8.5/10IMDb 47位 ・ 1942
『カサブランカ』のあらすじ
第二次世界大戦下のカサブランカ。中立を装う酒場の主人リックは、パリで別れたイルザと再会する。彼女と夫ラズロを自由圏へ逃がせる通行証は、リックの手元にあった。
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『カサブランカ』のあらすじ【ネタバレなし】
1941年、フランス領モロッコのカサブランカには、ナチス占領下のヨーロッパからアメリカへ渡ろうとする人々が集まっていました。アメリカ人リックが営む酒場には亡命者、ヴィシー政府の警察、ドイツ軍人、闇商人が出入りします。表向きは誰の味方もしないリックですが、店へ預けられた二通の通行証を秘密裏に保管していました。持ち主はドイツ軍の連絡員を殺して入手したもので、逮捕後に死亡します。
そこへ抵抗運動の指導者ヴィクター・ラズロと妻イルザが現れます。イルザは、リックがパリで愛し、約束の日に理由も告げず去った女性でした。ラズロをカサブランカから逃がしたくないドイツ軍は警察署長ルノーへ圧力をかけ、ラズロは出国に必要な通行証を探します。再会で止まっていた感情が動き出す一方、リックはイルザがなぜ自分を捨てたのかを知ることになります。
ネタバレあり
詳しいあらすじ【ネタバレあり】
通行証とパリの記憶
小悪党ウガーテは、殺害したドイツ連絡員から奪った通行証をリックへ預けますが、ルノーに逮捕され、拘束中に死亡します。その夜、イルザは店のピアニスト、サムに思い出の曲を頼みます。曲を禁じていたリックは怒って現れ、イルザを見て立ち尽くします。二人はドイツ軍が迫るパリで愛し合い、一緒に逃げるはずでした。しかしイルザは駅へ来ず、手紙だけを残したため、リックは人を信じない男になっていました。
ラズロの抵抗とイルザの告白
ラズロは通行証を買おうとしますが、リックは妻に理由を聞けと拒みます。店でドイツ将校が軍歌を歌うと、ラズロは楽団に『ラ・マルセイエーズ』を演奏させ、客の歌声で圧倒します。店は閉鎖されますが、抵抗をやめません。閉店後、イルザは銃を向けて通行証を求め、撃てないまま今もリックを愛していると告白。パリでは収容所で死んだと思っていた夫の生存を知り、病気の彼を支えるため去ったのだと説明します。
空港へ向けた偽の取引
リックはイルザと二人で逃げるように見せかけ、ルノーにはラズロを通行証所持で逮捕させる計画を話します。しかし店へ来たラズロを前にすると、銃でルノーを押さえ、イルザを連れて空港へ向かわせます。ルノーはドイツ軍のシュトラッサー少佐へ連絡。霧の空港でリックは、イルザが残れば後悔すると説得し、ラズロと飛行機へ乗せます。
結末まで解説
結末を解説【ネタバレ】
飛行機を止めようとしたシュトラッサーが銃を抜き、リックは彼を撃ちます。駆けつけた警官たちに対し、ルノーは犯人を知りながら「いつもの容疑者を一斉検挙しろ」と命令。イルザとラズロを乗せた飛行機は無事に離陸します。リックはイルザとの再出発ではなく、彼女がラズロと抵抗運動を続けられる道を選びました。
ルノーはヴィシー政府側の立場を捨て、リックとともに自由フランス軍へ合流しようと提案します。二人が霧の中を歩き出す場面で映画は終わります。恋愛の成就を手放したリックは、その選択によって過去の政治的信念と行動力を取り戻し、新しい友情と闘いへ向かいます。
読み解き
物語が描くもの
個人の愛と公共の責任
リックはイルザと暮らす望みを持ちながら、ラズロが抵抗運動へ戻る必要性を理解します。誰と結ばれるかという私的な選択が、戦争下では多くの人の自由へ影響する。空港での決断は、その二つを比較した結果です。
中立という仮面
リックは誰にも肩入れしないと語りますが、過去には反ファシズム側で戦い、店でもラズロの国歌演奏を許します。冷笑は傷つかないための防御であり、イルザとの再会を通じて本来の信念が再び表へ出ます。
この映画の見どころ
- サムの演奏でパリの記憶が戻る再会
- 店内を満たす『ラ・マルセイエーズ』
- イルザが銃を下ろして過去を告白する夜
- 霧に包まれた空港での別れとルノーの命令
こんな人におすすめ
- 恋愛と戦争下の選択が交差する物語を見たい人
- 限られた室内で緊張が高まる会話劇が好きな人
- 主人公が過去の信念を取り戻す映画を求める人
『カサブランカ』のよくある質問
イルザはなぜパリでリックのもとへ来なかったのですか?
死んだと思っていた夫ラズロの生存を知り、負傷した彼を支えるためです。事情を説明できないまま手紙を残しました。
通行証は誰が使いましたか?
リックは自分とイルザのためではなく、イルザとラズロをリスボン行きの飛行機へ乗せるために使います。
ルノーは最後になぜリックを逮捕しなかったのですか?
シュトラッサーを撃った事実を隠し、警官には別の容疑者を捜すよう命じます。自らも陣営を離れ、リックと行動を共にします。
参考資料
作品情報と物語の事実確認に使用した資料です。文章は複数資料を照合したうえで独自に構成しています。
- IMDb Top 250選定順位・IMDb評価
- IMDb作品ページ作品識別・評価
- Wikidata日本語題・公開年・人物・ジャンル
- Wikipedia日本語版日本語表記・作品背景・物語確認
- Wikipedia英語版物語・制作背景の相互確認
- TMDb作品データ・ポスター照合
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