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2011年版 第70話
2011年版アニメ第70話「コンジョウ×ト×ユウジョウ」を解説。レイザー戦の退場判定、ゴンのジャジャン拳、負傷したキルアの両手と最後の作戦を整理する。
2011年版アニメ第70話「コンジョウ×ト×ユウジョウ」は2013年3月10日に放送され、原作No.163後半からNo.166前半を基にする。レイザーとのドッジボールは、残る選手と再入場カードを削る終盤へ入る。
ゴンは勝つだけでなく、レイザーの全力を正面から破ることへこだわる。その一球を支えるキルアの両手は大きく腫れ、友情と自己犠牲の境界がチーム内で争点になる。

第70話でレイザーへ最大出力の球を放つゴン 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

ドッジボールでゴンたちを圧倒するレイザー 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

ゴンの投球を支えるキルアとヒソカ 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

レイザーの球を受け止める最終局面 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

海賊イベントを取り仕切るレイザー 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
基本情報
| 媒体 | 2011年版TVアニメ |
|---|---|
| 話数 | 第70話 |
| 副題 | コンジョウ×ト×ユウジョウ |
| 放送日 | 2013年3月10日 |
| 原作対応 | No.163後半〜No.166前半 |
天井へ当たった一球
レイザーの球を受けたゴンは境界外へ飛ばされ、球が天井へ触れる。床と同じ場内設備に触れた判定でゴンもアウトになり、戻るを使わなければ試合へ復帰できない。
負傷の手当て中、キルアとゴレイヌが短いパスをつなぎ、相手へ攻撃権を渡さない。攻める手段がなくても、ゴンが戻る数十秒を球の保持で買う。
戻るカードは退場を一度取り消せるが、人数と使用回数は有限である。強い選手を復帰させる価値と、次の退場へ備える資源を同時に考える必要がある。
ゴレイヌの位置交換
ゴレイヌは黒い賢人へ球を投げ、自分と位置を交換してレイザーの顔面へ当てる。直接近づかず、能力で攻撃位置だけを入れ替える奇襲である。
球が床へ落ちる前に十四人の悪魔が捕球し、反撃をゴレイヌへ返す。奇襲は一度成功しても得点へ確定せず、相手の人形が球の連続性を保つ。
顔面へ直撃したゴレイヌは意識を失い、復帰できない。レイザーへ同じ痛みを返す狙いが、選手一人の完全退場という代価を生む。
場外の悪魔を使う反射
レイザーの次の投球はキルアへ向かうように見え、途中でビスケとヒソカ側へ曲がる。避けた先の場外には悪魔が待ち、捕った球をすぐヒソカへ投げ返す。
ヒソカは伸縮自在の愛で球を止めるが、指へ損傷を受ける。能力で勢いを吸収しても、レイザーのオーラを込めた球の力が完全に消えるわけではない。
ビスケは服へ球が触れたためアウトと判定される。身体をかわしても着衣まで判定範囲に含まれ、紙一重の回避が成功にならない。
正面から破るという条件
ヒソカは場外の悪魔が返した球はレイザー本人の投球より弱いと見抜く。回避を選び、弱い返球だけ処理すれば重傷を避けて勝つ道が見える。
ゴンはその方法を拒み、レイザーの全力を真正面から打ち返したいと求める。規則上の勝利より、ジンの仲間である相手へ自分の力を認めさせる目的が前へ出る。
この選択はチーム全員の安全を最大化しない。ゴンの納得が攻略目標へ結び付くため仲間は支えるが、ツェズゲラは消耗と負傷を現実的に評価し続ける。
キルアが固定する球
ゴンは中央にキルアを立たせ、両手で球を支えるよう頼む。ジャジャン拳のグーを直接球へ当てるため、固定役は衝撃とオーラの両方を受ける。
最初の一撃は強力な悪魔を場外へ飛ばすが、ゴンはレイザー本人を倒すには足りないと判断する。成功しても目的の水準を下げず、次の一球へさらにオーラを集める。
キルアは球を守る手へ薄いオーラしか回さない。厚く防御すればゴンの打撃が球へ伝わりにくくなると考え、自分の損傷を増やして威力を優先する。
レイザーが両手で受ける球
ゴンは目を閉じて呼吸を整え、練を高めて二度目のグーを放つ。球はレイザーへ一直線に進み、今度は本人も両手と全身のオーラで受ける。
レイザーは球を上方へ弾き、天井へ当てずに落下を待つ。捕球できなくても場内へ残せば即アウトを避けられるため、力比べの中に判定規則を組み込む。
両者の衝突で周囲の選手も動きを止める。ゴンはレイザーを場外へ出せないが、片手で扱えない威力を引き出し、相手へ全力の防御を選ばせる。
ヒソカが作った退場
高く上がった球をヒソカが伸縮自在の愛で捕らえ、落下の勢いを利用してレイザーへ返す。ゴンの力を自分の接着能力へつなぎ、別の角度から場外へ送る。
レイザーはアウトとなり、戻るを使って復帰する。ゴンだけの一撃では退場させられなかったが、ヒソカの判断を挟むことで一度人数差を作る。
三対二に見えても、ゴンとヒソカは消耗し、キルアは手を傷めている。ツェズゲラは残存人数の数字より、各選手が次の一球を処理できるかを重く見る。
腫れた両手と信頼
タイムアウトでツェズゲラはキルアの交代を提案する。本人は軽傷を装いポケットへ手を隠すが、ビスケが引き出すと両手は大きく腫れている。
キルアは防御を薄くした選択を自分の役割として受け入れ、次も球を持つと主張する。ゴンも他の誰かへ替えず、キルアでなければ最大出力を出せないと信頼を示す。
信頼は負傷を無害にしない。ビスケとツェズゲラが止めようとするのは友情を疑うためではなく、本人が痛みを隠したまま続行を選んでいるからである。
最後の悪魔と次の作戦
再開後、ビスケは場内に残る最後の悪魔へ球を投げ、退場させる。レイザー本人へ集中するため、捕球と反射を担う人形を先に消す。
攻撃権はレイザー側へ戻り、今度はゴンたちが全力投球を止める番になる。打つための配置だけでは勝てず、受ける方法を新しく作る必要がある。
ゴンはキルアとヒソカの能力を組み合わせる案へ至る。第70話は実行前で終わり、根性だけで耐えるのではなく、三人の役割を一球へ重ねる次の局面を残す。
一球へ集まる役割
ドッジボールの判定では、威力が高いだけで勝てない。球が床へ落ちる前なら味方や悪魔が捕球でき、場外へ出た選手も戻るを残していれば復帰する。ゴンのジャジャン拳は、落球と再入場まで含む手順の一部である。
ゴレイヌの位置交換はレイザーへ不意打ちを成功させるが、人形の捕球を止められない。顔に当てる目的と、床へ落としてアウトを確定する目的が分かれ、最初の成功感が反撃への注意を遅らせる。
レイザーは自分の悪魔を場内と場外へ配置し、選手の回避先まで攻撃範囲にする。投球軌道を曲げるだけでなく、避けた後に誰が球を持つかまで設計しているため、一度の回避を安全へ直結させない。
ビスケの衣服へ触れた判定は厳しく見えるが、試合開始前に共有された規則の範囲にある。強者の彼女が戦闘力を出せず退場することで、競技規則が格闘力の順位をそのまま結果へしないと分かる。
ゴンが『正々堂々』にこだわる時、場外の悪魔を使う行為が反則という意味ではない。ルール内の安全な勝ち方を自分の目的に合わないと拒み、レイザー本人の全力へ届くことを追加条件にしている。
キルアはその条件を理解し、球の固定役を引き受ける。打点がわずかにずれればゴンの拳が手へ当たり、厚く防御すれば球の加速を落とすため、身体能力だけでなくゴンの動作を読む精度が必要になる。
両手の腫れを隠した行為は、痛みへ耐える友情だけでは説明できない。負傷を見せればビスケとツェズゲラが交代させると知り、自分が外れればゴンの最大出力を作れないと判断した情報操作でもある。
ゴンがキルア以外を拒む言葉は、技術への信頼と友人への依存を同時に含む。キルアの意思を尊重していても、本人が負傷を軽く偽っている以上、完全に対等な情報で合意した続行ではない。
ヒソカはゴンの球を横取りせず、レイザーが弾いた後に伸縮自在の愛を使う。ゴンの力を残した球へ自分の方向制御を加え、二人のどちらか一方では作れない退場を成立させる。
ツェズゲラは選手数だけで優勢を判断しない。ゴンの残存オーラ、キルアの手、ヒソカの指を見れば、三人が次の全力球へ同じ状態で対応できない。経験者の評価は得点板より身体へ向く。
ビスケが最後の悪魔を狙ったのも、レイザーへ直接投げるより次の捕球経路を消すためである。人形を一体ずつ減らせば、球の反射と位置交換が単純になり、三人が本人へ集中できる。
第70話の根性は、痛みを無視して殴り続けることだけではない。最初の球で不足を知ったゴンが集中をやり直し、キルアが役割を継続し、ヒソカが落下まで待つ。各自が同じ目的へ別の我慢を置く。
友情も、傷つけば自動的に強まる美談として扱えない。ビスケが手を見せたことで、視聴者は成功の裏の損傷を知る。次の一球で勝っても、キルアの治療とゴンの消耗は別に残る。
回の最後にゴンが思いつく受球案は、投球時と役割を逆にする発想へつながる。自分が最大出力を出す場面から、レイザーの最大出力を三人で受け止める場面へ移り、競技の決着条件を揃える。
次回へ持ち越される条件
レイザーが場外へ出ても、戻るを使えば一度だけ復帰できる。ゴンたちはアウトを取った事実だけで勝ったと思わず、復帰後の一球を受ける方法まで考えなければならない。
残った三人はそれぞれ負傷や消耗を抱え、同じ作戦をもう一度は使いにくい。だから最後の攻防では、誰か一人の出力を増やすより三人の能力を一つの受球へ重ねる発想が必要になる。
ゴンがレイザー本人との正面勝負を求めた結果、指定ポケットカード入手の試練は競技上の勝敗以上の意味を持つ。ジンを知るゲームマスターへ自分の力を届かせることも、この試合の個人的な目標である。
2011年版 第70話が残したもの
第70話は、ゴンの全力投球をキルアが傷ついた両手で支え、ヒソカがその球をレイザーの退場へつなぐ回である。
正面から勝つというゴンの条件はチームの危険を増やすが、三人の能力を同じ一球へ集める理由にもなる。
最後の悪魔を退場させた後、レイザーの投球を受ける作戦が次の決着を作る。