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スター・ウォーズ / 登場人物

ビブ・フォーチュナ

Bib Fortuna

演者:マイケル・カーター種族:トワイレック
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ビブ・フォーチュナ(Bib Fortuna)は、ハット族の犯罪王ジャバ・ザ・ハットに仕える執事長のトワイレック種族の男性である。惑星タトゥイーンのジャバの宮殿を舞台に、映画『ジェダイの帰還』で来訪者を玉座へ取り次ぐ側近として初登場する。宮殿の動線を一手に担うジャバ宮廷の代表的脇役であり、後の実写ドラマ『ボバ・フェット』では宮殿を継承した姿で再登場する点でも知られる。

01来歴

来歴

宮殿到来と取り次ぎ

ビブ・フォーチュナ(Bib Fortuna)は、リチャード・マーカンド(Richard Marquand)監督の映画『スター・ウォーズ/エピソード6 ジェダイの復讐/ジェダイの帰還(Return of the Jedi)』1983年7月2日日本公開(米国1983年5月25日公開)で初登場するトワイレック種族の執事長である。本編序盤、ルーク・スカイウォーカーの使者としてジャバの宮殿を訪れたR2-D2/C-3POを、宮殿の鉄扉前で出迎え、フットゥース(Huttese)で用件を確認する。二体を長い廊下から玉座広間へ先導し、来訪者を玉座のジャバへ取り次ぐ執事長としての基本動作を確立する。

玉座広間の宮廷儀礼

本編中盤、ビブ・フォーチュナはジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)の玉座のすぐ脇に常時侍り、フットゥースで耳打ちを繰り返す宮廷儀礼通訳役を担う。賞金稼ぎブーシュ(Boushh)に扮したレイア・オーガナがチューバッカを売り渡しに来訪する場面では、ブーシュを玉座まで導き、賞金交渉と熱探知機の一連の儀礼を取り仕切る。続くルーク・スカイウォーカーの単身来訪では、玉座広間入口でルークを制止しようとするが、フォース暗示(mind trick)に従わされ、従順にルークを玉座まで先導する。

セイル・バージ同乗

本編終盤、ジャバの命でルーク・スカイウォーカー/ハン・ソロ/チューバッカが処刑のためサルラック(Sarlacc)の口へ曳航される場面では、ビブ・フォーチュナはジャバのセイル・バージ『カディーズ・ファック(Khetanna)』甲板の上座側に同乗する姿で映る。しかしルークらの脱出反撃によってセイル・バージが炎上崩壊し、ジャバがレイアの首鎖で絞殺される流れの中で、以降の描写を持たない。実写映画本編ではこのセイル・バージ場面が連続登場の最後となる。

実写復帰と権力継承

実写ドラマ『マンダロリアン/The Mandalorian』シーズン2 第8話『Chapter 16: The Rescue』2020年12月18日Disney+配信開始のポストクレジット場面で、ビブ・フォーチュナは約37年ぶりに実写作品へ復帰する。同話サルラック坑場面以後にジャバの宮殿を継承し、かつてのジャバの玉座に着座した姿で描かれるが、突入したボバ・フェットとフェネック・シャンドに頭部を撃ち抜かれ絶命する。場面末尾には『The Book of Boba Fett — Coming December 2021』のロゴが提示され、続編スピンオフの制作が初めて公式に告知された。

犯罪王継承と処断

実写ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』第1話『Stranger in a Strange Land』2021年12月29日Disney+配信開始(クリエイター ジョン・ファヴロー/デイヴ・フィローニ/ロバート・ロドリゲス)冒頭で、ビブ・フォーチュナが新たなタトゥイーン犯罪王を自任し、侍女を従えて玉座に座す姿で再登場する。だがサルラック坑から生還したボバ・フェットとフェネック・シャンドの襲撃を受け、その場で頭部を撃ち抜かれ絶命する。第2話以降の宮殿はボバ・フェットの新体制へ置き換わり、登場はこの冒頭場面が最後となる。

02能力・特徴

能力・特徴
  • 執事長としての取り次ぎ:ジャバの宮殿に到来するR2-D2/C-3PO、ブーシュに扮したレイア、ルーク・スカイウォーカーらの来訪者を、鉄扉から長い廊下を経て玉座広間のジャバまで先導する。宮殿内の動線を熟知した宮廷側近として取り次ぎ業務を成立させる。
  • フットゥースによる宮廷儀礼通訳:ジャバへの耳打ち、来訪者への用件確認、賞金交渉の通訳をいずれもハット族の言語フットゥースで進行させる。非英語話者ながらジャバ宮廷の意思疎通を仲介する重要側近として機能する。
  • 暫定的な犯罪王としての影響力:ジャバの死後に宮殿の玉座を継承した立場として描かれ、かつての主君の玉座に着座してタトゥイーン裏社会の人脈を一時的に握る暫定犯罪王として位置付けられる。

03関連人物

関連人物
ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)
ハット族犯罪王。ビブ・フォーチュナが直属の執事長として常に玉座脇に侍る主君であり、フットゥースで耳打ちを繰り返す相手。
ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)
玉座広間来訪場面でビブ・フォーチュナをフォース暗示に従わせ、玉座まで先導させるジェダイ・ナイト。フォース暗示が通用する典型例を成立させる相手。
レイア・オーガナ(Leia Organa)
賞金稼ぎブーシュに扮してチューバッカを売り渡しに来訪し、ビブ・フォーチュナが取り次ぐ相手。正体がレイアだと本人は知らぬまま宮廷儀礼を遂行する。
C-3PO/R2-D2
ルークからジャバへの使者として宮殿へ到来し、ビブ・フォーチュナが最初に対話する来訪者のドロイド二体。鉄扉前から玉座広間まで先導される。
ボバ・フェット/フェネック・シャンド(Boba Fett/Fennec Shand)
ジャバ亡き後の宮殿を継承したビブ・フォーチュナを玉座広間で襲撃し、頭部を撃ち抜いて処断する二人組。実写ドラマでの本キャラクター退場を決定づける。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
宮殿鉄扉前 取り次ぎ(ジェダイの帰還 序盤):メッセージ使者として到来したR2-D2/C-3POを、ビブ・フォーチュナが鉄扉前で出迎え、フットゥースで用件を確認して玉座広間まで先導する初登場場面。

玉座広間 ブーシュ取り次ぎ(中盤):ブーシュに扮したレイアがチューバッカを売り渡しに来訪し、ビブ・フォーチュナが玉座まで導いて賞金交渉と熱探知機見せつけの儀礼を取り仕切る場面。

玉座広間 フォース暗示(中盤):単身来訪したルークが入口で制止するビブ・フォーチュナにフォース暗示をかけ、従順に玉座まで先導させる、フォース暗示が通用する有名な場面。

マンダロリアン シーズン2第8話 ポストクレジット:玉座を継承したビブ・フォーチュナがボバ・フェットとフェネックに頭部を撃ち抜かれ、続編告知ロゴが提示される約37年ぶりの実写復帰場面。

ボバ・フェット 第1話 処断場面:宮殿を継承し玉座に座すビブ・フォーチュナが、生還したボバ・フェットとフェネックの襲撃で頭部を撃ち抜かれ絶命する、実写ドラマでの退場場面。

06制作背景

制作背景

『ジェダイの帰還』でビブ・フォーチュナを演じたのは英国の俳優マイケル・カーター(Michael Carter)である。カーターは本シリーズ実写映画では本作のみの出演で、頭部両側のレックを装着する特殊メイクと、長時間にわたるフットゥース台詞の演技によって、ジャバ宮廷の代表的脇役として本キャラクターを強く印象付けた。カーターはテリー・ギリアム監督『未来世紀ブラジル/Brazil』1985年米国公開(日本公開1986年)など、多数の英国制作映画・テレビドラマにも出演歴を持つ。

ジャバ亡き後の玉座に着座するビブ・フォーチュナの実演は、ルーカスフィルム所属の音響監督・声優マシュー・ウッド(Matthew Wood)が引き継いだ。ウッドは『マンダロリアン』シーズン2第8話ポストクレジット場面と、続く『ボバ・フェット』第1話冒頭場面の両方で本キャラクターを演じている。ウッドはジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐(Revenge of the Sith)』2005年7月9日日本公開でグリーヴァス将軍(General Grievous)の声を担当した実績を持つ。

実写ドラマ側の座組では、『ボバ・フェット』第1話をロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)が監督し、本キャラクターが玉座広間で処断される冒頭場面を含む第1話全編を演出した。ロドリゲスは『マンダロリアン』シーズン2第6話『Chapter 14: The Tragedy』2020年12月4日Disney+配信開始の監督として、サルラック坑から生還したボバ・フェット本人の実写再登場場面を初めて演出した人物でもある。オリジナル三部作のジャバの声はラリー・ウォード(Larry Ward)が担当している。

07評価・考察

評価・考察

ビブ・フォーチュナは、ジャバの宮殿における『来訪者の取り次ぎ』『ジャバへのフットゥース通訳』『宮廷儀礼の進行管理』の三領域を一手に担う執事長として、ハット族犯罪王宮廷の動線を構造的に成立させるキャラクターである。ジャバ本人が体格上ほぼ玉座から動かない造形であるのに対し、ビブ・フォーチュナは鉄扉から廊下、玉座広間、セイル・バージ甲板まで自在に動き、宮廷の物理的な動きをすべて代行する実体的な動作主として機能する。

本キャラクターは、ルーク・スカイウォーカーのフォース暗示に従順に従わされて玉座まで先導する造形により、実写映画本編における『ジェダイのフォース暗示が通用する典型例』として機能する。これは『新たなる希望』でオビ=ワン・ケノービがサンドトルーパーの検問を逸らす『これらは探しているドロイドではない』場面と並ぶ、シリーズの代表的なフォース暗示場面である。

実写での登場は『ジェダイの帰還』と『ボバ・フェット』第1話冒頭の2作品に限られ、『新たなる希望』『帝国の逆襲』やプリクエル三部作、シークエル三部作、『ローグ・ワン』『ハン・ソロ』、および他の実写ドラマ群には本人の登場場面が設定されていない。それでもジャバ亡き後の宮殿を継承した設定によって、タトゥイーン裏社会の権力構造をボバ・フェットの新体制へ橋渡しする物語装置として再評価された。

08トリビア

  • 実写映画で『トワイレック(Twi'lek)種族』が初めて長尺の連続登場を担った例とされ、レックと青白い肌、長いローブと頭巾の造形は、後のエイラ・セキュラやオーラ・シングらトワイレック表現の参照原型のひとつとなった。
  • 台詞は一貫してハット族の言語フットゥースで進行し、劇場公開版では英語字幕が付された。非英語話者の重要側近としてジャバ宮廷を成立させた点が特徴的である。
  • 約37年ぶりの実写復帰は『マンダロリアン』シーズン2第8話のポストクレジット場面で、末尾に『The Book of Boba Fett — Coming December 2021』のロゴが示され、続編スピンオフの制作が初めて公式に告知された。
  • 『ボバ・フェット』第1話冒頭の処断場面は、『ジェダイの帰還』でジャバが絶命して以降、約38年ぶりに本キャラクターを実写本編へ復帰させた場面にあたる。
  • 演者マイケル・カーターは、テリー・ギリアム監督『未来世紀ブラジル』など多数の英国制作映画・テレビドラマにも出演歴を持つ俳優として知られる。

09よくある質問

ビブ・フォーチュナはどの作品に登場しますか?

映画『ジェダイの帰還』と実写ドラマ『ボバ・フェット』第1話冒頭の2作品に実写出演する。『マンダロリアン』シーズン2第8話のポストクレジット場面にも玉座を継承した姿で登場する。

ビブ・フォーチュナの種族は何ですか?

頭部両側から垂れる二本のレック(Lekku/頭尾)と青白い肌を持つトワイレック(Twi'lek)種族の男性である。実写映画で同種族が初めて長尺の連続登場を担った例とされる。

ビブ・フォーチュナの演者は誰ですか?

『ジェダイの帰還』では英国の俳優マイケル・カーター(Michael Carter)が演じた。ジャバ亡き後の玉座に座す『マンダロリアン』および『ボバ・フェット』の実演は、マシュー・ウッド(Matthew Wood)が引き継いでいる。

ビブ・フォーチュナは『ボバ・フェット』本編ではどうなりますか?

ジャバの宮殿を継承し犯罪王を自任して玉座に座すが、第1話冒頭でボバ・フェットとフェネック・シャンドの襲撃を受け、頭部を撃ち抜かれて絶命する。

ビブ・フォーチュナは『ジェダイの帰還』でどんな役回りですか?

ジャバの宮殿の執事長として、R2-D2/C-3PO、ブーシュに扮したレイア、ルークら来訪者を玉座のジャバへ取り次ぐ。ルーク来訪場面ではフォース暗示に従わされ、従順に玉座まで先導する。

10出典

  1. StarWars.com 公式: Return of the Jedi
  2. StarWars.com 公式: Bib Fortuna (Databank)
  3. Wookieepedia: Bib Fortuna
  4. StarWars.com 公式: The Mandalorian Chapter 16: The Rescue
  5. StarWars.com 公式: The Book of Boba Fett
  6. Wookieepedia: Chapter 16: The Rescue
  7. Wookieepedia: Stranger in a Strange Land (The Book of Boba Fett)