人物メモ
- 役割
- ファースト・オーダーから離反する人物
- 時代
- ファースト・オーダー台頭
- 初登場
- フォースの覚醒
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登場・関連作品
プロフィール詳細
- 演者
- ジョン・ボイエガ(John Boyega、1992年3月17日生まれ、英国ロンドン・ペッカム出身、ナイジェリア系。エピソード7『フォースの覚醒』2015/エピソード8『最後のジェダイ』2017/エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』2019で主演級の一人として続三部作に出演。本名はジョン・アデドゥンサンミ・アディジ・アデウォトミ=ボイエガ Jọhn Adédèjì Adégbọlá Adétòmíwà Boyega)
- 元の番号
- FN-2187(エフエヌ・ツー・ワン・エイト・セブン、ファースト・オーダー第8師団 第3中隊所属のストームトルーパー番号。エピソード4『新たなる希望』のレイア救出時のルーク/ハンの監房番号『2187』へのオマージュ)
- 名前『フィン』の由来
- ポー・ダメロンが脱走時に『FN-2187』を覚えにくいと感じ、『FN』から『フィン(Finn)』と名付ける(エピソード7『フォースの覚醒』のTIE戦闘機脱出シーン)
- 種族
- 人間(出身惑星は公式に未公表。エピソード7冒頭の幼少期の記憶として『家族から引き離されてファースト・オーダーに徴用された』ことのみが本人台詞で言及される)
- 肩書(変遷)
- ファースト・オーダー ストームトルーパー(FN-2187)→脱走兵→レジスタンス兵士→クレイト戦後の指揮官級→エクセゴル戦で地上部隊指揮(ジャナと並行指揮)
- 武器
- ライトセーバー(マズ・カナタが保管していたアナキン/ルークのスカイウォーカー家のブルーセーバーをエピソード7『フォースの覚醒』で借用)/F-11Dブラスター・ライフル(ストームトルーパー時代)/Z6ライオット・コントロール・バトン(スターキラー基地のTR-8R/FN-2199との白兵戦)
- 初登場
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年12月18日米国・日本同日公開、J.J.エイブラムス監督):ジャクーのトゥアナル村でのストームトルーパー初任務として登場し、村人虐殺命令を拒否する場面で姿を現す
- 代表台詞
- 『Droid, please. I’m trying to use the Force.』(エピソード8『最後のジェダイ』)/『I love you.』(エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』でレイへ向けて言いかけて中断される台詞、後にジョン・ボイエガがインタビューでレイがフォース感応者であることを伝えようとした旨を語った)
- 誕生月日(演者)
- ジョン・ボイエガは1992年3月17日生まれ、英国ロンドン・ペッカム出身。父はナイジェリア出身の牧師、母も同じくナイジェリア系。アイデンティティ・スクール・オブ・アクティング(南ロンドンの演劇クラブ、テリーザ・アーリー主催)を経て、2011年の英国SF映画『アタック・ザ・ブロック』(ジョー・コーニッシュ監督)で主演デビュー
- フォース感応の示唆
- エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』終盤、ジャナとの会話やパサーナ脱出時の予感で『フォースで感じた』と発言する場面が複数あり、監督J.J.エイブラムスは公開後のインタビューで『フィンはフォースを感じ取れる存在だ』と明言している(StarWars.com 公式インタビュー)
- 結末
- エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』のエクセゴル最終決戦後、ジャナと共にレジスタンスの祝勝の場面(アジャン・クロスのレジスタンス基地)に立つ。続三部作以降の続編実写作品ではまだ未登場(2026年現在)
- 監督(続三部作)
- エピソード7『フォースの覚醒』(2015)J.J.エイブラムス(J.J. Abrams、1966年6月27日生まれ、米国ニューヨーク市出身)/エピソード8『最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン(Rian Johnson、1973年12月17日生まれ、米国メリーランド州シルバースプリング出身)/エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(2019)J.J.エイブラムス(再登板)。三作のフィン登場場面はこの2名の監督が分担した。
- 音楽
- ジョン・ウィリアムズ(John Williams、1932年2月8日生まれ、米国ニューヨーク州フラッシング出身、作曲家)。続三部作全3作の作曲。フィン専用の主題(Finn’s Confession)は『フォースの覚醒』2015のオリジナル・サウンドトラック15曲目で初登場。
- 撮影監督
- エピソード7『フォースの覚醒』(2015)/エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(2019)ダン・ミンデル(Dan Mindel、1958年9月15日生まれ、南アフリカ・ダーバン出身。J.J.エイブラムスの定番撮影監督)/エピソード8『最後のジェダイ』(2017)スティーブ・イェドリン(Steve Yedlin、米国出身、ライアン・ジョンソンの定番撮影監督)。フィンの戦闘場面のカメラワークはこの2名が分担。
- 製作総指揮(続三部作)
- キャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy、1953年6月5日生まれ、米国カリフォルニア州バークレー出身、ルーカスフィルム社長)。続三部作全3作のプロデュース統括。J.J.エイブラムスは『フォースの覚醒』『スカイウォーカーの夜明け』では共同プロデューサーを兼任。
- 制作スタジオ
- ルーカスフィルム/バッド・ロボット・プロダクションズ(J.J.エイブラムスの製作会社、エピソード7・9)/配給ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ。撮影はパインウッド・スタジオズ(英国バッキンガムシャー州アイヴァー・ヒース)を主拠点とした。
- 脚本(続三部作)
- エピソード7『フォースの覚醒』(2015)ローレンス・カスダン/J.J.エイブラムス/マイケル・アーント/エピソード8『最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン単独/エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(2019)クリス・テリオ/J.J.エイブラムス。フィンの台詞と関係性はこの面々が分担執筆した。
- 主要キャスティング・ディレクター
- ニーナ・ゴールド(Nina Gold、英国出身。『ゲーム・オブ・スローンズ』『ザ・クラウン』のキャスティングで知られる)。エピソード7『フォースの覚醒』2015のジョン・ボイエガ起用は彼女の主導によるもので、続三部作全3作のキャスティングを統括した。
来歴(時系列)
幼少期(年代不詳)— ファースト・オーダーへの徴用
幼少期に家族から引き離されてファースト・オーダーの育成プログラムに編入され、ストームトルーパー番号FN-2187として育てられる。家族や故郷の記憶は断片的にしか残っておらず、本人もエピソード7『フォースの覚醒』のレジスタンス基地でレイアと会話する際、自らの過去を『覚えていない』と語る。
ジャクー初任務(34 ABY)— エピソード7『フォースの覚醒』冒頭
カイロ・レン指揮下のジャクー地上戦線でストームトルーパーとして初出撃する。トゥアナル村でのロー・サン・テッカ捕縛作戦中、村人虐殺命令に従えず引き金を引けないままヘルメットに血の手形を残す。基地帰還後、洗脳プログラムに掛けられる前にポー・ダメロン救出を決断する。
脱走〜ジャクー墜落(34 ABY)
拘束されていたレジスタンスのパイロット、ポー・ダメロンを解放しTIE戦闘機(スペシャル・フォース型)で脱出する。脱出機内でポーから『FN-2187は覚えにくい』と言われ『フィン』と名付けられる。ジャクー砂漠に墜落しポーとはぐれ、廃材都市ニーマ砦付近でレイとBB-8と出会う。
タコダナ〜マズの城(34 ABY)
ファルコンの再奪取後、ハン・ソロとチューバッカと合流してタコダナのマズ・カナタの城へ向かう。城の地下でアナキン/ルークのスカイウォーカー家のブルーセーバーがフィンに『反応』する場面があるが、レイがそれを受け取って後の主要セーバーとなる。マズに対して『俺は元ストームトルーパーだ』と素性を明かす。
スターキラー基地侵入(34 ABY)— エピソード7『フォースの覚醒』終盤
ハン・ソロ/チューバッカと共にスターキラー基地のシールド発生装置を破壊するため低空潜入する。基地内ではキャプテン・ファズマを脅迫してシールドを下げさせ、ゴミ圧縮機に放り込む(後にエピソード8で再登場)。終盤の雪上戦ではアナキンのセーバーを抜きカイロ・レンと一騎打ちするが、背中に深い傷を負い昏睡状態になる。
回復〜カント・バイト(34 ABY)— エピソード8『最後のジェダイ』
レジスタンス艦内のバクタ・タンクで意識を取り戻し、ローズ・ティコと出会う。プロフェッサーDXのコード解読屋を探すためカジノ惑星カント・バイトに潜入し、武器商人の腐敗を目撃する。ファースト・オーダー旗艦『スプレマシー』内に潜入後、再登場したキャプテン・ファズマと一騎打ちで撃破する(『元 stormtrooper の屑め』というファズマの最期の台詞を残す)。
クレイトの戦い(34 ABY)— エピソード8『最後のジェダイ』終盤
クレイト惑星のレジスタンス旧基地で、ファースト・オーダーの巨大攻城兵器『ジャガーノート級攻城歩行機』に正面突撃を試みる。ローズ・ティコがフィンの突撃艇を体当たりで止め『救うために戦うのよ』と告げる場面がローズとフィンの関係性の核となる。塩の平原戦の後、レジスタンス残党と共にミレニアム・ファルコンで脱出する。
アジャン・クロス〜パサーナ(35 ABY)— エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』
新拠点アジャン・クロスでレジスタンスの幹部の一角として活動する。レイ・ポー・チューバッカ・C-3POと共にパサーナへ赴き、パサーナの祭典『フェスティバル・オブ・ザ・アンセスターズ』中に皇帝復活の証拠を追う。砂漠に飲まれかけた瞬間、レイに『伝えたいことがある』と言いかけ中断する場面が描かれる。
ケフ・バー〜エクセゴル(35 ABY)— エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』終盤
海惑星ケフ・バー(旧エンドアの第二デス・スター残骸付近)で、元ストームトルーパー脱走者集団『コンパニオン』を率いるジャナと出会い、自分と同じ来歴を持つ仲間がいることを知る。エクセゴル最終決戦ではジャナと並行して地上騎兵部隊を指揮し、シス艦隊旗艦『ステディフェイスト』のナビゲーション・タワーを破壊する。終戦後アジャン・クロスでレイ・ポー・ジャナと共に勝利を祝う。
制作と公開の歴史(2014-2019)
エピソード7『フォースの覚醒』2015は2014年4月29日のキャスティング発表でジョン・ボイエガがフィン役として公表され、撮影は同年5月にパインウッド・スタジオズと米国ニューメキシコ州アブダ砂漠(ジャクー砂漠の地上戦線シーン)で開始された。米国初公開は2015年12月18日(日本同日公開)、世界興収20.7億ドルで2015年世界1位。エピソード8『最後のジェダイ』2017は2016年2月クランクイン、米国初公開2017年12月15日(日本同日公開)、世界興収13.3億ドル。エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』2019は2018年8月クランクイン、米国初公開2019年12月20日(日本同日公開)、世界興収10.7億ドル。続三部作全3作で世界興収44.7億ドルを記録した。
能力・装備
- ストームトルーパー訓練:ファースト・オーダーの正規訓練を経たため白兵戦・小銃射撃・近接武器(バトン)に習熟する。エピソード7『フォースの覚醒』のスターキラー基地でTR-8R/FN-2199とZ6バトンで互角に渡り合う場面はこの訓練の結果である。
- ライトセーバー使用経験:エピソード7『フォースの覚醒』のスターキラー基地雪上戦で、マズ・カナタが保管していたアナキン/ルークのスカイウォーカー家のブルーセーバーを抜きカイロ・レンと一騎打ちする。ジェダイの訓練は受けていないが基本動作で短時間カイロ・レンと打ち合う。
- リーダーシップ:エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』のエクセゴル最終決戦でジャナと並行して地上騎兵部隊を指揮し、シス艦隊旗艦『ステディフェイスト』ナビゲーション・タワー破壊作戦を成功させる。元ストームトルーパー出身者の集団『コンパニオン』からの信頼が厚い。
- フォース感応(示唆):エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』終盤、パサーナ脱出時やジャナとの会話で『フォースで感じた』と発言する場面が複数あり、監督J.J.エイブラムスは公開後のインタビューで『フィンはフォースを感じ取れる存在だ』と明言している。本編内で訓練は描かれず、可能性として残されている。
- 倫理判断:ファースト・オーダーの命令系統下で唯一、ジャクーのトゥアナル村虐殺命令を拒否した個体として描かれる。エピソード7『フォースの覚醒』冒頭のヘルメットの血の手形は、洗脳プログラムでも消せなかった倫理感の象徴として続三部作全編の主題となる。
- 潜入・偽装行動:エピソード8『最後のジェダイ』のカジノ惑星カント・バイト潜入、ファースト・オーダー旗艦『スプレマシー』へのストームトルーパー制服での潜入、エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』のパサーナ祭典への偽装混入と、ファースト・オーダー内部の制度を熟知した立場ならではの潜入工作を続三部作全編で繰り返し描かれる。
関係相関
- レイ
- ジャクーの廃材都市ニーマ砦付近で出会い、エピソード7『フォースの覚醒』〜エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』を通じて続三部作の主軸の友情関係を築く。エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』のパサーナでフィンが『伝えたいことがある』と言いかけて中断する場面は、監督J.J.エイブラムスが公開後のインタビューでフィンがレイのフォース感応を伝えようとしたと明言している。演じるデイジー・リドリー(Daisy Ridley、1992年4月10日生まれ、英国ロンドン・ウェストミンスター出身)はジョン・ボイエガと共に2014年4月29日のキャスティング発表で公表された。
- ポー・ダメロン
- ファースト・オーダーの拘束室から脱走を持ちかけた相手。脱出TIE機内でフィンに『フィン』という名を与える。エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』ではレジスタンス指揮の中核として並行行動する。演じるオスカー・アイザック(Oscar Isaac、1979年3月9日生まれ、グアテマラ市出身、米国マイアミ育ち)。
- ローズ・ティコ
- エピソード8『最後のジェダイ』で姉ペイジ・ティコの死を契機にフィンと出会う技師。カント・バイト潜入と『スプレマシー』潜入を共に行い、クレイトの突撃でフィンの突撃艇を体当たりで止めて『救うために戦うのよ』と告げる。エピソード9では地上スタッフとしてアジャン・クロスに残留する。演じるケリー・マリー・トラン(Kelly Marie Tran、1989年1月17日生まれ、米国カリフォルニア州サンディエゴ出身、ベトナム系米国人)。
- ジャナ
- エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』でケフ・バーに登場する元ストームトルーパー脱走者集団『コンパニオン』のリーダー。フィンと同じく虐殺命令を拒否して脱走した経歴を持ち、エクセゴル決戦で並行指揮を担う。演じるナオミ・アッキー(Naomi Ackie、1991年11月2日生まれ、英国ロンドン・ウォルサムストー出身、ナイジェリア系。後にホイットニー・ヒューストン伝記映画『ホイットニー・ヒューストン I Wanna Dance with Somebody』2022主演)。
- ハン・ソロ
- エピソード7『フォースの覚醒』でファルコン奪還後に出会い、タコダナのマズの城まで同行する。フィンを『ビッグ・ディール』と呼ぶ場面はハンの愛情表現として知られる。スターキラー基地侵入作戦で『俺はファースト・オーダーの清掃班だった』とハンに自分の経歴を明かす。
- カイロ・レン/ベン・ソロ
- ファースト・オーダーの最高指揮官の一人で、ジャクーでフィンの仲間FN-2003(ニックネーム『スリップ』)の死を直接目撃した相手。エピソード7のスターキラー基地雪上戦でフィンと直接交戦し、フィンの背中に深い傷を残す。演じるアダム・ドライバー(Adam Driver、1983年11月19日生まれ、米国カリフォルニア州サンディエゴ出身)。
- キャプテン・ファズマ
- ファースト・オーダーの女性指揮官でフィンの上官だった人物。演じるのはグウェンドリン・クリスティ(Gwendoline Christie、1978年10月28日生まれ、英国ウェスト・サセックス州ワージング出身、『ゲーム・オブ・スローンズ』ブライエニー役)。エピソード7『フォースの覚醒』でフィンに脅迫されてスターキラー基地のシールドを下げ、エピソード8『最後のジェダイ』の『スプレマシー』艦内でフィンと一騎打ちの末に最期を迎える。
- BB-8
- ポー・ダメロンの所属するBBユニットのドロイド。レイと共にフィンが行動する続三部作全編で重要な情報伝達と機械工作のパートナーを務める。
- FN-2003(スリップ)
- ジャクー初任務でフィンの直前に倒れた同僚のストームトルーパー。瀕死のスリップがフィンの胸甲に血の手形を残し、これがエピソード7『フォースの覚醒』冒頭の有名なヘルメットの血の手形と続三部作全編の倫理判断の象徴となる。
- ジョン・ボイエガ
- 演じる俳優。1992年3月17日、英国ロンドン・ペッカム出身。父はナイジェリア出身の牧師。2011年の英国SF映画『アタック・ザ・ブロック』(ジョー・コーニッシュ監督)で主演デビューを果たし、エピソード7『フォースの覚醒』2015のキャスティング発表で世界的に知られるようになった。続三部作後は『デトロイト』(キャスリン・ビグロー監督、2017)、『パシフィック・リム:アップライジング』(スティーヴン・S・デナイト監督、2018)、『ウーマン・キング』(ジーナ・プリンス=バイスウッド監督、2022)等で活動。
- J.J.エイブラムス
- エピソード7『フォースの覚醒』2015とエピソード9『スカイウォーカーの夜明け』2019の監督・脚本(共同)・製作。1966年6月27日生まれ、米国ニューヨーク市出身。バッド・ロボット・プロダクションズの創設者で、フィンのキャラクター造形の発案者。2014年4月29日のキャスティング発表時、ジョン・ボイエガをフィン役として個別に発表した。公開後のインタビューで『フィンはフォースを感じ取れる存在だ』とフォース感応を明言した監督本人。
- ライアン・ジョンソン
- エピソード8『最後のジェダイ』2017の監督・脚本(単独)。1973年12月17日生まれ、米国メリーランド州シルバースプリング出身。フィンとローズ・ティコのカント・バイト潜入とクレイト塩の平原戦のシナリオを単独執筆した。続三部作の中盤で『救うために戦う』というフィンの倫理判断の主題を最も深く描いた監督。
- キャスリーン・ケネディ
- ルーカスフィルム社長で続三部作全3作の製作総指揮。1953年6月5日生まれ、米国カリフォルニア州バークレー出身。スティーブン・スピルバーグの『E.T.』『ジュラシック・パーク』のプロデュースで知られ、2012年のディズニーによるルーカスフィルム買収後に同社社長に就任。続三部作の主演級としてのフィンの位置付けを統括した。
- ジョン・ウィリアムズ
- 続三部作全3作の作曲家。1932年2月8日生まれ、米国ニューヨーク州フラッシング出身。フィン専用の主題『Finn’s Confession』(フィンの告白)はエピソード7『フォースの覚醒』2015のオリジナル・サウンドトラック15曲目で初登場し、続三部作全編でフィンの倫理判断と告白の場面に用いられる。
- ニーナ・ゴールド
- 続三部作全3作の主要キャスティング・ディレクター。英国出身。『ゲーム・オブ・スローンズ』『ザ・クラウン』のキャスティングで知られる。エピソード7『フォースの覚醒』2015のジョン・ボイエガ起用を主導し、2014年4月29日のキャスティング発表時、ジョン・ボイエガ/デイジー・リドリー/オスカー・アイザックの新3人を同時に世界へ発表した。
- ダン・ミンデル
- エピソード7『フォースの覚醒』2015とエピソード9『スカイウォーカーの夜明け』2019の撮影監督。1958年9月15日生まれ、南アフリカ・ダーバン出身。J.J.エイブラムスの定番撮影監督として『M:i:III』『スター・トレック』シリーズも担当。フィンの戦闘場面のカメラワーク(スターキラー基地雪上戦・パサーナ砂漠・エクセゴル騎兵戦)を担当した。
登場作品(俳優クレジット)
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
2015/ジャクーで初任務拒否/ポー・ダメロン救出/レイと合流/スターキラー基地でアナキンのセーバーを抜きカイロ・レンと交戦(演:ジョン・ボイエガ)
スター・ウォーズ/最後のジェダイ
2017/カント・バイト潜入/『スプレマシー』艦内でファズマと一騎打ち/クレイト戦突撃(演:ジョン・ボイエガ)
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
2019/パサーナ脱出/ケフ・バーでジャナと出会う/エクセゴル地上騎兵指揮(演:ジョン・ボイエガ)
名場面・名台詞
- ヘルメットの血の手形(エピソード7『フォースの覚醒』冒頭、ジャクー):トゥアナル村の地上戦でFN-2003(スリップ)の血がフィンのヘルメット白面に残る瞬間。村人を撃てなかった本人の倫理感の象徴として続三部作全編の主題となる。
- ポー・ダメロンの命名(エピソード7『フォースの覚醒』、TIE戦闘機機内):脱走中のポーが『FN-2187は覚えにくい』として『フィン』と名付ける場面。素性を捨てた個人としてのアイデンティティ獲得の瞬間。
- 『俺はストームトルーパーだ』(エピソード7『フォースの覚醒』、マズの城):マズ・カナタに対して自分の素性を明かす場面。マズが『お前の戦いはこれから始まる』と告げる。
- アナキンのセーバーを抜く(エピソード7『フォースの覚醒』、スターキラー基地雪上):マズ・カナタが保管していたスカイウォーカー家のブルーセーバーをフィンが抜き、カイロ・レンと短時間打ち合う場面。ジェダイ訓練を受けていない人物がセーバーを実戦使用する数少ない事例。
- ファズマ撃破(エピソード8『最後のジェダイ』、『スプレマシー』艦内):かつての上官キャプテン・ファズマと一騎打ちの末に撃破する。ファズマの最期の『元 stormtrooper の屑め』という台詞でフィンの脱走の重みが確認される。
- ローズの体当たり(エピソード8『最後のジェダイ』、クレイト塩平原):ジャガーノート級攻城歩行機への自爆突撃を試みるフィンの突撃艇をローズ・ティコが体当たりで止め『救うために戦うのよ』と告げる場面。エピソード8の主題を象徴する瞬間。
- ジャナとの邂逅(エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』、ケフ・バー):自分と同じく虐殺命令を拒否して脱走した仲間がいることを初めて知る場面。元ストームトルーパー脱走者集団『コンパニオン』のジャナ(演:ナオミ・アッキー)と並んでオルバックに乗る。
- 『伝えたい何か』(エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』、パサーナ砂漠):レイに『伝えたいことがある』と言いかけて流砂に呑まれ中断される場面。監督J.J.エイブラムスが公開後のインタビューで『フィンはレイのフォース感応を伝えようとした』と明言した、フィンのフォース感応示唆の中心エピソード。
- ステディフェイスト撃沈(エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』、エクセゴル軌道):ジャナと並行してオルバック騎兵部隊を指揮し、シス艦隊旗艦『ステディフェイスト』のナビゲーション・タワーを破壊する場面。続三部作の最終決戦でフィンが地上指揮官として位置付けられた到達点。
考察
- フィンは『ファースト・オーダーから脱走した唯一の主要キャラクター』として続三部作の倫理的基軸を担う。エピソード7『フォースの覚醒』冒頭のジャクー虐殺命令拒否は、洗脳プログラムを経た数千人のストームトルーパーの中で例外として描かれ、エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』でジャナや『コンパニオン』集団の存在が明らかになることで『フィンは例外ではなかった』という結末を迎える。続三部作のテーマである『どこから来たかではなく、何を選ぶか』を体現する人物として一貫して描かれている。
- ジョン・ボイエガ(1992年生、英国ロンドン・ペッカム出身、ナイジェリア系)は、エピソード7『フォースの覚醒』2014年4月29日のキャスティング発表時、世界中で報道された主要キャストの一人だった。2011年の英国SF映画『アタック・ザ・ブロック』(ジョー・コーニッシュ監督)が出世作で、続三部作以降は『デトロイト』(キャスリン・ビグロー監督、2017)、『パシフィック・リム:アップライジング』(スティーヴン・S・デナイト監督、2018)、『ウーマン・キング』(ジーナ・プリンス=バイスウッド監督、2022)等で活動を続けている。エピソード9公開後、ボイエガは2020年9月のGQ英国版インタビューで続三部作におけるフィンの扱いに関する率直な意見を表明し、その後ディズニー側との対話を経て『今後のスター・ウォーズ作品へ復帰したい意向』を語っている。
- フィンのフォース感応は本編では明示的な訓練として描かれず、エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』終盤のジャナとの会話と、パサーナでレイに『伝えたい何か』を持つ場面の二つの示唆に留まる。監督J.J.エイブラムスは公開後のインタビューで『フィンはフォースを感じ取れる存在だ』と明言しているため、続編作品で描き直される可能性を残した状態で続三部作が完結している。
- 監督交代の影響:エピソード7『フォースの覚醒』2015(J.J.エイブラムス)→エピソード8『最後のジェダイ』2017(ライアン・ジョンソン)→エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』2019(J.J.エイブラムス再登板)という監督交代は、フィンの描写にも反映されている。エピソード7のフィンはコメディ・リリーフ寄りに描かれ、エピソード8では『救うために戦う』という倫理判断の主題を深掘りされ、エピソード9では再びエイブラムス流のアクション主導に戻る。続三部作の一貫性に関する公開後の議論で常に引用される構造である。
- ジョン・ウィリアムズ作曲のフィン主題:エピソード7『フォースの覚醒』2015のオリジナル・サウンドトラック15曲目『Finn’s Confession(フィンの告白)』が専用主題として登場する。続三部作全編でフィンが自分の素性を語る場面(マズの城/レイへの告白/ジャナとの邂逅)で繰り返し用いられ、ジョン・ウィリアムズが新主要キャラクターに個別主題を与える伝統(ルーク/レイア/ダース・ベイダー/カイロ・レン/レイのテーマと並ぶ)を継承している。
トリビア
- FN-2187という番号は、エピソード4『新たなる希望』1977でレイア姫が監禁されていたデス・スターの監房番号『2187』へのオマージュ。J.J.エイブラムス監督が脚本段階から意図的に組み込んだ参照で、ファースト・オーダーが帝国の遺産であることを示す細部の一つ。
- ジョン・ボイエガはエピソード7『フォースの覚醒』のキャスティング発表時、英国SF映画『アタック・ザ・ブロック』2011で知られた程度の若手俳優だった。発表後、肌の色を理由としたオンライン上の中傷に対してジョン・ボイエガ本人が短い英語声明『To whoever it may concern... get used to it』で応じたことが当時広く報道された。
- フィンのストームトルーパー番号FN-2187を口にしたファースト・オーダーの将校はカイロ・レンとキャプテン・ファズマで、本人を『FN-2187』と呼ぶ場面はエピソード7『フォースの覚醒』のジャクーから基地帰還後の通路シーンとスターキラー基地の最終戦で確認できる。
- 2014年4月29日のキャスティング発表:エピソード7『フォースの覚醒』2015の主要キャストはルーカスフィルム公式ブログで一斉発表され、ジョン・ボイエガはデイジー・リドリー、オスカー・アイザック、アダム・ドライバー、ドーナル・グリーソン、マックス・フォン・シドー、アンディ・サーキスと並んで新キャストの筆頭格として公表された。会議室で円卓を囲む写真も同日公開されている。
- 『アタック・ザ・ブロック』からの抜擢:2011年の英国SF映画『アタック・ザ・ブロック』(ジョー・コーニッシュ監督)でのジョン・ボイエガの主演演技がJ.J.エイブラムス監督の目に留まったことが、フィン役起用の直接の契機。エイブラムスは公開後のインタビューで『あのモーゼスを観てフィンの最初のイメージが固まった』と述べている。
- ジョン・ウィリアムズ作曲『Finn’s Confession』:エピソード7『フォースの覚醒』2015のオリジナル・サウンドトラック15曲目の専用主題。エピソード8『最後のジェダイ』2017のオリジナル・サウンドトラックでも『Finn’s Confession』の旋律が引用され、エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』2019で『The Final Saber』の場面に再び編入される、続三部作を貫く主題となっている。
- ストームトルーパーの白兵戦シーン(TR-8R/FN-2199とのZ6バトン戦):エピソード7『フォースの覚醒』2015のスターキラー基地内シーンで、フィンを『裏切り者(traitor!)』と叫ぶストームトルーパーは正式名称『FN-2199』、愛称『ナイン(Nines)』。スタント・コーディネーターはリアム・ロンガフォードで、当該白兵戦は公開後にスタント・ファンの間で広く語られた。
- 続三部作全3作の世界興行収入合計:エピソード7『フォースの覚醒』2015(20.7億ドル)/エピソード8『最後のジェダイ』2017(13.3億ドル)/エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』2019(10.7億ドル)の合計44.7億ドル。フィンが主演級の一人として位置付けられた続三部作はディズニー期スター・ウォーズの興行的中核を担った。
より詳しいFAQ
フィンを演じている俳優は誰ですか?
ジョン・ボイエガ(John Boyega)です。1992年3月17日生まれ、英国ロンドン・ペッカム出身のナイジェリア系俳優で、2011年の英国SF映画『アタック・ザ・ブロック』(ジョー・コーニッシュ監督)で主演デビューを果たし、エピソード7『フォースの覚醒』(2015年)のキャスティング発表で世界的に知られるようになりました。続三部作のエピソード7(2015年)/エピソード8『最後のジェダイ』(2017年)/エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(2019年)全作にフィン役で出演しています。
FN-2187という番号にはどんな意味がありますか?
エピソード4『新たなる希望』(1977年)でレイア姫がデス・スターに監禁されていた監房番号『2187』へのオマージュです。エピソード7『フォースの覚醒』(2015年)の監督J.J.エイブラムスが脚本段階から意図的に組み込んだ参照で、ファースト・オーダーが旧銀河帝国の遺産であることを示す細部の一つです。物語内ではポー・ダメロンが『FN-2187は覚えにくい』として、ファースト・オーダーから脱走した直後にフィンに『フィン(Finn)』という名を与えます。
フィンはフォースを使えるのですか?
本編では明確なフォース訓練は描かれませんが、エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(2019年)終盤でフィンがジャナとの会話やパサーナ脱出時に『フォースで感じた』と発言する場面が複数あります。監督J.J.エイブラムスは公開後のインタビューで『フィンはフォースを感じ取れる存在だ』と明言しています。エピソード9のパサーナで、レイに『伝えたいことがある』と言いかけて中断する場面についても、エイブラムス監督がフィンがレイのフォース感応を伝えようとした旨を語っています。
フィンとレイの関係は恋愛なのですか?
続三部作の本編内で恋愛関係としては描かれていません。エピソード7『フォースの覚醒』(2015年)でジャクーで出会って以降、続三部作全編を通じて深い友情関係として描かれます。エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(2019年)パサーナでフィンがレイに『伝えたいことがある』と言いかけて中断する場面については、監督J.J.エイブラムスが公開後のインタビューで『フィンはレイのフォース感応を伝えようとした』と明言しており、恋愛告白ではないと公式に説明されています。
フィンはどの作品に登場しますか?
スカイウォーカー・サーガの続三部作全3作です。エピソード7『フォースの覚醒』(2015年、J.J.エイブラムス監督)/エピソード8『最後のジェダイ』(2017年、ライアン・ジョンソン監督)/エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(2019年、J.J.エイブラムス監督)の3作で、いずれもジョン・ボイエガが演じています。続三部作以降の実写作品(『マンダロリアン』『アソーカ』『アンドー』等)には2026年5月現在まだフィンの登場はありません。
フィンはどの順番で観ると分かりやすいですか?
続三部作を公開順にエピソード7『フォースの覚醒』(2015年)→エピソード8『最後のジェダイ』(2017年)→エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(2019年)の順で観るのが最も分かりやすい順序です。ジャクーでのストームトルーパー脱走の経緯と『フィン』という名前の獲得(エピソード7)、ローズ・ティコとのカント・バイト潜入とクレイトでの突撃中止(エピソード8)、ジャナとの邂逅で自分の脱走が例外ではなかったと知るエクセゴル決戦(エピソード9)の3段階で、フィンの『どこから来たかではなく、何を選ぶか』というテーマが順番に積み上がります。エピソード4〜6の旧三部作を先に観ておくと、FN-2187の番号がレイア姫の監房番号への参照であることが分かるため、より細部まで楽しめます。
続三部作のフィンの監督は誰ですか?
エピソード7『フォースの覚醒』(2015)とエピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(2019)はJ.J.エイブラムス(J.J. Abrams、1966年6月27日生まれ、米国ニューヨーク市出身、バッド・ロボット・プロダクションズ創設者)、エピソード8『最後のジェダイ』(2017)はライアン・ジョンソン(Rian Johnson、1973年12月17日生まれ、米国メリーランド州シルバースプリング出身)が監督・脚本(単独)を務めました。フィンのコメディ・リリーフ寄りの描写(エピソード7)→『救うために戦う』倫理判断の主題深化(エピソード8)→アクション主導への回帰(エピソード9)という描写の差は、この監督交代の構造を反映しています。
フィンの専用テーマ曲はありますか?
あります。ジョン・ウィリアムズ(John Williams、1932年2月8日生まれ、米国ニューヨーク州フラッシング出身)が作曲した『Finn’s Confession(フィンの告白)』が専用主題で、エピソード7『フォースの覚醒』2015のオリジナル・サウンドトラック15曲目で初登場します。続三部作全編でフィンが自分の素性を語る場面(マズの城/レイへの告白/ジャナとの邂逅)で繰り返し用いられ、エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』2019の終盤『The Final Saber』にも編入されています。
出典
フィンはどの作品から見る?
エピソード7 / フォースの覚醒が最初の登場作品です。
フィンの関連人物は?
レイ、ポー、BB-8。
フィンと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。