念 / 念能力
黒の賢者
黒の賢者は、ハンターのゴレイヌが放出する黒いゴリラ型の念獣。テレパシーで操り、ゴレイヌが選んだ相手と位置を入れ替えて奇襲を成立させる。
黒の賢者は、ハンターのゴレイヌが操る念能力である。オーラで形づくられた黒いゴリラのような生物を放出し、テレパシーで意のままに動かす。念系統は放出系と操作系にまたがるものとして扱われ、ゴレイヌ自身の系統は明らかでない。同じ使い手が持つ白の賢者と対をなし、レイザーとの勝負では二体が同時に呼び出された。
能力の要は入れ替えにある。黒の賢者は、ゴレイヌが選んだ相手と自分の位置を交換できる。相手がどこに立ち、どれだけ守りを固めていても、その配置や警戒の度合いと無関係に攻撃を届かせられる。グリードアイランドのドッジボール勝負では、この性質がレイザーの称賛を引き出した。

黒の賢者の使い手 ゴレイヌ 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

白と黒の賢者を使ったドッジボール戦

レイザーへ挑むグリードアイランドの一行
基本情報
| 使用者・能力者 | ゴレイヌ。バッテラに雇われてグリードアイランド攻略に加わったハンターで、白の賢者と黒の賢者の二つを使い分ける。 |
|---|---|
| 念系統 | 放出系と操作系の二系統にまたがる。ゴレイヌ本人の念系統は不明とされ、念獣の生成が具現化系による可能性も残る。 |
| 効果・作用 | オーラでできた黒いゴリラのような生物を放出し、テレパシーで操る。ゴレイヌが選んだ相手と位置を入れ替える固有の性質を持ち、相手の位置や警戒の度合いに左右されない奇襲を可能にする。 |
| 発動条件・制約 | 黒いゴリラは自動で動かず、ゴレイヌの直接の指示によって行動する。 |
| 対になる能力 | 白の賢者。色違いの念獣を放出する同種の能力で、レイザー戦ではゴレイヌが二体を同時に呼び出した。 |
能力の概要
黒の賢者は、ゴレイヌが持つ二つの念能力のうちの一方である。ゴレイヌはバッテラに雇われてグリードアイランド攻略に加わったハンターで、単独で動きながら五十枚を超えるカードを集め、他の参加者の動向も把握していた。二つの能力は放出される念獣の色で区別され、黒の賢者はその名のとおり黒いゴリラの姿をとる。
ゴレイヌはドッジボール勝負の場で白と黒の二体を同時に呼び出し、自分ひとりで三人分の頭数になると主張した。二体を加える手続きが規則上通るかどうかは、レイザー本人に確かめている。レイザーはゴレイヌを勝負の参加者にふさわしい相手と見なしていた。
仕組みと効果
ゴレイヌはこの能力でオーラからなる黒いゴリラのような生物を放出する。操作はテレパシーで行い、念獣は術者と離れた位置にいても指示どおりに動く。
黒の賢者には、ゴレイヌが選んだ相手と位置を入れ替える固有の性質がある。入れ替えは相手の立ち位置や守りの堅さに縛られないため、通常なら届かない間合いからでも奇襲が成立する。攻撃の威力ではなく、相手の予測を外して当てる点にこの能力の価値がある。レイザーはその働きを高く買った。
発動条件・制約・弱点
黒いゴリラは自動操縦ではない。白の賢者と同じく、ゴレイヌが逐一命令を出して初めて動く。能力を活かすには術者が戦況を読み、指示を出し続けなければならない。判断や間合いの見立てを誤れば、入れ替えの利点はそのまま失われる。
入れ替えは身代わりとしても働くが、代償は術者に返る。単行本第16巻のドッジボール戦で、ゴレイヌはレイザーの投げた球を避けも受けもできないと判断し、白の賢者と位置を入れ替えた。白の賢者は球を受けて頭部が砕け、その損傷はゴレイヌ自身の精神的な打撃として現れた。ツェズゲラは、以後ゴレイヌが白の賢者を呼び出せなくなると見積もっている。黒の賢者に同種の負担が働くかどうかは判断できない。
オーラを放つ点から放出系の性質が読み取れる一方、念獣の生成が具現化系によるものである可能性も残る。
作中での使用
黒の賢者が働きを見せるのは、単行本第16巻に収められたレイザーとのドッジボール勝負である。レイザーは一チーム八人を条件に掲げ、ゴレイヌは念獣二体を加えて人数を満たした。白の賢者は球を拾い戻す役に回り、試合が動き出すとゴレイヌはキルアから受けた球で悪魔を二体倒している。
第163話では、負傷したゴンが手当てを受ける間、ゴレイヌとキルアが球を回して時間を稼いだ。その途中でゴレイヌは動きを止め、あらかじめレイザーと位置を入れ替えておいた黒の賢者へ球を投げる。球は不意を突いてレイザーの顔面に命中した。周でオーラを乗せた投球は片手で受け止められていたが、この一撃はレイザーに打撲を負わせている。
発動条件・効果・制約をつなぐ
黒の賢者の情報を整理する第一歩は、結論だけを抜き出さないことである。念能力は名称や威力だけで評価せず、使用者、系統、発動条件、対象、代価、解除条件を一続きの仕組みとして読む必要がある。
基本情報のうち「使用者・能力者」は、ゴレイヌ。バッテラに雇われてグリードアイランド攻略に加わったハンターで、白の賢者と黒の賢者の二つを使い分ける。これに対して「念系統」は、放出系と操作系の二系統にまたがる。ゴレイヌ本人の念系統は不明とされ、念獣の生成が具現化系による可能性も残る。ここを切り分けると、作中で明示された範囲と読者が解釈できる範囲の境界が見えやすい。
基本情報のうち「念系統」は、放出系と操作系の二系統にまたがる。ゴレイヌ本人の念系統は不明とされ、念獣の生成が具現化系による可能性も残る。これに対して「効果・作用」は、オーラでできた黒いゴリラのような生物を放出し、テレパシーで操る。ゴレイヌが選んだ相手と位置を入れ替える固有の性質を持ち、相手の位置や警戒の度合いに左右されない奇襲を可能にする。ここを切り分けると、作中で明示された範囲と読者が解釈できる範囲の境界が見えやすい。
基本情報のうち「効果・作用」は、オーラでできた黒いゴリラのような生物を放出し、テレパシーで操る。ゴレイヌが選んだ相手と位置を入れ替える固有の性質を持ち、相手の位置や警戒の度合いに左右されない奇襲を可能にする。これに対して「発動条件・制約」は、黒いゴリラは自動で動かず、ゴレイヌの直接の指示によって行動する。一方だけを強調すると項目の働きを過大または過小に評価しやすいため、両方を照合したい。
基本情報のうち「発動条件・制約」は、黒いゴリラは自動で動かず、ゴレイヌの直接の指示によって行動する。これに対して「対になる能力」は、白の賢者。色違いの念獣を放出する同種の能力で、レイザー戦ではゴレイヌが二体を同時に呼び出した。ここを切り分けると、作中で明示された範囲と読者が解釈できる範囲の境界が見えやすい。
基本情報のうち「対になる能力」は、白の賢者。色違いの念獣を放出する同種の能力で、レイザー戦ではゴレイヌが二体を同時に呼び出した。これに対して「使用者・能力者」は、ゴレイヌ。バッテラに雇われてグリードアイランド攻略に加わったハンターで、白の賢者と黒の賢者の二つを使い分ける。二つを同じ表へ置くことで、前提と結果を取り違えずに読める。
本文の「能力の概要」で中心になるのは、黒の賢者は、ゴレイヌが持つ二つの念能力のうちの一方である。ゴレイヌはバッテラに雇われてグリードアイランド攻略に加わったハンターで、単独で動きながら五十枚を超えるカードを集め、他の参加者の動向も把握していた。二つの能力は放出される念獣の色で区別され、黒の賢者はその名のとおり黒いゴリラの姿をとる。結果だけを覚えるのではなく、そこへ至る過程を残すことが、この項目をほかの記事へ接続するうえで重要になる。
本文の「仕組みと効果」で中心になるのは、ゴレイヌはこの能力でオーラからなる黒いゴリラのような生物を放出する。操作はテレパシーで行い、念獣は術者と離れた位置にいても指示どおりに動く。時系列を保ったまま読むことで、後に判明した事実を当時の判断材料へ逆流させずに済む。