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1999年版 第13話

1999年版アニメ第13話「賛成×反対×落とし穴」を解説。トリックタワーの落とし扉、多数決の道、トンパの妨害と囚人との五番勝負を整理する。

No.417まで対応更新 2026.08.13

1999年版アニメ第13話「賛成×反対×落とし穴」は2000年1月20日に放送され、原作No.15からNo.17冒頭を基にする。第三次試験はトリックタワー頂上から七十二時間以内に地上へ着く課題である。

ゴンキルアクラピカレオリオは同じ部屋へ落ちるが、五人そろわなければ多数決の道を開始できない。最後に来たトンパは、人数条件を満たすと同時に意図的な妨害者となる。

基本情報

1999年版 第13話の基本情報
媒体1999年版TVアニメ
話数第13話
副題賛成×反対×落とし穴
放送日2000年1月20日
原作対応No.15〜No.17冒頭

外壁を選んだ受験者

塔頂で入口が見つからず、ロッククライマーの受験者は外壁を降りる。技術に自信があっても、空から六本脚の飛行生物に捕らえられ、地形以外の危険へ対処できない。

1999年版では彼がゴンたちへ先に話しかけ、挑戦を見せる。漫画でアモリ三兄弟へ接触する配置とは異なり、四人が外壁案を捨てる直接の警告になる。

クラピカは塔内部へ通じる扉があると推測し、四人は床を探す。見える道が危険なら、見えない仕掛けを探す判断へ移る。

一度しか開かない扉

ゴンとキルアは床の落とし扉を見つける。作動した扉には鍵が掛かり、後から同じ入口を使えないため、一枚へ全員が集まることはできない。

1999年版はレオリオが既に使われた扉を開けようとし、内部のロック機構を見せる。漫画では動かない事実を別々に確かめるため、映像版の方が仕組みを視覚化する。

ゴンは近接する複数の扉を探し、四人は別々に飛び込む。別ルートへ分かれる覚悟をするが、落下先は同じ部屋だった。

五つの腕時計

部屋の机には五つのタイマーがあり、四人だけでは扉が開かない。多数決を成立させる奇数人数が必要で、開始前から五人目を待つ時間が消費される。

タイマーは残り時間と選択肢を表示し、各人がボタンを押す。進路は最多票で決まり、少数意見を持つ者も決定へ従わなければならない。

個人の速さや強さだけで進めず、五人の合意形成が試験になる。正しい答えを一人が知っていても、他の三人以上を動かせなければ採用されない。

五人目のトンパ

最後に落ちてきたのは新人潰しのトンパである。1999年版では四人が扉を選ぶ順をじゃんけんで決める会話を盗み聞きし、近くの五枚目へ入る。

トンパが時計を装着すると壁が開き、ようやく多数決の道が始まる。彼がいなければ進めないため、追い出すことも四人だけで先へ行くこともできない。

開始直後からトンパは四人と逆の選択へ投票し、時間を使わせようとする。少数票だけでは進路を変えられなくても、議論と不信を増やす効果がある。

囚人が得る時間報酬

道の先にはリッポーが用意した五人の囚人が待つ。受験者と一対一で五戦し、先に三勝した側が通過条件を得る。

囚人は受験者を一時間足止めするごとに刑期を一年減らされる。勝つことだけでなく、試合形式や会話を引き延ばすほど利益が増す。

受験者側は七十二時間の残りを守りたいが、囚人側は同じ時間を消費したい。対戦の勝敗と所要時間が別の評価軸になる。

デスマッチへの同意

最初の囚人ベンドットは強盗殺人犯で、死ぬまで戦う方式を提案する。トンパは迷わず同意し、四人へ本気で戦うように見せる。

試合形式への賛成も多数決ではなく、当事者同士の合意で成立する。命を懸ける言葉へ同意した時点で、仲間はトンパの意図を測れない。

開始直後、トンパは一度も攻撃せず降参する。危険を避けて囚人側へ一勝を渡し、受験者チームの残り余裕を減らす。

新人潰しの目的

トンパはハンターになる意思がなく、才能ある新人が失敗する姿を見るため試験へ参加してきたと明かす。自分の合格可能性を犠牲にしても、仲間の条件を悪くすることが目的である。

多数決の道では一人の反対票だけで常に決定を覆せないが、五番勝負では一敗を確定できる。仕組みごとに妨害の効き方を変え、最も大きい損失を選ぶ。

ゴンは残り四戦で三勝すればよいと考え、空気を戻す。既に一敗しても多数は三人であり、トンパの行動へ試験全体を支配させない。

ゴン対セドカンの入口

囚人側の二人目はセドカンで、受験者側からゴンが名乗る。戦闘力の比較より、相手がどの形式を提案し、時間をどう使うかが次の焦点になる。

トンパが一敗を渡したため、残る誰か一人しか負けられない。ゴンの試合は個人の得点でなく、五人全員の通過可能性へ直結する。

第13話は対戦開始前に閉じる。落とし穴を見つけた成功が、多数決、妨害者、囚人の時間稼ぎという三重の仕掛けへ変わる。

多数決が強さを変える

トリックタワーの外壁は最短経路に見えるが、試験官は飛行生物まで環境へ組み込んでいる。塔を登れる技能だけで安全を判断した受験者は、地面と壁以外から来る捕食者へ対応できない。

落とし扉が一度しか使えない仕組みは、先行者の入口を後続者から隠す。見つけた者同士が近い扉へ入れなければ、知人チームは簡単に分断される。ゴンが複数枚を探した偶然と観察が四人を同室へ集める。

五人を要求する部屋は、単なる待機罠でもある。最後の一人が来なければ七十二時間をその場で失い続け、来た人物を性格や実力で選ぶこともできない。

多数決では三票あれば進めるため、四人の仲間は表面上有利である。しかし二択の内容を全員が正確に理解している保証はなく、時間制限下では一人の異論が重要な警告になる場合もある。

トンパが常に逆へ投票するからといって、彼の票を最初から無視するのも危険である。試験は後に、少数意見側が正しい可能性と、全員一致を求める局面を置き、固定した四対一だけでは進めなくなる。

囚人は自由獲得ではなく刑期短縮を目的に参加する。一試合へ長い条件交渉を持ち込むだけでも報酬が増えるため、強い相手へ無理に勝つより時間を使う戦術が合理的になる。

ベンドットのデスマッチ提案は、トンパが怖じ気づく時間を稼ぐ狙いにもなる。ところがトンパは最初から負けるつもりで同意し、囚人が仕掛ける恐怖を自分の妨害へ利用する。

トンパは死を避けて即降参するため、自分の身体へほとんど代価を払わない。チームへ一敗を渡す損失だけを他の四人に負わせ、新人潰しという目的を効率よく達成する。

ゴンの『まだ多数』という言葉は、トンパを仲間として信じ直す意味ではない。五戦中三勝という数字を確認し、既に失った一戦より残る四人の選択へ視線を戻す。

クラピカとレオリオはトンパへ怒っても、攻撃して退場させれば人数条件を失う可能性がある。妨害者を抱えたまま進むこと自体が多数決の道の課題になる。

1999年版がロック機構を映すことで、扉が開かない理由を超常的な力ではなく装置として理解できる。トリックタワーは囚人の能力だけでなく、建築とルールで受験者を制御する。

同じく、トンパの盗み聞きは五人目として偶然落ちたのではなく、四人の近くへ意図的に入った可能性を強める。新人の集団へ加われば、一人ずつ狙うより同時に失敗させられる。

ゴンが第二戦へ出る時、チームは一敗しているが、彼自身はトンパの裏切りへ仕返しできない。目の前のセドカンへ勝つことだけが失った一勝を補う手段になる。

第13話の賛成と反対は、ボタンの選択だけに留まらない。外壁か内部か、別々の扉へ入るか、デスマッチを認めるかという判断が連続し、一つの賛成が次の罠を開く。

落とし穴は地下へ進む正規入口でもある。危険を避けて落ちないことが正解ではなく、どの仕掛けへ入れば時間内に地上へ出られるかを選ぶ逆説が第三次試験を特徴づける。

一敗後に残る計算

五対五の勝負では三勝が必要で、トンパの即時降参によって残る四人は二敗しか許されない。誰がどの囚人と戦うかを選べない状況では、一人の妨害が後続全員の余裕を削る。

囚人側は試合に勝つことと時間を奪うことの両方で利益を得る。受験者が勝っても制限時間を大きく失えば塔を出られないため、得点と時計を同時に管理しなければならない。

クラピカはトンパを切り捨てたくても、五人で進む装置の条件を変更できない。嫌悪する相手とも同じボタンを押す必要があり、戦闘能力とは別の共同作業が課される。

第13話時点で塔の出口や最終的な分岐はまだ見えない。ここでは多数決の基本規則と、妨害者を含む固定チームという問題を提示し、後の選択が単独判断では済まない土台を作る。

1999年版として確認する範囲

1999年版の第13話は、原作と2011年版に共通する多数決の道を扱いながら、装置や会話の見せ方に固有の演出がある。エピソード記事では物語上の共通事項と、この映像版で実際に示された順序を混ぜずに記す。

この段階で五人は互いの能力を十分に知らず、信頼も成立していない。ゴン、キルア、クラピカ、レオリオの既存関係へトンパが入ることで、多数決は四人の友情を確認する装置ではなく、意図的な反対票を処理する制度になる。

ベンドットに対する降参はトンパ本人の敗北として即座に確定するが、チーム全体の失格ではない。残る試合へ望みをつなげられる点が、ゴンの言葉が楽観だけではなく規則を踏まえた判断である理由になる。

1999年版 第13話が残したもの

第13話は、別々の落とし扉へ入った四人がトンパと多数決の道を進み、囚人との五番勝負へ入る回である。

五人目は進行に必要だが、新人潰しを目的に最初の一勝を囚人へ渡す。

残る四試合で三勝する条件を受け、ゴンがセドカンとの第二戦へ進む。

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