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世界 / 組織・集団

シュウ=ウ一家

シュウ=ウ一家はカキン帝国の三大マフィアの一つ。第3王子チョウライを後ろ盾に、ブラックホエール号第4層で人と物流を握り、若頭ヒンリギがヒソカ捜索とエイ=イ一家との抗争を指揮する。

No.417まで対応更新 2026.08.13

シュウ=ウ一家は、カキン帝国の三大マフィアの一つに数えられる組織である。後ろ盾(ケツモチ)の一人は第3王子チョウライ=ホイコーロで、一家は王子と直接連絡を取れる線を確保している。組長オニオール=ロンポウは、カキン国王ナスビ=ホイコーロの異母兄弟にあたる。資金力と構成員数では、エイ=イ一家シャ=ア一家を含む三家の中で最も大きい。新大陸へ向かうブラックホエール号では第4層を勢力圏とし、人と物流を扱う。

王位継承編では、若頭ヒンリギ=ビガンダフノが現場の指揮を執る。組長がシャ=ア一家組長ブロッコ=リーとの電話を終えたのち、幻影旅団より先にヒソカ=モロを見つけるよう命じたためである。一家はヒソカの捜索とエイ=イ一家との抗争を同時に抱え込み、数日のうちに船内では300人を超える死者が出た。その中には一家の下部構成員も含まれる。原作では単行本第36巻収録の第371話で名が挙がり、第378話で本格的に登場した。

基本情報

シュウ=ウ一家の基本情報
構成員組長オニオール=ロンポウ、若頭ヒンリギ=ビガンダフノ、舎弟頭コナリー、ザクロ=カスタード、リンチ=フルボッコ(死亡)、ミーシャ=ハオ(死亡)。航海の開始時点で、カキンのマフィア三家のうち最も多くの構成員を抱える。
目的・役割・活動ブラックホエール号第4層を支配し、人身売買と物品のやり取りから利ざやを得る。新大陸で土地を確保するために乗船し、上陸までにエイ=イ一家とシャ=ア一家の頭数を削る策謀を進めた。
初登場単行本第36巻収録の第371話で言及され、第378話で登場。
状態活動中。エイ=イ一家との抗争で下部構成員に死者を出しながら、船内での稼業と第3王子への働きかけを続ける。
後ろ盾第3王子チョウライ=ホイコーロ。一家は王子への直通の連絡線を持ち、航海10日目には王子自身が組長のもとを訪ねた。
組長オニオール=ロンポウ。カキン国王ナスビ=ホイコーロの異母兄弟で、船内では第1層のVIPとして滞在する。
拠点カキン帝国、およびブラックホエール号第4層。事務所は船の前方、船体の「歯」にあたる区画に置かれ、構成員のアジトを兼ねる。
対立勢力エイ=イ一家。シャ=ア一家とは三大勢力として並び立ちながら、ヒソカ捜索とエイ=イ一家への対処では共同歩調をとる。

組織の概要

シュウ=ウ一家は、カキン帝国のマフィア社会で活動する一家である。エイ=イ一家、シャ=ア一家と並ぶ三大勢力に数えられ、資金力と頭数の両面で他の二家を上回る。国王ナスビ=ホイコーロの異母兄弟であるオニオール=ロンポウが組長を務め、第3王子チョウライ=ホイコーロが後ろ盾の一人に付く。王族との結び付きは、この二人を通じて保たれている。

構成員は、新大陸で土地を確保する目的でブラックホエール号に乗り込んだ。船内では第4層を握り、人身売買と物品のやり取りの双方から利ざやを上げている。組長オニオールは第1層のVIPとして滞在し、第3王子チョウライへの直通の連絡線を保つ。下部の構成員は、上陸までにエイ=イ一家とシャ=ア一家の頭数を削る策謀を進めていた。

構成とメンバー

組長はオニオール=ロンポウ、若頭はヒンリギ=ビガンダフノ、舎弟頭はコナリーが務める。念能力を持つ構成員も複数いる。ヒンリギの「てのひらを太陽に」は具現化系ザクロ=カスタードの「血いさな世界」は操作系リンチ=フルボッコの「体は全部知っている」は放出系にあたる。オニオールは第3王子チョウライとの会話で、配下の一部が妙な力を使うと明かした。

リンチ=フルボッコとミーシャ=ハオはすでに死亡している。ミーシャの能力は「Zombie Girl」と呼ばれる。頭数の面では、航海の開始時点でカキンのマフィア三家のうち最も多くの構成員を抱えていた。船内の抗争には名の挙がらない下部構成員も動員され、その一部が命を落としている。

拠点と名称

拠点はカキン帝国と、新大陸を目指すブラックホエール号である。一家が管理する第4層は、マフィアが押さえた三つの層の中間にあたる。シュウ=ウ一家事務所は船の前方、船体の「歯」と呼ばれる部分に置かれ、構成員のアジトを兼ねる。ヒンリギがエイ=イ一家を叩くために乗り込んだ第3層は、この第4層と隣り合う。

名称と紋章には言葉遊びが仕込まれている。三つのマフィアの名をカタカナで続けて読むと「シュウエイシャ」となり、『週刊少年ジャンプ』と『HUNTER×HUNTER』を刊行する集英社に重なる。紋章は「囲む」を意味する「周」の字に似た形で、この字は一家名の頭の「シュウ」と同じ読みを持つ。同音の念の技にも同じ漢字が使われる。

役割・活動・歴史

王位継承編で、一家はヒソカ=モロの捜索に乗り出す。オニオールはシャ=ア一家組長ブロッコ=リーとの電話を終えた後、若頭ヒンリギに、幻影旅団より先にヒソカを見つけるよう命じた。ヒンリギは配下に、まず単身の男性乗客の名簿を当たらせ、そこで見つからなければ大人数の家族客まで範囲を広げるよう指示する。あわせて王妃を動かし、兵士による身分証と乗船券の一斉照合を求めた。

捜索が始まって数日のうちに、船内では300人を超える死者が出た。犠牲にはシュウ=ウ一家とシャ=ア一家の下部構成員が含まれ、嫌疑はエイ=イ一家に向けられる。航海10日目、第3王子チョウライがオニオールを訪ね、継承戦を勝ち抜く手立てを探るために念と守護霊獣について尋ねた。オニオールは配下の一部が妙な力を使うと答え、異母兄弟のナスビ王が自らの継承戦を生き延びた際の構えとして「果報は寝て待て」を引いた。

オニオールはナスビ王の戦いを調べると申し出たが、ブラックホエール号の下層で続く抗争と多数の死者のために時間がかかると断りを入れた。チョウライが去った後、オニオールはヒンリギに連絡を取る。ヒンリギは、虐殺の主犯がエイ=イ一家であり、幻影旅団は問題の元凶ではなくむしろ協力する側だと報告した。オニオールは、旅団が話を作って一家のアジトを探る気ではないかと疑ったが、ヒンリギは旅団の立場を確認済みだと答えた。

ヒンリギは両家の下部構成員が殺されている状況を伝え、ヒソカ捜索より先にエイ=イ一家を潰すべきだと進言する。オニオールは計画を変えず、幻影旅団を手元に置くことを優先した。ヒソカが第4層にいないと確かめたうえで、旅団に第4層の立ち入りを認めるようヒンリギへ指示する。ヒンリギ自身は第3層へ向かった。目的はヒソカの捜索と、エイ=イ一家組長モレナ=プルードの殺害である。

エイ=イ一家との抗争

ヒンリギはザクロ=カスタードとリンチ=フルボッコを伴って第3層に入り、近くのバーガースタンドでエイ=イ一家の構成員を見つけた。女が席を立つとヒンリギが尾行に回り、男の相手はザクロとリンチに任せる。男は増援を呼んだが、二人はこれを退けた。リンチは「体は全部知っている」でエイ=イ一家の人員規模と能力を聞き出す。

尾行していた女が民間エリアへ入ったため、ヒンリギは追跡を打ち切った。この過程で、エイ=イ一家が構成員を民間人として登録していること、一連の殺戮が縄張りや金ではなく戦うこと自体を目的にしていることが分かる。ヒンリギはカキン軍の兵に連行されてザクロとリンチのもとへ戻され、逮捕を免れて第4層へ帰す条件で兵を買収した。その後は「てのひらを太陽に」で兵を始末し、第3層での捜索を続ける。

ヒンリギはザクロとリンチにヒソカ捜索を任せ、別行動に移った。尾行を中断した女を探しつつ、第3層のエイ=イ一家をおびき出す狙いである。カキン兵の協力でデッキの民間人の映像を確認し、女が廊下へ入る場面をビデオカメラの記録から見つけた。ヒンリギは「てのひらを太陽に」でそのカメラを別の物に見せかけ、廊下を行き来する人の動きを撮り続けさせてから、自らの動きを再開する。

Eエリアで、ヒンリギはエイ=イ一家のパドイユクオロールデヴェラレスに見つかり詰め寄られる。戦いの末にパドイユが死亡し、クオロールとデヴェラレスは逃走を選んだ。騒ぎの後、カキン軍のマイザン伍長がヒンリギに近づき、モレナ=プルードの居場所の情報を持ちかける。ヒンリギは情報源を確かめたうえで、伍長自身が現場まで案内することを条件に5000万ジェニーを支払うと合意し、うち3000万ジェニーを前払いとした。伍長は承諾し、集まった人だかりを解散させて場を収めた。

ヒソカとの接触と3101号室の罠

ザクロとリンチはヒソカの捜索を再開し、ついに本人を見つけ出す。リンチは正体を確かめるため「体は全部知っている」を使おうと近づいたが、能力を出す前にヒソカへ反射的に打ち倒された。ヒソカのオーラに圧倒されたザクロは、捜索の理由を説明したいのでマフィアのもとへ来てほしいと申し出る。ヒソカはこれから映画館へ行くと告げ、ザクロも昏倒させた。

続いてヒンリギがヒソカに接触する。幻影旅団から遠ざけるため第1層に留まってほしいと頼み、同じ層の最上級区画に部屋を用意すると持ちかけた。ヒソカは、自分と幻影旅団が戦えばどちらが勝つかとヒンリギに尋ねる。ヒンリギは蜘蛛の側が勝つと思うと正直に答えた。ヒソカは申し出を受け入れつつ、旅団が自分を見つけて仕掛けてきた場合は引かないと釘を刺す。

舎弟頭のコナリーがマイザン伍長へ金を届けに行くと、そこにはシャ=ア一家の若頭オウ=ケンイと数人の構成員がいた。ヒンリギも合流し、伍長は一行を3101号室へ案内して隠し区画の存在を明かす。ヒンリギは衝突に備え、伍長に銃の安全装置を外すよう頼んだ。扉が開くと室内には老人がいた。伍長が足を踏み入れた途端に姿を消し、ヒンリギとオウ=ケンイは不意を突かれる。

老人は二人を室内へ招いたが、ヒンリギは怪しんで代わりにナイフを投げた。ナイフは消えずに残る。老人は用を足すふりをして浴室へ向かい、ヒンリギはその脚にナイフを打ち込んだ。脚を貫かれても血が出ない理由を問われると、老人はナイフを残してオーラとなって消える。対応を話し合う二人の脇で、下部構成員のタッシがナイフを拾おうと部屋へ駆け込み、そのまま姿を消した。ここで罠であることがはっきりする。オウ=ケンイは調査を幻影旅団に任せることを提案して立ち去り、ヒンリギも自分の手掛かりを追うために場を離れた。

ヒンリギは仕掛けたビデオカメラの映像に戻り、複数のエイ=イ構成員が同じ方向へ二度通っていることに気づく。そこから隠し通路の存在を読み取った。オウ=ケンイやカキン軍の面々と改めて落ち合って情報を共有し、幻影旅団が3101号室へ向かって罠に直接挑む計画だと知る。ヒンリギはオウ=ケンイに旅団へ引き合わせてもらうため部屋へ戻り、自分の案を持ちかけた。

隠しアジトへの潜入と幻影旅団との連携

ヒンリギは「てのひらを太陽に」で発信機を牡蠣に変えて飲み込み、3101号室の罠へ自ら踏み込んだ。転送先はエイ=イ一家の隠しアジトである。最初に目に入ったのは、直前まで使われていた形跡の残る無人の部屋だった。間もなく信長が同じ罠を追って現れ、二人は連れ立って内部を探索する。

ヒンリギが扉を開けると、テーブルを囲んで座る8人のエイ=イ構成員がいた。別の戸口の罠を警戒し、入口から声をかける。相手が応じないため最も近い構成員の頭へナイフを投げると、その男は能力でダメージを他へ移した。エイ=イ一家のヨコタニは能力の発動条件として名乗りを上げ、「墨攻」で人形を作り出す。人形は信長を戸口へ引きずり込み、アジトの外へ弾き出した。

ヒンリギは人形から逃げながら発信機をアジト内に隠し、自身も戸口から外へ追い出される。その日に使える手を出し尽くしたため、以後は支援に回り、発信機とアジトの捜索を幻影旅団に委ねた。航海12日目、信長、フィンクスフェイタンが第3層を横切って第4層へ向かう最中、ハルケンブルグの死亡が船内に告げられる。信長は、発信機がエイ=イ一家に見つからない場所へ置かれたおかげで時間の余裕があると指摘し、アジトへ乗り込む前に他の二家へ確かめたいことがあると口にした。

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