01来歴

ベイダーによる賞金稼ぎ召集
4-LOMは、本作の中盤、ダース・ベイダー艦隊の旗艦スーパー・スター・デストロイヤー『エグゼキューター』の艦橋場面で初登場するプロトコル・ドロイド型の賞金稼ぎである。ホス周辺の宙域でミレニアム・ファルコン号の追跡に苦戦する帝国軍を受け、ベイダー本人が民間の賞金稼ぎ部隊を艦橋に直接召集する。4-LOMはその召集に応じ、艦橋に整列する賞金稼ぎ6体のうちの1体として姿を見せる。
整列場面の並列賞金稼ぎ
同席する賞金稼ぎはボバ・フェット、ボスク、IG-88、デンガー、ズッカスの5体で、4-LOMは複眼風の頭部と灰色の長身外殻の造形で整列線上に立つ。ベイダーは艦橋を歩きながら『ミレニアム・ファルコン号の発見者には実質的な報奨を与える』と通告する。続いてボバ・フェットの前で立ち止まり『砕け散らせずに連れて来い』と直接釘を刺すが、4-LOM本人へのセリフは設定されず、整列線上に立ち続ける造形のみで描かれる。
本編内の登場範囲
4-LOM本人の登場は、この艦橋の賞金稼ぎ召集場面に限定される。以降のクラウド・シティやベスピン場面、ハン・ソロの炭素冷凍、ルークとベイダーの決闘などには登場せず、ミレニアム・ファルコン号の追跡を実際に成立させるのは同じく召集されたボバ・フェットである。整列線上ではグランド種族の有機型賞金稼ぎ ズッカスの傍らに並び、ドロイド・有機ペアとして構図の一角を担う。
他作品での登場有無
4-LOMはオリジナル三部作のうち本作のみに実写出演する。『新たなる希望』『ジェダイの復讐(ジェダイの帰還)』をはじめ、プリクエル三部作、シークエル三部作、『ローグ・ワン』『ハン・ソロ』のいずれにも本人の登場場面はない。Disney+配信の実写ドラマ群(『マンダロリアン』『ボバ・フェット』『オビ=ワン・ケノービ』『アソーカ』『アンドー』等)にも登場せず、登場範囲は本作の艦橋場面1つに限定される。
02能力・特徴

- ベイダーの臨時召集への応召:銀河帝国軍正規艦隊が捕捉できないミレニアム・ファルコン号の追跡任務に、ダース・ベイダー本人から直接召集された6体の賞金稼ぎの一員として起用される実力ある賞金稼ぎである。
- ドロイド型賞金稼ぎとしての造形:プロトコル・ドロイドを基にした昆虫的な複眼風の頭部と灰色の長身外殻を持ち、暗殺ドロイド型IG-88と並ぶ機械型賞金稼ぎ枠を担う。
- 臨時指揮系統への帰属:整列線上でベイダーから報奨を通告され、ベイダー直接の臨時指揮下に組み込まれる賞金稼ぎ部隊の構成員として位置付けられる。
- 武装:ブラスター・ライフルを携行した造形で整列線上に立つが、本編内で発砲する場面は描かれない。
03関連人物

04登場・関連作品
05名場面

エグゼキューター艦橋 賞金稼ぎ召集場面:ベイダーが召集した6体の賞金稼ぎが整列する。4-LOMは複眼風の頭部と灰色の長身外殻の造形で整列線上に立つ。
ベイダー報奨通告場面:艦橋を歩くベイダーが『ミレニアム・ファルコン号の発見者には実質的な報奨を与える』と通告し、4-LOMは整列線上に立ち続ける。
『砕け散らせずに連れて来い』場面:ベイダーがボバ・フェットの前で釘を刺す名台詞場面。4-LOM本人へのセリフはなく、整列線上に立つ造形のみで映る。
06制作背景

4-LOMが登場する『帝国の逆襲』は、1980年6月28日に日本公開(米国1980年5月21日公開)されたオリジナル三部作の第2作である。監督はアーヴィン・カーシュナー(Irvin Kershner)が務め、艦橋の賞金稼ぎ召集場面の演出を担当した。原案と製作総指揮はシリーズの創始者ジョージ・ルーカスで、脚本はリー・ブラケットとローレンス・カスダンが共同で手がけた。
音楽はシリーズ全編を担当するジョン・ウィリアムズが手がけ、本作で新たに『Imperial March(帝国のマーチ)』を作曲した。4-LOMが立つ艦橋場面はベイダーの歩行・通告と一体で、同曲の重厚なオーケストレーションの中に組み込まれている。音響デザインはベン・バートが担当し、R2-D2やC-3PO以来のドロイド類の電子音・機械音の体系がドロイド型賞金稼ぎ群にも及ぶ。
4-LOMの機械型ボディはILM(Industrial Light & Magic)とルーカスフィルムを中核とする制作集団の手で、実物大コスチュームとして製作された。CGIによるドロイド表現が一般化する以前の物理造形であり、エグゼキューター艦橋セットの整列線上に配置された。演者はセリフを持たず、造形と立ち姿のみで存在感を成立させている。
07評価・考察

4-LOMは、銀河帝国軍正規艦隊ではなくダース・ベイダー本人が民間の賞金稼ぎ部隊を直接召集する本編唯一の場面に並列召集される6体の1体である。整列線は、マンダロリアン製アーマーのボバ・フェット、包帯姿のデンガー、暗殺ドロイドのIG-88、プロトコル・ドロイド型の4-LOM、グランド種族のズッカス、トランドーシャンのボスクという種族・種別の多様性を一場面で提示する。4-LOMは暗殺ドロイド型IG-88と並ぶ機械型賞金稼ぎ枠を担う。
本キャラクターはセリフを与えられず、整列線上の立ち姿のみで描かれるが、昆虫的な複眼風の頭部と灰色の長身外殻が強い個別認識を成立させる。円筒頭部のIG-88との対比により、プロトコル・ドロイド系と暗殺ドロイド系の二系統でドロイド型賞金稼ぎ枠を分節する役割を担う。整列線最後尾付近では有機型のズッカスと並び、ドロイド・有機ペアの構図軸として、ホスの戦い直後のファルコン号追跡戦局を象徴する一場面を締める。
プロトコル・ドロイドは『新たなる希望』以降、C-3POを代表種として確立された汎ヒューマノイド形状の系統である。4-LOMはその細身ボディを基本に、昆虫的な複眼風の頭部とブラスター・ライフル携行という賞金稼ぎ向けの改造を加えた派生形として造形される。出演は本作のみに限られ、他の実写映画・ドラマ群には登場しない。
08トリビア
- 整列する賞金稼ぎ6体のうち、4-LOMはIG-88と並ぶドロイド型2体の一方であり、プロトコル・ドロイドを基にした昆虫的な複眼風の頭部が視覚的な特徴となっている。
- 4-LOMの整列場面は、ベイダーがボバ・フェットに『砕け散らせずに連れて来い』と釘を刺す名台詞場面と一体不可分の構図要素として位置付けられている。
- ブラスター・ライフルを携行した造形で立つが、本編では発砲場面がなく、整列線上の立ち姿のみが4-LOMの出演範囲である。
- 出演はオリジナル三部作のうち『帝国の逆襲』のみで、他の実写映画やDisney+の実写ドラマ群には本人の登場場面がない。
- 実物大コスチュームはILMとルーカスフィルムの制作集団が製作し、CGI以前の物理造形のドロイド型賞金稼ぎとして艦橋セットに配置された。
09よくある質問
映画『スター・ウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲』の1作のみに登場します。他の実写映画やDisney+の実写ドラマ群には本人の登場場面はありません。
プロトコル・ドロイドを基にしたドロイド型の賞金稼ぎです。昆虫的な複眼風の頭部と灰色の長身外殻を持ち、ブラスター・ライフルを携行しています。
旗艦エグゼキューターの艦橋で、ベイダーが召集した6体の賞金稼ぎの整列場面のみに登場します。この1場面に登場範囲が限定されます。
本編内で4-LOM本人への個別のセリフ設定はありません。整列線上に立ち続ける造形のみで描かれます。
どちらも同じ艦橋場面に立つドロイド型賞金稼ぎですが、4-LOMはプロトコル・ドロイド型、IG-88は円筒頭部の暗殺ドロイド型です。両者でドロイド型賞金稼ぎ枠を二系統に分けています。
10出典
- StarWars.com 公式: The Empire Strikes Back
- StarWars.com 公式: 4-LOM (Databank)
- StarWars.com 公式: Darth Vader (Databank)
- StarWars.com 公式: Boba Fett (Databank)
- StarWars.com 公式: IG-88 (Databank)
- StarWars.com 公式: Zuckuss (Databank)
- StarWars.com 公式: Bossk (Databank)
- StarWars.com 公式: Dengar (Databank)
- IMDb: Star Wars: Episode V - The Empire Strikes Back (1980)
- IMDb: Irvin Kershner
- IMDb: George Lucas
- IMDb: Leigh Brackett
- IMDb: Lawrence Kasdan
- IMDb: John Williams
- IMDb: Ben Burtt
- Wookieepedia: 4-LOM