01来歴

ジェダイ寺院時代
グローグーはクローン戦争のさなか、コルサントのジェダイ寺院でユーリングとして数多くのマスターから訓練を受けていた。本人はマンダロリアン シーズン2 第5話『ジェダイ』でアソーカ・タノにフォースを通じて記憶を伝え、寺院での生活と訓練を受けていた事実を明かしている。
オーダー66とその後
皇帝の指令でクローン兵がジェダイ寺院を襲撃した際、グローグーは何者かによって寺院から連れ出され、銀河の片隅へ匿われた。詳細は伏せられているが、本人のフォース記憶ではクローン兵の足音と寺院の倒壊が描かれる。以後、長い間外界から隔絶された場所で身を潜め、フォースを抑え込まれて成長を止めていた。
ディンによる救出
帝国残党の組織(後のモフ・ギデオン派閥)が依頼を出し、賞金稼ぎたちが惑星アーヴァラ‑7でグローグーの引き渡しを争っていた。マンダロリアン(ディン・ジャリン)は当初『資産』として回収する任を負ったが、自分が殺されかけたところを子の力で救われ、職業倫理を破ってクライアントから奪還した。以後、ディンとともに銀河を旅することになる。シーズン1ではマッドホーンをフォースで持ち上げ、グリーフ・カーガの致命傷をフォース・ヒールで癒すなど能力の片鱗を見せた。
ジェダイ探しの旅
アーマラーから、掟ではジェダイは敵だが、この子はジェダイの種なので同族へ返さねばならないとの戒律を受け、ディンは銀河中のジェダイを探す旅に出る。第5話ではコルバンティでアソーカ・タノに会うが、アソーカはアナキンと同じ恐れを子に見て訓練を断り、ティトン惑星のジェダイ寺院跡『見る石(シーイング・ストーン)』でフォース信号を送るよう促した。子は第6話で帝国残党に拉致され、第8話でルーク・スカイウォーカーがR2-D2と共に救援に現れ、暗黒看守ドロイドを斬ってグローグーを連れ去った。
ルークの修行と帰還
新ジェダイ・オーダー再建を目指すルークのもとで修行に入るが、ルークはヨーダのライトセーバーか、ディン・ジャリンの作ったベスカーの鎧(チェーンメイル)のどちらか一つを選ばせる。グローグーは鎧を選び、ボバ・フェットの城に居たディンのもとへ帰還した。以後、ジェダイの道よりもマンダロリアンとの父子のような絆を選んだ存在として描かれる。
マンダロア奪還と命名
ディンの『生きた水域』での再洗礼の旅に同行し、ボー=カターン・クライズと合流する。マンダロア奪還作戦ではN-1スターファイターに同乗し、自前のIG-12コックピットからも戦闘に介入した。シーズン最終話でモフ・ギデオン派閥を撃破した後、アーマラーは儀式の場でグローグーをディンの正式な徒弟として認定し、名を『ディン・グローグー』と定めた。
劇場版への展開
ディン・ジャリンとグローグーを主役とする初の劇場版で、シリーズの新共和国時代を映画スケールで描く第一弾に位置づけられる。テレビシリーズ最終シーズンの続編にあたり、二人の物語がより大きな銀河史の中で継続されていく。
02能力・特徴

- フォース感応:種族特性で潜在能力が極めて高く、マッドホーン(角犀獣)を丸ごと宙に持ち上げるテレキネシスや、AT-STを足止めするフォース・プッシュを見せる。
- フォース・ヒール:小さな手をかざしてグリーフ・カーガの致命傷を癒すなど、深手を治療する。使用後は深い疲労に陥る。
- ファイア・サプレッション:ボー=カターンを焼くフレイム放射を両手で押し返し、火炎を制御する。
- 心音・記憶共有:アソーカ・タノにフォースで自身の過去(ジェダイ寺院での生活)を伝えるなど、テレパシー的な記憶共有を行う。
- 操縦(IG-12):『はい』『いいえ』ボタン付きの簡易操縦席を持つIG-12のボディに乗り、戦場での移動や戦闘補助を担う。
03関連人物

04登場・関連作品
05名場面

マッドホーンを持ち上げる(S1 第2話):突進する角犀獣をフォースで宙に静止させ、ディンを救う。『この子はジェダイの種だ』と初めて示された場面。
フォース・ヒール(S1 第4話):致命傷のグリーフ・カーガに手をかざし完治させる。アーマラーが『ジェダイのもとへ返せ』と託す根拠になる。
記憶共有(S2 第5話):コルバンティの森でアソーカ・タノと向き合い、オーダー66直前の寺院での生活をフォースで伝える。
ルークとの邂逅(S2 第8話):黒いローブのジェダイが暗黒看守ドロイドを斬り進みグローグーを抱き上げ、ディンが別れの抱擁を交わす。
鎧を選ぶ(ボバ・フェット 第6話):ルークがヨーダのライトセーバーとベスカーの鎧を並べ、グローグーは鎧=ディンとの絆を選ぶ。
06制作背景

グローグーはディズニープラスのドラマ『マンダロリアン』で2019年11月12日に初登場した。演者は特定の俳優ではなく、レガシー・エフェクツとILMが手がけたアニマトロニクスのパペットを複数のオペレーターが操演する。声は喃語と笑い声のみで専任の声優はクレジットされず、アクション場面のみCGで補完される。
主役映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン&グローグー』は、ジョン・ファヴロー監督、ジョン・ファヴローとデイヴ・フィローニの脚本による。製作総指揮にはデイヴ・フィローニとキャスリーン・ケネディが名を連ね、Lucasfilmが北米・日本同日の2026年5月22日に劇場公開を予定している。
07評価・考察

グローグーは『ヨーダの種』『フォースの希望』として導入されたが、最終的に選んだのはジェダイの道ではなくマンダロリアンとの家族の道だった。これは『血縁ではない家族』という本編全体のテーマを子供側の選択として象徴する設定で、続三部作のレイがジェダイの道を選んだ構造と裏返しの関係にある。
ルークが『鎧か、セーバーか』を選ばせた場面は、エピソード8で語られた『ジェダイは自分の道を見つけよ』という思想の延長線上にあり、新ジェダイ・オーダー崩壊の伏線でもある。グローグーが鎧を選ぶことで、ルークの教育者としての挫折が静かに予告されている。
モフ・ギデオンがグローグーの血液に固執した理由は、続三部作のスノークやエクセゴルでのパルパティーン復活と接続する設定だと示唆されており、グローグー個人の物語が9 ABYに留まらず銀河史全体の伏線になりうる存在として描かれている。
08トリビア
- 『グローグー』という名前は2020年放映のマンダロリアン シーズン2 第5話で初めて公式に明かされ、それまでは『ザ・チャイルド』が公式名称だった。
- 種族名は今もLucasfilmが公式に伏せており、ヨーダ・ヤダル(同種の女性ジェダイ・マスター)と本作のグローグー以外で具体的な個体は確認されていない。
- 撮影はアニマトロニクス・パペット主体で、表情のリップ動作や耳の動きをモーション・コントロールで制御している。
09よくある質問
ヨーダと同じ未命名種族の幼児で、本編開始時(9 ABY)で約50歳とされる。成長が非常に遅く見た目は乳幼児だが、すでにクローン戦争中のジェダイ寺院でユーリングとして訓練を受けた経験を持つ。
特定の俳優はおらず、アニマトロニクスのパペットを複数のオペレーターが操演している。声は喃語と笑い声のみで、専任の声優はクレジットされていない。
最初の登場はマンダロリアン シーズン1 第1話。以降はS2→ボバ・フェット S1 第5〜7話→S3→劇場版『マンダロリアン&グローグー』の順で観ると流れをつかみやすい。
一時的にはなった。S2最終話でルークが引き取り修行を進めたが、ヨーダのライトセーバーとベスカーの鎧を選ばせた際にグローグーが鎧を選んだため、修行は中断されディンのもとへ戻った。
賞金稼ぎとターゲットとして出会うが、ディンが掟に従い育てる立場となり、S3最終話でアーマラーが正式な徒弟と認定し『ディン・グローグー』と命名した。事実上の養父子である。