作第65巻までを中心にする。魚人島編の途中までが視野に入り、新世界へ進んだ麦わらの一味の姿を扱う一方、パンクハザード以降の人物や設定は対象外である。収録されていないことを、人物が存在しない証拠として使わない。

刊行時点を固定すると、後の変化を追いやすい。所属が変わった人物、死亡が確認された人物、悪魔の実の真名が判明した能力、誕生日がSBSで改訂された例は、「BLUE DEEPではこう記載」「後の第何巻・資料で更新」と時系列で管理する。

公式データブックは原作を補助するが、漫画の最新巻より常に優先される正典一覧ではない。同じ事実に差がある場合は、より新しい原作本文、SBS、公式訂正、VIVRE CARDの更新カードを突き合わせる。

既知の表記差・訂正への向き合い方

BLUE DEEPには、後の資料と一致しない誕生日、海賊旗、身長比較、人物名などが報告されている。たとえばX・ドレークの誕生日は、本書とSBSで異なる日付が示された経緯がある。どちらかを無言で削除すると、読者は版による違いを追えない。

百科事典では、最新の確定情報を本文の基本欄へ置き、旧版の記載を「刊行時の表記」として出典付きで注記する。明白な誤植、後の設定変更、別媒体固有の扱いを同じ「間違い」にまとめない。作者による後の説明がある場合は、その説明を優先しながら履歴を残す。

映画との関係も同様である。シキの人物相関に麦わらの一味との敵対が載るなど、劇場版を踏まえた記載がある。これを根拠に映画の全出来事を原作正史へ移すのではなく、本書が映画関連情報を含む公式ガイドであることを明示する。

資料としての使い方

人物の初出名、誕生日、所属、背景人物名を調べるときは、まず索引で該当項目を探し、ページを記録する。次に、その人物が登場する原作巻を開き、外見と役割を確認する。最後に、2012年以降のSBS・VIVRE CARD・原作最新話で更新がないか照合する。

能力・船・科学を引用するときも、FORCEの分類だけで断定を完了しない。能力者の変更、名称判明、船の破損・改修、技術の開発者など、物語上の時間経過を反映する。本書は「当時までの公式整理」として強いが、「刊行後を含む最終結論」ではない。

原作第0話を読む目的なら、本書は単行本形式でアクセスできる重要な再録先である。ただし、巻零や週刊少年ジャンプ掲載版との修正差、紙・デジタル版の収録状態を確認し、画像や台詞の出典を本書のページとして特定する。

関連項目

  • 公式書籍・小説一覧
  • ONE PIECE公式データブック
  • ONE PIECE GREEN SECRET PIECES
  • VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜
  • 原作第0話「STRONG WORLD」
  • ONE PIECE FILM STRONG WORLD
  • 悪魔の実
  • 覇気
  • ロジャー海賊団