JOJOジョジョの奇妙な冒険 百科事典
Part 9 / 人物

ホノルル警察の警官たち

ほのるるけいさつのけいかんたち

第二世界線main_manga

ネタバレ範囲: Part 9第1話から第2話まで

# ホノルル警察の警官たちホノルル警察の警官たちは、第9部『The JOJOLands』冒頭でジョディオ・ジョースターとドラゴナ・ジョースターに接触する、氏名不詳の男性警官二人である。交通取締りを口実に兄弟の車を止め、ドラゴナへ侮辱的な言葉を浴びせ、身体検査を装った性的な加害を行う。ジョディオが制止すると拳銃を向けるが、ノーヴェンバー・レインの重い雨とスムース・オペレイターズによる反撃を受ける。

後に麻薬取締局の囮捜査へ加わり、逮捕されたジョディオを再び拘束するものの、物証の麻薬を雨で流され、立件できず釈放する。二人は主人公側へ法的な秩序を与える存在ではなく、権限を私的な支配と報復に使う警官として描かれる。

基本情報

二人はいずれもホノルル警察に所属し、制服、警察車両、拳銃を使用する。氏名、階級、勤務年数、家族、配属部署は示されない。外見の異なる二人が一組で行動し、第1話の交通停止と第2話の麻薬摘発に登場する。スタンドを視認した描写や固有能力はなく、ノーヴェンバー・レインとスムース・オペレイターズの正体を理解しない。

最初の攻撃で死亡せず、第2話では再び勤務しているため、生存状態で扱う必要がある。

二人の区別

一人はドラゴナを車外へ出し、身体検査を担当した警官である。ドラゴナの外見と性別表現を嘲り、服の下へ手を入れ、検査の必要を越えた接触を続ける。もう一人は近くで状況を見ながらジョディオを警戒し、制止に入った少年へ拳銃を向ける。戦闘では、後方にいた警官が先に重い雨で押しつぶされ、銃を構えた警官はドラゴナの能力で視界を崩される。

個人名がないため、記事内では行動と位置で二人を区別し、台詞や被害を同一人物へまとめない方が経過を追いやすい。

交通停止

ジョディオは助手席に座り、ドラゴナがピックアップトラックを運転してオアフ島を移動している。二人の警官は警察車両で後方から接近し、兄弟の車を道路脇へ止める。停止理由や具体的な交通違反は明確に提示されず、警官は高圧的な態度で車内を確認する。ドラゴナが手続きへ疑問を示すと、警官は従わせるため車外へ出す。

通常の取締りとして始まった場面は、警官の私的な関心と侮辱によって急速に加害へ変わる。

ドラゴナへの加害

警官は身体検査をすると称し、ドラゴナの身体へ手を触れる。武器や違法物の確認に必要な範囲を越え、性的な接触を楽しむような言動を取る。ドラゴナは抵抗しながらも、警察権力を持つ相手の前で自由に立ち去れない。もう一人の警官は行為を止めず、相棒の側に立って兄弟を威圧する。

警官個人の不正行為であると同時に、制服、拘束、検査という公的な手段が被害を隠す形になっている。

ジョディオの介入

ジョディオは車から降り、ドラゴナから手を離すよう警官へ命じる。要求に従わなければ殺すと警告し、相手が警察官でも兄を守る意思を変えない。警官たちは15歳の少年の命令を受け入れず、二人とも銃を使える位置へ移る。この時点でジョディオは、法的な救済を求めるのではなく、自分の能力で加害を止める判断をする。

兄弟の関係とジョディオの危険な反応速度が、物語開始直後に同じ事件で示される。

ノーヴェンバー・レインの初使用

ジョディオがスタンドを発現させると、警官の頭上へ限定された雨が降る。雨粒は普通の水より大きな力を持ち、後方の警官を地面へ押し倒す。身体は路面へ平らに押し付けられ、立ち上がることも銃を使うこともできない。周囲の道路全体へ豪雨を降らせるのではなく、攻撃対象の位置へ重さを集中させる使用法である。

後にコンクリートや人体を貫く力も示されるが、この場面では警官を殺さず無力化する強度に調整されている。

スムース・オペレイターズの介入

もう一人の警官はジョディオへ拳銃を向け、発砲しようとする。ドラゴナはスムース・オペレイターズを警官の顔へ送り、両目の位置を後頭部側へ滑らせる。視界と銃口の対応が崩れ、警官の弾丸はジョディオへ当たらない。続いてノーヴェンバー・レインがその警官も地面へ押しつぶす。

ジョディオの重圧とドラゴナの位置操作が連結し、銃を持つ二人を短時間で制圧する。

制圧後の暴行

警官が倒れた後も、ジョディオの怒りはすぐ収まらない。雨で動けない相手へ近づき、身体を繰り返し踏みつける。ドラゴナを傷つけた者へ報復する行動であり、危険が消えた後の攻撃まで続く。物語は警官の加害を否定しながら、ジョディオの反撃も穏当な自己防衛だけではないことを隠さない。

その場で二人へとどめを刺すことはなく、兄弟は車で離れる。

生存と回復

ノーヴェンバー・レインで押しつぶされた二人は、第2話で再登場する。致命的な内臓損傷や後遺症を示す描写はなく、逮捕行動へ参加できるまで回復している。ジョディオが雨粒の重さを選び、見た目ほど致命的ではない制圧に留めたと分かる。スムース・オペレイターズで移動した目も元の位置へ戻っており、顔の変形は永続していない。

二人の再登場は、スタンド攻撃の結果だけでなく、最初の事件を覚えた警官が私怨を持ち続けることを示す。

囮捜査への参加

第2話では、麻薬取締局の女性捜査官が大学生を装い、ジョディオへ薬物取引を持ちかける。取引成立後に身分と拳銃を示し、ジョディオとパコを逮捕する。周囲で待機していた警官たちが二人を地面へ押さえ、その中に交通停止を行った二人もいる。最初の事件とは異なり、囮捜査には取引された麻薬という具体的な物証が用意されている。

ただし再会した警官たちは職務上の拘束だけでなく、前回の報復を楽しむ態度を見せる。

ジョディオへの脅迫

ジョディオを押さえた警官は、自分たちを覚えているかと尋ね、ドラゴナの様子まで話題にする。兄弟を暗い部屋へ連れて行き、再び性的に加害する趣旨の脅迫を行う。逮捕後の被疑者を保護し適正に扱う立場ではなく、拘束された少年へ私怨を返す機会として権限を使う。ジョディオは殺意を抱くが、その場で警官を攻撃すれば麻薬事件とは別の罪と証拠が増える。

そこで人体ではなく、捜査側が確保した物証を消す方法を選ぶ。

物証を流す雨

囮捜査官は、取引された麻薬そのものが逮捕と起訴の根拠になると説明する。ジョディオはノーヴェンバー・レインを使い、証拠品へ雨を集中させる。袋の中身は水で流れ、薬物として押収できる状態を失う。警官の身体を再び潰すのではなく、事件の成立条件だけを破壊する使用法である。

捜査側は現場でジョディオとパコを拘束していても、取引の物証を失ったため二人を釈放する。

スタンドを認識できない立場

警官たちはノーヴェンバー・レインの本体を視認できず、突然局地的な雨と重圧が発生したように経験する。スムース・オペレイターズも見えないため、目が物理的に移動した原因を特定できない。第2話の証拠消失でも、ジョディオが能力を使ったと法的に説明できる証言や映像は得られない。二人は超常現象の存在を知る敵ではなく、目に見える証拠と警察権限の範囲で主人公を追う。

この情報差によって、制服と銃を持つ側が人数で優位でも、能力者を確実に拘束できない。

法執行機関の区別

交通停止を行った二人はホノルル警察の警官であり、囮役の女性は麻薬取締局の捜査官である。同じ摘発現場で行動しても、所属と役割は同一ではない。囮捜査官の記事へ二人の交通停止事件を統合したり、警官二人をDEA職員と記載したりすると組織関係を誤る。また、後のIKO IKOへ突入する警官隊や、HOWLERのメガヨットへ入る連邦機関、軍部隊とも別の集団である。

「警察」という一語で第9部に登場する全法執行者をまとめず、登場話と所属で識別する必要がある。

ジョディオ像への影響

この二人との遭遇は、ジョディオが危険な人物であることと、兄を守るため即座に動くことを同時に示す。彼は警官という肩書にひるまず、銃が抜かれるより先にスタンドを使う。攻撃の重さは調整でき、殺さず制圧する判断も、怒りに任せて踏みつける衝動も持つ。二度目の事件では殺意を抑え、物証だけを消すため、状況に応じた計算もできる。

二人の警官は、ジョディオの暴力性を単独で生み出す存在ではなく、その性質が家族への加害と制度的な脅迫に対してどう現れるかを引き出す。

ドラゴナ像への影響

ドラゴナは警官から身体と性別表現を標的にされ、権力を背景とする加害を受ける。それでも反撃の瞬間にはスムース・オペレイターズを正確に操作し、発砲の方向を変える。ジョディオを守りながら相手を即死させない能力使用であり、兄弟が一方的に保護する側とされる側へ固定されていない。ジョディオが兄を守り、ドラゴナも弟へ向けられた銃弾を外す相互防衛になっている。

第1話の短い戦闘は、二人が犯罪の仕事だけで結びついた仲間ではなく、日常から互いを守ってきた家族だと伝える。

物語上の役割

二人の警官は、第9部の舞台であるハワイを観光地の明るい側面だけで描かないための最初の対立者である。公的な制服と非公式な暴力が同じ人物に共存し、ジョディオが語る社会の仕組みへの不信と接続する。最初の戦闘相手がスタンド使いではないため、ノーヴェンバー・レインとスムース・オペレイターズの基本的な作用も明快に提示される。再登場では同じ力が人体攻撃ではなく証拠隠滅へ使われ、スタンドが場面ごとに異なる問題を解くことを示す。

登場は第2話までだが、ジョディオ兄弟、警察権力、犯罪、スタンドという第9部の主要な緊張を冒頭で結ぶ役割を持つ。

関連項目

- ジョディオ・ジョースター- ドラゴナ・ジョースター- ノーヴェンバー・レイン- スムース・オペレイターズ

- 出発- サウス・キング・ストリート- 『The JOJOLands』第1巻- ハワイ島の別荘