Anna Movies

スター・ウォーズ / 登場人物

グリーフ・カーガ

Greef Karga

初登場:『マンダロリアン』S1第1話
🪐 時系列ガイド 👤 登場人物一覧 🎬 全作品一覧 📚 出典

グリーフ・カーガ(Greef Karga)は、実写ドラマ『マンダロリアン』に登場する惑星ネヴァロの人物である。当初は賞金稼ぎギルドのギルド長として主人公ディン・ジャリンに『資産』回収契約を提示し、物語の起点を作る。後に惑星ネヴァロの高位執政官へ転じ、市街の再建と新共和国加盟を主導する主要レギュラーとして描かれる。

01来歴

来歴

ネヴァロ賞金稼ぎギルド長として初登場

『マンダロリアン(The Mandalorian)』シーズン1第1話『チャプター1:ザ・マンダロリアン(Chapter 1: The Mandalorian)』(2019年11月12日Disney+配信、デイヴ・フィローニ監督、ジョン・ファヴロー脚本)で初登場する。惑星ネヴァロ(Nevarro)の賞金稼ぎギルド酒場の元締めとして、主人公ディン・ジャリンに身元不明の依頼主『クライアント』からの高額な『資産』回収契約を提示し、ベスカーの鋳塊を内金として渡す。この依頼が本シリーズ全体の物語の起点となる。

ディン・ジャリンとの決裂

シーズン1第3話『チャプター3:罪(Chapter 3: The Sin)』(デボラ・チョウ監督)では、ディンが回収した『資産』=フォース感応者の幼児(後にグローグーと判明)を引き渡した後、ディンが契約に反して幼児を奪還・逃走したため、ネヴァロ市街でギルド傘下の賞金稼ぎ集団を動員してディンを追跡する側に回る。同話クライマックスでマンダロリアン宗派の隠れ家コヴァートから戦士団が出撃して救援し、ギルド側は撤退する。

ネヴァロ作戦での共闘と負傷

シーズン1第7話『チャプター7:清算(Chapter 7: The Reckoning)』では、『クライアント』排除作戦をディンに持ちかけ、カラ・デューン、ウグナウト族のクイール、再プログラム済みのIG-11と共にネヴァロへ向かう。途上でミーゾンの幼体に襲われ致命的な腹部負傷を負うが、幼児のフォース治癒能力で生存し、ディン側への協力姿勢を明確化する。続く第8話『チャプター8:救済者(Chapter 8: Redemption)』ではモフ・ギデオン麾下の包囲に巻き込まれ、IG-11の自爆による救出を経て生還する。

高位執政官就任と市街再建

シーズン2第4話『チャプター12:包囲戦(Chapter 12: The Siege)』(2020年11月20日Disney+配信)で、惑星ネヴァロの高位執政官として再登場する。ネヴァロ市街は教育施設や子供向け公共空間を備えた自治都市として再建されており、ネヴァロのマーシャルに就任したカラ・デューンと共にディンを迎える。三人は郊外の旧帝国残党の前線基地を急襲し、モフ・ギデオン追跡の中核証拠となる生体実験施設の機密データを確保する。

新共和国加盟申請とマンダロア支援

シーズン3(2023年)全8話に高位執政官として登場する。第1話『チャプター17:背教者(Chapter 17: The Apostate)』では再建後のネヴァロ市街中央でディンとグローグーを迎え、執政官庁舎前広場に再プログラム済みIG-11の銅像状残骸を保存している様子が描かれる。第3話『チャプター19:コンバージェンス(Chapter 19: The Convergence)』ではネヴァロの新共和国加盟申請が議会で長期保留中であることをディンに開示する。最終話『チャプター24:リターン(Chapter 24: The Return)』ではマンダロア再植民を支援する立場で登場し、主要レギュラーとして物語を締めくくる。

02能力・特徴

能力・特徴
  • 賞金稼ぎギルド運営:惑星ネヴァロの賞金稼ぎギルドの元締めとして、契約の仲介・依頼主との交渉・ベスカー報酬の運用を取り仕切る。
  • ブラスター戦闘:ネヴァロ着陸作戦や市街包囲戦で、標準的なブラスター・ピストルを用いた戦闘を担う。
  • 自治都市行政:高位執政官として市街再建・教育施設整備・公共空間の整備・新共和国加盟申請手続きを主導する都市運営能力を備える。
  • 外交交渉:新共和国への加盟申請や、マンダロア再植民を進めるディン・ジャリン/ボ=カタン・クライズ側との連携を担う調整役を務める。

03関連人物

関連人物
ディン・ジャリン
本作の主人公マンダロリアン賞金稼ぎ。第1話での『資産』回収契約提示が物語の起点となる。第3話で契約違反を巡り一旦対立するが、第7話以降は共闘関係に転じる。
グローグー
第1話で提示した『資産』回収契約の対象であるヨーダ族の幼児(当初『The Child』表記)。第7話で腹部負傷を負った本キャラクターを治癒した恩人でもある。
カラ・デューン
元反乱同盟軍ショック・トルーパー。第7・8話のネヴァロ作戦で共闘し、高位執政官となった本キャラクターがネヴァロのマーシャルに任命して治安維持で協力する。
IG-11
元賞金稼ぎドロイドでクイールにより看護ドロイドへ再プログラムされる。第8話でネヴァロ地下の自爆により一行を救出し、後にネヴァロ市街中央広場へ残骸が記念碑として保存される。
クライアント
『資産』回収を発注した身元不明の旧帝国残党高官。第1話で本キャラクターを介しディンに契約を発注する黒幕で、後にモフ・ギデオン麾下の構成員と判明する。
モフ・ギデオン
本作の主要敵役で元銀河帝国モフ。ネヴァロ作戦で本キャラクターおよびディン陣営と対峙し、終盤のマンダロア再植民アークでも中核的敵対者となる。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
シーズン1第1話:ネヴァロの賞金稼ぎギルド酒場でディン・ジャリンに『資産』回収契約を提示し、ベスカーの鋳塊を内金として渡す原典初登場場面。物語全体の起点。

シーズン1第3話:『資産』を奪還したディンを追うため、ネヴァロ市街でギルド傘下の賞金稼ぎ集団を動員する市街戦。コヴァート出撃でギルド側は撤退する。

シーズン1第7話:ネヴァロ近郊でミーゾンの幼体に襲われ腹部に致命傷を負い、幼児のフォース治癒能力で生存する。ディン側への協力を明確にする転換点。

シーズン2第4話:高位執政官として再登場し、再建された市街中央でディンとカラ・デューンを迎える場面。

シーズン3第3話:ネヴァロの新共和国加盟申請が議会で長期保留中であることをディンに開示する場面。

06制作背景

制作背景

本キャラクターを演じたのは米国俳優カール・ウェザース(Carl Weathers、本名 Carlton Weathers、1948年1月14日ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ/2024年2月1日ロサンゼルスにて76歳で逝去)である。元プロアメリカンフットボール選手で、1970-1971年にNFLオークランド・レイダース、1971-1973年にCFLブリティッシュコロンビア・ライオンズでラインバッカーとしてプレーした。1976年公開『ロッキー(Rocky)』のアポロ・クリード役、1987年公開『プレデター(Predator)』のジョージ・ディロン役で知られ、本作が本格的なシリーズ・レギュラー出演となった。

ウェザースは本作でシーズン2第4話とシーズン3第3話の2話で監督も兼任し、主要レギュラーで自己出演と監督を兼ねた数少ない事例となった。2024年2月1日の逝去に際し、Lucasfilm 公式および Disney+ 公式は同日に追悼声明を発表し、本キャラクターおよび監督業を含めた本作への貢献を追悼した。シーズン3最終話が結果として本キャラクターの最終出演となった。

本作の原案・ショーランナー・主要脚本家・製作総指揮はジョン・ファヴロー(Jon Favreau)、共同製作総指揮はデイヴ・フィローニ(Dave Filoni)とキャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy、Lucasfilm Ltd. プレジデント)が務め、製作はルーカスフィルム、配信は Disney+ である。初登場話の監督はフィローニが担当した。音楽はルートヴィヒ・ゴランソン(Ludwig Göransson)が全3シーズンを担当し、テーマ曲『The Mandalorian』により2020年エミー賞作曲賞、2021年グラミー賞 Best Score Soundtrack for Visual Media を受賞している。

07評価・考察

評価・考察

本キャラクターは『マンダロリアン』全3シーズンを通じ、辺境惑星ネヴァロのローカル指導者の視点を提供する主要レギュラーである。物語全体の起点となる『資産』回収契約の発注者という構造的に重要な役割を担い、シリーズの『辺境=銀河の周縁を主舞台に据える』という基本ステートメントを象徴的に体現する。

その位置付けは、シーズン1の賞金稼ぎギルド長という灰色の中立的存在から、シーズン2第4話以降の高位執政官という自治都市の市民派指導者へと段階的に転換する。これは『辺境惑星が銀河帝国残党の支配から離脱し、自治と新共和国加盟を目指す』というマクロな政治テーマの体現にあたる。『資産=グローグーへの恩義』は第7話の腹部負傷とフォース治癒に裏付けられ、終盤でディンとグローグーを全面支援する動機として一貫している。

本キャラクターは、この体制下で創造された実写スター・ウォーズ最初の主要レギュラー群(ディン・ジャリン、グローグー、カラ・デューン、IG-11 等)の一人にあたる。演者の逝去により、シーズン3最終話が結果として最終出演となり、後続作品での取り扱いについては2026年5月時点でLucasfilm 公式から後継キャスティングの発表はない。

08トリビア

  • 演者カール・ウェザースは元プロアメフト選手で、NFLオークランド・レイダース、CFLブリティッシュコロンビア・ライオンズでラインバッカーとしてプレーした経歴を持つ。
  • ウェザースの代表作は1976年『ロッキー』のアポロ・クリード役で、続編3作にも続投。1987年『プレデター』ではジョージ・ディロン役で出演した。
  • ウェザースはS2第4話とS3第3話の2話で本作の監督を兼任した。主要レギュラーで自己出演と監督を兼ねた数少ない事例である。
  • グリーフ・カーガはディズニー・カノンの新規創作キャラクターで、1977-2014年のレジェンズ(旧拡張宇宙)には固有の人物として存在しない。
  • 所属する賞金稼ぎギルドは、1980年『帝国の逆襲』のIG-88/ボバ・フェット/ザックバス等、旧三部作の賞金稼ぎ群像の延長線上に位置付けられる組織として描かれる。

09よくある質問

グリーフ・カーガはどの作品で初登場しましたか?

実写ドラマ『マンダロリアン』シーズン1第1話(2019年)です。惑星ネヴァロの賞金稼ぎギルド酒場で、主人公ディン・ジャリンに『資産』回収の高額契約を提示する場面で初登場し、物語全体の起点を作ります。

グリーフ・カーガを演じたのは誰ですか?

米国俳優カール・ウェザース(1948-2024)です。元プロアメフト選手で、1976年『ロッキー』のアポロ・クリード役で世界的に知られます。

グリーフ・カーガの肩書きは何ですか?

シーズン1時点では惑星ネヴァロの賞金稼ぎギルドのギルド長です。シーズン2第4話以降は高位執政官に転じ、市街再建と新共和国加盟申請を主導します。

グリーフ・カーガはシーズン3に登場しますか?

登場します。高位執政官として全8話に主要レギュラーで登場し、最終話まで通してマンダロア再植民を支援します。

カール・ウェザースは監督もしましたか?

はい。シーズン2第4話とシーズン3第3話の2話で本作の監督を兼任しました。主要レギュラーで自己出演と監督を兼ねた数少ない事例です。

10出典

  1. StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Greef Karga
  2. StarWars.com 公式シリーズページ: The Mandalorian
  3. IMDb: The Mandalorian (TV Series 2019-)
  4. IMDb: Carl Weathers
  5. IMDb: Jon Favreau (creator/showrunner)
  6. IMDb: Dave Filoni (executive producer/director)
  7. IMDb: Kathleen Kennedy (executive producer)
  8. IMDb: Pedro Pascal (Din Djarin)
  9. IMDb: Werner Herzog (The Client)
  10. IMDb: Giancarlo Esposito (Moff Gideon)
  11. IMDb: Ludwig Göransson (composer)
  12. IMDb: Rick Famuyiwa (director)
  13. IMDb: Robert Rodriguez (director)
  14. IMDb: Bryce Dallas Howard (director)
  15. IMDb: Rocky (1976)
  16. IMDb: Predator (1987)
  17. Wookieepedia: Greef Karga (canon)
  18. Wookieepedia: Nevarro
  19. Wookieepedia: Bounty Hunters' Guild