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ANNA MOVIESHUNTER×HUNTER

人物

ヒソカ=モロウ

ヒソカ=モロウの人物像、バンジーガムとドッキリテクスチャー、クロロ戦と死後の念を解説。No.405の変装との違い、No.420でのツェリードニヒとの遭遇も整理します。

ヒソカ=モロウは、強者との戦いを何より好む奇術師である。第287期ハンター試験へ参加してプロハンターとなり、幻影旅団には団員No.4として偽装加入した。ゴン=フリークスらを将来の好敵手として見守りつつ、利害が一致する局面では一時的に協力も行う。善悪の規範や特定の組織に縛られず、独自の美学を行動原理とする。天空闘技場において宿願であったクロロ=ルシルフルとの決闘に臨み、一度は命を落とすものの、死後の念によって蘇生した。蘇生後は相手の準備や条件を待つ姿勢を改め、幻影旅団員を見つけ次第抹殺する方針をとっている。

基本情報

ヒソカ=モロウ 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
ヒソカ=モロウ 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
ヒソカ=モロウの基本情報
誕生日6月6日
身長・体重187cm・91kg
血液型B型
ハンター資格第287期ハンター試験合格
元所属幻影旅団No.4
念系統変化系
主な能力伸縮自在の愛、薄っぺらな嘘
現在ブラックホエール号内で幻影旅団と相互に狙い合う

人物像と行動原理

ヒソカは強敵との駆け引きや戦いに伴う高揚感を追い求める。現状では実力が及ばない未熟な相手であっても、将来的に脅威となりうる資質を見いだした場合は命を奪わず、成長を待つ姿勢をとる。ハンター試験でゴンに番号札を奪われた際には、借りを返したければ自分の顔を殴れと告げた。ゴンが力を付け、対等な勝負に近づくことを待っていたのである。

他方で、成長の余地がないとみなした者や、勝負の妨げとなる対象には一切の容赦を見せない。イルミ=ゾルディックや幻影旅団との協力関係も相互の利害関係によって成立しており、組織への忠誠より自分の望む勝負を優先する。特定の組織に属さず、主人公陣営や敵対組織、ハンター協会の境界を越えて行動するため、作中の敵味方関係を攪乱する存在となっている。

念能力

手品を披露するヒソカ
手品を披露するヒソカ
ヒソカの二つの能力
能力性質主な用途見破られる条件
伸縮自在の愛ゴムの伸縮性とガムの粘着性拘束、牽引、軌道変更、身体の補修凝で付着したオーラを確認される
薄っぺらな嘘平面へ別の質感を再現文字や外見の偽装触れられる、表面が破れる

ヒソカの念能力は、オーラにゴムと粘着ガムの両方の性質を付加する伸縮自在の愛と、平面に様々な質感を再現する薄っぺらな嘘の二つからなる。強力な直接攻撃力を誇る大技は持たないが、極めて単純な二つの性質を戦況に応じて自在に組み合わせる点に特長がある。

伸縮自在の愛は、対象に付着させて急激に収縮させる牽引、敵の拘束、武器の回収、攻撃軌道の変更、身体の固定など幅広い用途を持つ。伸ばしたオーラを縮めるタイミングを自在に操り、飛来物の威力を殺して投げ返すことも可能である。止血や欠損部位の補修、さらには心肺を再始動させる手段としても応用される。

薄っぺらな嘘は、布や紙などの平面上にあらゆる質感を再現する能力であり、傷や文字、皮膚などを精巧に偽装できる。ただし、再現するのは表面の見た目であり、物そのものの材質や機能を変える能力ではない。ヒソカは伸縮自在の愛で肉体の欠損を成形し、その表面を薄っぺらな嘘で覆うことで外見上の損傷を隠蔽するなど、手品の種を悟らせない変幻自在の運用で対戦者を翻弄する。

作中での動向

ハンター試験

ハンター試験 で獲物を見定めるヒソカ
ハンター試験 で獲物を見定めるヒソカ

第287期ハンター試験において、ヒソカは前年に試験官を殺傷して失格となった経緯を持ちながら再受験した。資格取得そのものへの執着は薄く、将来の好敵手となりうる受験者の品定めに重きを置く。第1次試験から第4次試験に至る過程でゴン、キルア、クラピカ、レオリオの素質を高く評価し、殺害可能な局面でも手を出さずに見逃した。試験官のサトツや審査委員長のネテロにも関心を示しつつ、最終試験まで規定に則って勝ち残り、プロハンター資格を取得した。

天空闘技場での戦い

天空闘技場で カストロ と戦うヒソカ
天空闘技場で カストロ と戦うヒソカ

最上階にフロアマスターが君臨する格闘施設・天空闘技場において、ヒソカは200階クラスに留まり腕試しを続けていた。カストロとの一戦では両腕を切断される深手を負いながらも心理戦で圧倒し、切断部位は試合後にマチ=コマチネの念糸縫合によって接合させた。その後、念を習得して200階クラスへ到達したゴンと対戦する。伸縮自在の愛を駆使してゴンの攻撃軌道を乱し翻弄するが、試験時の貸しであった一撃を顔面に返された。勝敗そのものよりゴンの成長を確認できたことに満足し、更なる高みでの再戦を示唆してリングを去った。

幻影旅団への潜入とグリードアイランド

ヒソカが幻影旅団に潜入した動機は、団長クロロと一対一で命を懸けて戦う機会を得ることにあった。前任の団員と入れ替わってNo.4の座に就いたものの、団への忠誠心は皆無であり、背中の蜘蛛の刺青も薄っぺらな嘘で偽装した模造品にすぎなかった。ヨークシンシティではクラピカに旅団の内部情報を流してクロロを孤立させる状況を整え、自身の予言詩を改変して内通の嫌疑をかわした。

しかし、クラピカの律する小指の鎖によってクロロの念能力が封じられたため、戦う価値を失ったと判断して対決を延期する。その後、クロロの除念を成立させるべく、グリードアイランドで除念師アベンガネの捜索を進める旅団員に協力した。ゲーム内ではゴンやキルアと一時的に共闘し、ドッジボール戦でレイザーを相手に同じチームとして勝利に貢献した。

会長選挙編でのイルミとの協力

ネテロの死後に開かれた会長選挙では、ヒソカは協会へ集まるハンターたちを品定めし、イルミと再会した。ゴンの重傷と、アルカの力を使って救おうとするキルアの行動を知り、イルミの追跡に協力する。ただし、二人の目的が完全に同じだったわけではない。ヒソカにとってはゴンが助かることにも価値があり、キルアを殺してよいかとわざと問いかけ、イルミの殺気を引き出して位置を知らせる場面もあった。

キルアがアルカを連れて離脱した後、ヒソカは護衛のゴトーと対決する。ゴトーは弾丸以上の威力でコインを飛ばし、ヒソカのガムを回転させて絡め取ろうとした。ヒソカは受け止めたコインを投げ返して防御を強い、その隙に上方から接近して喉を切り裂く。相手の攻撃をそのまま反撃の道具に変える、伸縮自在の愛の応用が表れた一戦である。

協力者であっても、ヒソカはイルミの利益だけを考えて動かない。誰を生かせば、あるいは誰の怒りを買えば、次の魅力的な戦いが生まれるかを考えている。この選挙編での振る舞いも、味方に見える間だけ安心できる人物ではないことを示している。

クロロとの決闘

除念を果たしたクロロとの念願の決闘は、天空闘技場の観客席を含むフロア全体を舞台に行われた。クロロは盗賊の極意に加え、両手を自由にする栞のテーマを駆使して戦いに臨む。携帯する他人の運命、神の左手悪魔の右手、番いの破壊者、人間の証明を複合させ、観客を大量にコピー・操作した上で番いの破壊者の刻印による自爆攻撃を浴びせる戦術を展開した。

ヒソカは押し寄せる人形の群れを破壊しながらクロロ本体の追跡を試みるが、切断された頭部を用いた奇襲や連続爆発に呑み込まれる。最終的に密集する人形の爆破に巻き込まれ、窒息死に至った。クロロは会場の選定や観客の動員、収集した能力の組み合わせといった周到な事前準備を整えて戦いに臨んでおり、ヒソカはその不利な条件を承知の上で挑んでいた。

死後の念による蘇生と方針転換

ヒソカは命を落とす直前、自身の心臓と肺を収縮・拡張させる命令を伸縮自在の愛に託していた。遺体を確認していたマチの眼前で死後の念が発動し、心肺機能を再始動させて蘇生を果たす。死後の念による効果は心肺機能の再始動にとどまり、爆発で失われた肉体自体が再生したわけではない。ヒソカは欠損した鼻や指、足の一部を伸縮自在の愛で成形し、その上から薄っぺらな嘘を被せることで外観を復元した。

蘇生を遂げたヒソカは、相手の万全な準備を待つ従来の姿勢を放棄する。マチに旅団全員を抹殺する旨を伝言させると、その直後に能力をクロロに貸し与えていたコルトピ=タノフメールとシャルナーク=リュウセイを急襲して殺害した。時と場所を選ばず、見つけ次第旅団員を狩り尽くす殲滅戦へと舵を切っている。

ブラックホエール号での追跡戦

ヒソカへの復讐を誓う幻影旅団は、彼を抹殺すべく暗黒大陸を目指す巨大連絡船ブラックホエール号に乗船した。船内では旅団員のみならず、船内秩序の維持や勢力争いを巡りカキンの三大マフィアもヒソカの捜索に関与する。

この捜索の過程では、旅団員のボノレノフがヒソカに変装して行動していた。第3層で発見され、シュウ=ウ一家に第1層への移動を勧められたヒソカはボノレノフの変装であり、リンチを殺害して目撃情報を残したのもボノレノフである。クロロの狙いはマフィアに偽者を囲わせ、その陽動の間に本物を捜索することにあった。No.405において本物のヒソカが第1層のカジノに潜伏している事実が確認され、変装したボノレノフはその姿を離れた場所から目撃している。

カジノでのツェリードニヒとの遭遇(No.420)

No.420、カジノのヒソカを見つけたツェリードニヒ。
No.420、カジノのヒソカを見つけたツェリードニヒ。
ヒソカの視線に、念獣を見られたのかと疑うツェリードニヒ(No.420)。
ヒソカの視線に、念獣を見られたのかと疑うツェリードニヒ(No.420)。

No.420では、第1層のカジノを訪れたカキン帝国第4王子ツェリードニヒが、ヒソカを試そうと近づく。ところが先に背後への接近を許し、そこから「刹那の10秒」を発動した。予見の中のヒソカは絶を使う相手を旅団員かと疑い、致命的な攻撃を加えた後で王子だと気付く。殺される未来を体験したツェリードニヒは、現実では身体の位置をずらして攻撃を避けた。接触そのものを遠距離から避けたのではなく、すでに殺され得る間合いから能力を使って生き延びた場面である。

ヒソカは王子殺しという言葉に興味を示しながらも、王子を殺して高揚するわけではないと語り、その場を去る相手を追わなかった。一方、視線を向けられたツェリードニヒは、自分の念獣に気付かれたのではないかと疑う。ヒソカが能力の仕組みまで理解したと確認された場面ではない。格差を痛感した王子は、戦闘態勢から絶へ移る時間をコンマ0秒台に縮めるという目標を立てた。その後は非常口へ進み、兵士による包囲を見て次の行動を考えている。

主な人間関係

ヒソカが戦う価値を見いだした人物
人物関係ヒソカの評価
ゴン=フリークス成長を待つ相手一撃を返させ、将来の再戦を望む
キルア=ゾルディック成長を待つ相手高い才能を持つ獲物として見る
クロロ=ルシルフル決闘相手一度敗れた後、旅団全体を狩りの対象へ変える
イルミ=ゾルディック協力者兼標的仕事を依頼しながら採点の対象にもする
マチ=コマチネ元団員仲間治療を受けるが、蘇生後は宣戦布告の伝言役にする

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