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世界 / 組織・集団

幻影旅団

幻影旅団の団員番号と念能力、頭と十二本脚の序列、コインによる決着、流星街での結成、クルタ族襲撃からブラックホエールまでの活動を整理。

No.417まで対応更新 2026.08.13

幻影旅団は、旅団とも蜘蛛とも呼ばれる盗賊の一団で、団員も蜘蛛と呼ばれる。団員の多くは流星街の出身である。現在の団員は十人だが、物語の途中では十三人を数えた時期もあった。団員は身体のどこかに十二本脚の蜘蛛の刺青を入れ、蜘蛛の腹には一人ずつ異なる番号が刻まれる。活動の中心は窃盗と殺害で、時折は慈善的な行いもある。奪った品は団長が存分に味わったのち、すべて売り払われる。

団員の顔ぶれは固定ではない。入れ替わりと死亡が重なるため、同じ名簿でも時点によって構成が変わる。団員一覧、団員の変遷図、腕相撲の記録は、それぞれ別の基準でまとめられており、読むときには区別が要る。一覧には脱退した者や死亡した者も並び、名前の横に団員番号と念能力が添えられている。

基本情報

幻影旅団の基本情報
分類盗賊。団員は全員がA級の賞金首として扱われる。
構成員クロロ=ルシルフル、ノブナガ=ハザマ、フェイタン=ポートォ、マチ=コマチネ、カルト=ゾルディック、ヒソカ=モロ(脱退)、フィンクス=マグカブ、シャルナーク=リュウセイ、フランクリン=ボルドー、シズク=ムラサキ、パクノダ、ボノレノフ=ンドンゴ、イルミ=ゾルディック、ウボォーギン、コルトピ=タノフメール。
団員番号と念能力0はクロロ=ルシルフルで「盗賊の極意」、1はノブナガ=ハザマで強化系、2はフェイタン=ポートォで「許されざる者」、3はマチ=コマチネで「念糸」、4はカルト=ゾルディックで「蛇咬の舞」、5はフィンクス=マグカブで「廻天」、7はフランクリン=ボルドーで「俺の両手は機関銃」、8はシズク=ムラサキで「デメちゃん」、10はボノレノフ=ンドンゴで「戦闘演武曲」。
死亡が記録された団員元11番の「超破壊拳」の使い手と、12番の「神の左手悪魔の右手」の使い手が死亡として記録されている。
目的・役割・活動窃盗と殺害が中心で、時折は慈善的な行いもある。奪った品は団長が堪能したのち売り払われる。クルタ族の皆殺しと緋の眼の強奪、ヨークシンでの虐殺のほか、流星街ではザザンとキメラ=アントの一団を排除した。
団長と団長代理団長はクロロ=ルシルフル。団長代理はクロロ=ルシルフルが旅団を離れていた期間だけ置かれ、フェイタン=ポートォが務めた。
刺青十二本脚の蜘蛛を身体のどこかに入れ、その内側に0から12までの数字が一人ずつ異なる形で入る。数字の割り振り方は分かっていない。
初登場原作第2話で名が挙がり、第71話で初登場。映像作品ではTVアニメ1999年版 第51話、2011年版 第41話。
状態活動中。団員は現在十人で、最大十三人を数えた時期がある。

組織の概要

幻影旅団という名のほかに、旅団、蜘蛛という呼び方がある。団員が世界的に悪辣な盗賊として知られているという評は作中人物の証言によるもので、誇張の余地も残る。ただし団員が全員A級の賞金首として扱われている点は、作中で繰り返し語られる。旅団は流星街で育った子どもたちを核として生まれ、団員の多くは今も流星街の出身者で占められている。

団員数は一定しない。加入を望む者は現団員を殺し、その座に取って代わることができる。それ以外の空席を埋めるのは団長で、団員は候補を推薦できる。団長が不在の場合には、その場の団員が新しい団員を選ぶ。団員同士の結びつきは強いが、団員を倒した者、場合によっては殺した者の加入も拒まない。

慈善的な行いが皆無というわけではないが、活動の主体は窃盗と殺害である。犯行のなかにはクルタ族の皆殺しと緋の眼の強奪が含まれる。ヨークシンのサザンピース・オークションをめぐって起こした虐殺は、マフィアン・コミュニティーの影響力を世界規模で塗り替えた。

その一方で、旅団は流星街を守る大きな戦力でもある。ザザンキメラ=アントの一団が街を荒らしたときには、旅団がこれを排除した。ただしマフィアとの理想的な協力関係を壊したのも旅団であり、流星街の基準に照らしても異物と見られている。

構成とメンバー

団員一覧には、クロロ=ルシルフルノブナガ=ハザマフェイタン=ポートォマチ=コマチネカルト=ゾルディックヒソカ=モロフィンクス=マグカブシャルナーク=リュウセイフランクリン=ボルドーシズク=ムラサキパクノダボノレノフ=ンドンゴイルミ=ゾルディックウボォーギンコルトピ=タノフメールの十五人が並ぶ。ヒソカ=モロの欄には脱退と記される。

一覧は名前に団員番号と念能力を添える。0がクロロ=ルシルフルで「盗賊の極意」、1がノブナガ=ハザマで強化系、2がフェイタン=ポートォで「許されざる者」、3がマチ=コマチネで「念糸」、4がカルト=ゾルディックで「蛇咬の舞」、5がフィンクス=マグカブで「廻天」、7がフランクリン=ボルドーで「俺の両手は機関銃」、8がシズク=ムラサキで「デメちゃん」、10がボノレノフ=ンドンゴで「戦闘演武曲」にあたる。死亡と記された行もあり、元11番は「超破壊拳」、12番は「神の左手悪魔の右手」の使い手である。

刺青は十二本脚の蜘蛛で、入れる場所は身体のどこでもよい。内側には0から12までの数字が入り、番号は一人ずつ異なる。作中で刺青が実際に描かれたのはウボォーギン、シズク=ムラサキ、ヒソカ=モロと、本編に属さない作品にのみ登場する団員に限られる。TVアニメ1999年版ではクロロ=ルシルフルの刺青も映った。番号の割り振り方は分かっていない。十二本脚の蜘蛛は旅団の印としてすぐ見分けられるが、そこに番号が入っている点まで知る者は多くない。

旅団は腕相撲で団員の腕力を比べる。記録に並ぶ順は、フィンクス=マグカブ、ヒソカ=モロ、フランクリン=ボルドー、フェイタン=ポートォ、マチ=コマチネ、クロロ=ルシルフル、ボノレノフ=ンドンゴ、ノブナガ=ハザマ、シズク=ムラサキである。この記録は団員一覧や変遷図とは別のまとめ方をしており、名簿の並びとは一致しない。

旅団は任務の際に外部の人手を雇うことがある。イルミ=ゾルディックはマフィアの十老頭を殺すために雇われ、マハ=ゾルディックとカルト=ゾルディックが同行した。ヒソカ=モロは、クロロ=ルシルフルの心臓に打ち込まれた律する小指の鎖を外すため、除念師との交渉役を引き受けた。実際に鎖を取り除く役にはアベンガネが雇われている。

序列・役割分担と規則

旅団の構成は十二本脚の蜘蛛になぞらえられ、頭が一人と脚が十二人の計十三人が本来の形になる。脚にあたる団員のあいだに上下はなく、決定に加わる力も等しい。仕事は各自の技量や好みに応じて割り振られる。団員には、団長自身を含むどの個人の生存よりも旅団全体の繁栄を優先する原則が求められる。ただしクロロ=ルシルフルについては例外が起きた。彼に頼りきった団員が何人もおり、旅団の存続より彼の命を優先したのである。

旅団が顔をそろえる機会は多くない。招集は団長の求めで行われ、任意のものと強制のものがある。強制の招集を欠席すれば罰を受けることがある。新しい団員を加える権限を持つのは団長だけで、ほかの団員はふさわしいと考える候補を挙げられるにとどまる。現団員を倒して入れ替わる道も有効で、この場合は団長の承認を要しないことがある。団長の指示に従うことと団員同士で争わないこと以外に、団員が守るべき手順は定められていない。

金銭のやりとりに対する構えは団員のあいだで割れる。買うことや競りに加わることを旅団のやり方に反すると考える者がいる一方、合法で暴力を伴わない手段や取引に抵抗のない者もいる。後者のうち二人は、資格に伴う利点を目当てにハンターになった。シズク=ムラサキはその中間にあたり、腕相撲に正面から勝ってダイヤを手に入れようとしたが、参加費には盗んだ金を充てている。なお、旅団が集まるとき団長のそばには常に二人の団員が付く。これが正式な決まりなのかは分かっていない。

団員同士の本気の戦いは禁じられている。誰かが誰かの上に立つ関係ではないため、話し合いで意見の対立が解けないときはコイン投げで決着をつける。ただしコインで片づけられるのは二人のあいだの争いに限られる。使うコインは特注で、表には旅団の印である十二本脚の蜘蛛、裏には蜘蛛の巣が刻まれている。

役割は適性に応じて割り当てられるか、団員が自ら志願する。団長は旅団の長で、現在はクロロ=ルシルフルが務める。団長代理は団長不在のあいだの臨時の長で、クロロ=ルシルフルが除念師を探して旅団を離れた時期にだけ置かれた。その場にいた団員は、ザザンを最初に倒した者がこの座に就くと決め、フェイタン=ポートォが務めることになる。尋問者は情報を引き出すために敵を痛めつける役である。特攻(実行部隊)は志願制の前線部隊で、偵察や後始末に当たる者を守ることが主な務めの一つになる。特攻はかつてノブナガ=ハザマとウボォーギンが担い、現在はノブナガ=ハザマ、フィンクス=マグカブ、フェイタン=ポートォが担う。マチ=コマチネ、フランクリン=ボルドー、ボノレノフ=ンドンゴ、コルトピ=タノフメール、カルト=ゾルディック、イルミ=ゾルディックの役割は公に語られていない。

結成までの経緯

旅団が今の名で呼ばれるようになったのは、物語の始まりからおよそ十五年前より後のことである。流星街は社会からはじき出された人々が暮らすごみの街で、そこに住む子どもたちが集まり、街のほかの子どもたちに向けて番組の吹き替えを演じていた。生で演じる回もあった。

クロロ=ルシルフル、フランクリン=ボルドー、シャルナーク=リュウセイは、ごみの山をあさるうちにカセットテープを見つけた。クロロ=ルシルフルはウボォーギンとマチ=コマチネの制止を振り切って逃げ、続いてフィンクス=マグカブとフェイタン=ポートォに捕まる。しかし外国語の学習用テープを渡して二人をだました。街に戻ったクロロ=ルシルフルはパクノダとテープを再生し、中身が外国語で吹き込まれた清掃戦隊カタヅケンジャーの録音だと知る。

二人は、街の子どもたちにも中身が分かるように、仲間の少女二人の手を借りて吹き替えを録音することにした。上映を重ねるうちに、シャルナーク=リュウセイ、フランクリン=ボルドー、ウボォーギン、フィンクス=マグカブ、フェイタン=ポートォ、ノブナガ=ハザマが生の吹き替えに加わる。マチ=コマチネはこの頃よく一緒にいたが、割り当てられた役を演じたがらなかった。

一緒に演じるうちに、自分たちがどういう集まりなのかという話になった。議論の末、旅団だというパクノダの案に落ち着く。やがて吹き替えを手伝っていた少女の一人が前日から姿を見せていないことが分かり、クロロ=ルシルフルは彼女がいないためその日の上映を取りやめると観客に告げた。

フィンクス=マグカブは流星街での最初の正式な結成の場にも、クロロ=ルシルフルが団長に選ばれた場にも居合わせた。ただしクロロ=ルシルフルが蜘蛛としての名乗りを示した集まりには姿が見えない。刺青を入れると決めたのはその後である。創設時からの団員であるウボォーギンの番号が、蜘蛛を名乗ってから登場するボノレノフ=ンドンゴの番号より大きいことが、その手がかりになる。

クルタ族襲撃からハンター試験まで

第287期ハンター試験の五年前、旅団は価値の高い緋の眼を求めてクルタ族に接触し、村人128人を皆殺しにした。伝えられる現場の状況では、家族は互いに向かい合わされたうえで何度も刺され、生きたまま首を落とされた。純血の族員は眼をえぐり取られ、婚姻で一族に加わった者は眼をつぶされてほかの者より惨い傷を負わされた。血のつながりのない者は、見せしめのために切り刻まれている。そのうえで緋の眼を持つ者の首が次々に落とされた。緋の色は怒りによって濃くなり、眼の価値も上がる。そのため団員は色を強めようとして、親の前で子どもを傷つけた。現場には、ここに置いていくものは受け取るが、ここから何かを奪うことは決してするな、という趣旨の書き置きが残された。

ゾルディック家との衝突については、その戦いがどう決着したのかが分かっていない。二度目に顔を合わせたとき、シルバ=ゾルディックはクロロ=ルシルフルが以前よりかなり腕を上げたと見て取った。その後、同じく流星街の住人であるシズク=ムラサキが、死亡した8番の団員の後任として加わっている。

クラピカ船長に、クルタ族の仇を討つために団員を残らず捕らえることが最終の目的だと明かす。船長は、団員がA級の賞金首であり、経験を積んだハンターでさえ手を出さないと警告した。第287期ハンター試験の一次試験では、クラピカがレオリオ=パラディナイトに、旅団がクルタ族全員から緋の眼を奪ったと語り、団員を一人残らず捕らえて一族の眼を取り戻すつもりだと重ねて述べる。三次試験では、ある受験者が右肩の蜘蛛の刺青を見せた。驚いたレオリオ=パラディナイトは、ゴン=フリークスキルア=ゾルディックにその印の意味を説明する。激高したクラピカは相手を床に殴り倒し、本物の刺青には団員の番号が入っていること、旅団は殺した人数をいちいち数えないことを突きつけた。

最終試験のヒソカ=モロ戦では、ヒソカ=モロがクラピカに何かをささやいた。それは蜘蛛について面白いことを知っており、9月1日にヨークシンで教えるという内容だったと後に明かされる。天空闘技場では、ヒソカ=モロが試合後の手当てにマチ=コマチネを雇った。マチ=コマチネは試合を見届けて近くの通路で待ち、勝利を祝ったうえで、あれほどの傷を進んで負ったことを馬鹿だと言う。念能力で切り落とされた両腕をつなぎ直し、代金は締めて7000万を請求した。ヒソカ=モロが薄っぺらな嘘で縫い目を隠すのを見て、その速さを内心で評価する。さらに、8月の終わりに予定されたヨークシンでの集まりが強制になったと伝え、次も仕事を放り出せばクロロ=ルシルフル自身に罰せられるかもしれないと警告した。食事に誘おうとするヒソカ=モロの言葉を最後まで聞かずに立ち去る。その後、ヒソカ=モロの背中の蜘蛛の刺青は偽物だと明かされ、本人は蜘蛛を狩る時が来たと口にした。

ヨークシンとグリードアイランド

8月31日、マチ=コマチネ、フランクリン=ボルドー、フェイタン=ポートォ、ノブナガ=ハザマはゴルドー砂漠を越えてヨークシンへ向かい、市街の外れの明かされていない場所で他の団員と合流した。団長のクロロ=ルシルフルは、地下オークションの品をすべて奪い、邪魔をする者は殺せと指示する。条件付きの競売の場でシズク=ムラサキはゴン=フリークスと出会い、ダイヤの指輪を賭けて腕相撲を挑んだ。ゴン=フリークスを手こずらせたものの、利き手ではない方を使ったために負ける。もう一度挑もうとするシズク=ムラサキを、競売が始まるという理由でフランクリン=ボルドーとフェイタン=ポートォが止めた。

会場へ向かったのはウボォーギン、マチ=コマチネ、シャルナーク=リュウセイ、ノブナガ=ハザマ、シズク=ムラサキ、フェイタン=ポートォ、フランクリン=ボルドーで、残りは隠れ家に留まった。フランクリン=ボルドー、フェイタン=ポートォ、シズク=ムラサキが客を皆殺しにして痕跡を片づけたあと、金庫室の品がすでに持ち去られていると判明する。クロロ=ルシルフルは、相手がシズク=ムラサキに似た念能力を持つと見当をつけた。500人の客が突然消えたことで、マフィアも念の関与に気づいたと考えている。

9月3日、マチ=コマチネとノブナガ=ハザマは鎖使いをおびき出そうと広場の中央で待つが、代わりにゴン=フリークスとキルア=ゾルディックの注意を引き、二人につけられる。同じ日、クロロ=ルシルフルはハンター向けの情報サイトに上がったばかりの写真を頼りにネオン=ノストラードを見つけて接触した。ネオン=ノストラードは父に知らせないまま護衛の目を盗み、日程を組み直した地下オークションに来ていた。外では蜘蛛が警察と2,000人のマフィアを斬り伏せる。そのあいだにクロロ=ルシルフルは暗殺者Aを仕留め、その鎮魂をウボォーギンに捧げた。旅団はコルトピ=タノフメールの能力で五人分の偽の死体を作ってマフィアを欺き、建物の10階で開かれた日程変更後の地下オークションを乗っ取って、同じ能力で複製した品を売りさばく。

9月6日、フィンクス=マグカブとフェイタン=ポートォはサザンピース・オークションに出席し、ゴン=フリークスとキルア=ゾルディックの姿に驚く。すぐ逃げ出した二人に難なく追いつくと、殺す気はないこと、クラピカを殺せば死後の念が働きかねないため手を出せないことを告げた。フェイタン=ポートォににらまれたフィンクス=マグカブは、これ以上明かすべきでないと気づき、クロロ=ルシルフルは除念師を探しているのだから待てばよいと自分に言い聞かせる。自分たちは競売を楽しみに来ただけだと言い、ほかの団員はもう帰ったとも付け加えた。ゴン=フリークスがパクノダについて尋ね、フィンクス=マグカブが死んだと告げて相手の痛ましい表情を見たとき、パクノダの記憶の一つが再生される。傷を負っていたパクノダは、なぜ逃げようとしないのかと二人に問い、逃げれば鎖使いがクロロ=ルシルフルを殺すだけだと言った。友達なのかという問いに、ゴン=フリークスは友達だからこそ人殺しになってほしくないと厳しく答える。キルア=ゾルディックが人質の交換こそ最善の進め方だと答えると、パクノダは二人に見つめられたまま黙っていた。現在に戻ったフィンクス=マグカブは、パクノダが二人に感謝していたと伝え、すぐに背を向けてフェイタン=ポートォと立ち去る。

グリードアイランドでは、シャルナーク=リュウセイがゲームの正体を見抜いた。住人の受け答えの型が限られていること、コルトピ=タノフメールが複製したカードは実体に変えられないこと、シズク=ムラサキのデメちゃんがゲームの特別な品を吸い込めないことが手がかりになる。同行する二人にその筋道を説明し、島は仮想の空間ではなく現実に存在するのではないかという見方を示した。その頃、明かされていない場所では、クロロ=ルシルフルがジョイステーションの前に座って笑っている。別の場面では、週刊少年ジャンプを読むクロロ=ルシルフルにヒソカ=モロとアベンガネが近づく。

流星街の防衛からブラックホエールまで

キメラ=アントの危機のさなか、フィンクス=マグカブ、フェイタン=ポートォ、ボノレノフ=ンドンゴ、シャルナーク=リュウセイ、カルト=ゾルディック、シズク=ムラサキは流星街へ向かった。道中では、キメラ=アントの侵入がどう起きたのか、なぜ自分たちが街へ来たのかを話し合う。街の住人からは、女王を名乗る者が近くに巣を作って人々を荒らしていること、寄り合いが今それに当たっていることを聞かされた。事態が進んでいないと見た旅団は自分たちで片をつけることにし、フィンクス=マグカブは街の役の者たちにその日のうちに女王を始末すると請け合う。

団員は巨大な巣に近づき、正面の入口から堂々と入った。フィンクス=マグカブがカルト=ゾルディックに、手分けして進み、女王を最初に殺した者が団長代理になると説明したあと、団員は巣の中で別々の道を進む。カルト=ゾルディックはカミキリムシ型と出会って倒し、フィンクス=マグカブは大柄な一体を一撃で崩し、ボノレノフ=ンドンゴはギョガン型を打ち砕いた。シャルナーク=リュウセイは護衛役の一体と小甲虫型の二体を仕留め、シズク=ムラサキは別の一体の血をすべて吸い取る。フェイタン=ポートォはザザンに苦戦した末に勝ち、団長代理となった。

そのあと団員は、姿を変えられた流星街の住人と出くわす。住人はみな殺してくれと乞うたが、フィンクス=マグカブはこれを拒み、流星街の生まれとしてまだ残っている気概を見せろと命じた。ほかの団員は得物を構え、姿を変えられた住人を難なく片づける。街へ戻った団員は、これから現れるキメラ=アントにも当たるために留まると決めた。のちにイルミ=ゾルディックは、キメラ=アントやアイザック=ネテロの死に戸惑うヒソカ=モロへ、クロロ=ルシルフルを追いかけているあいだに多くを逃したと告げ、そうでなければ両者と戦う機会もあり得たと付け加えている。

クロロ=ルシルフルは旅団に接触してシャルナーク=リュウセイとコルトピ=タノフメールの能力を手に入れ、天空闘技場でヒソカ=モロとの死闘に臨んだ。試合に勝ったのち、シャルナーク=リュウセイ、マチ=コマチネ、コルトピ=タノフメールにヒソカ=モロの死を確かめさせる。二人が確認を終えて去るなか、マチ=コマチネは前金を受け取っていたため残って縫合に取りかかった。ヒソカ=モロの目を閉じ、首と顔の傷を検める。クロロ=ルシルフルの除念に手を貸したことへ礼を述べて縫おうとしたところ、ヒソカ=モロの体が突然オーラに包まれた。もう自分の手は要らないと見たマチ=コマチネが背を向けて立ち去ろうとすると、ヒソカ=モロは背後から捕らえ、伸縮自在の愛で動きを封じる。

クロロ=ルシルフルはシャルナーク=リュウセイに連絡し、カキン帝国新大陸への航海に旅団も乗り込み、船上の財宝を奪う計画を伝えた。シャルナーク=リュウセイは旅団がまた集まることを楽しみにしながら電話を切り、コルトピ=タノフメールが向かった公衆便所へ注意を戻す。ブラックホエールの第5層の人混みでは、ある男がゴキブリを踏みつぶし、どこにでも入り込んでくるものだと口にした。航海2日目、フィンクス=マグカブ、フェイタン=ポートォ、フランクリン=ボルドー、ノブナガ=ハザマは、第5層の食堂へ通じる通路でブオール一家の3人と向き合う。ブオール一家の側は相手が旅団の団員だと気づかないまま脅しにかかるが、あっさり倒され、カキン帝国の三つのマフィア一家について問い詰められた。旅団は船内の獲物へ近づく道筋も尋ねたが、ブオール一家の者たちは答えられなかった。旅団による犠牲者としてまとめられた見積もりは、キメラ=アントを数に含める一方、ヒソカ=モロによる犠牲者と十老頭を除く。旅団に殺されたのかが確かめられていないリスノースも、この見積もりには入っていない。

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