人物メモ
- 役割
- 反乱軍の情報員
- 時代
- 帝国の支配
- 初登場
- ローグ・ワン
関連人物
キャシアン・アンドーを追う順番
キャシアン・アンドーの関連用語
関係する時代
キャシアン・アンドーの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 演者(実写)
- メキシコ出身の俳優・映画監督ディエゴ・ルナ(Diego Luna/本名ディエゴ・ルナ・アレクサンダー Diego Luna Alexander/1979年12月29日メキシコ・メキシコシティ生まれ)。アルフォンソ・キュアロン(Alfonso Cuarón)監督『天国の口、終りの楽園。(Y Tu Mamá También)』2001年メキシコ公開のテノチ・イトゥルビデ役、デヴィッド・マッケンジー(David Mackenzie)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』追加撮影に至る本シリーズ実写映像群本編出演までのキャリアを背景に、ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開で本キャラクターを初演し、ディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン1 2022年9月21日全12話/シーズン2 2025年4月22日〜5月13日全12話で同役を続投する。シーズン2 では製作総指揮(エグゼクティブ・プロデューサー)も兼任する。
- 種族
- ヒューマン(Human)。本シリーズ実写映像群本編内ではジャングル衛星ケナリ(Kenari)の先住民出身として描かれる。
- 本名/養名
- 本来の名はカシャ(Kassa/『アンドー』シーズン1 第1〜2話のケナリ少年期フラッシュバックで明示)。フェリックス(Ferrix)の養母マーヴァ・アンドー(Maarva Andor)に拾われて以降は「キャシアン・ジェロン・アンドー(Cassian Jeron Andor)」を正式名として用いる。フェリックス時代の偽名は「クレム(Clem)」(亡き養父クラム・アンドー Clem Andor の名から)、ニアモス(Niamos)逮捕時には「ケニッタス・カーン(Keenettus Kah)」を用いる。
- 出身惑星/衛星
- ジャングル衛星ケナリ(Kenari)。同集落の崩壊後、フェリックス(Ferrix/モロークの工場街 Morlana One Sub-sector の自治惑星)に連れ出され、養母マーヴァ・アンドーに育てられる。『アンドー』シーズン1 第1〜2話のフラッシュバックで段階的に明かされる。
- 養母/養父
- 養母マーヴァ・アンドー(Maarva Andor/演フィオナ・ショウ Fiona Shaw/1958年7月10日アイルランド・コーク生まれ)、養父クラム・アンドー(Clem Andor/『アンドー』本編時系列より前に銀河帝国軍に絞首刑とされて死別)。マーヴァは本シリーズ実写映像群本編内では『アンドー』シーズン1 第10話で死去し、第12話「Rix Road」の葬儀でホログラム遺言『Fight the Empire(帝国と戦え)』を残す。
- 実妹(推定)
- ケラリ(Kerri/『アンドー』シーズン1 第1話冒頭のケナリ少年期フラッシュバックで描かれるカシャの幼い姉妹)。生死は本シリーズ実写映像群本編内では明示されない。
- 肩書/所属
- 反乱同盟軍諜報部(Rebel Alliance Intelligence/別名 Alliance Intelligence Service)所属のキャプテン(Captain)。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開本編時点(0 BBY)でヤヴィン4(Yavin 4)基地マサッシ大基地(Great Temple of Massassi)の評議会と直接やり取りする現場指揮官として描かれる。
- 主装備
- ブラスター・ピストル/A280-CFE 改造アサルト・ライフル(A280-CFE composite blaster)、暗殺工作向けの小型爆弾と毒物、長距離スナイピング用の遠距離スコープ。『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編冒頭の情報源タイガス・スターヴ(Tivik)射殺場面ではブラスター・ピストルを片手で運用し、スカリフ地表シタデル・タワー(Citadel Tower)の上層階段ではA280-CFE で連続射撃する場面が成立する。
- 相棒ドロイド
- K-2SO(Kay-Tuesso/声アラン・テュディック Alan Tudyk/再プログラム済みKX型インペリアル・セキュリティ・ドロイド/アラカイド・インダストリーズ Arakyd Industries 製/身長約2.16m)。皮肉と直言を基調にした口調でキャシアンに付き従う相棒として『ローグ・ワン』本編に登場。出会いの経緯は『アンドー』シーズン1〜2 では描かれず、別企画として今後扱われると公式が示唆する。
- 主な仲間
- ジン・アーソ(Jyn Erso/演フェリシティ・ジョーンズ Felicity Jones)/K-2SO/ルーセン・レイル(Luthen Rael/演ステラン・スカルスガルド Stellan Skarsgård)/ビックス・カリーン(Bix Caleen/演アドリア・アルホナ Adria Arjona)/モン・モスマ(Mon Mothma/演ジェネヴィーヴ・オーライリー Genevieve O'Reilly)/メルシン(Melshi/演ダンカン・ピョー Duncan Pow)/チアルート・イムウェ(Chirrut Îmwe/演ドニー・イェン Donnie Yen 甄子丹)/ベイズ・マルバス(Baze Malbus/演チアン・ウェン Jiang Wen 姜文)/ボーディー・ルック(Bodhi Rook/演リズ・アーメッド Riz Ahmed)。
- 初登場
- ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開(米国2016年12月16日公開)の冒頭、リング採掘惑星での情報源タイガス・スターヴ(Tivik)射殺場面。配信ドラマの単独主演タイトル『アンドー(Andor)』はシーズン1 が2022年9月21日(米国 Disney+)、シーズン2 が2025年4月22日〜5月13日(米国 Disney+ で全12話 4週分割配信)で配信開始。
- 代表シリーズ
- ディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン1 2022年9月21日全12話/シーズン2 2025年4月22日〜5月13日全12話(ショーランナー トニー・ギルロイ Tony Gilroy/クリエイティブ・プロデューサー ベス・レヴィソン Beth Revison)。シーズン2 は BBY 4・BBY 3・BBY 2・BBY 1 を3話ずつ4ブロック構成で描く異例の構成。
- 公式タイプ
- 反乱同盟軍の諜報員(スパイ/工作員)。フォース感応者(Force-sensitive)ではなく、ジェダイ(Jedi)/シス(Sith)系統のフォース使いではない「フォースを持たない一般人主人公」として、本シリーズ実写映像群本編内では『新たなる希望』以前の反乱前史を描く政治スリラーとしての主人公像を担う。
- 代表台詞
- 「Rebellions are built on hope.(反乱は希望の上に築かれる)」(『ローグ・ワン』中盤、ジェダ→ヤヴィン4 への帰途、ジン・アーソとの対話で本キャラクターが反復するフレーズ)。「One way out.(出口は一つだ)」(『アンドー』シーズン1 第10話、ナルキナ5脱獄の口火を切るマントラ)。「Kill me… or take me in.(俺を殺すか、雇うか)」(『アンドー』シーズン1 第12話、リックス・ロード裏路地でルーセン・レイルに告げる反乱合流の決断)。
- 結末
- 0 BBY、惑星スカリフ(Scarif)の銀河帝国軍データセンター・シタデル・タワー(Citadel Tower)上層データ・ヴォルトでデス・スター設計図『スターダスト(Stardust)』のデータカートリッジをジン・アーソと共に反乱同盟軍艦隊側へ送信。送信完了の直後、グランド・モフ・ターキン(Grand Moff Wilhuff Tarkin)の指示によるデス・スター主砲のスカリフ表面攻撃の閃光に呑まれ、シタデル・タワーから降りたビーチでジン・アーソと抱き合いながら戦死する。
- 時代設定
- BBY 5(『アンドー』シーズン1)→ BBY 4・BBY 3・BBY 2・BBY 1(『アンドー』シーズン2 の各3話ブロック)→ 0 BBY(『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』本編、スカリフの戦い Battle of Scarif)。本キャラクターは0 BBY のスカリフ地表での戦死により描写を終端させる時系列に位置する。
来歴(時系列)
ケナリ少年期(BBY 数十年〜)— 『アンドー』シーズン1 2022年9月21日配信開始 第1〜2話 フラッシュバック
キャシアン・アンドー(Cassian Jeron Andor)本来の名はカシャ(Kassa)で、ジャングル衛星ケナリ(Kenari)の先住民集落で姉妹ケラリ(Kerri)と共に暮らしていた。ディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン1 2022年9月21日配信開始本編 第1〜2話のフラッシュバックで描かれるとおり、同集落は銀河帝国軍関連の墜落事故と現地遭遇により崩壊し、本キャラクターはフェリックス(Ferrix/モロークの工場街 Morlana One Sub-sector の自治惑星)から来た拾い手マーヴァ・アンドー(Maarva Andor/演フィオナ・ショウ Fiona Shaw)とクラム・アンドー(Clem Andor/後に銀河帝国軍に絞首刑とされて死別)に連れ出され、フェリックスで「キャシアン・アンドー(Cassian Andor)」として育てられる。少年期の経緯は本シリーズ実写映像群本編内では『アンドー』シーズン1 第1〜2話のフラッシュバックで段階的に明かされ、シーズン2 でも本キャラクターのアイデンティティに繰り返し参照される造形上の起点として位置付けられる。
フェリックス青年期(BBY 5)— 『アンドー』シーズン1 第1〜3話「Kassa」「That Would Be Me」「Reckoning」
成長したキャシアンは惑星フェリックス(Ferrix)のモロークの工場街で日雇い労働とスクラップ密輸で生計を立てる。トニー・ギルロイ(Tony Gilroy)ショーランナーの『アンドー』シーズン1 第1話「Kassa」冒頭、本キャラクターは妹を探してプリ・モローク(Pre-Mor Security/プリ・モア・オーソリティ Pre-Mor Authority)の歓楽街の娼館を訪れ、出口で帝国警察「コルポ(Corpo)」の保安官2人と接触する。保安官の挑発に応じて本キャラクターは両者を路地で殺害し、その追跡を逃れる過程で骨董商を装う反乱組織オーガナイザー、ルーセン・レイル(Luthen Rael/演ステラン・スカルスガルド Stellan Skarsgård)と出会う。ルーセンは『銀河帝国のスターパス航法装置(NS-9 Starpath unit)を盗み出す』という任務を本キャラクターに持ちかけ、ここから本キャラクターは反乱組織の現場工作員としての歩みを開始する。
アルダニ作戦(BBY 5)— 『アンドー』シーズン1 第4〜6話「Aldhani」「The Axe Forgets」「The Eye」
シーズン1 第4〜6話の「アルダニ三部作」では、惑星アルダニ(Aldhani)の銀河帝国軍駐屯基地から銀河帝国一個セクターの給与(クレジット)を強奪する作戦に「クレム(Clem)」の偽名で参加する。指揮官はヴェル・サーサ(Vel Sartha/演フェイ・マーセイ Faye Marsay)、現場リーダーはネモック(Nemik/演アレックス・ローター Alex Lawther)。作戦は成功するが、ネモック(理論派の若い反乱思想家)を含む犠牲も大きく、本キャラクターは分け前を持って密かに離脱する。ネモック遺品の手書きの『マニフェスト(Nemik's manifesto)』は本キャラクターが以後シーズン1 終盤まで持ち歩き、反乱の思想的指針として機能する造形が描かれる。この作戦は ISB(帝国保安局/Imperial Security Bureau)のスーパーバイザー、ディドラ・ミーロ(Dedra Meero/演デンナ・ゴウ Denise Gough)をはじめ帝国側に『組織化された反乱』を強く印象づけ、以後の弾圧強化(公共秩序復活法 PORD/Public Order Resentencing Directive)の引き金となる。
ナルキナ5刑務所(BBY 5)— 『アンドー』シーズン1 第8〜10話「Narkina 5」「Nobody's Listening!」「One Way Out」
フェリックスへ戻る途中の惑星ニアモス(Niamos)で偶発的な軽犯罪により逮捕され、PORD 運用下のナルキナ5(Narkina 5)の銀河帝国収監工場(Narkina 5 detention facility)に6年の不当判決で送られる。本キャラクターは収監番号「ケニッタス・カーン(Keenettus Kah)」として勾留され、工場フロア5(Five Floor)でタスクマスター・ローイ(Kino Loy/演アンディ・サーキス Andy Serkis)の班に編入される。第10話「One Way Out」では、囚人の刑期延長と看守による電撃床(Tunqstoid floor)処刑の実態が判明し、本キャラクターはキノ・ローイと共に集団脱獄を主導する。キノが工場放送設備から「One way out.(出口は一つだ)」を全フロアに叫び、囚人たちが集団で看守と監視ドロイドに反撃して海に飛び込む。本キャラクターは岸辺に泳ぎ着き、海を渡って収監惑星を脱出するが、キノ自身は泳げず収監施設に取り残される。この経験が本キャラクターの『同志のための犠牲』という覚悟を決定づけ、反乱同盟への完全合流の精神的契機となる。
マーヴァの葬儀と反乱の決断(BBY 5)— 『アンドー』シーズン1 第11〜12話「Daughter of Ferrix」「Rix Road」
ナルキナ5脱出後、本キャラクターはフェリックスに戻り、養母マーヴァ・アンドー(Maarva Andor)の死を知る。リックス・ロード(Rix Road)で行われる葬列の中で、マーヴァが生前録音した遺言ホログラムが街路で再生され、「Fight the Empire(帝国と戦え)」「Wake up(目を覚ませ)」の呼びかけがフェリックス民衆の暴動の引き金となる。本キャラクターは葬儀の混乱の中、ISB のスーパーバイザー、ディドラ・ミーロとシリル・カーン(Syril Karn/演カイル・ソラー Kyle Soller/元プリ・モロークの保安官)の包囲を抜けて旧友ビックス・カリーン(Bix Caleen)を救出する。リックス・ロードの裏路地でルーセン・レイルと再合流し、「私を殺すか、雇うか(Kill me… or take me in.)」と告げて反乱同盟の全面的な工作員となる決断を示す。シーズン1 はこの台詞で締めくくられ、本キャラクターの『密輸者から反乱工作員へ』の変節が完結する。
1年の準備期 BBY 4(BBY 4)— 『アンドー』シーズン2 第1〜3話 2025年4月22日配信開始
ディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン2 2025年4月22日〜5月13日 全12話の第1ブロック(BBY 4、第1〜3話)。シーズン1 終了直後の本キャラクターは、ルーセン・レイルと指揮副官クレヤ・マーキ(Kleya Marki/演エルザ・ヒューウェット Elsa Huet)の直轄諜報員として、銀河帝国軍によるヤヴィン4反乱基地の組織化準備に従事する。同ブロックでは本キャラクターが惑星ミナ・ラウ(Mina-Rau)の隠れ家からビックス・カリーンと再会する場面、メルシン(Melshi/演ダンカン・ピョー Duncan Pow)と工作員チームを編成する場面が描かれ、シーズン1 で確立された『一般人主人公の工作員』像がさらに練り上げられる。
1年の準備期 BBY 3〜BBY 2(BBY 3〜BBY 2)— 『アンドー』シーズン2 第4〜9話 2025年4月29日〜5月6日配信
シーズン2 の第2ブロック(BBY 3、第4〜6話)と第3ブロック(BBY 2、第7〜9話)。本キャラクターは惑星ゴーマン(Ghorman)の銀河帝国軍弾圧の現場工作員として連続して関与し、ゴーマン虐殺(Ghorman Massacre)の中心場面で生存者の脱出経路を確保する。並行して、モン・モスマ(Mon Mothma)の銀河帝国元老院演説(『アンドー』シーズン2 第8話のゴーマン弾劾演説)と、ファシスト弾劾の公的言説化に裏で関与する造形が描かれる。本キャラクターは反乱同盟軍の『公的な顔(モン・モスマ)』と『非公的な暗殺工作員(ルーセン・レイル直轄)』の両極の中間に立ち、反乱組織の二層構造を実践する人物として位置付けられる。
1年の準備期 BBY 1(BBY 1)— 『アンドー』シーズン2 第10〜12話「Make It Stop」「Who Are You?」「Jedha, Kyber, Erso」 2025年5月13日配信
シーズン2 の第4ブロック(BBY 1、第10〜12話)はモン・モスマの銀河帝国元老院離脱と反乱同盟軍創設へ直結する最終ブロック。本キャラクターは惑星ジェダ(Jedha)への進入工作員として派遣され、ジン・アーソの父ゲイレン・アーソ(Galen Erso/演マッツ・ミケルセン Mads Mikkelsen)救出工作の前段に当たる情報収集任務に従事する。最終話「Jedha, Kyber, Erso」では、本キャラクターがヤヴィン4 反乱基地に帰投する直前まで物語が到達し、モン・モスマの反乱同盟軍創設演説の直前のタイミングで終幕する。シーズン2 ラストカットは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開本編の冒頭シーケンス(リング採掘惑星での情報源タイガス・スターヴ/Tivik 接触)の直前に直結する造形上の縫合点として成立する。
ローグ・ワン作戦 ジェダ進入とイードゥ降雨場面(0 BBY)— 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開
0 BBY(ジョージ・ルーカス監督『新たなる希望』1977年5月25日米国公開直前)、本キャラクターは反乱同盟軍諜報部のキャプテンとしてヤヴィン4基地に所属する。ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開本編冒頭、本キャラクターはリング採掘惑星で情報源タイガス・スターヴ(Tivik)と接触するが、銀河帝国軍に追われる過程でタイガスをブラスター・ピストルで射殺し、自分は崖を登って逃げる「冷徹な工作員」の側面を初提示する。続いて衛星ジェダ(Jedha)の聖都ニジェダー(NiJedha)でジン・アーソ(Jyn Erso/演フェリシティ・ジョーンズ Felicity Jones)/チアルート・イムウェ(Chirrut Îmwe)/ベイズ・マルバス(Baze Malbus)/ボーディー・ルック(Bodhi Rook)と合流し、デス・スター試射砲撃でニジェダーが消滅する場面に立ち会う。続く惑星イードゥ(Eadu)の銀河帝国軍カイバー精製施設場面では、本キャラクターはゲイレン・アーソ暗殺の指示を内心抱えながら降雨の岩場の高所から狙撃するが、最終的に引き金を引かず、ジン・アーソの『父を生かしたい』願いと反乱同盟内の指示の板挟みを越える造形が描かれる。
ローグ・ワン作戦 スカリフ突入とスターダスト送信(0 BBY)— 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開 終盤
ヤヴィン4 反乱同盟軍評議会がスカリフ突入を承認しなかった直後、本キャラクターはジン・アーソと共に独断専行小部隊「ローグ・ワン(Rogue One squad)」を編成し、メルシン(Melshi)/K-2SO/チアルート・イムウェ/ベイズ・マルバス/ボーディー・ルックらと反乱同盟軍カーゴ・シャトル『ローグ・ワン(Rogue One/旧名 SW-0608)』で惑星スカリフ(Scarif)地表に降下する。シタデル・タワー(Citadel Tower)上層データ・ヴォルトに侵入する直前、K-2SO は外でデス・トルーパー部隊(Death Trooper/黒装甲の精鋭部隊)と撃ち合いながら「Climb(登るんだ)」と告げて活動停止する。本キャラクターはジンと共にタワー上層階段で銀河帝国軍ディレクター、オーソン・クレニック(Orson Krennic/演ベン・メンデルソーン Ben Mendelsohn)と銃撃戦になり、致命傷を負う。それでも本キャラクターはジンと共にデス・スター設計図『スターダスト(Stardust)』のデータカートリッジをヤヴィン基地(アドミラル・ラダス Admiral Raddus 指揮下のモン・カラマリ巡洋艦『プロファンディティ/Profundity』艦内)に送信する。送信完了直後、グランド・モフ・ウィルハフ・ターキン(Grand Moff Wilhuff Tarkin/演ガイ・ヘンリー Guy Henry/ピーター・カッシング Peter Cushing の CG リブースト)の指示によるデス・スター主砲のスカリフ表面攻撃でシタデル・タワーから降りたビーチでジン・アーソと抱き合いながら戦死する。
後日譚(0 BBY〜)— ジョージ・ルーカス監督『新たなる希望』1977年5月25日米国公開(日本1978年6月24日公開)冒頭直結
本キャラクターらが送信したデス・スター設計図『スターダスト(Stardust)』のデータカートリッジは、艦体落下直前の反乱同盟軍艦隊側でレイア・オーガナ姫(Princess Leia Organa/演イングヴィルド・デイラ Ingvild Deila/キャリー・フィッシャー Carrie Fisher の CG リブースト)が乗船するコレリアン・コルベット『タンティヴ4号(Tantive IV)』へ手渡され、続くジョージ・ルーカス(George Lucas)監督『スター・ウォーズ/エピソード4 新たなる希望(Star Wars: Episode IV - A New Hope)』1977年5月25日米国公開(日本1978年6月24日公開)冒頭のタンティヴ4号追撃シーケンスとレイアの台詞「Help me Obi-Wan Kenobi. You're my only hope.」「設計図はR2-D2に入っている」へ直結する。本キャラクター自身は『新たなる希望』本編以降のオリジナル三部作(『新たなる希望』『帝国の逆襲』1980年6月28日日本公開/『ジェダイの帰還』1983年7月2日日本公開)には登場しないが、銀河規模で『反乱同盟軍が銀河帝国に初めての軍事的勝利を収めた』ヤヴィンの戦い(Battle of Yavin)の遠因となる役回りで本シリーズ実写映像群本編内の歴史に刻まれる。
能力・装備
- 諜報・情報工作(インテリジェンス・オペレーション):キャシアン・アンドー(Cassian Andor)は反乱同盟軍諜報部(Rebel Alliance Intelligence)のフィールド・エージェントとして、暗号化通信機器の運用、偽造ID(フェリックスでは『クレム Clem』、ニアモスでは『ケニッタス・カーン Keenettus Kah』)と偽名の使い分け、毒物・小型爆弾・遠距離スナイピングを併用する暗殺工作を担う。トニー・ギルロイ(Tony Gilroy)ショーランナーの『アンドー(Andor)』シーズン1 2022年9月21日配信開始全12話とシーズン2 2025年4月22日〜5月13日配信全12話、そしてギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開本編を通して、反乱同盟軍諜報部の標準的な『フィールド・エージェント』像として描かれる。
- 近距離戦闘・射撃(ブラスター運用):本キャラクターはブラスター・ピストルおよびA280-CFE 改造アサルト・ライフル(A280-CFE composite blaster)の自動・半自動射撃で、『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編冒頭リング採掘惑星でのタイガス・スターヴ(Tivik)射殺場面、『アンドー』シーズン1 第1話のフェリックス路地でのコルポ(Corpo)保安官2人殺害場面、シーズン2 のゴーマン虐殺(Ghorman Massacre)現場での自衛戦闘場面、『ローグ・ワン』終盤のスカリフ・シタデル・タワー(Citadel Tower)上層階段でのオーソン・クレニック(Orson Krennic)との銃撃戦場面を描かれる。フォース感応者(Force-sensitive)ではないため、ジェダイ/シス系統のフォース能力を持たない一般兵としての戦闘力に終始する。
- 操縦(パイロット):『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編では本キャラクターがジェダへ向かう銀河帝国貨物船 SW-0608(後の反乱同盟軍カーゴ・シャトル『ローグ・ワン Rogue One』)の奪取と操縦、ヤヴィン4 反乱基地での U-ウィング系(U-wing transport gunship)の操作を披露する。『アンドー』シーズン2 でも複数の小型シャトル操縦場面が成立し、地上工作員と空中輸送員の両面の能力が確認される。
- リーダーシップ(演説と動員):『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編のヤヴィン基地評議会場面では、本キャラクターは反乱同盟軍評議会の不承認を覆す形で『ローグ・ワン』分隊の自主編成を表明し、ジン・アーソに『Rebellions are built on hope.(反乱は希望の上に築かれる)』と意志を共有する。『アンドー』シーズン1 第10話「One Way Out」のナルキナ5 刑務所では、同房のキノ・ローイ(Kino Loy)と組んで集団脱獄を主導し、囚人全員にマントラ『One way out.(出口は一つだ)』を伝播させる。短い演説で集団を動員する手法が反復モチーフとして描かれる。
- K-2SO との連携(再プログラム済みKX型インペリアル・セキュリティ・ドロイドとの相棒運用):本キャラクターは再プログラム済みのKX型インペリアル・セキュリティ・ドロイドK-2SO(声アラン・テュディック Alan Tudyk)とのコンビで、『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編の中盤以降、銀河帝国の保安区域に『敵ドロイドそのものを連れて』入る潜入を可能にする。K-2SO はシタデル・タワー(Citadel Tower)上層データ・ヴォルト前廊下でデス・トルーパー部隊と撃ち合いながら最後の指示『Climb(登るんだ)』を告げて活動停止し、本キャラクターとジン・アーソのデス・スター設計図奪取の道筋を切り開く。
- 倫理的葛藤の保持力(モラル・コンプリケーション):本キャラクターは『反乱同盟軍内部の暗殺指示』と『現場で出会う対象人物への共感』の板挟みを繰り返し経験する。代表例は『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編イードゥ(Eadu)の降雨の岩場場面で、本キャラクターは反乱同盟軍からのゲイレン・アーソ(Galen Erso)暗殺指示を受けつつも引き金を引かず、ジン・アーソの『父を生かしたい』願いと反乱同盟内の指示の板挟みを越える造形が描かれる。本シリーズ実写映像群本編内における『道徳的に灰色の主人公』像の代表として位置付けられる。
関係相関
- ジン・アーソ(Jyn Erso/演フェリシティ・ジョーンズ Felicity Jones)
- ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開本編の主人公でローグ・ワン作戦の共同指揮者。ジェダ(Jedha)の ISB スパイ捕獲〜イードゥ(Eadu)の父ゲイレン・アーソ(Galen Erso)との再会〜スカリフ(Scarif)作戦を本キャラクターと共にし、最終的に二人で『スターダスト(Stardust)』設計図を反乱同盟軍艦隊側へ送信する。スカリフのビーチで抱き合いながらデス・スター主砲の閃光に呑まれる結末は、両者の心理的結束を象徴する本シリーズ実写映像群本編内屈指の場面となる。
- K-2SO(Kay-Tuesso/声アラン・テュディック Alan Tudyk)
- 再プログラム済みのKX型インペリアル・セキュリティ・ドロイド(KX-series security droid/アラカイド・インダストリーズ Arakyd Industries 製/身長約2.16m)。皮肉と直言を基調にした口調で本キャラクターに付き従う相棒。『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編のスカリフ・シタデル・タワー(Citadel Tower)上層データ・ヴォルト前廊下で『Climb(登るんだ)』と告げて活動停止する。出会いの経緯は『アンドー(Andor)』シーズン1〜2 本編では描かれず、別企画として今後扱われる予定と公式が示唆している。
- ルーセン・レイル(Luthen Rael/演ステラン・スカルスガルド Stellan Skarsgård)
- 『アンドー』シーズン1 2022年9月21日配信開始第1話冒頭で本キャラクターを反乱組織にスカウトする骨董商を装う反乱オーガナイザー。コルサント(Coruscant)の骨董店『Galactic Antiquities and Objects of Interest』を表向きの拠点に、銀河帝国元老院議員モン・モスマ(Mon Mothma)の資金提供と暗殺工作を裏で取り仕切る『非公的な反乱の顔』として描かれる。シーズン1 第12話「Rix Road」の『私を殺すか、雇うか(Kill me… or take me in.)』の対話以降、本キャラクターの直属の上位指揮者となり、シーズン2 でも本キャラクターの作戦指示を出し続ける。
- ビックス・カリーン(Bix Caleen/演アドリア・アルホナ Adria Arjona)
- フェリックス(Ferrix)時代の幼馴染で機械工。『アンドー』シーズン1 2022年9月21日配信開始第1話冒頭の連絡係として本キャラクターの『ルーセン引き合わせ』を仲介する。シーズン1 後半でドクター・ガースト(Doctor Gorst/演ジョシュア・ジェームズ Joshua James)の聴覚拷問(『ディジーン・ジゲナ Dizonite scream』)により神経損傷を受け、シーズン2 で反乱同盟軍内の本キャラクターの私的支柱として描かれる。
- マーヴァ・アンドー(Maarva Andor/演フィオナ・ショウ Fiona Shaw)
- フェリックス(Ferrix)の拾い手で養母(1958年7月10日アイルランド・コーク出身の俳優フィオナ・ショウが演じる)。『アンドー』シーズン1 第12話「Rix Road」の葬儀でホログラム遺言『Fight the Empire(帝国と戦え)/Wake up(目を覚ませ)』を残し、それが本キャラクターの反乱合流の決断と街の暴動の双方の引き金となる。本シリーズ実写映像群本編内では本キャラクターのモラル・コンパスとして反復参照される。
- モン・モスマ(Mon Mothma/演ジェネヴィーヴ・オーライリー Genevieve O'Reilly)
- 反乱同盟軍創設指導者の一人で、銀河帝国元老院議員(チャンドリラ Chandrila 選出)。『アンドー』シーズン1〜2 2022年9月〜2025年5月配信本編ではルーセン・レイル経由の資金提供者として登場し、シーズン2 第8話のゴーマン弾劾演説でファシスト弾劾を行う。『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編のヤヴィン4 基地評議会場面では本キャラクターらの上位指揮官として『スターダスト』奪取作戦を承認する立場にある。
- ディドラ・ミーロ(Dedra Meero/演デンナ・ゴウ Denise Gough)
- ISB(帝国保安局/Imperial Security Bureau)の女性スーパーバイザーとして本キャラクター追跡の最大の脅威となる。『アンドー』シーズン1〜2 を通じて、アルダニ作戦(Aldhani heist)/フェリックス(Ferrix)/ゴーマン弾圧(Ghorman Massacre)の捜査主任を務め、シーズン2 終盤でモローク(Morlana)の暗号書類『アクサル・タイヤ・リスト(Axis tier list)』を巡る攻防で本キャラクターと直接対峙する。元プリ・モロークの保安官シリル・カーン(Syril Karn/演カイル・ソラー Kyle Soller)とは反乱組織を介して交錯する関係。
- ゲイレン・アーソ(Galen Erso/演マッツ・ミケルセン Mads Mikkelsen)
- ジン・アーソの父にしてデス・スター(Death Star/DS-1 Orbital Battle Station)の主任エンジニア。『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編のイードゥ(Eadu)の隠遁先でジンに『リアクター炉心に脆弱性(Stardust の名で隠した設計上の弱点)を仕込んだ』と伝える。本キャラクターは当初『ゲイレンを暗殺せよ』という反乱同盟内の指示と『ジンの父を生かす』というジンの希望の板挟みになるが、最終的に引き金を引かず、ジン側の主張を支持する選択を取る。
- メルシン(Melshi/演ダンカン・ピョー Duncan Pow)
- 反乱同盟軍の主要工作員で、『アンドー』シーズン1 ナルキナ5 脱獄を本キャラクターと並走して経験し、シーズン2 でも本キャラクターの工作員チームの中核として登場する。ギャレス・エドワーズ監督『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編でも『ローグ・ワン』分隊メンバーとしてスカリフ地表降下作戦に参加し、シタデル・タワー(Citadel Tower)前広場での銀河帝国軍部隊との市街戦中に戦死する造形が成立する。
- チアルート・イムウェ/ベイズ・マルバス(Chirrut Îmwe/Baze Malbus/演ドニー・イェン Donnie Yen 甄子丹/チアン・ウェン Jiang Wen 姜文)
- ジェダ(Jedha)聖都ニジェダー(NiJedha)の旧ジェダイ守護寺院『カイバー寺院(Temple of the Kyber/Temple of the Whills)』のガーディアン2人。『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開本編でジン・アーソと本キャラクター率いる小隊『ローグ・ワン(Rogue One squad)』に合流し、スカリフ(Scarif)のビーチで戦死する。視覚障害ながらフォース感応で射撃を成立させるチアルートのマントラ『I am one with the Force, and the Force is with me.(私はフォースと共にあり、フォースは私と共にある)』は本作の象徴台詞の一つとして本シリーズ実写映像群本編内に組み込まれる。
- ディエゴ・ルナ(Diego Luna)本人
- 本キャラクターを実演するメキシコ出身の俳優・映画監督(本名ディエゴ・ルナ・アレクサンダー Diego Luna Alexander/1979年12月29日メキシコ・メキシコシティ生まれ)。アルフォンソ・キュアロン(Alfonso Cuarón)監督『天国の口、終りの楽園。(Y Tu Mamá También)』2001年メキシコ公開のテノチ・イトゥルビデ役などの中米映画群でのキャリアを背景に、ギャレス・エドワーズ監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開で本キャラクターを初演し、ディズニープラス(Disney+)配信『アンドー』シーズン1(2022年)/シーズン2(2025年)まで9年間にわたり同役を続投。本シリーズ実写映像群本編内に初めて立った主演級ラテンアメリカ系俳優として、英語訛りを保ったまま標準アクセントの均質性を破った起用例にあたる。
登場作品(俳優クレジット)
アンドー
2022-2025/トニー・ギルロイ(Tony Gilroy)ショーランナーのディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン1 2022年9月21日全12話/シーズン2 2025年4月22日〜5月13日全12話の主役(ディエゴ・ルナ Diego Luna 主演)。シーズン1 は BBY 5 を全12話で描き、シーズン2 は BBY 4・BBY 3・BBY 2・BBY 1 を3話ずつ4ブロック構成で描く異例の構成で、計24話で本キャラクターの『密輸者から反乱工作員へ』の変節と『ローグ・ワン』直前への直結を完遂する。
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
2016/ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開(米国2016年12月16日公開)の反乱同盟軍諜報部キャプテン(ディエゴ・ルナ Diego Luna 主演)。0 BBY のヤヴィン4 反乱基地から、リング採掘惑星でのタイガス・スターヴ(Tivik)射殺場面→衛星ジェダ(Jedha)でのジン・アーソ合流→惑星イードゥ(Eadu)のゲイレン・アーソ場面→惑星スカリフ(Scarif)地表での『スターダスト(Stardust)』設計図奪取作戦に至る三段作戦を主導し、スカリフのビーチでジン・アーソと共にデス・スター主砲の表面攻撃で戦死する。
名場面・名台詞
- 情報源タイガス・スターヴ(Tivik)の射殺場面(ギャレス・エドワーズ監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開 冒頭、リング採掘惑星):本キャラクターが情報源タイガス・スターヴを片手で支えながらブラスター・ピストルで撃ち、自分は崖を登って逃げる場面。『冷徹な工作員としてのキャシアン・アンドー(Cassian Andor)』を観客に最初に提示する場面で、続く本キャラクターの倫理的葛藤の出発点になる。本作以降の『アンドー(Andor)』シーズン1〜2 で繰り返し参照される造形上の起点として位置付けられる。
- コルポ(Corpo)保安官2人殺害と逃走場面(『アンドー』シーズン1 第1話「Kassa」2022年9月21日配信開始):フェリックス(Ferrix)モロークの工場街の路地で、本キャラクターを脅迫したプリ・モローク(Pre-Mor Security)の帝国警察『コルポ』を2人とも殺害し、骨董商を装う反乱オーガナイザー、ルーセン・レイル(Luthen Rael)と出会う流れに直結する。本シリーズ実写映像群本編内における『軽犯罪者から指名手配反逆者へ』の人物転換の物語的契機。
- アルダニ作戦 ザ・アイ・オブ・アルダニ目撃場面(『アンドー』シーズン1 第6話「The Eye」2022年10月12日配信):惑星アルダニ(Aldhani)の銀河帝国軍駐屯基地から銀河帝国一個セクターの給与を強奪する作戦の最終盤、アルダニの夜空に出現する『ザ・アイ(The Eye)』と呼ばれる流星群現象を背景に、本キャラクターが偽名『クレム(Clem)』として作戦遂行する場面。同行のネモック(Nemik)が手書きの『マニフェスト』を本キャラクターに託して死亡し、本キャラクターはマニフェストを以後シーズン1 終盤まで持ち歩く造形が成立する。
- ナルキナ5『One Way Out』集団脱獄場面(『アンドー』シーズン1 第10話「One Way Out」2022年11月9日配信):ナルキナ5(Narkina 5)の銀河帝国収監工場で、同房のタスクマスター・キノ・ローイ(Kino Loy/演アンディ・サーキス Andy Serkis)と共に脱獄を主導する本キャラクターが工場フロア5(Five Floor)の放送設備から囚人全員に呼びかける場面。キノが『One way out.(出口は一つだ)』を全フロアに叫び、囚人たちが集団で看守と監視ドロイドに反撃して海に飛び込む。キノは泳げず岸辺で取り残される造形が後続のシーズン2 に持ち越される。
- リックス・ロード(Rix Road)マーヴァ葬儀の暴動場面(『アンドー』シーズン1 第12話「Rix Road」2022年11月23日配信):養母マーヴァ・アンドー(Maarva Andor)のホログラム遺言『Fight the Empire(帝国と戦え)/Wake up(目を覚ませ)』がフェリックスの街路で再生され、葬列の参列者がスタームトルーパー部隊(Stormtrooper)に対して投石・襲撃を開始する。本キャラクターが旧友ビックス・カリーン(Bix Caleen)を救出して街を脱出する場面で、本シリーズ実写映像群本編内における『街単位の蜂起』として象徴的な場面となる。
- 『私を殺すか、雇うか(Kill me… or take me in.)』場面(『アンドー』シーズン1 第12話「Rix Road」2022年11月23日配信、リックス・ロード裏路地):暴動の最中に再会したルーセン・レイル(Luthen Rael)に向かって本キャラクターが告げる短い対話。シーズン1 全体の主題を凝縮した1分のシーンで、反乱合流の決断を視覚化する。シーズン1 はこの台詞で締めくくられる造形上の最重要場面の一つ。
- ゴーマン虐殺現場(Ghorman Massacre)場面(『アンドー』シーズン2 第8話 2025年5月6日配信):銀河帝国軍によるゴーマン惑星住民への大量虐殺現場で、本キャラクターが反乱同盟軍工作員として生存者の脱出経路を確保する場面。並行してモン・モスマ(Mon Mothma)が銀河帝国元老院でゴーマン弾劾演説を行い、ファシスト弾劾の公的言説化が起こる。本シリーズ実写映像群本編内における『反乱の二層構造(公的演説と非公的工作)』を最も鮮明に描く場面の一つ。
- 『Rebellions are built on hope(反乱は希望の上に築かれる)』場面(『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開 中盤、ジェダ→ヤヴィン4 への帰途):ジン・アーソが本キャラクターに対してまず告げ、その後ヤヴィン4 反乱基地で反乱同盟軍評議会に向けて本キャラクターが『If we can make a stand. Even if we fail.(立ち上がれるなら。たとえ失敗しても)』と意志を継ぐ場面。本作の主題台詞として本シリーズ実写映像群本編内のスター・ウォーズ語彙に組み込まれる。
- 『Climb(登るんだ)』K-2SO の最期場面(『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開 終盤、スカリフ・シタデル・タワー):データ・ヴォルト前廊下に侵入する直前のキャシアンとジン・アーソに対して、再プログラム済みKX型インペリアル・セキュリティ・ドロイドK-2SO(声アラン・テュディック Alan Tudyk)が外でデス・トルーパー部隊(Death Trooper/黒装甲の精鋭部隊)と撃ち合いながら最後の指示『Climb(登るんだ)』を出して活動停止する。3者の信頼を象徴するワンカット。
- シタデル・タワー上層 オーソン・クレニックとの銃撃戦場面(『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開 終盤、スカリフ・シタデル・タワー上層階段):本キャラクターがジン・アーソと共にデス・スター設計図『スターダスト(Stardust)』のデータカートリッジ取り出しを完遂する直前、銀河帝国軍ディレクター オーソン・クレニック(Orson Krennic/演ベン・メンデルソーン Ben Mendelsohn)と階段で銃撃戦になる場面。本キャラクターは致命傷を負いながらもジンを階下に下ろし、スターダスト送信を間に合わせる造形が成立する。
- スカリフ・ビーチでの最期場面(『ローグ・ワン』2016年12月16日日本公開 結末、スカリフ地表ビーチ):データ送信完了後、シタデル・タワー(Citadel Tower)から命からがら降りた本キャラクターとジン・アーソが浜辺で抱き合い、デス・スター主砲のスカリフ表面攻撃の閃光に呑まれる場面。本シリーズ実写映像群本編内でも最も静かで最も決定的な英雄的死の場面の一つとして位置付けられる。
考察
- キャシアン・アンドー(Cassian Andor)は『フォースを持たない一般人』が本シリーズ実写映像群本編内で主人公を担えることを示した最重要キャラクターで、ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開とトニー・ギルロイ(Tony Gilroy)ショーランナーのディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン1 2022年9月21日全12話/シーズン2 2025年4月22日〜5月13日全12話は、いわば『反乱同盟軍の前史をジェダイ抜きで描く』プロジェクトとして並走する造形が成立している。トニー・ギルロイの方針により、フォースもブラスター乱闘もない政治スリラーとしてのスター・ウォーズが本シリーズ実写映像群本編内に成立した。
- 本キャラクターを実演するメキシコ出身の俳優・映画監督ディエゴ・ルナ(Diego Luna/本名ディエゴ・ルナ・アレクサンダー Diego Luna Alexander/1979年12月29日メキシコ・メキシコシティ生まれ)は、本シリーズ実写映像群本編内の実写主役級に英語訛りを保ったまま立ったほぼ初のラテンアメリカ系俳優で、銀河系の住人がアメリカ英語の標準アクセントに限られない多様性を体現する。本人は2024〜2025年の各国インタビューで『キャシアンは英雄ではなく、英雄になるまでに罪を重ねた普通の人だ』と度々語っており、シーズン2 終了時点で9年間にわたり同役を演じ続けた俳優の例として本シリーズ実写映像群本編内の重要な起用例にあたる。
- 『アンドー(Andor)』シーズン2 2025年4月22日〜5月13日配信全12話の4ブロック構造(BBY 4/BBY 3/BBY 2/BBY 1 各3話)は、銀河帝国のファシズム的弾圧の段階的な強化(ゴーマン虐殺 Ghorman Massacre/モン・モスマの議会演説/公共秩序復活法 PORD/Public Order Resentencing Directive の運用)と、本キャラクター個人の『ローグ・ワン作戦に立てる工作員』への成熟を並行して描く。本シリーズ実写映像群本編内では、スター・ウォーズが『反乱』というジャンルを政治劇として正面から扱う初の本格的試みとして高く評価されている。
- 本キャラクターはギャレス・エドワーズ監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開本編で『道徳的に灰色の主人公』像を確立する。冒頭のタイガス・スターヴ(Tivik)射殺、イードゥ(Eadu)のゲイレン・アーソ(Galen Erso)暗殺指示の保留、スカリフ・シタデル・タワーでのデス・スター設計図奪取という三段の倫理的決断を経て、本キャラクターは『反乱は希望の上に築かれる(Rebellions are built on hope.)』の台詞に至る。本シリーズ実写映像群本編内における主人公像の倫理的な広がりを担う中心人物として位置付けられる。
トリビア
- ディエゴ・ルナ(Diego Luna)はギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開撮影当時37歳で、ディズニープラス(Disney+)配信『アンドー(Andor)』シーズン2 2025年4月22日〜5月13日配信全12話終了時点(2025年5月)で46歳。シーズン2 のキャシアン・アンドー(Cassian Andor)は『ローグ・ワン』直前の BBY 1 まで物語が進むため、ルーカスフィルム(Lucasfilm Ltd.)は劇中の経過時間(最大4年)と俳優の実年齢の経過時間(9年)の差を意識した撮影スケジュール(特殊ライティングと衣装でルナを若く見せる手法)を公開資料で説明している。
- ショーランナーのトニー・ギルロイ(Tony Gilroy)はギャレス・エドワーズ監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開の追加撮影と再脚本(2016年夏のロサンゼルス再撮影)を担当した縁で『アンドー(Andor)』に招かれた経緯がある。シーズン1 第1〜3話/第4〜6話/第7〜9話/第10〜12話の『3話×4ブロック構造』とシーズン2 の BBY 4/BBY 3/BBY 2/BBY 1 の同形式構造もギルロイの提案で、本シリーズ実写映像群本編内では異例の構成として定着した。
- 再プログラム済みKX型インペリアル・セキュリティ・ドロイドK-2SO(Kay-Tuesso)の声を担当するアラン・テュディック(Alan Tudyk/1971年3月16日米国テキサス州エルパソ生まれ)は、モーション・キャプチャー俳優としてセットに実際に立ってディエゴ・ルナと演技していたことが公式メイキング(『Rogue One: A Star Wars Story Behind The Scenes』2017年公開)で明かされている。シーズン2 終了後、K-2SO がどのようにしてキャシアン・アンドーの相棒になったかを描く別企画が2026年以降に検討中と公式が示唆している。
- 本キャラクターはギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開1作品の実写映画出演と、ディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン1 2022年9月21日/シーズン2 2025年4月22日〜5月13日の2シーズンの主役を兼ねる。ジョージ・ルーカス監督『新たなる希望』1977年5月25日米国公開(日本1978年6月24日公開)以降のオリジナル三部作(『新たなる希望』『帝国の逆襲』1980年6月28日日本公開/『ジェダイの帰還』1983年7月2日日本公開)、プリクエル三部作(『ファントム・メナス』『クローンの攻撃』『シスの復讐』)/シークエル三部作(『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』)の他の実写映画群、ならびに実写ドラマ群(『マンダロリアン』『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』『オビ=ワン・ケノービ』『アソーカ』等)には登場しない。
より詳しいFAQ
キャシアン・アンドー(Cassian Andor)の俳優は誰ですか?
メキシコ出身の俳優・映画監督ディエゴ・ルナ(Diego Luna/本名ディエゴ・ルナ・アレクサンダー Diego Luna Alexander/1979年12月29日メキシコ・メキシコシティ生まれ)が、ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開から一貫して演じています。ディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン1 2022年9月21日全12話とシーズン2 2025年4月22日〜5月13日全12話でも同じディエゴ・ルナが主役を続投し、シーズン2 では製作総指揮(エグゼクティブ・プロデューサー)にも名を連ねています。
キャシアン・アンドーは何者ですか?
反乱同盟軍諜報部(Rebel Alliance Intelligence/別名 Alliance Intelligence Service)のキャプテン(Captain)で、銀河帝国に対抗する反乱組織の工作員です。フォース感応者(Force-sensitive)ではない一般人として描かれており、ギャレス・エドワーズ監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開本編では小隊『ローグ・ワン(Rogue One squad)』を率いてデス・スター(Death Star/DS-1 Orbital Battle Station)設計図『スターダスト(Stardust)』を奪取する作戦を指揮します。ジャングル衛星ケナリ(Kenari)の先住民出身で、本来の名はカシャ(Kassa)、フェリックス(Ferrix)の養母マーヴァ・アンドー(Maarva Andor)に育てられた『キャシアン・ジェロン・アンドー(Cassian Jeron Andor)』が正式名です。
キャシアン・アンドーはどの作品から見ればいいですか?
公開順では『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開 →『アンドー(Andor)』シーズン1 2022年9月21日配信開始 → 『アンドー』シーズン2 2025年4月22日〜5月13日配信の順、物語の時系列順では『アンドー』シーズン1(BBY 5)→『アンドー』シーズン2(BBY 4-1)→『ローグ・ワン』(0 BBY)の順で観ます。初見の場合は『ローグ・ワン』を先に観て本キャラクターの結末を知ってから『アンドー』に戻ると、シーズン2 で時間軸が0 BBY に近づくにつれて緊張感が増す構造を楽しめます。
キャシアン・アンドーは死にますか?
はい。ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開本編の結末、0 BBY のスカリフ(Scarif)データ・タワー(Citadel Tower)攻略作戦で、デス・スター(Death Star/DS-1 Orbital Battle Station)設計図『スターダスト(Stardust)』のデータカートリッジを反乱同盟軍ヤヴィン4 基地に送信した直後、グランド・モフ・ウィルハフ・ターキン(Grand Moff Wilhuff Tarkin)の指示によるデス・スター主砲のスカリフ表面攻撃に巻き込まれて、シタデル・タワーから降りたビーチでジン・アーソ(Jyn Erso)と抱き合いながら戦死します。生還する物語は本シリーズ実写映像群本編内には公式に存在しません。
『アンドー(Andor)』はシーズン何までありますか?
シーズン2(2025年4月22日〜5月13日配信開始・全12話)で完結します。ショーランナーのトニー・ギルロイ(Tony Gilroy)は当初からシーズン1(BBY 5、2022年9月21日配信)とシーズン2(BBY 4・BBY 3・BBY 2・BBY 1 を3話ずつ4ブロックで描く、2025年4月22日〜5月13日配信)の2シーズン構成として企画していました。シーズン2 最終話「Jedha, Kyber, Erso」はギャレス・エドワーズ監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月16日日本公開冒頭直結のタイミングで物語を終え、本シリーズ実写映像群本編内における『反乱の前史』を完遂します。
K-2SO はどの作品で出てきますか?
K-2SO(Kay-Tuesso/再プログラム済みKX型インペリアル・セキュリティ・ドロイド/声アラン・テュディック Alan Tudyk)はギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開本編に登場し、スカリフ(Scarif)シタデル・タワー(Citadel Tower)上層データ・ヴォルト前廊下で『Climb(登るんだ)』を告げて活動停止します。ディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン1〜2 では本編に登場せず、K-2SO がキャシアン・アンドーの相棒になる経緯は別企画として2026年以降に扱われる予定と公式が示唆しています。
キャシアン・アンドーはフォース使い(ジェダイ)ですか?
いいえ。本キャラクターはフォース感応者(Force-sensitive)ではなく、ジェダイ(Jedi)/シス(Sith)系統のフォース使いではない『フォースを持たない一般人主人公』です。ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』2016年12月16日日本公開本編とディズニープラス(Disney+)配信実写ドラマ『アンドー(Andor)』シーズン1(2022年)/シーズン2(2025年)を通じて、ブラスター・ピストルとA280-CFE 改造アサルト・ライフルを主装備とする反乱同盟軍諜報部(Rebel Alliance Intelligence)の現場工作員として描かれます。本シリーズ実写映像群本編内における『フォース抜きで反乱前史を担う主人公』像の代表として位置付けられます。
出典
キャシアン・アンドーはどの作品から見る?
初見の入口は「ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー」です。時系列上の登場順としては「キャシアン・アンドー」が最初です。
キャシアン・アンドーの関連人物は?
ジン、K-2SO、ルーセン。
キャシアン・アンドーと一緒に覚える用語は?
銀河帝国、帝国時代、帝国残党、ストームトルーパー。