人物メモ
- 役割
- クローン・トルーパーの指揮官
- 時代
- クローン戦争から帝国時代
- 初登場
- クローン・ウォーズ
関連人物
キャプテン・レックスを追う順番
キャプテン・レックスの関連用語
関係する時代
キャプテン・レックスの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 声優(全アニメ作品共通)
- デ・ブラッドリー・ベイカー(Dee Bradley Baker、1962年8月31日生・米国コロラド州ブルームフィールド出身)。『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』2008年劇場版から『反乱者たち』『バッド・バッチ』『テイルズ・オブ・ジ・エンパイア』予定までクローン全員(レックス/コーディ/ファイヴス/エコー/グリーガス/ホス/グレゴール/ウルフ/オメガ世代を除くクローン全般)の声を一人で担当している。
- クローン番号
- CT-7567(バッチ番号、Clone Trooper-7567)。後にレックス(Rex、ラテン語『王』に由来する個別ニックネーム)を名乗る。
- オリジン(遺伝子提供者)
- ジャンゴ・フェット(Jango Fett、惑星カミーノでクローン軍の原型として複製された賞金稼ぎ)。レックスを含む全ての共和国クローン兵は、ジャンゴ・フェットの遺伝子から加速培養された複製体である。
- 出身惑星
- カミーノ(Kamino、銀河外縁部の海洋惑星。共和国軍クローン培養施設『ティポカ・シティ』が置かれていた。)
- 種族
- ヒューマン(クローン)
- 肩書(登場順)
- クローン・キャプテン CT-7567(第501軍団) → 反乱同盟軍兵士(退役老兵としてゴースト一行に同行) → 反乱同盟軍コマンダー(エンドアの戦い期)
- 所属部隊
- 銀河共和国陸軍 第501軍団(501st Legion)。司令官はアナキン・スカイウォーカー将軍とその指揮官アソーカ・タノ。第501軍団は劇中で『トーピー・ファースト』のニックネームで呼ばれる主力部隊で、後の帝国親衛隊『ファースト・レギオン』の前身となる。
- 上官
- アナキン・スカイウォーカー将軍/アソーカ・タノ・コマンダー
- 戦友(クローン)
- コマンダー・コーディ CC-2224/『ファイヴス』ARCトルーパー CT-27-5555/『エコー』ARCトルーパー CT-1409/『ジェシー』CT-5597/『キックス』CT-6116/コマンダー・ウルフ CC-3636/コマンダー・グレゴール CC-1004/コマンダー・ホス(『反乱者たち』再合流組)
- 武器
- デュアル DC-17 ハンド・ブラスター(二丁拳銃スタイルがビジュアル・アイコン)/DC-15A ブラスター・ライフル/フェイズI および フェイズII クローン・トルーパー鎧(青い 501 軍団カラー、ジャイガーの装飾、後年は『天空の戦士』調にカスタムされる)
- 初登場
- 『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』劇場版(2008年8月15日米国公開)。共和国軍の派遣中継基地『テス・ヴェッシ』でアナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノに初対面する場面が公式デビュー。
- 代表台詞
- 「Experience outranks everything.」(テス・ヴェッシ/『クローン・ウォーズ』シーズン1 第1話「アンビュッシュ」相当の対ヨーダ場面で、まだ若い指揮官だったレックスの仕事観を象徴する一言として後年も繰り返し引用される。)/「In my book, experience outranks everything.」/「I serve the Republic.」
- 結末
- 『反乱者たち』シーズン4 完結後に流れる『スター・ウォーズ/反乱者たち エピローグ』で、アソーカ・タノと共に銀河の自由な世界を巡る老齢のレックスが描かれ、続く『スター・ウォーズ/エピソード6 ジェダイの帰還』のエンドアの戦いでは老兵『ニック・サント』として反乱同盟軍に加わって参戦したと、デイヴ・フィローニとパブロ・ヒダルゴが公式に確認している。
- クリエイター
- ジョージ・ルーカス(『スター・ウォーズ』全体世界観の創造者、『クローン・ウォーズ』2008年劇場版企画原案)/デイヴ・フィローニ(Dave Filoni、『クローン・ウォーズ』スーパーバイジング・ディレクター 2008〜2020・『反乱者たち』エグゼクティブ・プロデューサー 2014〜2018・『マンダロリアン』『ボバ・フェット/The Book of』『アソーカ』2023実写でクリエイティブ統括)。フィローニ自身がレックスの『個』としての言動を直接形作った主因。
- 音楽
- ケヴィン・カイナー(Kevin Kiner、『クローン・ウォーズ』2008年劇場版〜TVシリーズ全7シーズン、『反乱者たち』全4シーズン、『バッド・バッチ』『テイルズ・オブ・ジ・エンパイア』『テイルズ・オブ・ジ・アンダーワールド』を一貫担当)。ジョン・ウィリアムズの『Imperial March』『The Force Theme』など既存モチーフをアニメ世代へ橋渡しする継承的編曲を継続している。
- 音響
- スカイウォーカー・サウンド(Skywalker Sound、ルーカスフィルム傘下)。声優指揮はマシュー・ウッド(Matthew Wood、『クローン・ウォーズ』〜『バッド・バッチ』までのキャスティング/VOディレクター、自身もジェネラル・グリーヴァス声優)。
- 製作会社
- ルーカスフィルム・アニメーション(Lucasfilm Animation)/ルーカスフィルム/(『クローン・ウォーズ』初期は台湾 CGCG Inc. の CG 制作協力を経て、後年は社内制作に移行)。
- アーマー塗装の意味
- 501軍団標準のフェイズI/フェイズII クローン・トルーパー鎧を青ストライプの『501カラー』で運用し、シーズン7『シージ・オブ・マンダロア』では『332軍団』(アソーカ・タノのモントラル模様を意識した青と橙のカスタム塗装&コミッサ・ベルト着用)で出陣する。第501軍団は劇中で『Vader's Fist(ヴェイダーの拳)』とも呼ばれる主力部隊。
来歴(時系列)
クローン培養期(〜32 BBY) — カミーノ・ティポカ・シティ
ジャンゴ・フェットの遺伝子から加速培養された共和国クローン軍の一員として、惑星カミーノのカミノアン人ロン・ナム長老監督下のティポカ・シティで成育する。培養段階で全クローンの脳幹に『インヒビター・チップ(バイオチップ)』が埋め込まれており、ダース・シディアスが発令する『オーダー66』に対する自動的な追従行動を強制する仕様だったことが、後年『クローン・ウォーズ』S6『失われた知見』アークと『バッド・バッチ』で明示される。レックスは標準的なクローン・トルーパーとして訓練を受けた後、優秀な戦術判断を買われて501軍団の指揮官級『キャプテン』ランクに昇進する。
クローン戦争初期(22 BBY 前後) — 『クローン・ウォーズ』劇場版 2008年・テレビシリーズ S1
アナキン・スカイウォーカー将軍とパダワン昇進直後のアソーカ・タノ(コマンダー昇進)の直属指揮官として、テス・ヴェッシ/クリストフシス/クワン/ライロス/クリミナル ホンドー・オナカ追跡などの戦線を渡り歩く。ヨーダとの随行任務『アンビュッシュ』ではジオノーシス人アサジ・ヴェントレスの待ち伏せに陥り、ヨーダの指導で『クローンも一人ひとり違う』ことを学ぶ。ジェネラル・グリーヴァス・コマンダー・コーディとの並列指揮系統の中で、第501軍団の機動戦術と銃撃戦の中心戦力として活躍する。
ARC トルーパー期・コーディとの並列指揮(21〜20 BBY) — 『クローン・ウォーズ』シーズン3〜5
ファイヴス・エコー・キックス・ジェシーといった ARC トルーパー級の戦友と密接に行動し、シリーズ屈指のキャラクター数を持つ501軍団内政の中心人物として描かれる。シーズン3『ARCトルーパー』アークではカミーノ防衛戦に参加し、シーズン4『アンブラ』アークではクリーゲル・クリックスとの内紛、ウムバラ侵攻戦でジェダイ将軍ポン・クリル(後の裏切り発覚)の処刑命令を巡る道徳的葛藤を経験する。シーズン5『公国家学』アークでは銀行同盟への潜入のためファイヴスと共に潜入捜査を行い、コルサント襲撃事件の防衛戦で重傷を負う。
ファイヴスの警告とインヒビター・チップ摘出(20〜19 BBY) — 『クローン・ウォーズ』シーズン6『失われた知見』アーク
シーズン6 第1〜4話『失われた知見』アークで、戦友 ARC トルーパー『ファイヴス』が異常行動を起こしたクローン『タップ』のインヒビター・チップを発見し、コルサントの医療施設で本物の解析を行う直前に保安部隊に射殺される。ファイヴスがレックスに最後に伝えた『The mission... the nightmares... they're finally over.』の遺言と『チップ』のキーワードを通じて、レックスは『クローン軍の作戦記録のどこかに前もって用意された命令』の存在に気付く。後年(『バッド・バッチ』S2 終盤および『反乱者たち』)、レックスは自身の頭部からインヒビター・チップを摘出することに成功し、オーダー66 発令時点で唯一影響を受けないクローンの一人となる前提条件を満たす。
シージ・オブ・マンダロアとオーダー66(19 BBY) — 『クローン・ウォーズ』シーズン7 終盤4部作 2020年
シーズン7 終盤4部作(『故郷』『砕けた』『影』『勝利と死』)で、アソーカ・タノと共に第332軍団(青と緑にアソーカのカラーを混ぜたカスタム塗装の501派生部隊)を率い、マンダロアのスンダリ攻防戦に参加する。マンダロアでマウルの捕縛に成功した直後、コルサントから『オーダー66』が発令され、レックスを含むクローン全員が一斉にアソーカを標的にする。レックスは強い意志と既に摘出したチップの影響でアソーカを一瞬だけ撃たないことを選び、アソーカが頭部の傷を縫合してチップを摘出してくれる。直後の輸送艦墜落と航空戦の混乱の中、レックスとアソーカは仮の墓碑(後年『反乱者たち』ファイナルでレイ・スカイウォーカーが訪れる場面の原型)を建てて『脱走兵』として銀河に散る。
潜伏期(19 BBY 〜 4 BBY 頃) — 『反乱者たち』前史
クローンの加速老化(ジャンゴの遺伝子改造により標準ヒューマンの約2倍速で老化)を受けながら、レックスはコマンダー・ウルフ/コマンダー・グレゴールと共に砂漠惑星 セルー(Seelos)の改造 AT-TE 歩行戦車で潜伏生活を送る。三人は退役老兵としてジョア(Joopa)狩猟と独立採掘で生計を立てており、銀河帝国からの追跡を AT-TE のシールド下で凌いでいる。レックスはこの時期に『脱走兵』の烙印を受けながらも、共和国期の名誉と『真の友』の記憶を抱え続ける。
ゴースト一行との合流(4 BBY 〜) — 『反乱者たち』シーズン2 第3話『脱走兵』
アソーカ・タノが残した『古い友』のヒントを頼りに、エズラ・ブリッジャー/カナン・ジャラス(旧パダワン名ケイレブ・デューム)/ヘラ・シンドゥーラがセルーで老兵レックスを発見する。当初カナンはクローンを激しく警戒するが、レックスが自身のインヒビター・チップ摘出の証拠と『脱走兵』としての立場を示し、信頼を回復する。以後シーズン2〜4 全編を通じて、レックスは反乱者ゴースト一行の戦術指導役と老練な狙撃兵として参戦し、アトラスの戦い/ロザル奪還戦/スカリフへの情報伝達中継/『プロトコル66』を踏まえた帝国軍内通報網の解析に貢献する。
エンドアの戦い参戦・エピローグ(4 ABY 以降) — 『反乱者たち』エピローグおよびエピソード6『ジェダイの帰還』
『反乱者たち』シーズン4 ファイナル後のモンタージュ・エピローグで、老齢のレックスがアソーカ・タノと共に銀河を巡る姿が描かれる。デイヴ・フィローニとパブロ・ヒダルゴは複数の公式インタビューで、エピソード6『ジェダイの帰還』1983年エンドアの森に登場するヒゲ面の反乱同盟軍兵『ニック・サント』が老兵レックスであることを正式に確認した(ハイドラックスのコミック『スター・ウォーズ/エイジ・オブ・レジスタンス』他カノン補完作品も支持)。レックスはこの戦いで反乱同盟軍の地上部隊として参戦し、共和国時代から数えて約62年に渡るクローン人生の最終局面でエンパイア打倒に立ち会う。
拡張カノン(『バッド・バッチ』『テイルズ・オブ・ジ・エンパイア』への接続)
『スター・ウォーズ/バッド・バッチ』S2 終盤および S3(2024年)で、レックスは『脱走兵クローン地下組織』の中核連絡網『レックスの戦線(Rex Network)』として、クローン仲間(オメガ/ハンター/レッカー/テック/クロスヘア)の救援とインヒビター・チップ摘出ノウハウの拡散を担う。これはオーダー66 を生き延びたクローンが帝国期にどのように生存を続けたかの公式説明として機能する。デ・ブラッドリー・ベイカーは『バッド・バッチ』でもレックスの声を続投しており、共和国〜帝国〜反乱同盟期を貫くクローンの語り部としての位置づけが完成している。
能力・装備
- 戦術指揮力:第501軍団キャプテンとしてクローン戦争最大級の戦線(テス・ヴェッシ/クワン/ウムバラ/カミーノ防衛/マンダロア攻防)で部隊指揮を執り続けた実戦経験を持つ。アソーカ・タノは『レックスはジェダイ将軍に匹敵する戦術判断ができる』と『反乱者たち』S2『脱走兵』で評する。
- 二丁拳銃 DC-17 ブラスター射撃:両手に DC-17 ハンド・ブラスターを持つビジュアル・アイデンティティが確立しており、『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』を通じて至近距離戦闘で多数の敵を制圧する。
- クローンとしての強靭な体格:ジャンゴ・フェット遺伝子と加速培養下の肉体強化を持ち、標準ヒューマンを超える耐久力と射撃精度を有する。一方でクローン特有の加速老化により、『反乱者たち』時点(4 BBY 頃)で外見年齢は実年齢の約2倍として描かれる。
- インヒビター・チップ摘出経験:自分の頭部からチップを摘出するという、共和国軍内では極めて少数しか到達しなかった『プロトコル66』からの離脱を果たした希少なクローン。後年この摘出ノウハウを『バッド・バッチ』のクローン仲間にも伝授する。
- 倫理的判断とリーダーシップ:ウムバラ侵攻戦でジェダイ将軍ポン・クリルの誤命令を疑い、マンダロアのオーダー66 発令時にアソーカに『チップを摘出してくれ』と懇願した、命令と良心の天秤に対して常に倫理的な選択を試みる人物として描かれる。これがクローン全体の中で『個』を最も強く獲得した人物像を成立させている。
関係相関
- アナキン・スカイウォーカー
- クローン戦争期の直属上官・第501軍団総司令官。レックスは『将軍』と呼びかけ、アナキンも『キャプテン』と返す軍隊式の信頼関係を維持する。アナキンの暴走癖をたびたび制御する側に回り、シリーズ随一の上官 - 副官コンビとして描かれる。
- アソーカ・タノ
- クローン戦争期のコマンダーで、レックスにとって生涯最大の戦友。マンダロアでのオーダー66 でアソーカが頭部の傷を縫合してチップを摘出してくれた経緯から、二人は『共に銀河を脱走した同志』として『反乱者たち』エピローグ以降も行動を共にする。
- コマンダー・コーディ
- 第212攻撃軍団コマンダー CC-2224、オビ=ワン・ケノービの副官。レックスとはクローン培養期からの兄弟であり、シーズン3『ARCトルーパー』アークなどで並列指揮を執る。オーダー66 ではコーディが命令に忠実に従いオビ=ワンを暗殺対象としたのと対照的に、レックスは脱走を選択する。
- ファイヴス
- ARC トルーパー CT-27-5555、第501軍団内のレックスの最も親しい戦友。『失われた知見』アークでインヒビター・チップの存在を解明した直後にコルサントの保安部隊に射殺される。彼の遺言『The mission... the nightmares... they're finally over.』がレックスの脱走の発火点となる。
- コマンダー・ウルフ
- クローン・コマンダー CC-3636、第104軍団『ウルフパック』の指揮官でジェダイ将軍プロ・クーンの副官。『反乱者たち』S2『脱走兵』でレックス/グレゴールと共にセルーの AT-TE で潜伏生活を送っている老兵として再登場する。
- コマンダー・グレゴール
- クローン・コマンダー CC-1004、ARC トルーパー出身でクローン戦争中に記憶を失った後復帰した経歴を持つ。セルーで AT-TE 上の共同生活を送り、後年『バッド・バッチ』S3 でもクローン地下組織の一員として活動する。
- エズラ・ブリッジャー
- 『反乱者たち』のジェダイ修行中の主人公。S2『脱走兵』でセルーを訪問しレックスを発見、以降レックスをジェダイ修行と反乱者間のメンター格として頼る。
- カナン・ジャラス
- 旧名ケイレブ・デューム、クローン戦争中にオーダー66 を経験しジェダイ・マスターを目の前で殺されたパダワン。レックスとの初対面では強い不信感を示すが、レックスの脱走兵としての境遇を理解してパートナーとなる。
- ヘラ・シンドゥーラ
- ゴースト艦長で『反乱者たち』S4 終盤に反乱同盟軍将官に昇進する。レックスはヘラの指揮系統下に入る形で反乱同盟軍に正式参加する。
- デ・ブラッドリー・ベイカー
- 全クローンの声を一人で担当する声優。『クローン・ウォーズ』2008年劇場版から『バッド・バッチ』2024年最終シーズンまで18年以上、レックスを含む共和国/反乱期の全クローンを継続して演じている。
- ジャンゴ・フェット
- 惑星カミーノでクローン軍の原型として複製された賞金稼ぎ。レックスを含む全ての共和国クローン兵の遺伝子提供者であり、人格と外見の原型。『アタック・オブ・ザ・クローンズ』2002年でテムエラ・モリソンが演じ、声もまた『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』『バッド・バッチ』を通じてデ・ブラッドリー・ベイカーが受け継ぐ構造になっている。
- デイヴ・フィローニ
- 『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』『バッド・バッチ』『アソーカ』を貫くクリエイティブ統括者。レックスの『個』としての倫理的判断、オーダー66 脱走、エンドアの戦いへの参戦(ニック・サント説)を直接設計した最大の創造者。
- ジョージ・ルーカス
- 『スター・ウォーズ』世界観の創造者で、2005年に『クローン・ウォーズ』アニメ企画を発案、2008年劇場版/TVシリーズの初期エピソードでもストーリー監修を行った。レックスというクローン主役の存在自体は彼の『普通の兵士が物語る戦争』という構想に由来する。
- ケヴィン・カイナー
- 『クローン・ウォーズ』〜『バッド・バッチ』『テイルズ・オブ・ジ・エンパイア』までレックス登場作品の音楽を一貫担当する作曲家。ジョン・ウィリアムズの既存モチーフをアニメ世代に継承する役回り。
- エコー
- ARC トルーパー CT-1409、レックスの501軍団内の戦友。『クローン・ウォーズ』シーズン1『ローク中継基地』アークで初登場後、シーズン7 で『バッド・バッチ』に合流する。声デ・ブラッドリー・ベイカー。
- ハンター
- クローンX『バッド・バッチ』のリーダー、クローン強化兵の隊長。シーズン2〜3 でレックスの『脱走兵地下組織』と接触し、オメガを含むバッド・バッチの保護で連携する。声デ・ブラッドリー・ベイカー。
- ポン・クリル
- ジェダイ将軍(Pong Krell)、『クローン・ウォーズ』シーズン4 ウムバラ侵攻戦アークでレックスとファイヴスの直属上官として配属されるが、分離主義者への寝返りを画策していた裏切り者。レックスはクリルの誤命令に懐疑を示し、クローンを犠牲にする戦術を拒んだ最初の場面となる。
登場作品(俳優クレジット)
スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(劇場版)
2008/アナキン・スカイウォーカー将軍とアソーカ・タノ・コマンダーの直属指揮官として登場する公式デビュー作。テス・ヴェッシでの初対面とクリストフシス戦線が中心。
スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
2008〜2014・2020/全7シーズンを通じて第501軍団キャプテンとして主役クラスに登場。シーズン7 終盤4部作『シージ・オブ・マンダロア』でオーダー66 とアソーカとの脱走の決定的場面を迎える。
スター・ウォーズ 反乱者たち
2014〜2018/シーズン2 第3話『脱走兵』でゴースト一行の前に老兵として再登場、シーズン4 終盤まで戦術指導役として共闘し、エピローグでアソーカと共に銀河を巡る。
スター・ウォーズ/バッド・バッチ
2021〜2024/シーズン2〜3 でクローン脱走兵地下組織『レックスの戦線』の連絡網としてオメガたちクローン X『バッド・バッチ』と接触し、インヒビター・チップ摘出ノウハウを伝授する。
スター・ウォーズ エピソード6 / ジェダイの帰還
1983/デイヴ・フィローニとパブロ・ヒダルゴが公式確認する形で、エンドアの森に登場する老兵『ニック・サント』として反乱同盟軍に参戦したと位置づけられている。
アソーカ
2023/実写ドラマでは本人は登場しないが、ヘラ・シンドゥーラ将軍と新共和国の対話の中で、共和国〜反乱期を貫くクローンの語り部として名前と功績が言及される(言及キャラ)。
名場面・名台詞
- 「Experience outranks everything.」(『クローン・ウォーズ』シーズン1『アンビュッシュ』):ヨーダから『年齢ではなく経験』の重さを学ぶ場面で、レックスの仕事観と部下指導の核となる台詞。
- ファイヴスの最期(『クローン・ウォーズ』シーズン6『失われた知見』第4話):コルサントの兵舎区画でファイヴスがレックスの腕の中で『The mission... the nightmares... they're finally over.』と告げて息絶える場面。レックスの脱走の発火点。
- マンダロア攻防戦のマウル捕縛(『クローン・ウォーズ』シーズン7『砕けた』):レックスがアソーカと並んで第332軍団を率い、マンダロアのスンダリ宮殿でダース・モールを生け捕りにする場面。
- オーダー66 とアソーカの脱出(『クローン・ウォーズ』シーズン7『勝利と死』):輸送艦上でオーダー66 発令直後、レックスがアソーカに『Find Fives... fives...』と部分的に意識を取り戻して告げ、アソーカが頭部からチップを摘出する場面。シリーズ屈指の名場面。
- セルー惑星での AT-TE 退役生活(『反乱者たち』シーズン2『脱走兵』):ジョア狩猟と独立採掘の合間に三人のクローン老兵が AT-TE の屋根上でビールを飲み交わす場面。クローンの『戦後』を最も穏やかに描いた数分間。
- カナンとの和解(『反乱者たち』シーズン2『脱走兵』):オーダー66 でジェダイ・マスターを目の前で殺されたカナンが、レックスのチップ摘出の証拠を見て握手する場面。クローン側からの『被害者である我々』というカウンター視点を成立させる。
- エンドアの森を歩く老兵(『ジェダイの帰還』1983年・公式確認のニック・サント):ヒゲ面に変装した老齢のレックスが反乱同盟軍兵としてエンドアの森を歩く場面。長尺の台詞は無いが、フィローニの公式言及によりサーガ全体の隠れたラスト・ピースとして機能する。
- アソーカとの再会(『反乱者たち』エピローグ):星屑の銀河を背景に、老齢のレックスがアソーカ・タノと再合流して銀河の自由な世界を巡るモンタージュ。クローン人生の最終形を象徴する場面。
- オメガとの邂逅(『バッド・バッチ』シーズン2 終盤):クローン脱走兵の地下組織『レックスの戦線』の連絡網で、オメガとハンターと出会い、クローン X世代の保護をバトンタッチする場面。
考察
- レックスはスター・ウォーズ・サーガにおける『クローンが個を獲得する物語』の中心人物として設計されている。ジャンゴ・フェットから複製された数百万人のクローン軍の中で、ファイヴスの遺言を受け取り、自身でチップを摘出し、アソーカを撃たない選択を取ったレックスは、命令への盲従と個の良心の天秤に対して常に良心を選んだ象徴である。これがウムバラ侵攻戦のポン・クリル誤命令への懐疑からマンダロアのオーダー66 拒絶まで一貫しており、共和国〜帝国〜反乱期を貫く倫理的中心軸として機能する。
- デ・ブラッドリー・ベイカーがレックスを含む全クローンを一人で演じる『一人多役』方式は、ジャンゴ・フェット遺伝子という設定を声優レベルで具現化する稀有な試みである。ベイカーは『クローン・ウォーズ』2008年劇場版から『バッド・バッチ』2024年シーズン3 まで 16 年以上同一キャストで担当しており、これによりサーガ内の全クローン群像が一つの声の中での『個』の差異として表現される構造が成立している。
- デイヴ・フィローニとパブロ・ヒダルゴが『ジェダイの帰還』1983年のエンドアの森に登場する反乱同盟軍兵『ニック・サント』を老兵レックスとして正式に再定義したことは、1977年から続くオリジナル三部作とフィローニ拡張カノン(『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』『バッド・バッチ』)を一つの連続体として接合する代表的な後付け設定の一例として扱われる。これによりオリジナル三部作の背景に立つ匿名の反乱同盟軍兵にカノン上の重みが与えられる構造が生まれた。
- デイヴ・フィローニの『クローン個別化』演出論:『クローン・ウォーズ』ではクローン全員に個別の刺青/髪型/顔のペイント/アーマー塗装を与え、ベイカー一人の声の微差で『個』を成立させた。レックスの黄色のアンダーアーマーと髪のブロンドダイ、レックスを起点に501軍団全員へ展開されたフェイズII カスタム塗装は、その演出論の中心ケースである。これはオリジナル三部作の『匿名の白い兵士』としてのストームトルーパー像を意図的に裏返した拡張カノン上の革新である。
- ケヴィン・カイナーの音楽分析:『クローン・ウォーズ』2008年劇場版〜『バッド・バッチ』『テイルズ・オブ・ジ・エンパイア』までレックス登場作品を一貫担当するカイナーは、ジョン・ウィリアムズの『Imperial March』『The Force Theme』『Across the Stars』など既存モチーフを断片化して挿入する『継承的編曲』を採用している。レックス専用ライトモチーフは存在しないが、第501軍団テーマとアソーカ・タノ・テーマの組み合わせとして間接的に表現される構造を取り、これがマンダロア攻防戦『勝利と死』のオーダー66 場面で最大の感情的効果を生んでいる。
トリビア
- クローン軍はジャンゴ・フェットの遺伝子から加速培養される性質上、レックスの暦年齢(誕生から約20年)に対して肉体年齢は約40歳で『反乱者たち』S2 期に登場する。これがクローンの加速老化設定の代表例として知られている。
- デイヴ・フィローニとパブロ・ヒダルゴが、エピソード6『ジェダイの帰還』のエンドアの森に登場する反乱同盟軍兵『ニック・サント』を老兵レックスとして公式に確認したのは、複数のスター・ウォーズ・セレブレーション・パネル発言とエピソード解説(Star Wars Insider 誌および『Star Wars Rebels Recon』YouTube シリーズ)でのことであり、明示的なオンスクリーン台詞は存在しない後付けカノンである。
- デ・ブラッドリー・ベイカーは『クローン・ウォーズ』2008年劇場版から続く18年以上、レックスを含む数百体のクローン全てを一人で演じる体制を維持しており、これはアニメーション史上でも極めて稀な『一人多役』記録である。
- 『Rex』はラテン語『王(Rex)』に由来する個別ニックネームで、共和国陸軍の正式登録番号は CT-7567。クローン兵が自分でニックネームを名乗る習慣自体が、フィローニの『クローン個別化』演出論の第一歩である。
- 第501軍団は劇中で『Vader's Fist(ヴェイダーの拳)』とも呼ばれる主力部隊で、後年帝国親衛隊『501st Legion』の前身となる。皮肉にも、レックスが脱走した同じ部隊がダース・ヴェイダー直属の精鋭となる構造。
- 『反乱者たち』S2 第3話『脱走兵』はデイヴ・フィローニ自身が脚本・監督したエピソードで、レックスとアソーカ・タノの再合流場面の前段として位置付けられる『フィローニのライフワーク回』である。
- 『クローン・ウォーズ』シーズン7『勝利と死』のマンダロア攻防戦終盤で、レックスがアソーカに『Find Fives... fives...』とつぶやく場面は、ファイヴスのチップ警告を意識下で覚えていたことを示唆する演出として、シリーズ全体の伏線回収の頂点と評される。
- ケヴィン・カイナーが『クローン・ウォーズ』2008年劇場版〜『バッド・バッチ』『テイルズ・オブ・ジ・エンパイア』『テイルズ・オブ・ジ・アンダーワールド』までレックス登場アニメ作品の全音楽を担当した期間は2008〜2025年の17年以上に及び、これもデ・ブラッドリー・ベイカーの一人多役と並ぶ『一人完走』記録の一つ。
- マンダロア攻防戦『砕けた』でレックスが第332軍団を率いてダース・モールを生け捕りにした場面は、銀河共和国の通常兵(クローン)がフォース・センシティブを正面から制圧して生け捕った稀有な戦例として、サーガ屈指の戦術的功績に位置付けられる。
より詳しいFAQ
キャプテン・レックスの声優は誰ですか?
全アニメ作品でデ・ブラッドリー・ベイカー(Dee Bradley Baker、1962年8月31日生・米国コロラド州出身)が担当しています。『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』2008年劇場版から『反乱者たち』『バッド・バッチ』2024年シーズン3 まで18年以上、レックスを含む共和国・帝国・反乱期の全クローン(コーディ/ファイヴス/エコー/ジェシー/キックス/ウルフ/グレゴール/ホス/ハンター/レッカー/テック/クロスヘアなど)を一人で演じています。
キャプテン・レックスのクローン番号は何ですか?
CT-7567(Clone Trooper-7567)です。『レックス』は本人がラテン語『王(Rex)』に由来して名乗った個別ニックネームで、共和国陸軍の正式登録番号としては CT-7567 として記録されています。所属は銀河共和国陸軍 第501軍団で、司令官はアナキン・スカイウォーカー将軍とコマンダー・アソーカ・タノです。
レックスはなぜオーダー66 に従わなかったのですか?
戦友 ARC トルーパー『ファイヴス』が『クローン・ウォーズ』シーズン6『失われた知見』アークで全クローンの脳幹に埋め込まれた『インヒビター・チップ(バイオチップ)』の存在を解明し、コルサントの保安部隊に射殺される直前にレックスへ警告を残したためです。レックスはこの警告を元に自身のチップを摘出することに成功しており、シーズン7『勝利と死』のマンダロア攻防戦終盤でオーダー66 が発令された際、アソーカ・タノを撃たない選択を取り、アソーカに頭部のチップ摘出傷を縫合してもらった上で『脱走兵』として銀河に逃れます。
『反乱者たち』のレックスとアソーカ/カナンの関係は?
『反乱者たち』シーズン2 第3話『脱走兵』でアソーカ・タノが残した『古い友』のヒントを頼りに、エズラ・ブリッジャー/カナン・ジャラス/ヘラ・シンドゥーラがセルー惑星でレックス(コマンダー・ウルフ/コマンダー・グレゴールと共同生活中)を発見します。クローン戦争中にジェダイ・マスターを目の前で殺されたカナンは当初レックスを激しく警戒しますが、レックスがインヒビター・チップ摘出済みであることと『脱走兵』としての立場を示して信頼を回復、以後シーズン4 終盤まで戦術指導役として共闘します。
エピソード6『ジェダイの帰還』にキャプテン・レックスは登場しますか?
デイヴ・フィローニとパブロ・ヒダルゴは複数の公式パネル発言とエピソード解説で、エピソード6『ジェダイの帰還』(1983年)のエンドアの森に登場するヒゲ面の反乱同盟軍兵『ニック・サント』が老兵レックスであることを正式に確認しています。明示的なオンスクリーン台詞や名前呼びは存在しない後付けカノン上の確定で、『反乱者たち』エピローグの老齢レックスとアソーカ・タノの銀河巡礼の延長線上に位置づけられます。
キャプテン・レックスを観るおすすめの順番はありますか?
公式制作順では『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』2008年劇場版 → TVシリーズ シーズン1〜7(特にシーズン6『失われた知見』アークとシーズン7『シージ・オブ・マンダロア』4部作 2020年)→ 『反乱者たち』シーズン2 第3話『脱走兵』および以降のシーズン4 完結 → 『バッド・バッチ』シーズン2〜3 → エピソード6『ジェダイの帰還』1983年(ニック・サント)、の順に観るとレックスのキャラクター・アークが時系列・心理ともに完成します。クローン戦争部分の時系列順視聴はディズニープラスのプレイヤー内推奨順序にも準拠します。
キャプテン・レックスの第501軍団とは何ですか?
銀河共和国陸軍 第501軍団(501st Legion)は、アナキン・スカイウォーカー将軍とコマンダー・アソーカ・タノが指揮する主力歩兵部隊で、レックスは CT-7567 として同軍団のキャプテン職を務めます。シーズン7『シージ・オブ・マンダロア』ではアソーカのモントラル模様を意識した青と橙の『332軍団』カスタム塗装で出陣します。劇中では『Vader's Fist(ヴェイダーの拳)』とも呼ばれ、後年帝国親衛隊『501st Legion』の前身となる、サーガ全体を貫く部隊です。
キャプテン・レックスのアーマー塗装にはどんな意味がありますか?
501軍団標準のフェイズI/フェイズII クローン・トルーパー鎧を、青ストライプの『501カラー』にカスタム塗装しています。シーズン7『シージ・オブ・マンダロア』ではアソーカ・タノのトグルタ族のモントラル模様を意識した青と橙の『332軍団』カラーに塗り替え、左腕にコミッサ・ベルトを着用します。フィローニの『クローン個別化』演出論の中心ケースで、ベイカー一人の声の中で『個』を視覚的に補強する設計です。
キャプテン・レックスは『アソーカ』実写ドラマに登場しますか?
ロザリオ・ドーソン主演の実写ドラマ『アソーカ』(2023年・ディズニープラス)には、本人としての姿は登場しません。ただしヘラ・シンドゥーラ将軍(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)と新共和国の対話の中で、共和国〜反乱期を貫くクローンの語り部として名前と功績が言及される『言及キャラ』として位置付けられています。今後の実写化(ファボー/フィローニ作品群)でテムエラ・モリソンの実写演出が再構成される可能性は残されています。
キャプテン・レックスの最終的な結末はどうなりますか?
『反乱者たち』シーズン4 ファイナル後のエピローグで、老齢のレックスがアソーカ・タノと共に銀河の自由な世界を巡る姿が描かれます。デイヴ・フィローニとパブロ・ヒダルゴは複数の公式パネルで、エピソード6『ジェダイの帰還』(1983年)のエンドアの森に登場するヒゲ面の反乱同盟軍兵『ニック・サント』が老兵レックスであると正式に確認しており、共和国時代から数えて約62年に渡るクローン人生の最終局面でエンパイア打倒に立ち会う『隠れたラスト・ピース』となります。
出典
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Captain Rex
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Clone Troopers
- StarWars.com 公式作品ページ: Star Wars: The Clone Wars (TV Series)
- IMDb: Dee Bradley Baker
- Wookieepedia: Rex (Captain)
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Ahsoka Tano
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Anakin Skywalker
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Fives
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: 501st Legion
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Order 66
- StarWars.com 公式作品ページ: Star Wars Rebels
- StarWars.com 公式作品ページ: Star Wars: The Bad Batch
- IMDb: Star Wars: The Clone Wars (2008 film)
- IMDb: Star Wars: The Clone Wars (TV Series 2008–2020)
- IMDb: Star Wars Rebels (TV Series 2014–2018)
- IMDb: Star Wars: The Bad Batch (TV Series)
- IMDb: Dave Filoni
- IMDb: Kevin Kiner
キャプテン・レックスはどの作品から見る?
スター・ウォーズ / クローン・ウォーズが最初の登場作品です。
キャプテン・レックスの関連人物は?
アソーカ、アナキン、ハンター。
キャプテン・レックスと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。