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スター・ウォーズ / 登場人物

マズ・カナタ

Maz Kanata

演者:ルピタ・ニョンゴ初登場:『フォースの覚醒』種族:種族名非公開の小柄なヒューマノイド種族
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マズ・カナタ(Maz Kanata)は、映画『スター・ウォーズ』シークエル三部作に登場する、惑星タコダナの古城を営む小柄なヒューマノイド種族の女性である。銀河の地下社会と反帝国側をつなぐ仲介人にして、レイに代々受け継がれたスカイウォーカー家のライトセーバーを差し出す人物として描かれる。レイのフォース覚醒の起点を成立させ、シリーズの世代交代を象徴する役回りを担う。

01来歴

来歴

初登場とタコダナの城

マズ・カナタは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』本編中盤、惑星タコダナ(Takodana)の湖畔に建つ自身の古城の外階段場面で初登場する。ミレニアム・ファルコン号で着陸したハン・ソロ/チューバッカ/レイ/フィン/BB-8の一行を出迎え、旧知の間柄をうかがわせる調子でハンに挨拶する。城内の酒場フロアへ全員を招き入れ、銀河中の密輸業者や賞金稼ぎが席を埋める様子を観客へ提示する役回りを担う。

ライトセーバー授与

マズは、城内の喧騒に呑まれかけたレイに気付き、地下廊下へ直接案内する。廊下の突き当たりに置かれた古い木製の小箱を開けると、アナキン・スカイウォーカー/ルーク・スカイウォーカーが代々所有した青色刃のライトセーバー(通称スカイウォーカー家のライトセーバー)が現れる。マズは『これはあなたの一族のものではない、しかし呼んでいる』とフォースの呼びかけについて短く説き、受け取るよう促す。レイは触れた瞬間にフォース・ヴィジョンへ陥り、本キャラクターはレイのフォース覚醒の物語上の起点となる。

タコダナの戦いと退避

マズは、レイが立ち去った直後の城内場面で、上空に出現したファースト・オーダー軍リサージェント級スター・デストロイヤーからの軌道爆撃に巻き込まれる。この戦闘は通称『タコダナの戦い』と呼ばれ、マズの城は完全に崩落する。崩壊した瓦礫の中から退避に成功したのち、駆けつけたハン・ソロにレイの拉致を告げ、保管していたスカイウォーカー家のライトセーバーを託して本作の出番を終える。

ホログラム通信での再登場

マズは、『最後のジェダイ』本編中盤、ファースト・オーダー追撃艦隊から退避を続けるレジスタンス旗艦『ラダス』艦内へ届くホログラム通信越しに再登場する。別惑星で発生した『組合紛争』の銃撃戦の最中という状況で交信に応じ、ポー・ダメロン/フィン/ローズ・ティコ一行へ、追跡装置を解除できる人物を紹介する。カジノ惑星カント・バイトのメイン・カジノ最上階に出入りする『マスター・コードブレイカー』の所在と接触手順を伝え、カント・バイト潜入の直接の起点となる。

エイジャン・クロス基地のカメオ

マズは、『スカイウォーカーの夜明け』本編で、ジャングル惑星エイジャン・クロスに置かれたレジスタンス基地キャンプの場面へ短時間カメオで再登場する。名台詞を伴わない短いカット中心の登場だが、シークエル三部作三作品いずれにも連続出演している事実を、シリーズ全体の連続性として観客へ提示する役回りを担う。

02能力・特徴

能力・特徴
  • 銀河地下社会・反帝国側双方への顔の広さ:惑星タコダナの城を拠点に密輸業者・賞金稼ぎ・反乱軍関係者が集う酒場を長年営み、ハン・ソロ/チューバッカ/レジスタンス側双方と旧知の間柄を保つ。銀河地下社会と反帝国側を直接つなぎ得る数少ない仲介人として機能する。
  • 他者のフォース感応の見抜き:自身は戦闘的フォース使用を見せないが、城の地下廊下場面でレイに『これはあなたの一族のものではない、しかし呼んでいる』と告げ、そのフォース感応性を見抜いてスカイウォーカー家のライトセーバーを差し出す。レイのフォース覚醒の起点を成立させる。
  • 情報網と中継能力:別惑星の銃撃戦の最中でも、ホログラム通信越しにカント・バイトの『マスター・コードブレイカー』の所在と接触手順を即座に提示する。銀河規模の情報網と即応的な中継能力を備えた人物として位置付けられる。

03関連人物

関連人物
ハン・ソロ
旧知の密輸業者にしてレジスタンス将軍。タコダナの城場面でマズに迎えられ、レイ/フィン/BB-8を引き合わせる。マズがレイへライトセーバーを差し出す機会は、ハンの来訪が直接の契機となる。
レイ
ジャクー出身の砂漠スカベンジャー。マズは地下廊下場面でそのフォース感応性を見抜き、スカイウォーカー家の青刃ライトセーバーを差し出す。レイのフォース覚醒の起点役を担う相手である。
チューバッカ
ハン・ソロの相棒であるウーキー族の副操縦士。タコダナの城場面でハンと共に旧知の友人としてマズに迎えられ、レイへのライトセーバー授与に同席する。
フィン
元ファースト・オーダーのストームトルーパーFN-2187。城場面でマズと初対面し、『最後のジェダイ』のラダス艦内ホログラム通信場面でも交信相手として再会する。
ポー・ダメロン/ローズ・ティコ
レジスタンスのX-ウィング指揮官と整備班士官。ラダス艦内ホログラム通信場面で、マズからカント・バイトの『マスター・コードブレイカー』の所在と接触手順を伝えられ、潜入シークエンスの起点を成立させる。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
タコダナの城・外階段場面(『フォースの覚醒』):ファルコン号で着陸したハン・ソロ一行を外階段で出迎え、城内酒場フロアへ招き入れる初登場場面。

城・地下ライトセーバー授与場面(『フォースの覚醒』):地下廊下の小箱から青刃のスカイウォーカー家のライトセーバーを取り出し、『これはあなたの一族のものではない、しかし呼んでいる』とレイに差し出す。

タコダナの戦い・城崩壊場面(『フォースの覚醒』):軌道爆撃で城が崩落。退避に成功したマズがハン・ソロにライトセーバーを託し、本作の出番が完結する。

ラダスへのホログラム通信場面(『最後のジェダイ』):銃撃戦の最中、ポー/フィン/ローズへカント・バイトの『マスター・コードブレイカー』の所在と接触手順を伝える。

06制作背景

制作背景

マズ・カナタを演じるのは、ケニア系メキシコ人女優ルピタ・ニョンゴ(Lupita Nyong'o)である。1983年3月1日メキシコ・メキシコシティ出身、ケニア・キスム育ちで、スティーヴ・マックィーン監督『それでも夜は明ける(12 Years a Slave)』(2013年米国公開)のパッツィー役で第86回米国アカデミー賞助演女優賞を受賞した。ライアン・クーグラー監督『ブラック・パンサー』(2018年3月1日日本公開)/『ワカンダ・フォーエヴァー/ブラックパンサー2』(2022年12月2日日本公開)のナキア役でも継続出演している。

ニョンゴは本キャラクターをモーションキャプチャ/パフォーマンスキャプチャ方式で演じ、J・J・エイブラムス監督『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年12月18日日本公開)、ライアン・ジョンソン監督『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年12月15日日本公開)、J・J・エイブラムス監督『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年12月20日日本公開)のシークエル三部作三作品すべてに連続登板している。撮影現場では俳優陣と対面でパフォーマンスキャプチャ収録を行い、後工程でCGキャラクターへ置換されている。

マズは本編内で約1.24m(4フィート前後)相当に造形された小柄なCGキャラクターで、ハン・ソロ/チューバッカ/レイと並ぶ城・外階段場面では身長差により小柄さが画面構図上で強調される。着ぐるみやパペットに依存しないCGクリーチャー演出の系譜に連なる位置を取り、ニョンゴにとってフランチャイズ作品へのCGキャラクター演者としての代表例に位置付けられる。

ニョンゴはシークエル三部作のほか、『ハミルトン』(2020年7月3日Disney+配信開始)の舞台版収録、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018年12月15日米国公開)系列、ジョーダン・ピール監督『アス』(2019年9月6日日本公開)、マイケル・サーノスキ監督『クワイエット・プレイス:DAY 1』(2024年6月28日米国公開)などにも継続出演する現役のキャリア女優である。

07評価・考察

評価・考察

マズ・カナタは、シークエル三部作の鍵となる仲介人であり、アナキン・スカイウォーカー/ルーク・スカイウォーカーが代々所有した青刃のスカイウォーカー家のライトセーバーを、新時代の主人公レイに直接差し出す唯一の人物として描かれる。プリクエル三部作・オリジナル三部作からシークエル三部作への世代交代を象徴する役回りを担う。また惑星タコダナの古城で密輸業者や反乱軍関係者が集う酒場を営み、銀河地下社会と反帝国側を直接つなぐ仲介人として、ハン・ソロ/チューバッカ/レジスタンス側と長年の知己関係を維持する稀有な脇役でもある。

マズの城・地下廊下に保管されていた青刃のライトセーバーは、『シスの復讐』のムスタファー決闘でアナキンからオビ=ワン・ケノービが回収し、『帝国の逆襲』のクラウド・シティ場面でルーク・スカイウォーカーの右手と共にベスピンの通気孔から落下した個体として描かれる。その個体が『フォースの覚醒』でマズの城から再登場する連続性は、オリジナル三部作からシークエル三部作へと続く小道具の系譜として観客へ提示される。マズが当該ライトセーバーを入手した経緯は本編で語られず、本人は『この物語は長くなる』とのみ告げる。

08トリビア

  • モーションキャプチャ/パフォーマンスキャプチャ方式で演じられるシークエル三部作の主要CGキャラクターで、演者ルピタ・ニョンゴは三部作三作品すべてに連続出演している。
  • 視覚的アイコンは複数倍率レンズ付きの専用ゴーグル状眼鏡で、相手に応じてレンズ倍率を切り替える仕草が、相手の素性やフォース感応性を読み取る眼力の演出と直結している。
  • 本編内で約1.24m(4フィート前後)相当に造形された小柄なCGキャラクターで、ハン・ソロ/チューバッカ/レイと並ぶ城・外階段場面では身長差で小柄さが強調される。
  • 自身の年齢・出自やライトセーバー入手の経緯を意図的に語らない人物で、『私は1000年以上、銀河を見てきた』とのみ語り、出生時期・種族名・出身惑星はいずれも本編で明示されない。
  • レイに手渡す青刃のライトセーバーは通称『スカイウォーカー家のライトセーバー』で、『クローンの攻撃』以降アナキン/ルークが代々所有してきた個体として描かれる重要な小道具である。

09よくある質問

マズ・カナタはどの作品に登場しますか?

『フォースの覚醒』で初登場し、『最後のジェダイ』にホログラム通信で再登場、『スカイウォーカーの夜明け』のエイジャン・クロス基地場面へ短時間カメオで登場する。シークエル三部作三作品すべてに登場する。

マズ・カナタの演者は誰ですか?

ケニア系メキシコ人女優ルピタ・ニョンゴが、モーションキャプチャ/パフォーマンスキャプチャ方式で演じる。『それでも夜は明ける』で助演女優賞を受賞し、『ブラック・パンサー』のナキア役でも知られる現役のキャリア女優である。

マズ・カナタがレイに手渡すライトセーバーは何ですか?

通称『スカイウォーカー家のライトセーバー』で、アナキン/ルーク・スカイウォーカーが代々所有した青刃の個体である。マズは『これはあなたの一族のものではない、しかし呼んでいる』と告げ、レイはフォース・ヴィジョンを体験する。

マズ・カナタは劇中で死亡しますか?

いいえ。タコダナの戦いで城は崩落するが本人は退避に成功し、『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』でも生存した状態で再登場する。

マズ・カナタの種族は何ですか?

公式に種族名は明示されておらず、小柄なヒューマノイド種族の女性として描かれる。複数倍率レンズ付きの専用ゴーグル状眼鏡が視覚的アイコンである。

10出典

  1. StarWars.com 公式: The Force Awakens
  2. StarWars.com 公式: The Last Jedi
  3. StarWars.com 公式: The Rise of Skywalker
  4. Wookieepedia: Maz Kanata
  5. Wookieepedia: Maz Kanata's Castle
  6. Wookieepedia: Takodana
  7. Wookieepedia: Skywalker lightsaber
  8. Wookieepedia: Battle of Takodana