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スター・ウォーズ / 登場人物

スノーク

Supreme Leader Snoke

演者:アンディ・サーキス初登場:『フォースの覚醒』種族:詳細不明のヒューマノイド型エイリアン
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スノークは、ファースト・オーダーの最高指導者(Supreme Leader Snoke)として君臨する謎のエイリアン男性である。『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』のシークエル三部作に登場し、カイロ・レンとハクスの上に立つ指揮系統の頂点を担う。オリジナル三部作の皇帝ポジションを引き継ぐ最大の敵役として、三部作前半の物語を牽引する存在である。

01来歴

来歴

最高指導者としての登場

スノークは、J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(The Force Awakens)』2015年12月18日米国公開でファースト・オーダーの最高指導者として初登場する。本作では巨大なホログラム越しに玉座に座る姿で描かれ、ジェネラル・ハクスとカイロ・レン(本名ベン・ソロ)に指揮を下す指揮系統の頂点として君臨する。レイの覚醒に強い関心を示し、カイロ・レンにその存在を警戒するよう指示する場面が、続編への伏線として配置される。

基地崩壊とレン回収命令

『フォースの覚醒』のクライマックスでスターキラー基地がレジスタンスの攻撃により崩壊する直前、スノークはホログラム越しにハクスへ『負傷したカイロ・レンを連れて自分のもとへ来るように』と命じる。この命令はレンを自身のもとで完全な暗黒面の戦士に仕上げる意図を示す。後に実体として登場する流れを準備する重要な伏線として配置されている。

謁見の間での暗殺

リアン・ジョンソン監督『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(The Last Jedi)』2017年12月15日米国公開で、スノークはファースト・オーダー旗艦スプリマシーの謁見の間に実体で登場する。カイロ・レンとレイを召喚し、互いをフォースで結んだ『フォース・ボンド』を自身が橋渡ししたものだと明かす。レイにルーク・スカイウォーカーの所在を吐かせようとフォースで責めるが、傍らに置いたカイロ・レンの赤色ライトセーバーをレン自身がフォース操作で起動させ、玉座のスノークを胴体で二つに切断して暗殺する。前半最大の敵役が中盤で退場する衝撃的な展開として記憶される。

暗殺直後の共闘と決裂

スノーク暗殺直後、謁見の間に控えていた赤色装束のプレトリアン・ガード8名と、レイとカイロ・レンが背中合わせで協力戦闘を繰り広げる。共通の主を失ったことで一時共闘した二人だが、戦闘直後にカイロ・レンが自らを最高指導者と宣言し、レイにファースト・オーダー側へ加わるよう求める。レイがこれを拒否したことでフォース・ボンドが断絶し、三部作後半の構図が確定する転換点となる。

ストランド・キャストと判明

J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(The Rise of Skywalker)』2019年12月20日米国公開で、惑星エクセゴルのシス・エターナル拠点を訪れたカイロ・レンが、培養槽に複数のスノーク体が浮遊する場面に遭遇する。続いて現れたパルパティーン皇帝が『I have been every voice you have ever heard inside your head』と語る場面で、スノークがパルパティーンによって作られた『ストランド・キャスト』であったことが示唆される。最終章で前2作のスノーク像が再定義される。

シリーズ全体での再定義

ストランド・キャスト設定により、スノークは『パルパティーンが銀河を掌握するための代理人格』としてシリーズ全体に位置付け直された。前2作で意図的に語られなかった来歴は、結果として『パルパティーンが背後にいた』という最終章の啓示に統合される形で解決された。こうして三部作前半のミステリアスな敵役は、シリーズ全体を貫く皇帝の陰謀の一部として再解釈されることになった。

02能力・特徴

能力・特徴
  • 強大なフォース能力:謁見の間でレイとカイロ・レンを惑星間スケールで結ぶ『フォース・ボンド』を自ら架け、レイをフォースで責めてルーク・スカイウォーカーの所在を吐かせようとするなど、暗黒面に通じた高度なフォース能力を発揮する。
  • ファースト・オーダーの指揮統率:軍指揮系統を握るハクスと、暗黒面の騎士カイロ・レンをともに直接の部下とし、惑星間規模の軍事作戦と暗黒面の修行を一身に司る指揮系統の頂点に立つ複合的な指導者像。
  • フォース・ボンドの設計と操作:『お前たち二人を結んだ意識の橋は私が架けたものだ』と告げ、惑星間距離を越えてレイとカイロ・レンを会話・接触可能な状態に置く。三部作の主要モチーフを自ら意図的に設計した高度なフォース運用。
  • 心理的支配と恐怖による統治:カイロ・レンに『お前の心を読み、弱さを知っている』と繰り返し告げ、直接戦闘より精神的圧力と心理操作で部下を従わせる。オリジナル三部作の皇帝ポジションを継ぐ暗黒面の師としての人物像。
  • 象徴としての存在感:直接戦闘より象徴的・思想的な役割を担い、パルパティーンの代理として銀河の暗黒面を統率する存在。後にストランド・キャストと示唆され、皇帝の陰謀を体現する敵役として位置付けられる。

03関連人物

関連人物
カイロ・レン/ベン・ソロ(Kylo Ren/Ben Solo)
スノークの直接の弟子で、暗黒面の修行を受ける。三部作前半でその心を直接操る描写が続くが、『最後のジェダイ』でレンが自身のライトセーバーをフォース操作でスノークに突き刺し、暗殺する反逆の結末を迎える。
レイ(Rey)
スノークが『最後のジェダイ』でフォース・ボンドを介してカイロ・レンと引き合わせた相手。スノークはレイを通じてルーク・スカイウォーカーの所在を引き出そうとフォースで責める。
パルパティーン皇帝/ダース・シディアス(Emperor Palpatine)
『スカイウォーカーの夜明け』で示唆されるスノークの創造主。エクセゴルの培養槽に浮かぶ複数のスノーク体と『I have been every voice…』の台詞により、スノークがシス・エターナルのストランド・キャストであった可能性が示される。
ジェネラル・ハクス(General Hux)
ファースト・オーダー指揮系統で直接の部下にあたる若き将軍。『フォースの覚醒』でホログラム越しにハクスの軍事的扇動演説を承認する場面で、軍指揮系統の頂点に君臨する立場が示される。
プレトリアン・ガード(Praetorian Guard)
スノークの謁見の間を護衛する赤色装束の精鋭ボディガード集団。『最後のジェダイ』でスノーク暗殺直後にレイとカイロ・レンと激戦を繰り広げる。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
ファースト・オーダー基地内、巨大なホログラム越しに玉座のスノークが登場し、ハクスとカイロ・レンに指令を下す。物理的・象徴的に圧倒的な存在感を印象付ける。

スプリマシーの謁見の間でレイとカイロ・レンを召喚し、フォース・ボンドが自らの架け橋であったと明かす。スノークの存在感が頂点に達する場面。

レイをフォースで責め『お前の心はルークの居場所をすでに教えた』と告げ、意識下から銀河の地形を読み取る。強大なフォース能力を端的に示す。

傍らのカイロ・レンの赤色ライトセーバーがフォース操作で起動し、玉座のスノークを胴体で二つに切断する。シリーズ最大の中盤クライマックス。

エクセゴルの培養槽に複数のスノーク体が浮遊し、パルパティーンが『私は多くの声で語ってきた』と告げる。スノーク像を再定義する瞬間。

06制作背景

制作背景

スノークを演じたのは英国の俳優アンディ・サーキス(Andy Serkis/1964年4月20日英国ロンドン出身)である。ピーター・ジャクソン監督『ロード・オブ・ザ・リング』三部作でゴラム/スメアゴル役、『キング・コング』2005年12月14日米国公開で表題役、ルパート・ワイアット監督『猿の惑星:創世記』2011年8月5日米国公開以降の現代『猿の惑星』三部作でシーザー役を演じたパフォーマンス・キャプチャ演技の第一人者として知られる。スノークも全身パフォーマンス・キャプチャで演じられ、サーキスの代表的な役柄のひとつに数えられる。

シークエル三部作の監督は、初編『フォースの覚醒』と最終編『スカイウォーカーの夜明け』をJ.J.エイブラムスが、中盤の『最後のジェダイ』をリアン・ジョンソンが務めた。ジョンソンはスノークを謁見の間で中盤退場させる脚本上の選択を行い、この構成は公開後に賛否両論を呼んだ。最終編では2018年9月のコリン・トレヴォロウ降板を経て、エイブラムスとクリス・テリオが急ピッチで脚本を引き継ぎ、ストランド・キャスト設定によってスノーク像を回収した。

音楽は、スター・ウォーズ全本編9作を継続して手がけたジョン・ウィリアムズ(John Williams)が3作とも担当し、スノーク登場シーンの低音モチーフも本人が書いた。製作総指揮は、2012年6月にルーカスフィルム社長へ就任したキャスリーン・ケネディと、エイブラムスが共同創業したBad Robot Productionsが担った。撮影は、シークエル三部作全3作の本拠地となった英国のPinewood Studiosを主拠点として実施された。

07評価・考察

評価・考察

スノークは、シークエル三部作前半において、オリジナル三部作の『皇帝』ポジションを引き継ぐ最大の敵役として配置された。前2作を通じて来歴が意図的に明示されないことで、観客の想像力を刺激するミステリアスな悪役像として造形されている。パルパティーン不在のファースト・オーダーを束ねる謎の指導者という設定が、三部作前半の緊張感を支える中心的な仕掛けとなっている。

『最後のジェダイ』の謁見の間でスノークを中盤退場させる脚本上の選択は、シリーズ最大級の悪役を中盤で処理する驚きの構成として、公開後に大きな議論を呼んだ。とりわけスノークの正体に関する伏線回収を期待していた層との温度差が取り沙汰され、賛否が分かれる場面となった。この退場は、後の最終章でストランド・キャスト設定へ接続される布石としても機能した。

『スカイウォーカーの夜明け』でスノークがパルパティーンによる『ストランド・キャスト』であった可能性を示す展開は、シークエル三部作全体を『パルパティーンの陰謀』として再統合する脚本上の選択として評価される。一方で、この設定は最終章で急遽提示されたため、前2作でスノークが担っていた謎の魅力を回収しきれなかったとの指摘も残る。両論を含めて、本作公開後に多くの批評の対象となったキャラクター造形である。

08トリビア

  • スノークの本名・来歴・所属組織は公開三部作の劇中では明示されず、続編でパルパティーン製の『ストランド・キャスト』であった可能性が示唆されるのみである。
  • 『最後のジェダイ』でのスノーク中盤退場は、公開当時にダース・プレイガス説など数多くのファン考察を一気に無効化する展開として記憶される。
  • 謁見の間の赤い壁・玉座・プレトリアン・ガードの赤装束は、黒澤明監督『影武者』『乱』の影響を受けたとリアン・ジョンソンが公開後インタビューで語っている。
  • アンディ・サーキスは本シリーズ参加と同時期に、ライアン・クーグラー監督『ブラックパンサー』2018年2月16日米国公開でユリシーズ・クロウ役を実体出演で演じた。
  • サーキスはゴラム、キング・コング、シーザーに続き、スノークでもパフォーマンス・キャプチャ演技の第一人者としての手腕を発揮した。

09よくある質問

スノークはどの作品に登場しますか?

J.J.エイブラムス監督『フォースの覚醒』でホログラム越しに初登場し、リアン・ジョンソン監督『最後のジェダイ』で実体で登場・暗殺される。さらに『スカイウォーカーの夜明け』のエクセゴル培養槽シーンに『ストランド・キャスト』として再登場する。

スノークの演者は誰ですか?

英国の俳優アンディ・サーキスがパフォーマンス・キャプチャで演じている。ゴラムやシーザー役で知られるパフォーマンス・キャプチャ演技の第一人者である。

スノークはどのように死亡しますか?

『最後のジェダイ』の謁見の間で、レイをフォースで責める最中、傍らに置いたカイロ・レンの赤色ライトセーバーをレン自身がフォース操作で起動させ、玉座のスノークを胴体で二つに切断して暗殺する。

スノークの正体は何ですか?

『スカイウォーカーの夜明け』で、エクセゴルの培養槽に複数のスノーク体が浮かぶ場面とパルパティーンの台詞により、スノークがパルパティーンによる『ストランド・キャスト(人工的に作られた創造物)』であった可能性が示唆される。

スノークとカイロ・レンの関係は?

スノークはファースト・オーダー最高指導者として、カイロ・レンの暗黒面の師にあたる。三部作前半でその心を操る描写が続くが、『最後のジェダイ』でレンがスノークを暗殺し、最高指導者の座を奪う。

10出典

  1. StarWars.com 公式データベース: Snoke
  2. IMDb: Andy Serkis
  3. Wookieepedia: Snoke
  4. Wookieepedia: Andy Serkis
  5. IMDb: Star Wars: The Force Awakens (2015)
  6. IMDb: Star Wars: The Last Jedi (2017)
  7. IMDb: Star Wars: The Rise of Skywalker (2019)
  8. IMDb: J.J. Abrams
  9. IMDb: Rian Johnson
  10. IMDb: John Williams