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2011年版 第69話
2011年版アニメ第69話「タイケツ×デ×ネッケツ」を解説。レイザーへの再挑戦、海賊の反乱、悪魔のドッジボール、ゴンの硬による防御を整理する。
2011年版アニメ第69話「タイケツ×デ×ネッケツ」は2013年3月3日に放送され、原作No.160後半からNo.163前半を基にする。レイザー組への再挑戦がスポーツ連戦から八対八のドッジボールへ集約される。
ゴン、キルア、ビスケ、ヒソカ、ゴレイヌ、ツェズゲラ組が役割を分けても、レイザー一人の投球が戦況を変える。ゲームの勝利条件と念能力による実力差が、同じコートで試される一話である。

第69話で八対八のドッジボールへ挑む攻略組 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

本気の投球でゴンたちを圧倒するレイザー 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

ゴン、キルア、ヒソカが力を合わせるドッジボール 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

レイザーへ反抗して処刑されるボポボ 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

二体の賢人で八人目をそろえるゴレイヌ 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
基本情報
| 媒体 | 2011年版TVアニメ |
|---|---|
| 話数 | 第69話 |
| 副題 | タイケツ×デ×ネッケツ |
| 放送日 | 2013年3月3日 |
| 原作対応 | No.160後半〜No.163前半 |
再挑戦へそろえた役割
前回敗れたゴンたちは、ツェズゲラとその仲間を加えて再挑戦する。ゴレイヌは前回の競技と海賊の特性を基に、どの種目へ誰を出すかを割り振る。人数を増やすだけでなく、相性を先に整理する準備である。
一週間の準備期間に各選手が担当へ合わせ、再戦では序盤の競技を容易に勝ち進む。レイザーはゴン、キルア、ヒソカ、ビスケ、ツェズゲラ、ゴレイヌの六人が以前の集団とは違うと認める。
その一方で、ゲンスルー組は指定ポケットカードを九十七種まで集めていた。海賊イベントを攻略してもゲーム全体の競争では遅れるため、丁寧な再挑戦に使える時間は限られる。
攻略側は個人の強さだけでなく、情報、訓練、適材配置をそろえた。ところがイベント管理者であるレイザーは、同じ種目を続けず、勝敗の仕組みそのものを変えられる立場にいる。
ボポボの反乱と即死
レイザーは仲間へいくつかの競技を譲るよう指示する。ボポボは以前キルアから受けた屈辱もあり、従い続けることを拒み、他の海賊とともにレイザーへ反抗する。
反乱は自由を取り戻す集団行動に見えるが、レイザーとの力の差を測れていない。彼は放った念弾でボポボの頭部を吹き飛ばし、交渉や再度の命令を挟まず処刑する。
囚人たちはゲームの住人として役を与えられていても、安全を保証されていない。管理者へ逆らえば現実の死が起きるため、グリードアイランドが仮想世界ではなく現実の島だという疑念が強まる。
相撲の担当が死亡した結果、その競技は攻略側の勝利として処理される。人の死とゲーム上の一勝が同じ進行へ置かれ、カード獲得の仕組みが現実の暴力から切り離されていないことが分かる。
八勝を賭けたドッジボール
四勝が積み上がった時、レイザーは次のドッジボール一試合で八勝分を決めると提案する。複数競技の積み重ねを一戦へ圧縮し、自分が最も力を発揮できる勝負へ相手を引き込む。
競技には一チーム八人が必要だが、協力していた一般参加者はレイザーの念獣を見て退く。準備した人数が恐怖で減り、主要六人だけでは開始条件を満たせない。
ゴレイヌは白と黒の賢人を具現化し、二体を選手として加える。念獣は人数合わせだけでなく、本人または相手と位置を交換できるため、投球の回避と配置変更へ使える。
規則上の八人を満たしても、念獣は本体の集中とオーラに依存する。人間二人を新しく雇ったのと同じではなく、ゴレイヌ一人の能力が複数枠を支えるため、彼への攻撃が編成全体へ影響する。
ジンから預かった言葉
試合前、ゴンはレイザーへジンが島にいるかを尋ねる。レイザーは目の前の少年がジンの息子だと知り、父から預かった言葉を伝える。会いに来たなら手加減するなという趣旨だった。
ジンは息子を守るよう頼んでいない。危険なゲームへ来る前提で、仲間のレイザーへ本気で立ちはだかるよう求める。ゴンは拒絶とは受け取らず、自分を試す課題として笑う。
この言葉により、レイザーの本気は管理者の職務だけでなく、ジンとの約束にもなる。相手が子供だから出力を落とせば、ゴンがここまで到達した意味と、父から受けた依頼の両方を損なう。
ゴンにとっても試合はカード獲得以上のものへ変わる。父へ近づく手掛かりが、情報ではなく父の友人と正面から競う経験として与えられるため、危険な投球へ退かなくなる。
序盤の連係と黒の賢人
レイザーは先攻を譲り、キルアがボールをゴレイヌへ渡す。ゴレイヌは念獣を狙い、短い連係で二体をコートから外す。攻略側は人数差を先に作ろうとする。
続いてゴレイヌはレイザー本人へ投げるが、片手で止められる。念獣に通用した速度と威力が本体には届かず、同じチーム内でも防御力が大きく違う。
レイザーの返球を受けたゴレイヌは、自分と黒の賢人の位置を交換して回避する。投球を受けた念獣は破壊され、交換能力が一度は命を守っても、戦力一枠を失う代価になる。
位置交換はどんな攻撃も無効にする能力ではない。交換先を用意し、タイミングを判断し、念獣が攻撃へ耐えられない結果を受け入れる必要がある。強い投球ほど使える回数を削る。
ツェズゲラが受けた一球
レイザーは複数の悪魔へ高速でパスし、投球位置を読ませない。攻略側が構えていても、ボールを持つ者と角度が連続して変わるため、防御へ集中する対象を絞れない。
投げられた球はツェズゲラの背中へ当たり、重傷を負わせる。彼は背面へオーラを回して致命傷を避けたが、まっすぐ歩けないほどの損傷を受け、外野へ下がる。
キルアは跳ね返った球を受け、その重さをボウリング球のようだと感じる。球そのものの質量が変わったと断定するより、レイザーのオーラと速度が受け手へ与える衝撃を表す感覚として読める。
ツェズゲラは自分の防御を誇らず、基礎から鍛え直す時期だと認める。熟練ハンターでも、攻略実績と念の戦闘能力が常に同じ水準ではない。負傷が自己評価を更新する。
伸縮自在の愛による返球
ヒソカはキルアから球を受け、伸縮自在の愛を付着させて攻撃する。ボールが相手へ触れた後もゴム状のオーラで軌道を変えられるため、通常の一回の投球より選択肢が多い。
ゴンたちは先に悪魔を減らし、最後にレイザーへ集中する方針を取る。最大戦力を最初から狙わず、パスと人数を支える周辺を削る点で、序盤のゴレイヌの戦術を引き継ぐ。
しかし二体の悪魔が合体し、ヒソカの球を受け止める。念獣は固定された個体ではなく、数を減らして強度を上げる形へ変化できる。攻略側の順序にもレイザーが対応する。
ヒソカは無理に引き合わず、ゴムを解除して球を渡す。能力の執着より、力比べで指を損なう危険を避ける。彼の参加目的は試合を楽しむことであり、一つの攻防で退場することではない。
硬でも止まらない投球
レイザーは次の狙いをゴンだと宣言する。殺さない範囲を示しながらも、受け方を誤れば重大な傷になる出力で投げる。宣告は猶予であると同時に、正面から受ける性格を利用する圧力になる。
ゴンはキルアとともに堅で備え、投球の瞬間には両手と額へオーラを集める硬を使う。全身の防御を捨て、一点へ最大量を集中するため、当てる場所を読めても失敗時の危険は大きい。
ボールを受け止め切れず、ゴンの身体は壁を破るほど飛ばされる。それでも致命傷は避け、すぐ立ち上がる。硬がレイザーを上回ったのではなく、攻撃を生存可能な損傷へ抑えた。
心配して駆け寄るビスケとキルアに対し、ゴンはむしろ闘志を強める。父の言葉を受けた試合で真正面から力を測れたため、恐怖より次は返したいという欲求が勝る。ここから反撃の形を組み直す。
場面と設定の補足
ツェズゲラ組の参加は、指定ポケットカードを競う相手との一時協力である。海賊イベントを突破できなければ双方が先へ進めないため、カード総数を争う前に共通の障害へ戦力を合わせる。
レイザーがボポボを殺せるのは単なる強者支配だけではなく、ゲームマスターとして島の秩序を維持する立場もある。ただし処刑の即断は、囚人へ更生の機会を与える管理とは程遠い。
ドッジボールでは外野へ出ても完全な退場とは限らず、ボールの所有や戻り方が勝敗へ影響する。相手を強打するだけではなく、どこへ弾き、誰が次に取るかまで考える必要がある。
ゴレイヌの賢人は位置交換が目立つが、選手数を満たすだけでも価値がある。一般参加者が退いた穴を念能力で埋めたため、試合開始前に失格となる事態を防いだ。
レイザーが球を片手で止める場面は、投げる力だけでなく受ける技術も高いと示す。攻略側が返球へ成功しても、同程度の威力でなければ本人を外野へ出せない。
ツェズゲラが背中へ堅を回せたのは、見えない角度の攻撃へ最低限反応したためである。防御が間に合っても歩行困難になる威力から、球に触れない回避と味方の受け止めが必要だと分かる。
ゴンの硬は頭部周辺へ集中し、それ以外を無防備にする。レイザーが宣言した狙いを信じたから選べる防御であり、途中で別部位へ軌道を変えられれば危険が増す。
本話の終了時点では、ゴンは立ち上がっただけで攻略法を完成させていない。次の一球をどう受け、誰が支え、どの力で返すかを組み立てる余地を残し、後編の連係へ続く。
理解を深める要点
海賊との競技は指定ポケットカード「一坪の海岸線」を得る条件に結び付く。勝利数は遊びの記録ではなく、希少カードの所有権へ直結するため、ゲンスルー組との収集競争にも影響する。
ヒソカを仲間へ入れる判断には危険がある。能力と実力は必要でも、彼がチームの安全を最優先する保証はなく、面白い勝負を求める欲望が作戦から外れる可能性を残す。
レイザーの悪魔は審判補助ではなく、投球、捕球、合体を行う選手として機能する。能力者一人を倒せば消える可能性はあっても、その一人へ到達するまで念獣が壁になる。
ゴンがジンの伝言を喜ぶ反応は、普通の親子関係として受け入れやすいものではない。保護より試練を選ぶ父の態度を、自分へ関心がない証拠ではなく、到達を信じた課題として読む。
レイザーの宣告後も、仲間はゴンを前から引き離さない。本人の意思を尊重しつつ、ビスケとキルアが受けた後の状態をすぐ確認するため、個人の勝負とチームの安全管理が並ぶ。
2011年版 第69話が残したもの
第69話は、準備したチーム戦をレイザーの一球が崩し、念能力と競技規則を同時に読む必要を示す。
ゴレイヌの位置交換、ヒソカの伸縮自在の愛、ゴンの硬はそれぞれ有効だが、どれも無条件に投球を無効化しない。
壁まで飛ばされたゴンが立ち上がることで、攻略は人数をそろえる段階から、レイザーへ一球を返す勝負へ移る。