05ストーリー解説
アバンタイトル、さやかはキュゥべえとの契約を交わす。願いが本当に叶うのかを念押しして確かめたのち、キュゥべえの耳のような器官が彼女の胸を貫き、その身体からソウルジェムが取り出される。こうして美樹さやかは正式に魔法少女となり、上条恭介の腕を治すという自らの願いと引き換えに、魔女と戦う運命を背負うことになる。
翌日の学校。前夜の「魔女の口づけ」による集団自殺未遂事件に巻き込まれた志筑仁美は、警察や病院に呼ばれて寝不足の様子で、当局はこの異変を夢遊病や集団幻覚として処理している。さやかは普段どおり明るく振る舞うが、さやかより先に魔法少女になる決意をしながら結局踏みとどまった鹿目まどかは、その引け目から複雑な思いを抱えている。

さやかは戦うことへの恐怖を素直に認めつつも、「友達を失う方がもっと怖い」と語り、自分の選択に後悔はないと言い切る。ただ、もっと早く願いと力に気づいていればマミを救えたかもしれないという悔しさだけは、その言葉の裏に滲ませている。
病院では恭介の手の快復祝いが開かれる。屋上に両親や主治医が集まる中、父から愛用のバイオリンを手渡された恭介は、躊躇しながらも意を決して「アヴェ・マリア」を奏でる。まったく衰えていない天才の演奏に一同が聴き惚れ、その光景を見届けたさやかは、亡きマミに「願いが叶った」と語りかけ「後悔なんて、あるわけない」と噛みしめる。

一方、その病院屋上の様子を、展望台から望遠鏡で見つめる赤い髪の少女・佐倉杏子の姿があった。新たな魔法少女としてこの街に乗り込んできた杏子は、マミの死で空白となった縄張りを狙っている。キュゥべえはほむらについて「彼女の行動は予測できない」と評し、その異質さを示唆する。
ファミレスで、まどかはほむらにさやかを見守ってほしいと頼み込む。だがほむらは、優しさこそが魔法少女にとって致命的だと突き放し、マミが命を落としたのもその甘さゆえだと冷たく指摘する。協力を求めるまどかに、ほむらは「さやかが救われる望みはもうない」と断じ、取り付く島もない。

夜のパトロール。まどかが付き添う中、さやかが結界で使い魔を一体仕留めた直後、佐倉杏子が立ちはだかる。杏子は、使い魔は今殺さず魔女へ育つまで泳がせ、犠牲が出てもグリーフシードを確実に得るべきだと「弱肉強食」の論理を説き、人を守ろうとするさやかの理想を甘いと嘲る。両者の価値観は真っ向から衝突する。
売り言葉に買い言葉で、さやかと杏子の魔法少女同士の戦闘が勃発する。杏子は鎖状に分節して伸びる槍を操りさやかを圧倒するが、さやかの願いが「癒し」であったため回復力が異常に高く、傷を負ってもしぶとく立ち上がり続ける。まどかは必死に制止を懇願するが、キュゥべえは「魔法少女同士の戦いを止められるのは魔法少女だけだ」と告げ、まどかに契約を促す。

さやかが追い詰められた、まさにその瞬間、暁美ほむらが現れて「その必要はないわ」と二人の戦いを中断させる。ほむらと杏子が対峙して一触即発の緊張が走るなか、さやかは助けられたことにかえって反発し、ほむらへの不信と敵意を露わにする。魔法少女たちの利害と思惑が複雑に絡み合ったまま、決着は次回へと持ち越される。 Sources: - [【魔法少女まどか☆マギカ】第5話「後悔なんて、あるわけない」あらすじと感想 - ゲーアニノオト](https://geaninote.com/entry/2024/10/17/225112) - [第5話「後悔なんて、あるわけない」 - 魔法少女まどか☆マギカ公式](https://www.madoka-magica.com/tv/story/05.html) - [「まどか☆マギカ」5話感想 佐倉杏子の襲来 - ポンポコにゅーす](https://ponpokonwes.com/archives/80613644.html)


