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武器

ゴリラパンチャー18号

ゴリラパンチャー18号は、公式スピンオフギャグ漫画『ワンピース パーティー』第6話「デービーバックファイト」に登場する大型パンチマシンである。製作者および使用者はフォクシー。

ゴリラパンチャー18号は、公式スピンオフギャグ漫画『ワンピース パーティー』第6話「デービーバックファイト」に登場する大型パンチマシンである。 製作者および使用者はフォクシー。

落とし穴へ閉じ込めたモンキー・D・ルフィの頭上を機体でふさぎ、ノロノロの実のビームで動きを遅くしながら、底面に並ぶ多数のボクシンググローブで殴り続ける。

原作本編のゴリラパンチャー13号を発展させたパロディ機だが、形状、運用場所、攻撃、決着は別である。 『ONE PIECE』原作正史の新兵器としては扱わない。

登場作品と掲載巻

『ワンピース パーティー』は、安藤英が描く公式スピンオフギャグ漫画で、尾田栄一郎が原作として表記される。 本編の人物と設定を使いながら、時系列や所属を越えた組み合わせ、誇張した性格、パロディ展開を描く。

ゴリラパンチャー18号が登場する第6話「デービーバックファイト」は、単行本第2巻へ収録される。 集英社の公式書誌では、第2巻は2016年7月4日発売、収録第6話から第10話、紙版ISBNは978-4-08-880732-4である。

第6話では、原作本編では同じ時期に戦っていないロー、キャベンディッシュ、麦わらの一味、フォクシーらが一つのデービーバックファイトへ参加する。 この自由な配役が、機体を非正史と判断する最も明確な文脈になる。

正式名称

日本語名は「ゴリラパンチャー18号」。 機体正面には「GP18」と読める表示があり、Gorilla Puncher と番号を短く示す。

英語資料では Gorilla Puncher 18 または Gorilla Puncher #18 と表記される。 日本語記事では原作スピンオフの「18号」を主表記とする。

番号が原作の13号より五つ進んでいるため後継機を思わせるが、14号から17号までの仕様や失敗作は描かれない。 フォクシーが何回改良したかを番号だけから確定することはできない。

外見

本体は大きな立方体に近く、上部へアメリカンフットボール用ヘルメットのような頭部を載せる。 正面から見ると、角張った胴体に巨大な腕とボクシンググローブが左右へ付く。

中央には「GP18」の文字があり、シリーズ名と番号を示す。 底面には八つのグローブが四角く配置され、中央へフォクシーが身体を固定する帯または搭乗部がある。

13号が履帯で前進し、正面へ多数の拳を突き出す地上兵器だったのに対し、18号は穴の真上から底へ向けて殴る構造である。 同じゴリラパンチャーの名を持ちながら、戦場に合わせて攻撃方向が変わる。

落とし穴との一体運用

ゴリラパンチャー18号は、単独で敵を追い回す兵器ではない。 フォクシーが用意した落とし穴と組み合わせて使う。

デービーバックファイトの競技場中央へ肉を置き、ルフィが飛びつくよう誘う。 足場が開いてルフィが穴へ落ちると、18号が開口部を上からふさぐ。

ルフィは穴の底から跳び上がるしかないが、出口には機体の拳とフォクシーが待つ。 地形、誘い餌、蓋、攻撃装置を一つの罠として構成するのが18号の基本戦術である。

機体だけを平地へ置いた場合に同じ強さを発揮できるかは描かれていない。

ノロノロアリ地獄

フォクシーは、穴とゴリラパンチャー18号を組み合わせた罠を「ノロノロアリ地獄」と呼ぶ。 脱出しようと上へ跳ぶルフィへノロノロビームを当て、空中で動きを遅くする。

減速したルフィは回避方向を変えにくくなり、底面や腕のグローブから集中攻撃を受ける。 効果が切れると蓄積した衝撃が一度に戻り、再び穴の底へ叩き落とされる。

敵を穴へ落とすだけでは、ルフィの跳躍力なら脱出される。 ノロノロの実だけでは、減速中に十分な打撃を加える装置が必要になる。 18号は二つの不足を相互に補う。

フォクシーの搭乗位置

フォクシーは機体の底面中央へぶら下がるように搭乗し、下のルフィを見ながらビームを放つ。 通常のコックピットへ全身を隠す設計ではない。

敵へ照準を合わせやすい反面、フォクシー自身も反射されたビームや攻撃へさらされる。 操縦者を守る装甲より、罠の操作と挑発を優先した構造である。

フォクシーは自分の能力へ耐性を持たない。 ノロノロビームが鏡面で返れば、搭乗者と機体の行動をまとめて遅くされる。 この弱点が決着へ直結する。

八つの底面グローブ

底面には八つのボクシンググローブが並び、穴へ向けて連続で拳を打ち込む。 ルフィが上昇するほど近距離から殴れるため、出口を守る蓋として効率がよい。

左右の巨大な腕だけでなく、真下へ攻撃する専用拳を持つ点が18号の特徴である。 一つの拳を避けても、減速中に別の拳が次々と届く。

グローブが全て独立した動力を持つか、フォクシーの操作一つで順番に動くかは説明されない。 発射後にどの機構で戻るか、打撃回数の上限も不明である。

ゴリラパンチ・ゴールデンラッシュ

18号の攻撃として、ゴリラパンチ・ゴールデンラッシュが使われる。 フォクシーがルフィを空中で遅くし、炎をまとった多数の拳を連続で浴びせて穴の底へ戻す。

原作の13号には、ゴリラパンチ・ゴールデンヒッツという近い名称の技がある。 どちらも燃える拳の集中攻撃だが、日本語名の末尾と使う機体が異なる。

18号の記事へ13号の技名をそのまま転記せず、スピンオフ内の表記を分ける。 また、炎がどの燃料から生じるか、グローブ自体が耐熱素材かは説明されない。

第6話のデービーバックファイト

第6話の競技はグロッキーリング形式で、フォクシー側にはフォクシー、ロー、キャベンディッシュが参加する。 麦わら側はアフロ姿のルフィ、ロロノア・ゾロサンジが出る。

両船長がボール役となり、武器禁止、場外で失格などのルールが置かれる。 フォクシーは競技の正面勝負より、肉を餌にした落とし穴と18号でルフィを隔離する。

ルフィが地下で殴られる間、地上ではローとキャベンディッシュがゾロとサンジの行動を妨害する。 18号は一対一の兵器であると同時に、相手のボール役を長時間ゲームから外す装置になる。

ルフィが脱出できない理由

ルフィはゴムの身体と高い跳躍力を持つため、通常の落とし穴なら壁や天井を破って出られる。 18号は出口を占有し、跳躍の頂点でノロノロビームを当てる。

空中で止まったルフィへ拳を集中させれば、攻撃の勢いを作る前に穴へ戻せる。 脱出を繰り返すほど打撃が蓄積し、体力を削られる。

フォクシーは、ルフィをすぐ倒すより消耗させ、最後に仲間へ加えることを狙う。 競技の賞品と兵器の運用目的がつながっている。

ただし機体が穴全体を永久に密閉できるわけではない。 ビームを逆用され、フォクシーの動きが止まると攻撃の循環が崩れる。

鏡がないというフォクシーの油断

原作のフォクシー戦では、鏡がノロノロビームを反射することが攻略の鍵になる。 スピンオフのフォクシーもその対策を意識し、穴の中に鏡がないと得意になる。

ルフィの周囲に反射面がなければ、ビームは一方向へ進み、フォクシー自身へ返りにくい。 18号の罠は、過去の敗北から弱点を取り除いた再戦装置でもある。

しかしルフィはアフロの下に光を反射する帽子を隠している。 競技場の設備には鏡がなくても、対戦相手が反射物を持ち込む可能性をフォクシーは考えていない。

ルフィの反撃

地上のウソップは、ルフィへ戦闘モードを切り替えるよう発想を伝える。 ルフィはギア2で速度を上げ、アフロを外して下に着けていたつるつるの帽子を露出させる。

フォクシーが放ったノロノロビームは帽子へ反射し、フォクシーと18号側へ戻る。 自分の能力で遅くなったフォクシーは、機体を操作して反撃できない。

ルフィは止まった18号を破壊し、穴から脱出する。 強いパンチだけで装甲を上回ったのではなく、ビームの反射、搭乗位置の露出、機体の停止を順番に利用した決着である。

機体の破壊

反射されたノロノロビームで行動が遅れた後、18号はルフィの攻撃によって壊される。 フォクシーも機体から弾き出され、空中へ飛ばされる。

修理されて再登場する場面はなく、第6話内で状態は「破壊」と整理できる。 18号の残骸をフォクシー海賊団が回収したかは描かれない。

この破壊は原作の13号へ影響しない。 スピンオフの出来事を理由に、原作世界で13号やフォクシーの装備が失われたと扱わない。

ゴリラパンチャー13号との違い

ゴリラパンチャー13号は、原作第316話とTVアニメ第218話でフォクシーが使う正史の機体である。 セクシーフォクシー号の船内に置かれ、履帯で前進し、正面の多数の燃える拳と鏡張りの部屋を組み合わせる。

18号は『ワンピース パーティー』の非正史機で、落とし穴の上に設置され、底面の八つの拳とフォクシーのビームを下向きに使う。

共通点は、ゴリラを模した大型パンチマシン、燃える拳、ノロノロビームとの連携である。 相違点は、媒体、番号、形状、移動方式、戦場、攻撃名、攻略場面にある。

18号を13号の改造後の公式形態と断定できない。 スピンオフは後継機として笑えるよう構成するが、本編の兵器年表へ接続する説明はない。

ノロノロの実との相性

ノロノロの実は、対象の動きを三十秒間遅くするノロマ光子を放つ。 減速中に受けた力は消えず、効果終了時にまとめて現れる。

ゴリラパンチャー18号は、この三十秒へ多数の打撃を詰め込む装置である。 拳一発の威力だけでなく、避けられない状態で攻撃回数を増やすことに価値がある。

反対に、ビームが当たらなければ、ルフィは拳を避けて機体へ接近できる。 フォクシーが自分のビームに耐性を持たないため、反射は兵器全体の停止スイッチになる。

能力と機械の長所が結びつく一方、同じ一点へ弱点も集中する設計である。

デービーバックファイトとの関係

デービーバックファイトは、本来は海賊同士が仲間や旗を賭ける競技である。 フォクシーは原作でも競技場、審判、装備へ細工し、ルールの隙を使って有利を作る。

18号も、表面上はグロッキーリングの試合中に使われる罠である。 武器禁止の条件がある中で巨大兵器を持ち込む不公平さそのものが、スピンオフギャグになる。

フォクシーの強さは能力だけでなく、対戦前に競技場を作り替え、相手の性格を餌で誘導する準備にある。 18号はその性格を最も大きな形で示す。

武器分類

ゴリラパンチャー18号は自律して判断するロボットではなく、フォクシーが搭乗・操作する機械兵器である。 船として海を進む機能も示されない。

用途は捕縛、行動阻害、連続打撃、競技妨害であり、分類は「武器・大型メカ」が適切である。 サイボーグのように生物を改造したものでも、悪魔の実を食べた物でもない。

人工知能、音声命令、自動照準を備えるという説明はない。 フォクシーが減速すると機体の攻撃も止まるため、操縦者への依存が大きい。

記事で混同しやすい点

  • ゴリラパンチャー18号は公式スピンオフギャグ限定で、原作正史の兵器ではない。
  • 原作第316話のゴリラパンチャー13号とは別の機体である。
  • 18という番号だけで、14号から17号までの存在を確定できない。
  • 八つの底面グローブと落とし穴を組み合わせ、上から下へ攻撃する。
  • ノロノロビームはフォクシー自身にも効き、反射されたことで機体が破壊される。
  • 「ゴリラパンチ・ゴールデンラッシュ」と13号の「ゴールデンヒッツ」を同じ技名にしない。

関連項目