8.7/10IMDb 15位 ・ 1980
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のあらすじ
ヤヴィンの戦いから3年後、銀河帝国の逆襲が激化する中、ルーク・スカイウォーカーはジェダイの修行を通じてフォースと向き合い、ダース・ベイダー率いる帝国軍との戦いで自らの運命を切り開こうとする。
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『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のあらすじ【ネタバレなし】
ヤヴィンの戦いから3年が経過した。デス・スターを失った銀河帝国は反乱同盟軍への報復を強めていた。反乱軍は氷の惑星ホスにエコー基地を設け、帝国軍の探査用プローブ・ドロイドの脅威に備えていた。ルーク・スカイウォーカーはハン・ソロとともにトーントーンでパトロールに出ていたが、雪原の猛獣ワンパに襲われ捕らわれてしまう。ハンはルークを救助するため危険を冒して探し出し、基地へ連れ戻す。一方、基地ではプローブ・ドロイドの発見により帝国軍の接近が明らかになり、撤退の準備が急がれた。オビ=ワン・ケノービの霊はルークにダゴバという惑星へ行き、ヨーダというジェダイ・マスターに会うよう指示を与えていた。
帝国軍はAT-AT歩行戦車を投入した地上攻撃を開始し、反乱軍は激しい抵抗を試みるが基地は陥落する。ルークはR2-D2を伴いXウイングでダゴバへ向かい、ヨーダのもとでジェダイとしての訓練を始める。ハン・ソロ、レイア姫、チューバッカ、C-3POを乗せたミレニアム・ファルコンは帝国軍の追撃を逃れ、小惑星帯に隠れるが、そこでさらなる危機に直面する。ハンとレイアの間には緊張した空気が流れつつも距離が縮まっていく。ルークは訓練の途中で仲間たちの危機をフォースを通じて感じ取り、ヨーダとオビ=ワンの制止を振り切って行動を起こすことになる。
ネタバレあり
詳しいあらすじ【ネタバレあり】
ホス基地の攻防と脱出
帝国軍の最高司令官ダース・ベイダーは反乱軍とルークを探すため大量のプローブ・ドロイドを銀河に放っていた。一体がホスに到着し、ルークは調査中にワンパに襲われる。フォースを使ってライトセーバーを呼び寄せ脱出したが、猛吹雪の中で倒れ、オビ=ワンの霊からダゴバでヨーダに学ぶよう告げられる。ハンがルークを救助し基地に戻ると、プローブ・ドロイドの存在から帝国軍の接近を知り撤退命令が出される。ベイダー率いる死の小艦隊が到着するが、提督のミスで反乱軍に察知されシールドが展開される。ベイダーは失敗した提督を処刑し、AT-ATによる攻撃を命じる。反乱軍は貨物船の脱出時間を稼ぐため歩兵とスピーダーで応戦するが、AT-ATの装甲に苦戦しシールド発生装置を破壊される。ハンたちはレイアとC-3POをファルコンに乗せて脱出し、ルークはダゴバを目指した。
ダゴバでの修行と追跡の始まり
ルークはダゴバに不時着するが、泥と沼の惑星で小柄な緑色の老人と出会う。この老人がヨーダだと気づくまで時間がかかった。ヨーダはルークの忍耐力を試した後、オビ=ワンの説得で修行を引き受ける。しかしルークはフォースを完全に信じきれず、訓練は難航した。洞窟での試練ではベイダーの幻影と対決し、自らの顔を見て暗黒面の可能性に戦慄する。一方、ベイダーは皇帝からルークがフォースに影響を与えていると聞かされ、彼を暗黒面に引き込むか抹殺する計画を立てる。ハンたちのファルコンはハイパードライブの故障で小惑星帯に逃げ込み、修理中にハンとレイアの関係が進展するが、宇宙怪物の巣だとわかり脱出する。ベイダーは賞金稼ぎボバ・フェットらを雇い、ファルコンを探させる。ハンたちは旧友ランド・カルリジアンのクラウド・シティがあるベスピンへ向かう。
ベスピンでの対決と運命の告白
ベスピン到着後、ランドは一行をもてなすが、すでに帝国軍が先回りしており、ベイダーとの取引でハンたちを引き渡す。ルークはフォースで危機を予知し、修行を中断してベスピンへ飛ぶ。ベイダーはルークを捕らえるためハンをカーボナイト冷凍の実験台にし、ボバ・フェットに引き渡す。ルークは到着後レイアたちを発見しベイダーとライトセーバーで対決するが、力及ばず右手を斬り落とされる。ベイダーはルークに暗黒面への加入を促し、衝撃的な事実を告げる。ルークはこれを拒否して奈落へ身を投げる。一方、ランドは約束を反故にされ、レイアたちを救出してファルコンで脱出を図る。ルークのフォースを通じた声に従い彼を救出し、R2-D2がハイパードライブを修理して逃亡に成功する。
結末まで解説
結末を解説【ネタバレ】
ルークはベイダーから自分が父親だと告げられる。暗黒面への誘いを拒否したルークは奈落に落ち、アンテナに掴まって助けを呼ぶ。レイアのフォースを通じた感覚に従い、ランドたちはクラウド・シティに戻りルークを救出する。反乱軍の病院船でルークは義手の手術を受け、ランドとチューバッカはハンを救出するためタトゥイーンへ向かう。ベイダーはファルコンを取り逃がしたものの、静かに艦橋を去った。この出来事はルークに自らの出自とフォースの二面性を強く意識させ、反乱軍の戦いに新たな意味を与えることになった。
帝国軍の勝利に終わったように見えるが、ルークはジェダイとしての道を続け、仲間たちはハン救出の計画を立てる。ヨーダはルークが出発した後「もう一人の者」がいると語り、物語は続編へつながる。父親の事実がもたらした衝撃は、ルークの内面的な葛藤を深め、以後の選択に大きな影響を及ぼす。反乱軍は再び結束を固め、帝国の支配に対する抵抗を続ける基盤を残した。
物語を深く知る
人物の選択と物語の仕組み
ホス基地の撤退が同盟軍を分断する
帝国の探査ドロイドがホスの反乱軍基地を発見し、デス・スター破壊後の隠れ家が攻撃される。反乱軍は防御砲で時間を稼ぎながら輸送船を順に脱出させるが、ルーク、レイア、ハンたちは別の進路へ分かれる。勝利から始まらず、基地、装備、隊列を失う撤退から物語が動く。
ルークは戦闘でスノースピーダーを失い、地上でウォーカーへワイヤーと爆薬を使って対抗する。大型兵器を正面から上回るのではなく、脚部の構造と機体下部の弱点を狙う。それでも基地を守り切ることはできない。局地的な成功と戦略上の敗退を分けて描き、英雄の活躍だけでは戦況全体を反転できない現実を示す。
ダゴバで求められる力の使い方
オビ=ワンの導きでダゴバへ向かったルークは、沼地で小柄なヨーダと出会う。偉大な戦士を探す先入観から、目の前の老人を師だと見抜けない。ヨーダは技術を教える前に、焦り、怒り、先を急ぐ性格を観察し、訓練を続ける覚悟があるかを問う。力の大きさより、学ぶ姿勢が最初の課題になる。
ルークは石や物を動かせても、沼へ沈んだXウイングは大きすぎると諦める。ヨーダが同じフォースで機体を持ち上げると、できないと決めた自分の認識が限界を作っていたと知る。ただし信じれば何でも成功するという話ではない。恐れと衝動を観察せず、結果だけを急ぐ姿勢が、後のベスピン行きでも判断を狭める。
洞窟で自分の顔を見る試練
ヨーダは暗い洞窟へ入るルークに武器は要らないと告げるが、彼はライトセーバーを持ち込む。内部でダース・ベイダーの幻と戦い、首を切り落とすと、仮面の中には自分の顔がある。敵を倒すことだけへ集中すれば、自分も同じ暴力と恐れに支配される可能性を視覚化した試練である。
この警告を理解し切らないまま、ルークは仲間が苦しむ未来を見て訓練を中断する。ヨーダとオビ=ワンは罠だと止めるが、彼は救えるかもしれない相手を放置できない。選択には友情の勇気と、未来を制御したい焦りが同居する。洞窟で見た自分とベイダーの近さは、血縁が判明する前から内面的な危険として示されている。
故障するファルコン号で近づくハンとレイア
ホスから脱出したミレニアム・ファルコンはハイパードライブが作動せず、帝国艦隊から通常航行で逃げ続ける。ハンは小惑星帯へ入り、巨大生物の体内とは知らず洞窟へ着陸する。危機のたびに修理と操縦を分担するため、レイアと口論していた距離が実務の協力へ変わる。
追跡を逃れるため、ハンはスター・デストロイヤーの艦体へ密着し、投棄物とともに離脱する策を使う。賞金稼ぎボバ・フェットだけが意図を読み、ベスピンまで追う。機転で大艦隊を出し抜いても、同じ発想を読める一人が残る。ハンの自信と操縦能力が二人を生かす一方、その大胆さが追跡者の注意も引き続ける。
ランドが結んだ取引とベスピンの占領
クラウド・シティを運営するランドは、旧友ハンを歓迎しながら、既に帝国と取引している。都市の自治と住民を守るため、レイアたちを引き渡せば帝国は去るという条件を受け入れた。しかしベイダーは契約を段階的に変更し、レイアとチューバッカの拘束、都市の駐留まで要求する。譲歩して危機を限定する計算が崩れる。
ハンがカーボン凍結の実験台にされると、ランドは住民へ避難を呼びかけ、レイアたちの救出へ動く。裏切りを消せなくても、従い続ける選択は止められる。チューバッカから殴られ、信頼されないまま協力する姿は、後悔を言葉だけで処理しない。失った自治を取り戻す道も、反乱軍への参加から始まる。
カーボン凍結前に交わされる短い応答
ハンはジャバへの借金を抱え、いつか去る人物として振る舞ってきた。ベスピンで凍結装置へ運ばれる時、レイアは彼への愛を初めて明言する。ハンは同じ言葉を返さず、彼女の気持ちを知っていると答える。いつもの自信を保ちながら、別れの可能性を受け入れる短い応答である。
凍結後のハンは生存していると確認されるが、ボバ・フェットへ渡される。仲間はその場で救えず、次の目的として追跡しなければならない。恋愛の告白が即時の再会や勝利へ結びつかないため、関係は未完の行動として残る。レイアとランドがファルコン号で脱出した後も、最初に見るのは連れ去られるハンの行方である。
ベイダーが明かす血縁と支配の提案
ルークはベスピンでベイダーと戦うが、訓練を終えておらず、技量も状況把握も及ばない。ベイダーは片手を切り落とした後、自分が父親だと告げる。オビ=ワンから聞いた父の死と敵の像が一度に崩れ、ルークは否定するが、フォースを通じて真実だと感じ取る。
ベイダーは皇帝を倒し、父子で銀河を支配しようと誘う。家族の再会ではなく、血縁を服従の理由へ使う提案である。ルークは手を取らず、足場から身を投げる。救われる保証のない落下を選ぶことで、父と同じ側へ立たない境界を守る。血が運命を決めるというベイダーの論理を、行動で拒絶する。
敗北後に残る救出と次の約束
落下したルークはクラウド・シティ下部へ引っかかり、レイアへフォースで呼びかける。脱出中のファルコン号は危険を承知で引き返し、彼を救う。ルークが仲間を助けに来た旅は罠に終わったが、今度は仲間が彼を見捨てない。救う側と救われる側が入れ替わり、友情を一方向の英雄行為にしない。
反乱軍艦隊へ戻ったルークは義手を装着し、レイアたちはランドとチューバッカがハンを探しに向かうのを見送る。基地は失われ、ハンは捕らわれ、ベイダーとの関係も解決していない。それでも生存者は次の行動を決める。勝利の祝賀ではなく、傷を治療し、救出の約束を共有する場面が、三部作中盤の終点になる。
レイアが聞き取るルークの呼び声
ベスピンの下部にぶら下がったルークは、通信機ではなくフォースを通してレイアへ助けを求める。レイアは脱出を優先するランドの判断を止め、ファルコン号を引き返させる。ヨーダのもとで学んだ力は決闘の勝利には届かなかったが、離れた仲間へ自分の位置を伝え、生存につなげる用途では機能する。能力の成長を敵を倒す強さだけで測らない場面である。
この呼びかけは、レイアにも言葉で説明されていない感覚として届く。彼女は根拠を列挙せず、ルークがいる方向を確信して操縦を促す。後の家族関係を先回りして断定する場面ではなく、これまで共に戦った相手の危機へ反応する行為として成立している。敗走の最中でも相互のつながりが働き、帝国が分断した仲間を再び同じ船へ集める。
救出後も問題は解決しない。ルークは手を失い、レイアはハンを失い、ランドは都市を失っている。それでも三人とチューバッカは、互いの損失を抱えたまま同じ側に残る。フォースによる一度の呼びかけは、勝敗を覆す奇跡ではなく、次の行動を共に選べるところまで敗北した者たちを運ぶ。
読み解き
物語が描くもの
フォースの光と闇の対立
ルークはヨーダの指導のもとフォースの力を学ぼうとするが、洞窟での試練で自らの暗黒面と向き合う。ベイダーとの対決では父親である事実を突きつけられ、光と闇の選択を迫られる。この対立は単なる善悪の戦いではなく、個人の内面的な葛藤として描かれ、力の使い方次第でどちらにも傾く可能性を示している。
忍耐と師弟関係の試練
ヨーダは最初ルークの短気さを理由に指導をためらう。ルークは忍耐を欠き訓練で失敗を繰り返すが、オビ=ワンの助言もあって修行を続ける。この過程はジェダイになるために技術だけでなく精神的な成熟が必要であることを強調し、師であるヨーダとオビ=ワンがルークの成長を見守る姿が描かれる。
この映画の見どころ
- ホス雪原でのAT-AT歩行戦車による大規模地上戦
- ダゴバの沼地で繰り広げられるヨーダとの修行シーン
- 小惑星帯とスペース・スラッグの巣からの脱出劇
- クラウド・シティ中核でのベイダーとの激しいライトセーバー対決
こんな人におすすめ
- スター・ウォーズ旧三部作をすでに観ている人
- SF映画の中で人間ドラマを重視する観客
- 師弟関係や親子関係の物語に関心がある人
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のよくある質問
帝国の逆襲とは具体的に何を指すのか?
デス・スター破壊後の銀河帝国による大規模な反撃を意味する。ホス基地へのAT-AT攻撃や賞金稼ぎの投入など、反乱軍を徹底的に追う姿勢が強調されている。
ヨーダはルークに何を教えたのか?
フォースの正しい使い方と忍耐の重要性、暗黒面への誘惑への抵抗を教えた。ルークの短気を指摘し、精神的な成熟を促す指導を行った。
ベイダーとルークの関係はどうなったのか?
ベイダーがルークの実の父親であることが明かされる。ルークはこの事実に動揺するが、暗黒面への加入を拒否し、戦いは続編に持ち越される。





