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スター・ウォーズ / 登場人物

アドミラル・オジェル

Admiral Ozzel

演者:マイケル・シェアード初登場:『帝国の逆襲』序盤のエグゼキューター艦橋場面
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アドミラル・オジェル(Admiral Ozzel)は、映画『スター・ウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲』に登場する銀河帝国軍の艦隊提督である。ダース・ベイダー艦隊旗艦スーパー・スター・デストロイヤー『エグゼキューター』の艦長を務めるが、惑星ホス攻撃の指揮判断を誤り、ベイダーのフォース絞首によって絶命する。彼の死はキャプテン・ピエットの提督昇進の起点となり、ベイダー直属士官の失策が処刑に直結する構図を初めて示した人物として知られる。

01来歴

来歴

エグゼキューター艦橋での初登場

アドミラル・オジェルは、『帝国の逆襲』序盤、ダース・ベイダー艦隊旗艦スーパー・スター・デストロイヤー『エグゼキューター』艦橋で艦長兼帝国軍艦隊提督として初登場する。キャプテン・ピエットから、惑星ホス系で偵察ドロイドが反乱同盟軍前線基地らしい構造物を発見した旨の報告を受けるが、彼はこれを反乱軍基地と断定するに足らないとして当初退ける。しかし艦橋のベイダーが同じ映像からルーク・スカイウォーカーの所在に直結する反乱軍前線基地と即断したため、艦隊総出でのホス強襲計画への切り替えを命じられる。

ホス系への強行接近と失策

ベイダーからホス系への艦隊強襲を命じられたオジェルは、デス・スコードロンを率いる提督として、エグゼキューターを含む全艦をハイパースペースから惑星ホス系の至近距離へ実体化させる判断を執行する。本来この奇襲は、艦隊を反乱同盟軍前線基地エコー・ベースのセンサー射程外で実体化させ、惑星規模のエネルギー・シールドを展開させる暇を与えない設計であった。だが至近距離実体化の判断はこの設計を破綻させ、エコー・ベースは時間的余裕を得てシールドを展開し、反乱同盟軍主力の脱出準備に入る。

フォース絞首による絶命

至近距離実体化の失策直後、オジェルはエグゼキューター艦橋からホス上空のスター・デストロイヤー艦橋のピエットへホログラム通信で状況確認を行う。その回線にベイダーが割り込み、艦隊をホス系から離れて実体化させるよう命じたはずだと述べ、『He's as clumsy as he is stupid.』の言葉と共にホログラム越しのフォース絞首を執行する。オジェルは喉元を両手で押さえながら膝から崩れ落ち絶命し、ベイダーは同じ回線でピエットへ『君は今やアドミラルだ/艦隊を指揮しろ』と命じ、提督への昇進と指揮権譲渡を成立させる。

02能力・特徴

能力・特徴
  • スーパー・スター・デストロイヤー『エグゼキューター』の艦長兼帝国軍艦隊提督として、デス・スコードロンの指揮権限を保持する。本編でエグゼキューター前任提督として描かれるのは本人のみで、後任ピエットへ艦と地位を継承する造形の起点となる。
  • ベイダーから命じられた惑星ホス系強襲の航行計画判断を、提督として直接執行する。艦隊全艦をハイパースペースからホス系至近距離へ実体化させる判断が、エコー・ベース側にエネルギー・シールド展開と全機退避準備の余裕を与える結果を招く。
  • エグゼキューター艦橋で偵察ドロイド報告への自身の解釈をベイダーへ直接具申する数少ない士官の一人。彼の解釈とベイダーの解釈が正面から対立する短い場面は、ベイダー直属士官が判断を明示的に主張する稀少な構図を成立させる。

03関連人物

関連人物
ダース・ベイダー(Darth Vader)
銀河帝国軍シス卿。オジェルが指揮するデス・スコードロンの事実上の最高権限者として艦橋に臨席し、ホス系至近距離実体化の失策直後にホログラム通信でフォース絞首を執行して彼を絶命させ、その場でピエットを提督へ昇進させた。
アドミラル・ピエット(Admiral Piett)
エグゼキューターのキャプテンを務めるオジェルの直属の部下。オジェルがフォース絞首で絶命した直後、同じ艦橋場面でベイダーから提督への昇進と艦隊指揮権を直接命じられ、後任の艦長兼提督となる。
ジェネラル・ヴィアース(General Veers)
エグゼキューター艦橋の会議に列席する銀河帝国軍陸軍将官。本編中盤のホス地表でAT-AT部隊『ブリザード・フォース』を率い、エコー・ベースの主シールド発電施設の破壊を成立させる、艦隊側と陸軍側を橋渡しする前線指揮官。
キャプテン・ニーダ(Captain Needa)
本編中盤のアステロイド帯でミレニアム・ファルコン号を取り逃がした責任を負い、オジェル同様ベイダーのフォース絞首で絶命するスター・デストロイヤー・アヴェンジャーの艦長。判断失策が絶命に直結する構図を二段階で可視化する相手。
ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)
エコー・ベースに所属する若き反乱同盟軍パイロット。オジェルが偵察ドロイド報告を当初軽視した一方、ベイダーは同じ映像からこの人物の所在を根拠に反乱軍基地と即断しており、判断対立場面の対照点として示される。
ハン・ソロ(Han Solo)
エコー・ベースに滞在しミレニアム・ファルコン号を保有するパイロット。オジェルの至近距離実体化失策で得られた時間的余裕が、ハンとレイアがファルコン号で同基地を脱出する時間を実質的に確保する結果に直結する。
レイア・オーガナ(Leia Organa)
エコー・ベースの指揮系統に位置する元オルデラン王女で反乱同盟軍指導者。オジェルの失策でエコー・ベースが惑星規模シールド展開と全機退避準備の余裕を得た結果、ハンとともにファルコン号で同基地脱出に成功する。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
エグゼキューター艦橋で、ピエットから偵察ドロイドが惑星ホス系で反乱同盟軍前線基地らしい構造物を発見した旨の報告を受ける初登場場面。オジェルは断定を退けるが、ベイダーが反乱軍基地と即断しホス強襲を命じる。

デス・スコードロンに対し、オジェルが提督としてホス系へのハイパースペース強行接近を命じる場面。全艦の至近距離実体化が、エコー・ベース側にシールド展開と全機退避準備の余裕を与えてしまう。

ホログラム通信で状況確認するオジェルにベイダーが割り込み、『He's as clumsy as he is stupid.』の言葉と共にフォース絞首を執行する場面。オジェルは喉元を押さえ膝から崩れ落ち絶命する。

オジェル絶命と同じホログラム回線で、ベイダーがピエットへ提督昇進と艦隊指揮権を直接命じる場面。艦長兼提督の地位がそのままピエットへ継承される造形の起点となる。

06制作背景

制作背景

アドミラル・オジェルを演じたのは、スコットランド・アバディーン出身の俳優マイケル・シェアード(Michael Sheard/1938年6月18日生/2005年8月31日没)である。シェアードはBBC『ドクター・フー』への帝国/秩序側士官役での反復出演や、BBC『グランジ・ヒル』のミスター・ブロンスン校長役で知られる英国の長期キャリア俳優であり、スティーヴン・スピルバーグ監督『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)ではアドルフ・ヒトラー役のカメオも務めた。

本作『帝国の逆襲』(原題The Empire Strikes Back)は、アーヴィン・カーシュナー監督のもと製作され、米国で1980年5月21日、日本で同年6月28日に公開された。脚本はリー・ブラケットとローレンス・カスダン、原案はジョージ・ルーカスが担当した。ブラケットは初期草稿執筆後の1978年に他界し、カスダンがベイダーのフォース絞首台詞を含む後期稿を仕上げた。製作はゲイリー・カーツで、同作は彼が手がけた最後の『スター・ウォーズ』本編実写映画にあたる。製作・配給はルーカスフィルムと20世紀フォックス、視覚効果はILMが担った。

音楽はジョン・ウィリアムズが担当し、本作で初導入された『帝国のマーチ(The Imperial March)』を中心とするベイダー艦隊側モチーフが、オジェルのエグゼキューター艦橋場面や絶命直前のホログラム通信場面の緊張感を構成する。サウンド・デザインはベン・バートが担い、フォース絞首執行時の喉元を握り潰す効果音、ホログラム回線の電子的ノイズ、艦橋背景のスーパー・スター・デストロイヤー内部音響を構成した。ホログラム通信越しに艦長級士官が絶命する音響演出は本作が初出である。

衣装デザインはジョン・モロが担当し、オジェルやピエット、ジェネラル・ヴィアース等が着用する銀河帝国軍士官制服(オリーブ・グレー基調、階級章ピンバッジと胸ボード、士官帽)の造形を確立した。モロは前作『新たなる希望』でアカデミー衣装デザイン賞を受賞している。撮影監督はピーター・サショウスキーで、青味のかかった艦橋照明やホログラム通信場面の階調設計、フォース絞首場面のクローズアップ撮影を手がけた。

07評価・考察

評価・考察

アドミラル・オジェルは『帝国の逆襲』序盤のごく短い時間にのみ登場するが、ダース・ベイダー艦隊旗艦エグゼキューターの艦長兼帝国軍艦隊提督として、後任ピエットへ艦と地位を直接継承させる造形の起点に位置付けられる。本シリーズ実写映画本編でエグゼキューター艦長兼提督として描かれる前任士官は本人のみである。

本キャラクターは、ベイダー直属士官の判断失策が絶命に直結する命令系統を本シリーズ実写映画本編で初めて具体的に可視化する人物にあたる。中盤のキャプテン・ニーダの絶命場面と合わせ、本作はベイダー艦隊内で艦長級士官が失策直後にフォース絞首で絶命する場面を二段階で描く構造となっており、オジェルはその一段目を成立させる。

実写での登場は本作1作のみで、『新たなる希望』『ジェダイの復讐/ジェダイの帰還』やプリクエル三部作・シークエル三部作、実写ドラマ群(『マンダロリアン』『ボバ・フェット』『オビ=ワン・ケノービ』『アソーカ』『アンドー』等)には登場しない。短い出番ながら、ホログラム通信越しに艦長級士官が絶命する演出の初出例として記憶される。

08トリビア

  • 演者マイケル・シェアードは、本役と同時期の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)でアドルフ・ヒトラー役のカメオを務めており、制服姿の権威人物役を反復するキャリア線上に本役が位置付けられる。
  • ベイダーがホログラム通信越しに艦長級士官をフォース絞首で絶命させる場面は、本シリーズ実写映画本編で本キャラクターの場面が初出にあたる。
  • オジェルの絶命と同じホログラム場面でピエットが提督へ昇進しており、両者はエグゼキューター艦長兼提督の地位を直接継承する唯一の前任後任関係にあたる。
  • 彼が指揮する旗艦エグゼキューターは本作で初登場し、後の『ジェダイの復讐/ジェダイの帰還』終盤エンドーの戦いで反乱同盟軍Aウィング機の艦橋激突を機に第二デス・スターへ墜落して破壊される。
  • 本キャラクター登場場面で流れる『帝国のマーチ』は本作のために書き下ろされ、本シリーズ実写映画本編で同モチーフが初導入された作品にあたるため、代表的モチーフの劇中初期使用例の一つとなる。

09よくある質問

アドミラル・オジェルはどの作品に登場しますか?

映画『スター・ウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲』1作のみに登場する。他の実写映画・実写ドラマには登場しない。

アドミラル・オジェルはどの艦の艦長ですか?

ダース・ベイダー艦隊旗艦スーパー・スター・デストロイヤー『エグゼキューター』の艦長兼帝国軍艦隊提督である。本編でエグゼキューター前任提督として描かれるのは彼のみである。

アドミラル・オジェルはなぜダース・ベイダーに絶命させられるのですか?

ホス系への艦隊強襲で全艦をハイパースペースからホス系至近距離へ実体化させ、エコー・ベース側にシールド展開と退避準備の余裕を与えたためである。ベイダーは失策を咎めてフォース絞首を執行する。

アドミラル・オジェルの絶命直後に誰が艦隊提督に昇進しますか?

同じホログラム回線に居合わせたキャプテン・ピエットが、ベイダーから提督への昇進と艦隊指揮権を直接命じられ後任となる。ピエットは以後『ジェダイの復讐/ジェダイの帰還』終盤まで艦長兼提督を務める。

アドミラル・オジェルの演者は誰ですか?

スコットランド・アバディーン出身の俳優マイケル・シェアード(1938年生/2005年没)が演じた。BBC『ドクター・フー』や『グランジ・ヒル』のミスター・ブロンスン校長役で知られる英国の長期キャリア俳優である。

10出典

  1. StarWars.com 公式: The Empire Strikes Back
  2. StarWars.com Databank: Admiral Ozzel
  3. StarWars.com Databank: Admiral Piett
  4. StarWars.com Databank: Darth Vader
  5. StarWars.com Databank: Executor
  6. StarWars.com Databank: General Veers
  7. StarWars.com Databank: Captain Needa
  8. Wookieepedia: Kendal Ozzel
  9. IMDb: The Empire Strikes Back (1980)
  10. IMDb: Michael Sheard
  11. IMDb: Irvin Kershner
  12. IMDb: Leigh Brackett
  13. IMDb: Lawrence Kasdan
  14. IMDb: John Williams
  15. IMDb: Ben Burtt
  16. IMDb: John Mollo
  17. IMDb: Gary Kurtz
  18. IMDb: Peter Suschitzky