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ONE PIECE百科事典ANNA MOVIES

武器

ロバさんキック18号

ロバさんキック18号は、TVアニメ『ONE PIECE』第226話に登場する、フォクシー海賊団の大型搭乗兵器である。ポルチェとハンバーグが搭乗し、前面に並んだ多数の蹄型打撃装置で、モンキー・D・ルフィとナミを攻撃した。

ロバさんキック18号は、TVアニメ『ONE PIECE』第226話に登場する、フォクシー海賊団の大型搭乗兵器である。 ポルチェとハンバーグが搭乗し、前面に並んだ多数の蹄型打撃装置で、モンキー・D・ルフィナミを攻撃した。 同じ区画では、船長フォクシーがパンチ機械「ゴリラパンチャー13号」を操縦している。

原作漫画には登場しないアニメオリジナル兵器であり、デービーバックファイト後に追加された「フォクシー再登場」の物語専用装備である。 名称、形状、操縦者、戦闘結果は第226話から確認できるが、設計者、製造年代、同型機、18号以前の機体は示されていない。

基本情報

  • 名称:ロバさんキック18号
  • 読み:ロバさんキックじゅうはちごう
  • ローマ字表記:Roba-san Kick 18
  • 英語版名称:Mr. Donkey Kicker 18
  • 種別:大型搭乗兵器、打撃機械
  • 所有組織:フォクシー海賊団
  • 操縦者:ポルチェ、ハンバーグ
  • 搭載船:セクシーフォクシー号
  • 武装:蹄型の連続打撃装置
  • 移動方式:無限軌道
  • 初登場:TVアニメ第226話
  • 正史区分:アニメオリジナル

記事名は映像資料で確認される「ロバさんキック18号」を採用する。 日本語の視聴記録では「ロバさんキッカー18号」と聞き取られる例、英語版ではDonkey Kickerと訳される例があるが、同じ兵器を指す異表記として扱い、別機体を立てない。

外観

機体の中心は、桃色系の大きな箱型構造である。 正面には蹄鉄を付けたロバまたは馬の蹄を思わせる打撃端が格子状に並び、上部には動物の頭を模した操縦席が突き出す。 下部は無限軌道で支えられ、船内の広い区画を前後左右へ移動できる。

一般的な人型ロボットとは異なり、腕や脚に相当する部位を歩行へ使わない。 正面の「蹴り」を連射することに機能を絞り、機体を相手へ向けたまま距離を詰める。 二人の操縦者は上部のコックピットへ収まり、外から見える位置でペダルや操縦装置を動かす。

蹄型打撃端は25基確認できる。 すべてが同時に一枚の壁として押し出されるのではなく、複数の蹄が高速で前後し、連続した蹴りのように標的へ打撃を浴びせる。 打撃時には高熱や火炎を伴うため、ゴムの身体を持つルフィも触れた手を熱がり、水を求めた。

操縦と攻撃方式

ロバさんキック18号は、ポルチェとハンバーグが共同で操作する。 一人の能力や武術を増幅する武器ではなく、搭乗者が機体を動かし、蹄を打ち出す機械兵器である。 フォクシー海賊団の大人数とショー的な装備を生かした、チーム運用型の攻撃手段に位置付けられる。

前面攻撃は、狭い通路や室内で特に強い。 横へ回り込める空間が少なければ、標的は25基の蹄が作る打撃面から逃れにくい。 無限軌道で移動しながら圧力をかけ、隣でゴリラパンチャー13号が拳を振るえば、相手はパンチとキックの二方向を同時に処理しなければならない。

反対に、攻撃方向は機体正面へ偏る。 人型の手足のように死角へ素早く振り向く装置は描かれず、大きな箱型機体は接近された際の細かな対応に向かない。 操縦席が外へ露出しているため、機械本体を壊さなくても操縦者へ攻撃が届く可能性もある。

また、火炎を伴う打撃は雨や大量の水と相性が悪い。 第226話では、ナミが天候棒を使って雨を降らせたことで、燃える打撃の危険が下がった。 これは能力者の特殊な弱点を突いたのではなく、兵器が生む熱を天候操作で冷却する攻略である。

ゴリラパンチャー13号との関係

ゴリラパンチャー13号は、フォクシーが操縦する大型パンチ機械である。 左右の巨大な拳を連射し、高熱を帯びた打撃を放つ。 ロバさんキック18号は、その意匠をパンチからキックへ置き換えた姉妹機のような位置にある。

共通点は、動物を名前と外観に使うこと、数字付きの機体名、搭乗者が人力で操作すること、火炎を伴う打撃、セクシーフォクシー号内部で使用されることである。 相違点は、13号がゴリラの拳を模した左右のパンチ機、18号が多数の蹄を並べた正面連射機である点にある。

数字が13と18で離れているため、その間に14〜17号が存在したと推測する余地はある。 しかし、作中で開発系列や欠番が説明されたわけではない。 「13号の改良型」「18番目の量産機」と断定せず、名称に番号が付いているという確認可能な範囲へ留める。

第226話での使用

デービーバックファイトで敗れた後も、フォクシーは麦わらの一味への仕返しを諦めない。 一度は遭難状態から助けられたにもかかわらず、ノロノロの実の力と船内の罠を使って一味を拘束し、ルフィたちをセクシーフォクシー号の内部へ落とす。

フォクシーは船長ルフィと航海士ナミを同時に倒せば一味を機能不全へ追い込めると考え、ゴリラパンチャー13号を起動する。 その援護として、ポルチェとハンバーグがロバさんキック18号で現れる。 二機はパンチと蹄の連続攻撃を重ね、ルフィとナミを室内へ追い込む。

高熱の打撃に触れたルフィが水を求めると、ナミは天候術で雲を作り、雨を降らせる。 熱と炎が抑えられたことで、ルフィは機械へ直接対抗できるようになる。 ルフィはゴリラパンチャー13号を壊し、ゴムゴムのコマによる回転を利用して、その機体をロバさんキック18号へ衝突させた。

二機は互いにぶつかり、戦闘不能になる。 ロバさんキック18号はルフィの拳で正面から一台だけ破壊されたのではなく、相方の兵器を逆に利用された結果として倒された。 二機一組の包囲が、同じ二機の衝突によって崩れる結末になっている。

フォクシー海賊団らしい兵器

フォクシー海賊団の装備は、実用だけでなく観客へ見せる興行性を持つ。 海賊旗、船体、衣装、競技会場、アナウンスまでが一つのショーとして設計され、反則や仕掛けを「ゲーム」の演出へ包み込む。 ロバさんキック18号も、巨大な動物型機械、分かりやすい名称、二人乗りのペダル操作という見た目の笑いを備える。

しかし外観が滑稽だから威力が低いわけではない。 多数の蹄を正面から高速で受ければ回避は難しく、炎を伴う打撃はルフィにも痛みを与える。 笑わせる造形と、実際に相手を追い詰める危険性が同居する点が、フォクシーの戦法と一致する。

ポルチェは応援や人気を集める役回り、ハンバーグは体格と怪力を生かす戦闘員として描かれる。 二人が同じ操縦席へ入ることで、機転とパワーの役割が一つの機械へまとめられる。 ただし、どちらが走行、攻撃、照準を担当したかという厳密な分担は公表されていない。

アニメオリジナルとしての位置

TVアニメ第226話は、フォクシーとの再戦を終えた後、終盤でクザンと遭遇するところまで進む。 青キジ登場に関わる場面は原作第318話末尾へ接続するが、その前のセクシーフォクシー号内での再戦と二機の兵器はアニメ独自展開である。

したがって、ロバさんキック18号を原作のデービーバックファイトで使われた装備一覧へ混ぜない。 原作のフォクシー海賊団記事から内部リンクする場合も、「TVアニメ独自装備」という媒体ラベルを付ける必要がある。

同様に、原作で後年フォクシーが再登場したとしても、ロバさんキック18号を保有し続けていると自動的には言えない。 第226話の戦闘で大破したように見えるが、完全廃棄、修理、再建の公式情報もない。 情報欄の状態を「現役」「消滅」と断定せず、第226話で戦闘不能になった事実を記録する。

名称と翻訳

「ロバさん」は子ども向けの親しみやすい動物名、「キック」は蹄の攻撃、「18号」は機械の製造番号を思わせる構成である。 英語版のMr. Donkey Kicker 18は、敬称の「さん」をMr.へ置き換え、動作名をKickerとして機械名らしくした翻訳である。

日本語の音声を「ロバさんキッカー18号」と表記する二次資料もある。 ただし、本記事では台帳の正本を「ロバさんキック18号」とし、キッカー表記は検索用別名へ回す。 ハイフンの有無、全角・半角の18、「第18号」という意訳も同一機を示す場合は重複記事にしない。

類似機との混同

ロバさんキック18号は、ゴリラパンチャー13号とは別の機体である。 ゴリラ側の数字を18号とする資料や、ロバ側を13号とする記述は、二機が同じ戦闘へ登場することで生じた混同と考えられる。

また、既存台帳には「ゴリラパンチャー18号」という別項目候補もあるため、公開前に媒体と名称を再照合しなければならない。 少なくとも第226話でフォクシーが操るのはゴリラパンチャー13号、ポルチェとハンバーグが操るのはロバさんキック18号である。

関連項目