Anna Movies

スター・ウォーズ / 登場人物

ジェネラル・ヴィアース

General Veers

演者:ジュリアン・グローヴァー初登場:『帝国の逆襲』
🪐 時系列ガイド 👤 登場人物一覧 🎬 全作品一覧 📚 出典

ジェネラル・ヴィアース(General Veers)は、『スター・ウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲』に登場する銀河帝国軍陸軍の将官である。ダース・ベイダー直属の地上侵攻部隊指揮官として、AT-AT歩行兵器部隊ブリザード・フォースを率いてホスの戦いを陣頭指揮する。エコー・ベースの主シールド発電施設を破壊し、反乱同盟軍をミレニアム・ファルコン号での撤退に追い込む決定的な戦局を作り出す重要人物である。

01来歴

来歴

ホス侵攻計画の上奏

ジェネラル・ヴィアース(フルネームはマキシマム・ヴィアース/Maximilian Veers)は、銀河帝国軍陸軍(Imperial Army)の将官である。本編序盤、惑星ホス(Hoth)の反乱同盟軍前線基地エコー・ベース(Echo Base)の所在が偵察ドロイドの通信から判明した直後、ダース・ベイダー艦隊旗艦スーパー・スター・デストロイヤー『エグゼキューター(Executor)』艦内のホログラム会議場面に登場する。海軍側のアドミラル・オジェルやキャプテン・ピエットと並び、陸軍側の地上侵攻部隊指揮官としてベイダーへ報告する立場に置かれる。

ブリザード・フォース陣頭指揮

本編中盤の惑星ホス地表の凍結平原場面では、ヴィアースはAT-AT(オール・テレイン・アーマード・トランスポート/All Terrain Armored Transport)四脚歩行兵器部隊『ブリザード・フォース(Blizzard Force)』の指揮官として登場する。自身が搭乗するAT-AT『ブリザード・ワン(Blizzard 1)』の艦橋から部隊全体へ前進命令を下し、複数のAT-ATが雪原を進撃する。打撃目標はエコー・ベースの主シールド発電施設(Shield Generator)であり、艦橋窓越しに前方を見据えながら接近戦を指揮する。

ローグ中隊との交戦

前進の途上、反乱同盟軍はT-47エアスピーダー(通称スノースピーダー)の編隊『ローグ中隊(Rogue Squadron)』でAT-AT部隊に低空攻撃を仕掛ける。ルーク・スカイウォーカーやウェッジ・アンティリーズらが操るスノースピーダーは、ハープーンガンと牽引ケーブルでAT-ATを制圧しようと試みる。ヴィアースはこの反撃を受けてもなお『ブリザード・ワン』艦橋からの指揮を継続し、自部隊を発電施設の射程内へ前進させ続ける戦術判断を維持する。

シールド発電施設破壊

本編中盤のクライマックスで、ヴィアースは『ブリザード・ワン』艦橋前部の観測席から砲撃要員に直接照準を指示し、エコー・ベース主シールド発電施設の破壊砲撃を成立させる。これにより基地上空を覆っていた防御シールドが消失し、エグゼキューター艦隊による軌道爆撃と地上部隊の基地内突入が同時に可能となる。ハン・ソロやレイア・オーガナ、C-3PO、チューバッカが乗るミレニアム・ファルコン号がエコー・ベース格納庫からの離脱を強いられる戦局の引き金を、ヴィアースの砲撃指示が直接作り出す。

02能力・特徴

能力・特徴
  • AT-AT部隊指揮:AT-AT四脚歩行兵器部隊『ブリザード・フォース』を、自ら搭乗する『ブリザード・ワン』艦橋から陣頭指揮する。実写映画本編でAT-AT部隊の地上侵攻を艦橋内から直接指揮する唯一の将官として描かれる。
  • シールド発電施設攻略指揮:『ブリザード・ワン』艦橋前部の観測席から砲撃要員に照準を指示し、エコー・ベース主シールド発電施設の破壊を成立させる。これが惑星ホス上空の防御シールド消失につながる。
  • ダース・ベイダー直属将官としての報告遂行:ベイダー直属の陸軍将官として、エグゼキューター艦内のホログラム会議で海軍側のオジェル/ピエットと並ぶ報告者を務め、ホス地上侵攻計画の上奏と遂行を担う。

03関連人物

関連人物
ダース・ベイダー(Darth Vader)
銀河帝国軍のシス卿でヴィアースの直属上官。エグゼキューター艦内会議でヴィアースを地上侵攻部隊指揮官に位置付け、ホス侵攻とシールド発電施設破壊までの戦術裁量を命令系統下に置く。
アドミラル・オジェル(Admiral Ozzel)
エグゼキューターの艦隊提督を務めた海軍側士官。艦隊をホス至近へ強行接近させた失策でベイダーのフォース絞首を受け絶命する。ヴィアースは同じ会議に陸軍側将官として同席する。
アドミラル・ピエット(Admiral Piett)
冒頭はエグゼキューターのキャプテンで、オジェル絶命直後に提督へ昇進する海軍側士官。ヴィアースとはベイダー直属の同列士官で、ピエットは艦隊指揮、ヴィアースは地上指揮と役割を分担する。
ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)
反乱同盟軍ローグ中隊のリーダー。ホス地表でスノースピーダーを駆り、ヴィアースのAT-AT部隊へ低空攻撃を仕掛ける敵対側の指揮官として対峙する。
ジェネラル・カリスト・リーカン(General Carlist Rieekan)
反乱同盟軍エコー・ベースの指揮官。ヴィアースのブリザード・フォースが狙う主シールド発電施設を擁する基地を司令室から指揮する、地上戦の敵対側将官。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
エグゼキューター艦内ホログラム会議:ヴィアースが銀河帝国軍陸軍将官として初登場し、海軍側のオジェル/ピエットと共にベイダーへホス侵攻を報告する起点場面。

ホスAT-AT前進開始:ブリザード・フォースがヴィアースの前進命令を起点に雪原を進撃し、エコー・ベース主シールド発電施設へ接近する場面。

AT-AT艦橋指揮:ローグ中隊のスノースピーダーがハープーン戦術で反撃するなか、ヴィアースが艦橋から部隊を射程内へ前進させ続ける場面。

シールド発電施設破壊:ヴィアースが観測席から砲撃を指示して発電施設を破壊し、ホスの戦いの決定的転換点を作る場面。ファルコン号離脱の引き金となる。

06制作背景

制作背景

ジェネラル・ヴィアースを演じたのは、英国の俳優ジュリアン・グローヴァー(Julian Glover/1935年3月27日英国ロンドン出身)である。王立シェイクスピア・カンパニーや王立国立劇場出身の演技派で、監督のアーヴィン・カーシュナー(Irvin Kershner)から英国シェイクスピア劇調の沈着で抑制の効いた指揮官像を引き出された。グローヴァーはのちに『007/ユア・アイズ・オンリー』のアリス・クリスタトス役、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のウォルター・ドノヴァン役、『ゲーム・オブ・スローンズ』のグランド・メイスター・ピセル役などで知られる。海軍側のアドミラル・オジェル役マイケル・シェアード、キャプテン・ピエット役ケネス・コリーと並ぶ英国俳優キャスト陣の一角を成す。

『帝国の逆襲』(英題 The Empire Strikes Back、米国1980年5月21日公開/日本1980年6月28日公開)は、ジョージ・ルーカス(George Lucas)が原案・製作総指揮を務め、カーシュナーが監督した。脚本はリー・ブラケット(Leigh Brackett)とローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan)で、クライマックスでヴィアースが発する『ターゲット、マキシマム・ファイアパワー(Target, maximum firepower)』の砲撃指示台詞も両名の脚本による。製作はゲイリー・カーツ(Gary Kurtz)、撮影監督はピーター・サシツキー(Peter Suschitzky)が担当した。

ヴィアースのエグゼキューター艦内会議場面とAT-AT『ブリザード・ワン』艦橋内部場面は、英国エルストリー撮影所(Elstree Studios)の実写セットで撮影された。ホス地表の凍結平原ロング・ショットには1979年3月のノルウェー・フィンセ(Finse)の氷河ロケ素材が含まれる。AT-AT四脚歩行兵器の進撃場面そのものは、カリフォルニア州のインダストリアル・ライト・アンド・マジック(Industrial Light & Magic/ILM)でフィル・ティペット、ジョン・バーグ、デニス・ミューレンらによりストップモーション(go-motion)で撮影され、艦橋内部の実写素材と合成された。

音楽はジョン・ウィリアムズ(John Williams)が担当し、ヴィアース指揮下のAT-AT前進場面では『The Imperial March(帝国のマーチ)』が本シリーズ実写映画で初めて主題として全面展開する。音響デザインのベン・バート(Ben Burtt)はAT-ATの重金属的な歩行音や砲撃発射音を確立した。衣裳はアカデミー衣裳デザイン賞受賞のジョン・モロ(John Mollo)が手掛け、ヴィアースの灰色の帝国軍陸軍士官制服や士官帽をデザインした。コンセプトアートはラルフ・マッカリー(Ralph McQuarrie)とジョー・ジョンストン(Joe Johnston)が担当した。

07評価・考察

評価・考察

ジェネラル・ヴィアースは、『帝国の逆襲』の地上戦パートを銀河帝国軍陸軍側の唯一の艦橋指揮官として一手に背負う造形を担う。実写映画本編でAT-AT四脚歩行兵器部隊の艦橋内部から地上侵攻を直接指揮する将官はヴィアースのみであり、AT-ATという兵器そのものと本キャラクターが事実上不可分の指揮系統として描かれている。

海軍側のアドミラル・オジェル/キャプテン・ピエットと並列でエグゼキューター艦内会議に列席する陸軍側将官として登場することで、銀河帝国軍内部の海軍・陸軍の二系統がともにダース・ベイダー直属の命令系統下に置かれている事実が短い場面の中で可視化される。海軍側がオジェルの絶命とピエットの昇進という交代として描かれるのに対し、陸軍側はヴィアースが単一の艦橋指揮官として地上侵攻を完遂する形で対比的に描き分けられる。

ヴィアースの実写映画出演はオリジナル三部作のうち『帝国の逆襲』本編のみである。『新たなる希望』『ジェダイの帰還』やプリクエル三部作、シークエル三部作、および『マンダロリアン』『ボバ・フェット』『オビ=ワン・ケノービ』『アソーカ』『アンドー』等の実写ドラマ群には登場しない。

08トリビア

  • 演じたジュリアン・グローヴァーは、『007/ユア・アイズ・オンリー』のクリスタトス役や『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のドノヴァン役、『ゲーム・オブ・スローンズ』のピセル役でも知られる英国の演技派俳優である。
  • ヴィアースは、AT-AT部隊を自ら搭乗する艦橋から陣頭指揮する唯一の銀河帝国軍将官であり、AT-AT艦橋内部の描写は本編のヴィアース登場場面が中心となっている。
  • 艦橋でヴィアースが砲撃要員に発する『ターゲット、マキシマム・ファイアパワー(Target, maximum firepower)』は、シールド発電施設破壊を成立させるホスの戦いの象徴的な台詞である。
  • ホス地表のAT-AT進撃場面は、ILMでフィル・ティペットらによりストップモーション(go-motion)で撮影され、ヴィアース搭乗の艦橋内部の実写ショットと合成された。
  • ヴィアースはオリジナル三部作のうち『帝国の逆襲』のみに登場し、『新たなる希望』『ジェダイの帰還』やプリクエル/シークエル三部作、実写ドラマ群には登場しない。

09よくある質問

ジェネラル・ヴィアースはどの作品に登場しますか?

『スター・ウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲』の1作品のみに登場します。『新たなる希望』『ジェダイの帰還』やプリクエル/シークエル三部作、実写ドラマ群には登場しません。

ヴィアースが指揮するブリザード・フォースとは何ですか?

ホスの戦いで惑星ホスの雪原を進撃する銀河帝国軍陸軍のAT-AT四脚歩行兵器部隊の通称です。ヴィアースが搭乗するAT-AT『ブリザード・ワン』の艦橋から部隊全体を陣頭指揮します。

ヴィアースは本編で何を破壊しますか?

エコー・ベースの主シールド発電施設を破壊します。『ブリザード・ワン』艦橋から砲撃を指示して発電施設を陥落させ、基地上空のシールドを消失させます。これがミレニアム・ファルコン号の離脱につながります。

ヴィアースとダース・ベイダーの関係は?

ダース・ベイダー直属の銀河帝国軍陸軍将官です。エグゼキューター艦内会議で海軍側のオジェル/ピエットと並ぶ報告者を務め、ホス地上侵攻の遂行がベイダーの命令系統下に置かれます。

ヴィアースの演者は誰ですか?

英国の俳優ジュリアン・グローヴァー(Julian Glover)が演じています。『007/ユア・アイズ・オンリー』『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』『ゲーム・オブ・スローンズ』などでも知られる英国シェイクスピア劇出身の演技派俳優です。

10出典

  1. StarWars.com 公式: The Empire Strikes Back
  2. StarWars.com 公式: General Veers (Databank)
  3. StarWars.com 公式: Darth Vader (Databank)
  4. StarWars.com 公式: Admiral Ozzel (Databank)
  5. StarWars.com 公式: Admiral Piett (Databank)
  6. StarWars.com 公式: AT-AT Walker (Databank)
  7. StarWars.com 公式: Echo Base (Databank)
  8. StarWars.com 公式: Battle of Hoth (Databank)
  9. Wookieepedia: Maximilian Veers
  10. Wookieepedia: Blizzard Force
  11. IMDb: Star Wars: Episode V - The Empire Strikes Back (1980)
  12. IMDb: Julian Glover
  13. IMDb: Irvin Kershner
  14. IMDb: George Lucas
  15. IMDb: Lawrence Kasdan
  16. IMDb: Leigh Brackett
  17. IMDb: Gary Kurtz
  18. IMDb: John Williams
  19. IMDb: Ben Burtt
  20. IMDb: John Mollo
  21. IMDb: Ralph McQuarrie
  22. IMDb: Joe Johnston
  23. IMDb: Peter Suschitzky
  24. IMDb: Phil Tippett
  25. IMDb: Dennis Muren