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スター・ウォーズ / 登場人物

キャプテン・ニーダ

Captain Needa

演者:マイケル・カルバー初登場:映画『帝国の逆襲』の本編中盤
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キャプテン・ニーダ(Captain Needa)は、映画『スター・ウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲』に登場する銀河帝国軍士官である。スター・デストロイヤー『アヴェンジャー』の艦長として、ホスの戦いを離脱したミレニアム・ファルコン号を追撃する。取り逃がしの責を負って出頭し、ダース・ベイダーのフォース絞首で絶命する場面は、帝国の非情さを象徴する挿話として知られる。

01来歴

来歴

アヴェンジャー艦長の追撃指揮

キャプテン・ニーダ(Captain Needa、フルネーム Lorth Needa)は、映画『スター・ウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲(The Empire Strikes Back)』1980年6月28日日本公開(米国1980年5月21日公開)の本編中盤に初登場する。ダース・ベイダー艦隊(劇中通称デス・スコードロン)所属のインペリアル級スター・デストロイヤー『アヴェンジャー』の艦長として、ホスの戦いを離脱したハン・ソロ操縦のミレニアム・ファルコン号を追撃し、自艦をアステロイド帯の中まで強行進入させて捕捉を図る。

ファルコン号取り逃がし

アステロイド帯を抜けたアヴェンジャーは、艦橋背面に磁気着接(ハル・アタッチ)してセンサー死角に潜伏したファルコン号を察知できなかった。ファルコン号は、続くアヴェンジャーのゴミ廃棄(garbage dump)と同時に廃棄物へ紛れて分離・離脱し、追跡は断たれる。ニーダは艦橋クルーからファルコン号を見失った旨の報告を受け、ベイダー艦隊へ取り逃がしを報告する判断を執る。

出頭とフォース絞首

ニーダは取り逃がしの責を負い、自らシャトルでベイダー艦隊旗艦スーパー・スター・デストロイヤー『エグゼキューター』艦橋へ出頭し、ベイダー本人に対し艦長として自らの責任を直接申し出る。ベイダーは『Apology accepted, Captain Needa.(詫びは受け取った、キャプテン・ニーダ)』と述べると同時にフォース絞首(Force-choke)を執行し、ニーダは喉元を両手で押さえながら膝から崩れ落ち絶命する。

02能力・特徴

能力・特徴
  • アヴェンジャー艦長としての追撃指揮権限。ミレニアム・ファルコン号追撃の前線を直接指揮する。本編で『アヴェンジャー』の艦長として描かれる士官はニーダのみであり、艦と艦長は不可分の指揮系統として造形される。
  • アステロイド帯強行進入の戦術判断。逃走するファルコン号を捕捉するため、自艦をアステロイド密集帯の中まで強行進入させる。主力艦を岩塊群へ進入させる稀少な指揮判断にあたる。
  • 責任を直接ベイダーへ申し出る出頭判断。任務失敗の責を負い、自らシャトルでエグゼキューター艦橋へ出頭して直接申し出る。この判断がフォース絞首と絶命の直接の引き金となる。

03関連人物

関連人物
ダース・ベイダー(Darth Vader)
銀河帝国軍のシス卿。ニーダの責任申し出を受けたうえでフォース絞首を執行し、絶命させた人物。本編でニーダと直接の命令関係を持つ唯一の上官にあたる。
アドミラル・ピエット(Admiral Piett)
エグゼキューターの艦長兼艦隊提督。ニーダ出頭の場面で同艦橋に並び、ベイダーによるフォース絞首を直近で目撃する、ベイダー直属命令系統下の同列士官。
アドミラル・オジェル(Admiral Ozzel)
エグゼキューターの前任艦長兼艦隊提督。本編序盤にフォース絞首で絶命し、序盤=オジェル/中盤=ニーダというフォース絞首絶命の二段階構図を成立させる相手。
ハン・ソロ(Han Solo)
ミレニアム・ファルコン号操縦者。艦橋背面への磁気着接とゴミ廃棄同時分離の戦術でニーダの追跡を直接断つ、反乱同盟軍側の操縦者。
レイア・オーガナ(Leia Organa)
反乱同盟軍指導者の一人で、追撃時のファルコン号搭乗者。ハン・ソロ、チューバッカ、C-3POと共に乗船し、ニーダの追撃から離脱する。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
アヴェンジャー艦橋でのアステロイド帯追撃指揮場面。ニーダが自艦を岩塊群へ強行進入させ、ファルコン号の捕捉を図るニーダの起点場面。

アヴェンジャー艦橋背面へのファルコン号磁気着接場面。センサー死角に潜伏され、ニーダは追跡対象の所在を把握できないまま航行を続ける。

ゴミ廃棄分離場面。艦橋背面のファルコン号が廃棄物に紛れて離脱し、ニーダは艦長として直接ファルコン号を取り逃がす。

エグゼキューター艦橋のフォース絞首場面。出頭したニーダに、ベイダーが『Apology accepted, Captain Needa.』と述べつつフォース絞首を執行し、ニーダは絶命する。

06制作背景

制作背景

ニーダを演じたのは英国の俳優マイケル・カルバー(Michael Culver、1938年6月16日英国ロンドン出身)である。カルバーはグラナダTV『シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)』1984年〜1985年放送回などにも出演し、英国TVドラマで長期のキャリアを持つ。落ち着いた発声と直立姿勢の演技によって、職務を遂行する艦長像と、自らの責任を上官へ申し出る士官倫理という二重の性格付けを成立させた。

監督はアーヴィン・カーシュナー(Irvin Kershner、1923年4月29日米国フィラデルフィア出身、2010年11月27日没)。原案・製作総指揮はジョージ・ルーカス(George Lucas)、脚本はリー・ブラケット(Leigh Brackett)とローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan)が担当した。アステロイド帯でのファルコン号取り逃がし、エグゼキューター艦橋への出頭、『Apology accepted, Captain Needa.』の台詞によるフォース絞首絶命という一連の構成は、この脚本とカーシュナーの艦橋演出によって確立された。ニーダはアドミラル・オジェル(演マイケル・シェアード、Michael Sheard)と対を成すベイダー直属艦長級士官として造形されている。共演にはダース・ベイダー役のデヴィッド・プラウズ(David Prowse、声はジェームズ・アール・ジョーンズ、James Earl Jones)、ハン・ソロ役のハリソン・フォード(Harrison Ford)、レイア役のキャリー・フィッシャー(Carrie Fisher)、アドミラル・ピエット役のケネス・コリー(Kenneth Colley)らがいる。

場面の音楽は、ジョン・ウィリアムズ(John Williams)が作曲した『The Imperial March (Darth Vader's Theme)』を基調とし、追跡シーン用スコアとともにベイダー側の冷徹さを補強する。効果音はベン・バート(Ben Burtt)が設計し、フォース絞首の喉元圧迫音、艦橋の機械音、アステロイド衝突音などが場面の聴覚的アイデンティティを構築する。製作はルーカスフィルム(Lucasfilm)で、工業光魔(ILM)の特撮と英国エルストリー・スタジオ(Elstree Studios)の撮影体制のもと、艦橋セットとアステロイド帯VFXが実装された。

07評価・考察

評価・考察

ニーダは、アステロイド帯追撃場面でファルコン号取り逃がし戦術の直接の被害側として位置付けられる。本編で『アヴェンジャー』の艦長として描かれる士官はニーダのみであり、キャラクターと艦は不可分の指揮系統として造形される。反乱同盟軍側の磁気着接とゴミ廃棄分離は、本編を代表する対スター・デストロイヤー回避戦術の一つである。

ニーダの絶命は、序盤のアドミラル・オジェルに続くベイダー直属艦長級士官のフォース絞首絶命二例目にあたる。序盤=オジェル/中盤=ニーダという二段階の構図によって、『ベイダー直属士官の判断失策が絶命に直結する命令系統』が可視化され、本作のベイダー像を象徴する構造をニーダが担う。『Apology accepted, Captain Needa.』は、皮肉と冷徹さを併せ持つベイダー台詞の代表例であり、この台詞が機能する前提として、ニーダの誠実な責任申し出の演技が必須要素として作用している。

ニーダの実写映画出演は本作本編のみであり、『新たなる希望』『ジェダイの帰還』をはじめとするオリジナル三部作の他作、プリクエル三部作、シークエル三部作、ならびに実写ドラマ群(『マンダロリアン』『ボバ・フェット』『オビ=ワン・ケノービ』『アソーカ』『アンドー』等)には登場しない。

08トリビア

  • ベイダーの『Apology accepted, Captain Needa.』の台詞と同時にフォース絞首を受け絶命する。序盤のアドミラル・オジェルに続く、本作の艦長級士官フォース絞首絶命二例目にあたる。
  • 正式名はLorth Needa(ロース・ニーダ)だが、本編中でフルネームは語られず、呼称はすべて『キャプテン・ニーダ』に統一されている。
  • 艦長を務める『アヴェンジャー』は、本編でニーダ指揮下の艦として描かれる唯一のスター・デストロイヤーである。
  • ファルコン号は、アヴェンジャー艦橋背面への磁気着接とゴミ廃棄同時分離という戦術でニーダの追撃を振り切る。本編を代表する対スター・デストロイヤー回避戦術の被害艦となった。
  • 実写映画出演は『帝国の逆襲』本編のみで、他のオリジナル三部作作品・プリクエル・シークエル各三部作や実写ドラマ群には登場しない。

09よくある質問

キャプテン・ニーダはどの作品に登場しますか?

映画『スター・ウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲』の本編のみに登場する。他の実写映画やドラマ群には登場しない。

キャプテン・ニーダはなぜダース・ベイダーに絶命させられるのですか?

ミレニアム・ファルコン号を取り逃がした責を負い、自ら出頭して責任を申し出たためである。ベイダーは『Apology accepted, Captain Needa.』と述べると同時にフォース絞首を執行し、ニーダは絶命する。

キャプテン・ニーダの演者は誰ですか?

英国の俳優マイケル・カルバー(Michael Culver)である。『シャーロック・ホームズの冒険』などにも出演した、英国TVドラマで長いキャリアを持つ俳優である。

キャプテン・ニーダはどの艦の艦長ですか?

インペリアル級スター・デストロイヤー『アヴェンジャー』の艦長である。ダース・ベイダー艦隊(デス・スコードロン)所属で、アステロイド帯でのファルコン号追撃の前線指揮を担う。

『Apology accepted, Captain Needa.』とは誰の台詞ですか?

ダース・ベイダーの台詞である。出頭して責任を申し出たニーダに向けて述べられ、同時にフォース絞首が執行される。皮肉と冷徹さを併せ持つベイダー台詞の代表例とされる。

10出典

  1. StarWars.com 公式: The Empire Strikes Back
  2. StarWars.com Databank: Captain Needa
  3. Wookieepedia: Lorth Needa
  4. IMDb: Michael Culver
  5. IMDb: Irvin Kershner
  6. IMDb: George Lucas
  7. IMDb: Lawrence Kasdan
  8. IMDb: Leigh Brackett
  9. IMDb: John Williams
  10. IMDb: Ben Burtt
  11. IMDb: David Prowse
  12. IMDb: James Earl Jones
  13. IMDb: Kenneth Colley
  14. IMDb: Michael Sheard
  15. IMDb: Harrison Ford
  16. IMDb: The Empire Strikes Back (1980)