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スター・ウォーズ / 登場人物

タギ将軍

General Tagge

演者:ドン・ヘンダーソン初登場:映画『新たなる希望』のデス・スター会議室場面
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タギ将軍(General Tagge)は、映画『スター・ウォーズ/エピソード4 新たなる希望』に登場する銀河帝国軍の士官である。グランドモフ・ターキン司令下のデス・スター司令部に所属する陸軍系ジェネラルで、最高幹部会議の席上で反乱同盟軍の脅威を慎重に評価する役回りを担う。技術データ流出による弱点露呈を予言的に指摘し、終盤のデス・スター撃破を示唆する存在として造形される。

01来歴

来歴

会議室での登場と慎重論

タギ将軍(本名 Cassio Tagge)は、ジョージ・ルーカス監督の映画『スター・ウォーズ/エピソード4 新たなる希望(Star Wars: Episode IV - A New Hope)』1977年5月25日米国公開(日本1978年6月24日公開)本編中盤、グランドモフ・ターキン司令下の移動式宇宙要塞デス・スター最高幹部会議室の場面で初登場する。デス・スター完成までは帝国側に隙があるとし、「反乱同盟軍は想定以上に危険だ/They're more dangerous than you realize.」「反乱は銀河元老院で同情を得続けるだろう」と述べて楽観論に警鐘を鳴らす。これにアドミラル・モッティが「艦隊にとってはともかく、このデス・スターにとっては危険ではない/Dangerous to your starfleet, Commander, not to this battle station!」と反論し、会議の対比構造が明確になる。

技術データ流出の予言的指摘

ターキンが銀河元老院の解散と地方総督による直接支配体制の確立を宣言した後、タギ将軍はダース・ベイダーの前で「反乱同盟軍がデス・スターの技術データテープ一式(complete technical readout)を入手していたなら、極めて低い可能性とはいえ弱点を見出し付け入る隙となりうる」と公然と指摘する。ベイダーは「参照される設計図はじき我々の手元に戻る/The plans you refer to will soon be back in our hands.」と応じ、モッティの「反乱軍の攻撃は無益な身振りに過ぎない」という強硬論へと議論が転じる。この技術データ流出という論点は、終盤の展開を予言的に示唆する造形として成立する。

ヤヴィンの戦いと描写終端

実写映画本編内でタギ将軍のその後の個別行動は描かれないが、本キャラクターは終盤の「ヤヴィンの戦い(Battle of Yavin)」で反乱同盟軍のルーク・スカイウォーカー操縦のXウィング戦闘機が中央排熱孔へプロトン魚雷を直撃させ、デス・スターが中央反応炉爆発で消滅する時点まで、艦内司令部要員として位置づけられる。会議室で自ら提起した弱点露呈の予言が、ターキンとモッティの楽観論を退けて結末で現実化する対称性が成立している。タギ将軍が実写映画に登場するのは本作のみで、続編『帝国の逆襲』『ジェダイの帰還』やプリクエル・シークエル三部作、実写ドラマ群には登場しない。

02能力・特徴

能力・特徴
  • デス・スター司令部所属の陸軍系ジェネラル。艦内最高幹部会議で発言権を持つ士官であり、銀河帝国陸軍系の制服を着用し、海軍系のアドミラル・モッティら士官と軍種で対置される。
  • 反乱同盟軍の脅威評価を慎重に主張する政治判断。帝国側が反乱軍の戦力と政治的影響を過小評価することへ警鐘を鳴らし、モッティの強硬論と対比される慎重派の論点を担う。
  • 技術データテープ流出の危険性の予言的指摘。ベイダーの前で弱点露呈のリスクを公然と提起し、終盤のヤヴィンの戦いでのデス・スター撃破を会議段階で示唆する役回りを果たす。
  • 銀河元老院の政治構造への現実認識。反乱が元老院で同情を得続けると言及し、ターキンによる元老院解散と地方総督支配の宣言へと繋がる政治転換の文脈を会議に持ち込む。
  • デス・スター内部での発言権・進言能力。ベイダー同席の会議で慎重論と技術データ流出の危険を述べる士官であり、フォース絞首を受けるのは自身ではなくモッティである。

03関連人物

関連人物
グランドモフ・ターキン
デス・スター司令官(グランドモフ)で、会議室場面の議長として円卓を主宰する直接の上官。タギの脅威評価に対し、銀河元老院解散と地方総督による直接支配体制の確立を宣言する立場で会議を取り仕切る。
アドミラル・モッティ
デス・スター運用を担う銀河帝国軍のアドミラル。タギの慎重論に「艦隊にとってはともかく、このデス・スターには危険ではない」と反論し、後にベイダーから本編初のフォース絞首を受ける士官。
ダース・ベイダー
会議室に同席するシス卿。タギの技術データ流出の指摘に「設計図はじき我々の手元に戻る」と応じる。会議後半でモッティを絞首するが、タギ自身は絞首を受けない。
ルーク・スカイウォーカー
反乱同盟軍の若きパイロット。ヤヴィンの戦いでタギの乗艦するデス・スターの排熱孔へプロトン魚雷を直撃させ本体を撃破し、タギが予言した弱点露呈を現実化する相手。
ベン・ケノービ
反乱同盟軍に協力する旧ジェダイ。タギの乗艦するデス・スター内に侵入しトラクター・ビーム制御を停止させる。両者が直接対峙する場面はないが、タギの警告したリスクを体現する。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
デス・スター最高幹部会議室に、陸軍系ジェネラルとして円卓に着席し初登場する。デス・スター完成までの帝国側の脆弱性が議題となる。

「反乱同盟軍は想定以上に危険だ」と楽観論に警鐘を鳴らし、モッティが「このデス・スターには危険ではない」と反論する。

ターキンが銀河元老院の解散と地方総督による直接支配を宣言。タギは同席士官として次の論点提起へ繋ぐ。

ベイダーの前で「技術データ一式を入手すれば弱点を見出しうる」と指摘。終盤のデス・スター撃破を予言的に示唆する重要場面。

モッティがベイダーの神秘論を嘲笑しフォース絞首を受ける場面に同席。ターキンの制止で会議が秩序を取り戻す。

06制作背景

制作背景

タギ将軍を演じたのは、英国出身の俳優ドン・ヘンダーソン(Don Henderson、1931年生・1997年没)である。英国のテレビ・舞台で活躍したキャラクター俳優で、『The XYY Man』(1976〜1977年)『Strangers』(1978年以降)『Bulman』(1985年以降)等の英国TVシリーズで知られる。撮影参加時は40代半ばで、英国TV出演と並行してルーカスの英国撮影クルーに加わった。

本作の脚本・監督・原案はジョージ・ルーカス(George Lucas)、製作はゲイリー・カーツ(Gary Kurtz、1940年生・2018年没)が担当し、製作会社ルーカスフィルム、配給20世紀フォックスによる。主要撮影は英国ハートフォードシャー州ボーラムウッドのエルストリー・スタジオで行われ、デス・スター最高幹部会議室セットも同スタジオで建造・撮影された。撮影監督ギルバート・テイラー(Gilbert Taylor、1914年生・2013年没)は、ターキン議長を中心とした円卓のシンメトリー構図と士官群の切り返しのライティングを設計した。

タギ将軍の陸軍系オリーブ/カーキ基調の制服・鍔付き制帽・階級章は、衣装デザイナー ジョン・モロ(John Mollo、1931年生・2017年没)の設計による。モロは第二次世界大戦期欧州陸軍制服のシルエットを参考に、海軍系のグレー基調と陸軍系の対比を画面上で読み取れるよう視覚設計した。会議室場面のカット割り(タギ→モッティ→ターキン→ベイダーの切り返し)は、編集のポール・ハーシュ、マーシャ・ルーカス、リチャード・チューの3名が組み立てた。

音楽はジョン・ウィリアムズ(John Williams)が担当し、会議室場面では帝国側の重厚な金管基調モチーフが鳴らされる。『帝国のマーチ』は続編『帝国の逆襲』で初登場するため本場面では使用されない。音響デザインはベン・バートが担い、艦内の低周波ハム音やベイダーの呼吸音が重圧感を支える。モロ(衣装デザイン賞)、編集チーム(編集賞)、ウィリアムズ(作曲賞)、バート(音響効果編集の特別業績賞)はいずれも第50回アカデミー賞(1978年4月3日授賞式)で受賞している。

07評価・考察

評価・考察

タギ将軍は、デス・スター最高幹部会議室場面でターキン司令下の陸軍系ジェネラルとして位置づけられ、反乱同盟軍の脅威評価とデス・スター技術データ流出の危険性を提起する慎重派士官である。アドミラル・モッティの強硬論との対比軸を成立させる存在として造形される。

タギが提起する「技術データ一式を入手すれば弱点を見出し付け入る隙となりうる」という指摘は、終盤のヤヴィンの戦いでルーク・スカイウォーカーのXウィング戦闘機が排熱孔へプロトン魚雷を直撃させ本体を撃破する結末を、会議段階で予言的に示唆する対称構造を成立させる。だがモッティは攻撃を「無益な身振り」と退け、ターキンも恐怖支配体制を強調しており、タギの慎重論は会議では帝国側の主流論調に押し戻される。

08トリビア

  • タギ将軍を演じたドン・ヘンダーソンは、英国TVシリーズ『The XYY Man』『Strangers』『Bulman』等で知られる英国の性格俳優である。
  • タギは陸軍系のオリーブ色制服を着用し、海軍系のグレー基調制服のモッティらと軍種で対比される。この制服対比が会議室場面の構図軸を担う。
  • 「技術データ一式を入手すれば弱点を見出しうる」というタギの台詞は、終盤ヤヴィンの戦いの結末を予言的に示唆する代表台詞として位置づけられる。
  • フルネーム『Cassio Tagge』はStarWars.com公式DatabankやWookieepediaに基づく参照名で、本編内では「Tagge」「General」としてのみ呼称される。
  • 制服を手がけたジョン・モロは第二次大戦期欧州陸軍制服を参考にデザインし、本作で第50回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した。

09よくある質問

タギ将軍はどの作品に登場しますか?

映画『新たなる希望』本編のみに登場します。続編『帝国の逆襲』『ジェダイの帰還』やプリクエル・シークエル三部作、実写ドラマ群には登場しません。

タギ将軍はダース・ベイダーにフォース絞首で絶命するのですか?

いいえ。会議室でフォース絞首を受けるのはタギではなくアドミラル・モッティです。タギ自身は絞首を受けず、終盤のデス・スター撃破まで艦内要員として位置づけられます。

「If the Rebels have obtained a complete technical readout…」とは誰の台詞ですか?

タギ将軍の台詞です。ターキンによる銀河元老院解散宣言の直後、ベイダーの前で技術データ流出による弱点露呈を指摘するもので、終盤のデス・スター撃破を予言的に示唆します。

タギ将軍の演者は誰ですか?

英国出身の俳優ドン・ヘンダーソン(1931年生・1997年没)が演じました。英国TVシリーズ『The XYY Man』等で知られる性格俳優です。

タギ将軍のフルネームと階級は?

フルネームは『Cassio Tagge(カシオ・タギ)』、階級は銀河帝国陸軍系のジェネラルです。海軍系アドミラルのモッティとは異なる軍種に属します。

10出典

  1. StarWars.com 公式: A New Hope
  2. StarWars.com Databank: Cassio Tagge
  3. StarWars.com Databank: Death Star
  4. StarWars.com Databank: Grand Moff Tarkin
  5. StarWars.com Databank: Admiral Motti
  6. Wookieepedia: Cassio Tagge
  7. Wookieepedia: Don Henderson
  8. IMDb: Star Wars: Episode IV - A New Hope (1977)
  9. IMDb: Don Henderson
  10. IMDb: George Lucas
  11. IMDb: Gary Kurtz
  12. IMDb: Peter Cushing
  13. IMDb: David Prowse
  14. IMDb: James Earl Jones
  15. IMDb: John Williams (composer)
  16. IMDb: John Mollo (costume designer)
  17. IMDb: Gilbert Taylor (cinematographer)
  18. IMDb: Paul Hirsch (editor)
  19. IMDb: Marcia Lucas (editor)
  20. IMDb: Ben Burtt (sound designer)