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劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACKのポスター8.9/10

IMDb 100位 ・ 2024

『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』のあらすじ

世界を守るため壁の外へ出たはずのエレンは、無数の超大型巨人で大地を踏み潰す地鳴らしを始めた。かつての仲間と元敵は飛行艇で彼を追い、自由をめぐる最後の選択へ向かう。

  • ダークファンタジー
  • アクション
  • アニメーション
8.9IMDb評価(10点満点)36K件・取得時点

劇場版『進撃の巨人』完結編のあらすじ【ネタバレなし】

パラディ島のエレン・イェーガーは始祖の巨人の力を得て、壁の中に眠っていた無数の超大型巨人を進ませる『地鳴らし』を発動します。目的は島の外にある世界を踏み潰し、仲間が生きる未来を確保すること。マーレの都市や避難する人々は進撃の前に次々と飲み込まれ、虐殺の規模は止められない段階へ達します。

ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、リヴァイらは、かつて敵だったライナー、アニ、ピークらと手を組みます。故郷を守りたい者、家族を救いたい者、これ以上殺させたくない者は、動機の違いを抱えたまま飛行艇でエレンを追跡。エレンは道を通じて、仲間の自由を奪わないため戦いを止めるつもりはなく、止めたければ自分を殺すしかないと伝えます。

詳しいあらすじ【ネタバレあり】

地鳴らしと連合の追撃

エレンの巨大な始祖の巨人は、超大型巨人の列を率いて大陸を進みます。連合はオディハで飛行艇を整備しますが、フロックの銃撃で燃料タンクを損傷。ハンジは仲間を飛び立たせるため単身で巨人の列へ挑み、命と引き換えに時間を稼ぎます。調査兵団団長をアルミンへ託し、リヴァイたちはスラトア要塞へ迫るエレンの背へ降下します。

歴代の巨人との戦い

始祖ユミルは歴代の九つの巨人を出現させ、連合を阻みます。アルミンはオカピ型の巨人に捕らえられ、道でジークと対話。生の意味を大きな目的ではなく、友人と走った記憶や何げない瞬間に見いだすよう促します。ジークが姿を現し、リヴァイが彼を討つと地鳴らしは停止。歴代継承者の一部も力を貸し、仲間はアルミンを救出します。

エレンとの最終局面

アルミンは超大型巨人となって始祖の体を爆破しますが、光るムカデ状の存在がエレンの首と再接続しようとし、周囲のエルディア人を無垢の巨人へ変えます。エレン自身も超大型の姿でアルミンと戦います。ミカサは頭痛の中、エレンと山小屋で暮らす別の可能性を見ますが、彼の居場所が巨人の口内だと理解。リヴァイが歯を破壊し、ミカサが内部へ入ります。

結末を解説【ネタバレ】

ミカサはエレンの首を切り、別れの口づけをします。その選択を見た始祖ユミルは、王への執着から解放されて巨人の力を消滅させます。無垢の巨人にされた人々は元へ戻り、巨人化能力も世界から失われます。アルミンは以前エレンと道で交わした会話を思い出します。エレンは仲間を英雄にする狙いを語る一方、ミカサへの未練と、自分でも止められなかった破壊への衝動を告白していました。

ミカサはエレンの頭を故郷の丘へ埋葬。三年後、アルミンたちは和平交渉の使節として軍備を進めるパラディ島へ向かい、ミカサは墓のそばで彼を思い続けます。その先の長い時間では文明が発展し、戦争で島が破壊され、森に埋もれた大樹へ一人の少年が近づきます。巨人の力は終わっても、人間の対立が自動的に終わるわけではなく、歴史が再び始まりうる余韻を残します。

人物の選択と物語の仕組み

地鳴らしが踏み越える大陸

始祖の巨人となったエレンは、壁に眠っていた超大型巨人の群れを進ませ、海の外の都市と人々を踏み潰す。避難する家族、治療中の負傷者、難民の子どもにも進行は止まらず、軍事施設だけを選ぶ攻撃ではない。

かつてエレンがマーレで出会った少年ラムジーも逃げ場を失う。彼は未来の記憶でこの死を知りながら謝っており、自由を得るため他者の自由を奪う矛盾を自覚していた。それでも地鳴らしを実行する。

飛行艇を追うフロックと格納庫の損傷

港を脱出した同盟は、飛行艇を整備するためオディハへ向かう。船体に潜んでいたフロックは最後の力で発砲し、格納庫の燃料タンクへ穴を開ける。彼はパラディ島を守るにはエレンを止めてはならないと訴える。

ミカサに倒されても、修理と離陸へ必要な時間は失われる。ハンジは接近する超大型巨人を見て、全員が飛び立つまで単独で足止めすると決める。島を守ろうとした者の一発が、別の仲間へ死の役割を渡す。

ハンジの最後とアルミンへの団長職

ハンジは調査兵団団長の職をアルミンへ託し、リヴァイと短い別れを交わして巨人の群れへ向かう。立体機動装置と雷槍で複数を倒し、飛行艇の進路へわずかな隙間を作る。

高熱で衣服と身体が燃えても攻撃を続け、その時間で機体は離陸する。死後にはエルヴィンや亡くなった仲間たちを見たように描かれる。巨人への好奇心から始まった人物が、最後は仲間に未来を観察する役目を渡す。

アルミンが引き受ける十五代団長

指揮を渡されたアルミンは、エレンを止めた後に島と外の世界が交渉できる道を考える。虐殺を止めてもパラディへの憎しみが消えないことを知りながら、皆殺し以外の可能性を捨てない。

ライナー、アニ、ピークら元敵とも作戦を組み、誰がより多く奪ったかで協力を止めない。団長として最初に求められるのは正しい演説ではなく、互いに殺し合った者を同じ飛行艇で目的地へ運ぶ判断である。

始祖の巨体へ降下する同盟

スラトア要塞へ到達した一行は、巨大な骨格の上へ降下し、ピークが爆薬をエレンの首へ巻き付ける。アルミンは超大型巨人の爆発で一気に終わらせる機会を探す。

しかし歴代の九つの巨人が次々と現れ、戦槌の巨人が遠距離から攻撃する。始祖ユミルが生んだ兵は本体を傷つけても再形成され、限られた雷槍と燃料を消耗させる。敵はエレン一人の身体を越えている。

オカピの巨人に奪われるアルミン

変身しようとしたアルミンはオカピ型の巨人に捕まり、口を塞がれて飲み込まれる。意識は道へ移り、自分の身体が動かないことへ焦りながら、仲間が死ぬ光景を想像する。

指揮官と最大火力を同時に失った一行は、救出とエレンの首の爆破を分担しなければならない。ミカサはアルミンの所在を探し、ジャンは爆薬へ向かう。誰かを見捨てれば早い作戦を選ばず、複数の目的を保持する。

翼を持つファルコの顎の巨人

アニは戦いから離れようとしていたが、キヨミの船でファルコが鳥の記憶と飛行の可能性を話す。彼は顎の巨人へ変身し、翼を広げてガビ、アニを乗せ、戦場へ戻る。

飛行艇が失われた後、空中で仲間を回収できる唯一の手段になる。偶然得た能力だけでなく、初飛行の危険を引き受ける決断が救助を成立させる。アニも父との再会だけを願う立場から、残る仲間のために再び戦う。

道で交わすジークとアルミンの会話

道に捕らわれたアルミンは砂を集めるジークと出会う。ジークは生命が増える目的を恐怖から逃れることだと考え、生まれなければ苦痛もなかったという結論へ戻ろうとする。

アルミンは葉やボールに見える小さな物を拾い、友人と競走した時間、風や木陰といった目的のない瞬間こそ生きる理由だったと話す。大きな使命で反論せず、役に立たない記憶を差し出したことで、ジークもクサヴァーとの投球を思い出す。

過去の継承者が選び直す加勢

ジークとアルミンは道にいる歴代の巨人継承者へ呼びかける。ベルトルト、ユミル、グリシャ、クサヴァーらが現れ、始祖に操られていた巨人の身体で同盟を助ける。

死者が単純に善へ戻るのではなく、生前に結んだ関係が一瞬だけ命令より強くなる。アニやライナーは、殺し合った相手の巨人に守られる。継承とは能力だけでなく、後から別の選択を可能にする記憶でもある。

ジークの死で止まる地鳴らし

ジークは始祖の骨の上へ姿を現し、空と戦場を眺めながら良い一日だとつぶやく。リヴァイは彼を見つけ、長く追ってきた約束どおり首を斬る。

王家の血を持つジークが死ぬと、歩き続けていた超大型巨人たちは停止する。ただしエレンの意識も戦いも終わらず、首から分離された発光する生命体が本体へ戻ろうとする。目的の一条件を断っても、破局は自動的に解決しない。

爆薬で分断される首と脊椎

ジャンは歴代巨人の攻撃を避けて起爆装置へ届き、ピークが巻いた爆薬を作動させる。爆発で始祖の頭部と巨大な骨格が切り離され、ライナーが生命体の接続を身体で押さえる。

アルミンも救出され、超大型巨人へ変身して周囲を吹き飛ばす。幼なじみを自分の爆発へ巻き込む覚悟を選ぶが、それでもエレンは巨大な超大型の姿で再び現れる。最後の対話は力の衝突へ変わる。

要塞の人々を巨人へ変えるガス

分離された生命体は煙を放ち、要塞近くのエルディア人を無垢の巨人へ変える。ジャン、コニー、ガビも仲間の目の前で姿を失い、家族との再会を目前にした者たちが互いを襲い始める。

アッカーマンのミカサとリヴァイ、巨人化能力者だけが影響を免れる。ライナー、アニ、ピークは親や友人だった巨人を倒しきれず、生命体の接続を防ぐ。勝利の直前に、守ろうとした人々と戦う状況を強いられる。

頭痛の中で見る山小屋の四年間

激しい頭痛に襲われたミカサは、エレンと戦いから逃げ、山小屋で暮らしたような時間を見る。エレンは自分の余命が尽きた後、マフラーを捨てて忘れてほしいと頼む。

それは現実の逃避行ではなく、二人が選ばなかった可能性を道で共有する別れである。ミカサは彼を忘れないと答え、現実へ戻る。愛することをやめずに、彼の行動を止めるという矛盾した選択を引き受ける。

巨人の口へ入るミカサ

リヴァイは雷槍でエレンの巨人の歯を破り、ミカサが口内へ入る道を開く。彼女は長い髪の生身のエレンを見つけ、首を斬って抱きしめる。

切断した頭へ口づける姿を始祖ユミルが見つめる。ミカサは愛ゆえに服従せず、愛した相手を自分の手で止めた。王への執着から二千年離れられなかったユミルは、その選択を見て巨人の力を手放す。

アルミンが思い出すエレンとの対話

エレンの死後、アルミンは以前道で交わし、忘れさせられていた会話を思い出す。エレンは仲間が外の世界の英雄になるよう、自分を止める役割を与えたと説明する一方、地鳴らしで大半の人類を殺した事実を認める。

ミカサへの執着や死にたくない恐れも吐露し、自由を求めた英雄像だけでは自分を飾れない。アルミンは虐殺を肯定せず、それでも最後の時間を友人として受け止める。二人は血の海へ変わる景色の中で別れる。

消える巨人の力と戻る人々

始祖ユミルが力を手放すと、無垢の巨人にされたジャンたちは人間へ戻り、巨人化能力者の身体からも力が消える。長く続いた継承の期限と捕食の循環が終わる。

リヴァイには亡くなった調査兵団の仲間が見え、心臓を捧げる敬礼を返す。勝利は生き残った者だけの成果ではなく、壁の外を目指して倒れた者の選択の上にある。彼は涙を流しながら幻を見送る。

要塞でアルミンが名乗る殺害者

巨人から戻ったエルディア人へマーレ兵が銃を向け、再び変身できるか証明しろと迫る。アルミンは武器を持たず前へ出て、自分が進撃の巨人エレン・イェーガーを殺した者だと名乗る。

恐怖を力で抑えられなくなった最初の場面で、彼は言葉による交渉を始める。ミュラー長官も銃を下ろし、直前に語った憎悪を子へ渡さないという決意を実行する。巨人の力が消えた後の平和は、人間の判断へ委ねられる。

三年後の島と和平使節

三年後、パラディ島ではイェーガー派が軍備を拡大し、外の世界からの報復へ備えている。地鳴らしを止めた者たちは裏切り者と見なされる危険を負いながら、連合国の和平使節として島へ向かう。

アルミンは話し合いが成功する保証を持たない。それでも自分たちが敵同士から同じ船へ乗るまでの物語を話そうとする。平和を完成した状態として示さず、憎悪が残る場所へ戻って言葉を続ける仕事として描く。

丘の木の下で巻かれるマフラー

ミカサは故郷近くの丘の木の下へエレンを埋葬し、一人で墓を訪れる。彼に会いたいと泣くと鳥がマフラーを巻き直し、空へ飛び去る。

彼女はその後も年を重ね、家族と思われる人々と墓を訪れ、死後も同じ場所へ埋葬される。エレンを忘れないことが人生を止める意味にはならない。記憶を持ちながら別の時間を生きる姿が、山小屋での頼みへの答えになる。

遠い未来の戦争と再び育つ大樹

時代が進む映像では島の街が高層化し、さらに遠い未来の戦争で爆撃を受ける。エレンたちの選択は当面の世界を救っても、人間同士の争いを永久に終わらせたわけではない。

廃墟の後も丘の木は成長し、やがて始祖ユミルが入った木に似た巨大な空洞を持つ。犬を連れた子どもが入口へ近づくところで終わる。力の歴史が反復するか、新しい出会いになるかは、次に入る者の選択へ残される。

貝殻を拾った海辺へ戻る対話

道でアルミンと話すエレンの足元には血の海が広がる一方、二人が初めて海へ着いた時の貝殻が現れる。アルミンは未知の世界へ目を向けたが、エレンは水平線の敵を先に見ていた。

同じ景色を見ても自由の意味が分かれたことを、貝殻という小さな品が示す。アルミンは最後にそれを手渡し、虐殺への共犯を装うのではなく、幼なじみとして一緒に夢を見た出発点を返す。

物語が描くもの

自由と他者の自由

エレンは自分と仲間の自由を守ろうとして世界の生存を奪います。一方、仲間を止める選択も許すという矛盾が、自由を無制限に押し通した先の破綻を示します。

大義より小さな生

アルミンとジークの対話は、生殖や国家の存続とは別に、落ち葉、走る時間、投げ合った球のような瞬間へ価値を置きます。世界を動かす目的より、失いたくない具体的な経験が反撃の契機になります。

この映画の見どころ

  • 地鳴らしを食い止めて飛行艇を送り出すハンジ
  • 道で向き合うアルミンとジーク
  • 歴代の巨人が入り乱れる始祖の背での戦闘
  • ミカサの決断と遠い未来まで続くエピローグ

こんな人におすすめ

  • アニメ『進撃の巨人』の最終章を劇場構成で見届けたい人
  • 自由、戦争、復讐の連鎖を扱う物語を考えたい人
  • 大規模戦闘と人物の選択が結びつくアニメーションを求める人

『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』のよくある質問

本作はテレビ版と別の物語ですか?

TVアニメ『The Final Season 完結編』前編・後編を劇場用に再構成した作品で、物語の結末は同じです。

地鳴らしはどう止まりますか?

ジークがリヴァイに討たれて進行が止まり、最後にミカサがエレンを殺すことで巨人の力そのものが消えます。

巨人の力が消えれば戦争も終わりますか?

終わりません。和平の努力は始まりますが、遠い未来に島が戦争で破壊される光景が描かれます。