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2011年版 第17話
2011年版アニメ第17話「アナ×デ×ワナ」を解説。キルア対アモリ三兄弟、ハンゾーへの番号札交換、ポンズの洞窟と蛇の罠を整理する。
第17話「アナ×デ×ワナ」は2012年1月29日に放送され、原作No.29とNo.30を映像化する。キルアはアモリ三兄弟から番号札を奪い、監視していたハンゾーにも偽の札をつかませる。
一方、ゴンはクラピカとレオリオへ合流し、匂いからポンズの洞窟を探す。バーボンの蛇の罠で出口を塞がれ、レオリオは咬まれて倒れる。

第17話でキルアを取り囲むアモリ三兄弟 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

長兄アモリを押さえて標的札を要求するキルア 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

番号札を奪われたアモリ三兄弟 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

洞窟へ蛇の罠を残したバーボン 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

薬品の匂いをたどった先にいるポンズ 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
基本情報
| 媒体 | 2011年版TVアニメ |
|---|---|
| 話数 | 第17話 |
| 副題 | アナ×デ×ワナ |
| 放送日 | 2012年1月29日 |
| 原作対応 | No.29〜No.30 |
眠る隙を待つイモリ
イモリはキルアを長時間尾行し、眠った瞬間に番号札を奪おうとする。正面戦闘を避ける計画だが、監視自体を既に気づかれている。
キルアは待ち続けず、隠れている場所へ声をかけて出てくるよう促す。相手に奇襲の時機を選ばせず、自分から対決の開始を決める。
イモリが動かないためキルアは接近し、隠密の優位を消す。忍耐の勝負に付き合うより、力量差を見せて計画を崩す。
合流したアモリ三兄弟
兄のアモリとウモリは末弟の進捗を見に現れ、まだ札を取っていないと責める。三人で人数差を作るが、連携より上下関係が先に出る。
イモリは札を渡せば傷つけないと要求し、キルアへ蹴りを入れる。キルアは吹き飛ばされても損傷せず、攻撃中に相手の札を抜き取る。
得た札が標的番号でないため、キルアは兄二人のどちらが対象かを確認する。倒すことより必要点数の確保を優先する。
アモリを人質にした速さ
三兄弟が陣形を作る前に、キルアは背後へ回って長兄アモリを押さえる。目で追えない移動により、人数差を交渉材料へ変える。
アモリも標的ではないと分かると、ウモリへ番号札を渡すよう命じる。必要な一枚を得れば、三人全員を倒して追加点を狙わない。
余分な戦闘を避けることで負傷と時間を抑える。第四次試験は殺害数でなく番号札の得点を競うため、目的に合う最短の行動である。
木陰で見ていたハンゾー
ハンゾーは三兄弟とキルアの対決を隠れて観察し、投げ捨てられる札を奪う機会を待つ。自分が戦わず、勝者の不要品を拾う計画である。
キルアは監視に気づいており、札を遠方へ投げる前に中身を入れ替える。ハンゾーへ追跡の成功感を与えながら、必要な札を渡さない。
アニメ版ではキルアが観察者を認識していたことが明確に描かれる。原作では気づいたかが断定しにくく、媒体差として扱う。
偽の番号札を追うハンゾー
ハンゾーは高い身体能力で投げられた札へ追いつくが、手にした番号は期待したものと違う。速さで競争に勝っても、情報戦で先を読まれている。
キルアは三兄弟とハンゾーの双方を一度に処理し、標的の札だけを保持する。誰が見ているかまで含めて戦場を設計した。
ハンゾーはキルアを直接追撃せず、別の得点手段へ移る。相手の力量を見た後に損失を広げない判断でもある。
スタート地点で待つ二人
クラピカとレオリオは開始地点付近へ戻り、札を得た受験者が帰ってくる可能性を探る。森を無作為に歩くより、人が通る地点を使う。
そこへゴンが合流し、ヒソカの番号札を確保した経緯をまだ詳しく共有しないまま、二人の標的探しへ協力する。
レオリオの対象は246番ポンズであり、居場所が分からない。三人は待ち伏せから追跡へ作戦を変える。
薬品の匂いを追うゴン
ゴンはポンズが薬品を使う受験者だと聞き、残る匂いから進路を探せると考える。人の足跡が消えても、携行品の特徴を追跡へ使う。
森の複数の匂いから対象を選び、長い距離を案内する。くじら島での狩猟経験が、番号札を巡る人物探索へ応用される。
匂いが洞窟へ続いても、中の人数と罠までは分からない。到着は発見の完了であり、安全な捕獲の保証ではない。
一人で洞窟へ入るレオリオ
標的を自分で捕らえたいレオリオは、ゴンとクラピカを外へ残して洞窟へ入る。点数を得る当事者として単独行動を選ぶ。
内部にはポンズだけでなく、蛇使いのバーボンが倒れている。外から見えない狭い空間で、既に別の受験者同士の争いが終わっている。
レオリオは状況確認前に出口へ動き、蛇に咬まれて倒れる。標的へ到達した焦りが、死体と洞窟の仕掛けを読む時間を奪う。
死後も作動する蛇の罠
バーボンは洞窟から出ようとする者へ蛇が襲う罠を設けていた。本人が死亡しても、命令された蛇は出口を守り続ける。
ポンズは蜂でバーボンを殺したが、罠の解除方法を得ていない。戦闘に勝っても外へ出られず、勝者と敗者の区別が生存へ直結しない。
入口へ近づく動きが攻撃条件なので、力任せに走れば咬傷が増える。蛇の数、毒、命令範囲を確認して脱出法を作る必要がある。
洞窟へ入った三人の危機
外で声を聞いたゴンとクラピカは洞窟へ入り、全身を咬まれたレオリオを見つける。救助のための接近が、自分たちも罠の内側へ入る結果になる。
ポンズは出口の蛇とバーボンの死を説明し、四人が同じ閉鎖空間へ取り残されたと分かる。番号札の交渉より、毒への対処と脱出が優先される。
第17話は解決策を示さず、穴の中の罠を次話へ残す。キルアが屋外で他者の狙いを読み切った対照として、ゴン側は見えない条件へ捕まる。
キルアが四人目まで読んだ戦い
表面上の相手はアモリ三兄弟だが、キルアは木陰のハンゾーまで含めて四人の行動を読む。三兄弟を倒した後に札を投げれば観察者が拾うと予測し、投げる前の交換まで準備する。戦闘の範囲を目の前の人数だけで決めない。
イモリから札を抜き、アモリを押さえ、ウモリへ標的札を出させる間も、余分な殺傷を避ける。キルアにとって三兄弟は脅威というより、必要な番号を特定するため順番に確認する対象である。
ハンゾーは投げられた札へ誰より早く届いても、キルアが選んだ偽物を得る。身体能力の勝負では成功しているからこそ、情報の誤りに気づくまで時間を使う。キルアは追跡者の速さを利用して自分から遠ざける。
番号札の価値は人ごとに違う
第四次試験では自分の標的札が三点、その他の札が一点となる。キルアに不要な札でもハンゾーの標的なら価値が変わるため、札に固定された価格があるわけではない。誰がどの番号を引いたかという秘密が戦略を決める。
キルアは標的札だけを確保し、三兄弟の残りを保持しない。追加点を集めるほど他の受験者から狙われ、荷物と戦闘時間も増える。合格に必要な点数へ届く見込みがあれば、全てを奪う必要はない。
ハンゾーへ偽札を渡す行為も、単なるいたずらではない。自分が持つ正しい札の所在を隠し、観察者が追撃する理由を減らす。札の交換が敵の認識を操作する。
ポンズを見つけても終わらない追跡
ゴンの嗅覚は薬品の匂いを長距離たどり、ポンズの洞窟まで三人を導く。標的発見という点では成功だが、入口の内側で何が起きたかは匂いだけから分からない。追跡能力の到達点が、そのまま罠の入口になる。
レオリオは自分の得点を得るため単独で入り、ゴンとクラピカは意思を尊重して外で待つ。仲間が全員で襲えば安全とは限らず、狭い洞窟では人数が多いほど出口へ集中する。
声を聞いて二人が駆け込むと、救助者も蛇の命令範囲へ入る。仲間を助ける即断は必要だったが、脱出側の人員を外へ残さない結果も生む。善意と危険増加が同じ行動に含まれる。
バーボンの死後に残る命令
ポンズは蜂を使ってバーボンを殺したものの、蛇へ与えられた出口封鎖の命令を解除できない。能力者や使役者の死が、自動的に全ての効果を消すとは限らない事例である。
レオリオへ多数の咬傷があるため、脱出手段を考える時間と解毒の時間が同時に減る。蛇を一匹ずつ倒す方法では、毒の進行へ間に合うかを確認できない。
第17話は洞窟内の情報をそろえたところで終わる。外ではキルアが観察者まで把握して罠を逆用したのに対し、洞窟では死者の仕掛けが誰の交渉にも応じない。二つの場面が判断可能性の差を作る。
二つの罠で異なる解除条件
ハンゾーの待ち伏せは、観察者の狙いを読めば偽札で逆用できる。相手が得点を欲しがる人間なので、価値のない札へ誘導する余地がある。一方、バーボンの蛇は使役者が死亡しており、交渉や偽情報に反応しない。
キルアは屋外の視界と速度を使い、相手全員の位置を把握する。洞窟の三人は狭い出口、負傷者、毒、無数の蛇を抱え、同じ速度勝負へ持ち込めない。環境が使える解決法を制限する。
第17話の副題にある穴は、単なる場所名ではない。標的を見つけたレオリオが逃走経路を失い、救助へ来た仲間も同じ条件へ入る。得点を取る側と取られる側の争いを、一時的な共同生存へ変える。
ポンズもレオリオの標的である以上、脱出後には札をめぐる利害が戻る。それでも洞窟内では誰か一人が先に出ようとすれば蛇が全員を襲うため、解毒剤と退路を共有する方が生存へ近い。
バーボンの遺体は命令解除の交渉相手にならず、持ち物と蛇の反応だけが手掛かりになる。ゴンの感覚、クラピカの分析、ポンズの薬品知識を結び付ける余地が次話へ残る。
2011年版 第17話が残したもの
第17話は、キルアが三兄弟とハンゾーの狙いを読み切る一方、ゴンたちがポンズの洞窟へ閉じ込められる回である。
第四次試験では戦闘力だけでなく、番号情報、観察者、死後も残る罠を読む必要がある。
レオリオは毒蛇に咬まれ、バーボンは死亡し、ポンズも脱出法を持たない。得点争いは生存問題へ変わる。