01来歴

副操縦士への着任
『ジェダイの帰還』終盤、ニエン・ナンはエンドーの戦い前夜の反乱同盟軍ブリーフィングを経て、ランド・カルリジアンと並んでミレニアム・ファルコン号の操縦席に着く。チューバッカがハン・ソロと地上任務へ向かったため、サラスタン人パイロットである彼が副操縦士席を担う。第二デス・スター中央反応炉直撃を任された主力機で、二人並びの操縦席という役割が明確になる。
エンドー上空戦
エンドー上空では、ニエン・ナンはサラスタン語でランド機長に応答し、副操縦士席で計器確認・通信補助を続ける。地上シールド発生装置が作動中と判明した後も、アクバー提督、レイア・オーガナ、モン・モスマらの反乱同盟軍指揮系統と連動して陣形を維持する。シールド破壊後、ファルコン号はレッド/ゴールド/グリーン各中隊と共に第二デス・スター内部へ向かう。
第二デス・スター突入
ニエン・ナンはランドと共に第二デス・スター内部の換気構造を超低空航行し、中央反応炉への直撃航路を進む。直撃後は、崩壊する内部で操縦補助と通信補助を担い、ファルコン号をエンドー宇宙空域へ帰還させる。ランド、チューバッカ、ハン・ソロ、レイア・オーガナ、ルーク・スカイウォーカーらと同じく、銀河内戦終結を見届けた反乱同盟軍側の生還者となる。
エクセゴル決戦
『スカイウォーカーの夜明け』終盤、ニエン・ナンはレジスタンス側パイロットとしてエクセゴル決戦に参加する。ランド・カルリジアン、チューバッカ、ウェッジ・アンティリーズら旧三部作世代のパイロット陣と共に画面に映る。4 ABYのエンドーの戦いから35 ABYの決戦まで存命であり、反乱同盟軍からレジスタンスへ続く戦いをつなぐ。
02能力・特徴

- ミレニアム・ファルコン号の副操縦士として、操縦補助、通信補助、計器確認を担う技能を持つ。
- サラスタン語でランド・カルリジアンに反応や確認を伝え、空戦中の連携を維持する。
- 第二デス・スター内部の換気構造を超低空航行し、中央反応炉への突入と崩壊後の脱出を支援する。
03関連人物

04登場・関連作品
05名場面

反乱同盟軍のブリーフィング後、ニエン・ナンがランドと並んでファルコン号副操縦士席に着き、初登場する。
エンドー上空の空戦でサラスタン語を発し、ランドの操縦、計器確認、通信を補助する。
地上シールド破壊後、ウェッジ・アンティリーズらのXウィング戦闘隊と換気構造へ突入し、中央反応炉へ進む。
中央反応炉直撃後、崩壊する第二デス・スター内部からファルコン号を脱出させる。
エクセゴル決戦でレジスタンス側パイロットとして、旧三部作世代の仲間と再登場する。
06制作背景

ニエン・ナンのスーツ/パペット・パフォーマンスは英国の俳優マイク・クイン(Mike Quinn)が両作品で担当した。クインはジャバ・ザ・ハット周辺キャラクター群でも知られる、本シリーズの実写パペット・パフォーマー第一世代のひとりである。声はケニア出身で撮影当時の英国留学生だったキプサング・ロティチ(Kipsang Rotich)が両作品で担当した。ランド・カルリジアンはビリー・ディー・ウィリアムス(Billy Dee Williams)、ハン・ソロはハリソン・フォード(Harrison Ford)、チューバッカはピーター・メイヒュー(Peter Mayhew)、レイア・オーガナはキャリー・フィッシャー(Carrie Fisher)、ルーク・スカイウォーカーはマーク・ハミル(Mark Hamill)、アクバー提督はティモシー・M・ローズ(Timothy M. Rose)、ウェッジ・アンティリーズはデニス・ローソン(Denis Lawson)が演じ、再登場作のチューバッカはヨーナス・スオタモ(Joonas Suotamo/1986年10月3日フィンランド・エスポー生まれ)が演じた。
サラスタン語(Sullustese)には、ケニアのハヤ語(Haya)/キクユ語(Kikuyu)系をルーツとする実在のアフリカ系言語素材が採用された。英語台詞中心のコクピットに非英語の反応や確認を重ねる、固有の音響演出となっている。演技と声を別人物が担う『パペット・パフォーマンス+現地語ネイティブ・ボイス』の構造であり、ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)のパペット+ハットの基準言語ハットゥ語(劇中ハンコック話法)声や、旧三部作のヨーダ(Yoda)のパペット+フランク・オズの英語声とも異なる。実在地球言語を基にした非英語声まで揃う例は限定的である。原典創造主ジョージ・ルーカス(George Lucas/1944年5月14日米国カリフォルニア州モデスト生まれ)は、旧三部作の完結編のために本キャラクターを創造し、原案・脚本(共同)・製作総指揮(Executive Producer)を担当した。
原典監督はリチャード・マーカンド(Richard Marquand/1937年9月22日英国ウェールズ・カーディフ生まれ/1987年9月4日英国ロンドンにて49歳で逝去)である。本作の翌々年に1985 公開『白夜(Jagged Edge)』、1986 公開『裏切りの代償(Hearts of Fire)』を監督した。共同脚本はローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan/1949年1月14日米国フロリダ州マイアミビーチ生まれ)とルーカスであり、カスダンは『帝国の逆襲』と後年の『フォースの覚醒』でも共同脚本を担当した。プロデューサーはハワード・カザンジャン(Howard Kazanjian/1942年7月26日米国カリフォルニア州生まれ)、製作はルーカスフィルム(Lucasfilm Ltd.)、米国配給は20世紀フォックス(Twentieth Century-Fox Film Corporation/1983年公開当時)である。
作曲はジョン・ウィリアムズ(John Williams/1932年2月8日米国ニューヨーク州フラッシング生まれ)がスカイウォーカー・サーガ実写映画群本編9作全作で担当した。音響デザインはベン・バート(Ben Burtt/1948年7月12日米国ニューヨーク州サイラキュース生まれ)で、オリジナル三部作、ファルコン号のコクピット音響、第二デス・スター内部換気構造突入時の機関音を設計した。再登場作はJ.J.エイブラムス(J.J. Abrams/本名 Jeffrey Jacob Abrams/1966年6月27日米国ニューヨーク州ニューヨーク生まれ)が監督・共同脚本・共同製作し、前々作『フォースの覚醒』も監督した。キャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy)は製作総指揮を含むプロデューサーのひとりで、配給は2012年10月のディズニーによるルーカスフィルム買収以降のウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ(Walt Disney Studios Motion Pictures)が担当した同作はスカイウォーカー・サーガ最終作である。両作品はDisney+の日本サービス開始(2020年6月11日)以降、実写映画9作と共に継続配信されている。原典は2014年4月25日のルーカスフィルム公式カノン再編後もカノン(正史)に維持され、ニエン・ナンはDisney移行前カノン期/Disney移行後カノン期を通じた実写映画キャラクターである。
07評価・考察

ニエン・ナンは、チューバッカの不在を埋める副操縦士席要員であり、ファルコン号コクピットの『第三の常連』と位置付けられる。彼の存在により、ランドが単独で操縦するのではなく、ハン・ソロとチューバッカに通じる二人並びの操縦席ペアが維持される。第二デス・スター直撃でもシリーズ既定のビジュアル文法を保つ役割である。
4 ABYのエンドーの戦いから35 ABYのエクセゴル決戦まで存命であり、ニエン・ナンは二つの時代を結ぶサラスタン人パイロットである。反乱同盟軍とレジスタンスの双方で前線に立つ経歴は、銀河規模の戦いが世代を越えて続いたことを示す。ランド、チューバッカ、ウェッジ・アンティリーズらと共に、旧三部作世代の時間的な連続性を担う人物である。
08トリビア
- ファルコン号の正規副操縦士チューバッカがエンドー地上任務に加わったため、ニエン・ナンが一時的に副操縦士席を埋めた。
- 4 ABYのエンドーの戦いと35 ABYのエクセゴル決戦の双方に参加し、旧三部作と続三部作をまたいでいる。
09よくある質問
『ジェダイの帰還』と『スカイウォーカーの夜明け』に登場する。ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ/エピソード4 新たなる希望』1977年5月25日米国公開、アーヴィン・カーシュナー監督『スター・ウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲』1980年5月21日米国公開/1980年6月28日日本公開、プリクエル三部作(『ファントム・メナス』『クローンの攻撃』『シスの復讐』)、J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』2015年12月18日日米同時公開、ライアン・ジョンソン監督『最後のジェダイ』2017年12月15日日米同時公開には登場しない。実写ドラマ群(『マンダロリアン』『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』『オビ=ワン・ケノービ』『アソーカ』『アンドー』等)にも登場しない。
惑星サラスト(Sullust)を母星とするサラスタン人(Sullustan)である。丸い大きな耳と頬の皺襞(jowls)を持つ人型種族の代表的キャラクターである。
ミレニアム・ファルコン号の副操縦士席に座り、ランド・カルリジアンを支援した。第二デス・スター中央反応炉への突入と、崩壊する内部からの脱出を担った。
劇中設定ではサラスタン語(Sullustese)である。音声にはケニアのハヤ語(Haya)/キクユ語(Kikuyu)系をルーツとする実在のアフリカ系言語素材が使われた。
スーツ/パペット・パフォーマンスはマイク・クイン(Mike Quinn)が担当した。声はキプサング・ロティチ(Kipsang Rotich)が担当した。
10出典
- StarWars.com 公式: Return of the Jedi
- StarWars.com Databank: Nien Nunb
- StarWars.com 公式: The Rise of Skywalker
- Wookieepedia: Nien Nunb
- Wookieepedia: Sullustan species
- Wookieepedia: Battle of Endor
- Wookieepedia: Battle of Exegol
- IMDb: Star Wars: Episode VI - Return of the Jedi (1983)
- IMDb: Star Wars: Episode IX - The Rise of Skywalker (2019)
- IMDb: Mike Quinn (performer)
- IMDb: Richard Marquand (director)
- IMDb: J.J. Abrams (director)
- IMDb: George Lucas (creator/writer)
- IMDb: Lawrence Kasdan (co-writer)
- IMDb: Howard Kazanjian (producer)
- IMDb: John Williams (composer)
- IMDb: Ben Burtt (sound designer)