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第12話 / 新世紀エヴァンゲリオン TVシリーズ

「奇跡の価値は」

本編映像とともに、この回のストーリーを詳しく解説します(ネタバレあり)。

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📺 第12話🎬 本編フレーム 7枚⚠ ネタバレあり

12ストーリー解説

物語は南極の回想から始まる。セカンドインパクトの惨劇が描かれ、調査隊にいた葛城調査隊の隊長――ミサトの父が、幼いミサトを脱出ポッドに押し込んで自らは光に呑まれていく。父への複雑な思いと、使徒への根深い憎しみが、彼女の戦う動機として静かに提示される。

舞台は現在のネルフ本部へ。葛城ミサトが三佐へと昇進し、赤木リツコらに祝われるが、本人は浮かない様子で「ただ責任が重くなるだけ」と素っ気ない。昇進は、これから彼女自身が立案・指揮を執る大作戦の責任を一身に負わせるための布石でもあった。和やかな日常パートが束の間描かれる。

第12話 場面1

そこへ第10使徒サハクィエルが出現する。使徒は静止軌道上のはるか上空に陣取り、地上を観測しながら身体の形を不気味に変化させる。やがて自らの一部を切り離して地表へ投下し、第3新東京市に巨大な爆発を引き起こす。狙いを定める「照準合わせ」のような攻撃に、市街は甚大な被害を受ける。

ネルフの解析により、使徒の真の狙いが判明する。サハクィエルは全身を質量爆弾として軌道上から落下させ、ネルフ本部めがけて自爆突入しようとしていた。直撃すれば本部もろとも壊滅は必至。しかし軌道からの落下のため着弾地点を正確に予測できず、迎撃のタイミングも一度きりという絶望的な状況が突きつけられる。

第12話 場面2

ミサトは捨て身の作戦を立案する。三体のエヴァを広範囲に展開させ、落下してくる使徒を着弾の瞬間に正面から「受け止める」というもの。成功確率はわずかだが、それしか手はない。司令の碇ゲンドウは異を唱えず、作戦の全権をミサト三佐に委ねる。出撃前夜、パイロットたちにも緊張が走る。

作戦が始まると、サハクィエルは身体を巨大な目玉状に変形させながら降下を開始する。MAGIが弾き出す予測着弾点は刻々とずれ続け、シンジ・レイ・アスカの三人は再計算のたびに必死で持ち場を走り直す。碇シンジの初号機がついに最終予測地点に滑り込み、両手を掲げて使徒を迎え撃つ態勢に入る。

第12話 場面3

落下の瞬間、三体のエヴァが同時にA.T.フィールドを全開にして使徒の質量を受け止める。中心で支える初号機には凄まじい熱と圧力がのしかかり、シンジは絶叫しながら踏みとどまる。レイの零号機とアスカの弐号機がフィールドで援護し、使徒のA.T.フィールドを中和。隙を突いてシンジがプログナイフでコアを貫き、サハクィエルを撃破する。

作戦は成功し、第3新東京市は壊滅を免れる。戦闘後、出張へ発つ碇ゲンドウをシンジが見送る場面が訪れる。普段は冷淡な父が去り際に「ご苦労だったな、シンジ」と労いの言葉をかける。父に認められたことに驚き、思わず笑みをこぼすシンジ――数少ない父子の心が通った瞬間が描かれる。

第12話 場面4

終盤、ミサトは自分が使徒と戦う本当の理由――父を奪われた個人的な憎しみと復讐心――に向き合う。加持との会話を通じ、私怨で戦うことへの後ろめたさがにじむ。「奇跡」と呼べる作戦を成功させてなお晴れない胸の内が示され、戦いの動機と代償を問いかけながら物語は幕を閉じる。

第12話 場面5
第12話 場面6
第12話 場面7
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