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第20話 / 新世紀エヴァンゲリオン TVシリーズ

「心のかたち 人のかたち」

本編映像とともに、この回のストーリーを詳しく解説します(ネタバレあり)。

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📺 第20話🎬 本編フレーム 7枚⚠ ネタバレあり

20ストーリー解説

第19話でゼルエルを殲滅し、暴走の末に覚醒した初号機は、戦闘終了後も活動を停止したまま沈黙し続ける。エントリープラグの強制射出にも反応せず、内部に取り残された碇シンジを回収できない異常事態に陥る。ネルフ本部は、エヴァが自らの意志でパイロットを取り込み始めたという、これまでにない局面に直面する。

赤木リツコは、シンジの肉体がプラグ内に満たされたLCLへ溶け出し、自我の輪郭を失いながら初号機へ吸収されつつあると説明する。葛城ミサトたちは、残された限られた時間のうちに彼の身体と精神を取り戻す「サルベージ」作戦を決断するが、その成功確率は絶望的に低い数値として示される。

第20話 場面1

肉体を失い初号機の中を漂うシンジの意識は、自分が何者なのか、どこまでが自分でどこからが他者なのかという境界を見失っていく。「ぼくは誰なんだ」という問いとともに、自他を隔てる心の壁が静かに溶け出し、個としての存在が拡散していく不安定な感覚に苛まれ続ける。

シンジの心象風景にはミサト、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレーらの姿が次々と現れる。一人になりたくない、誰かと完全に一つになりたいという願望が前面に出てくる。ATフィールドが本来「人と人とを隔てる心の壁」であることが語られ、孤独と融合への欲求が激しく交錯する。

第20話 場面2

並行して物語は、葛城ミサトと加持リョウジの過去と関係を描き出す。心の隙間を埋めるように加持と肌を重ねるミサトの姿が描かれ、その「誰かと繋がっていたい」という渇望が、融合の中に安らぎを求めるシンジの心情と鏡のように重ね合わされていく。

漂い続けるシンジは、やがて温かな誰かの気配に包み込まれ、思わず「母さん……?」と問いかける。初号機に宿る存在=碇ユイの面影がここで強く示唆され、シンジは母の腕に抱かれるような束の間の安らぎと、融合し続けることへの甘い誘惑を同時に味わう。

第20話 場面3

第一次サルベージ作戦は失敗に終わる。回収されたエントリープラグの中には、人の形を失いLCLと化したシンジの残滓と、空になったプラグスーツだけが漂っていた。それでもミサトは彼を見捨てることを拒み、わずかな可能性に賭けて作戦の続行を強く命じる。

融合の心地よさと母の温もりに留まろうとするシンジだが、最終的に再び「個」として自分自身の形を取り戻すことを選び取る。その意志に呼応するかのように、沈黙していた初号機がわずかに反応を見せ、サルベージは決定的な局面を迎える。

第20話 場面4

やがてエントリープラグが砕け、噴き出すLCLの奔流の中からシンジの肉体が再構成され、裸のまま生まれ直すように姿を現す。まるで母胎からの誕生を思わせるその光景の中、駆け寄ったミサトが彼を抱きしめ、シンジの帰還と再生がようやく果たされる。

第20話 場面5
第20話 場面6
第20話 場面7
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