人物
アバキ
アバキは石田スイ版『ヒソカの過去』のサーカス団員でモリトニオの念弟子。修行、綱渡り、ジョン・ドゥ戦を解説する。
アバキは、石田スイ作の読切『ヒソカの過去』に登場する少女である。モリトニオが率いる旅回りのサーカス団で綱渡りを担当し、後に一座へ加わったヒソカより先に念を学んでいた。師が果たせなかったハンター試験合格を弟子である自分が実現することを目指しつつ、自らの将来を模索していた。
負傷して倒れていたヒソカが一座に入ると念の実演役や練習相手を務めたが、短期間で自身を追い越す才能の差を目の当たりにする。夜の買い出し中に指名手配犯ジョン・ドゥと遭遇して命を奪われかけた際にはヒソカに救われた。その後、師の正体や最期の真相を知らないまま物語から退場した。
基本情報

| 所属 | モリトニオ一座 |
|---|---|
| 役割 | 綱渡り芸人 |
| 師 | モリトニオ |
| 系統 | 放出系 |
| 習得 | 纏・練・周・水見式 |
| 武器 | オーラで強化した縄 |
| 媒体 | 石田スイ作の読切『ヒソカの過去』 |
綱渡りと念修行
綱渡り芸人としての生活

高所に張られた綱の上で縄跳びを行う演目を担当しており、足場と道具の双方を同時に制御する高い技量を備えていた。
モリトニオ一座での念修行

座長であるモリトニオから念の教えを受け、平均よりも短い九か月で纏を習得する資質を示した。さらに練を扱い、縄へ周を施して鋼線のように強化する技術を身につけている。遺跡ハンターか美食ハンターかで将来の進路を決め切れてはいなかったものの、旅や食への関心から、師が果たせなかったハンター試験の合格を弟子として目指していた。
ヒソカへの念の実演

傷を負ったヒソカを一座へ迎え入れる判断に不安を抱き、修行中のオーラを乱す場面もあったが、モリトニオに友人になるよう勧められたこともあり、発の解説では先輩として実演を担当した。
しかし、ヒソカはわずか一週間で念の基礎を急速に習得した。アバキは九か月を費やした自身との才能差を前に、その現実を受け止めた。
ジョン・ドゥとの交戦
夜の買い出しの最中に、指名手配されている連続殺人犯ジョン・ドゥが人を押し潰す現場に遭遇した。周によって通常の縄を鋼線のように強化して立ち向かったものの、相手も念能力者であったため及ばず、短時間で制圧された。ヒソカが駆けつけなければ殺害されていた窮地であった。
知らされなかった師の正体
サーカス公演の終了後、祝宴の場に姿を見せないモリトニオとヒソカの所在を気に掛けていた。しかしその裏では、ヒソカによって師の正体がジョン・ドゥであると見破られ、対決の末にモリトニオは殺害されていた。
アバキは殺害現場のすぐ近くにいながらもその事実を知らず、ジョン・ドゥとモリトニオが同一人物であることにも気付かないまま二人を探し、師への信頼を保ったまま物語から退場した。
ヒソカとの対比
アバキは九か月の積み重ねを誇れる水準に達していたが、ヒソカは一週間でその常識を越えてみせた。圧倒的な才能差を見せつけられても敵意を抱かず、師の夢や将来の進路を考え続ける努力型の弟子であり、直感的な急成長を遂げるヒソカの危うさと対照をなしている。