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ジョジョ百科事典ANNA MOVIES
Part 6 / スタンド

ヨーヨーマッ

よーよーまっ

第一世界線main_manga

ネタバレ範囲: Part 6ヨーヨーマッ戦まで

# ヨーヨーマッヨーヨーマッは、第6部『ストーンオーシャン』でDアンGが操る、自我を備えた遠隔自動型スタンドである。標的へ従順な従者として同行し、複数人の視線が外れた瞬間だけ酸性の唾液を使って、痛みも出血もほとんど起こさず肉体を溶かす。攻撃で破壊できないほど頑丈な一方、頭部の感知器官へ別の生物の脳をつなぐというダイバー・ダウンの介入によって無力化された。

使い手

DアンGはグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の懲罰隔離房棟に収監された男である。プッチから緑色の赤ん坊を回収する役目を与えられ、自分は離れた場所へ残ったままヨーヨーマッを標的へ送る。能力が自律して任務を進めるため、本体は徐倫たちと接近戦を行わず安全圏から結果を待てる。

外見

ヨーヨーマッは背の低い人型で、丸い胴体、鱗のような皮膚、つなぎ服、左右で印象の異なる目を持つ。頭頂部には尖った金属器具が突き出し、DアンGの帽子を思わせる意匠になっている。愛嬌のある小人のような姿は、陰湿な攻撃方法を見抜かせない擬態としても働く。

頭部の突起

頭の突起は飾りではなく、標的が自分へ注意を向けているかを検知する感覚器官である。誰がどの方向を見ているかを把握し、監視が一人以下になる短い時間を選んで攻撃する。この器官が正常に働く限り、表面上の従順さと秘密の殺害行動を正確に切り替えられる。

自我

ヨーヨーマッは会話し、周囲の環境を理解し、与えられた大まかな目的から具体的な手段を考える。単純な命令だけを反復する人形ではなく、船を操縦し、偽装を作り、相手の警戒を解くための提案を重ねる。自我は本体への反抗へ向かわず、DアンGが命じた殺害と回収を達成するために使われる。

口調

標的を主人と呼び、過剰にへりくだり、自分の名を会話の途中へ差し込む癖がある。靴を磨く、椅子を作る、読み物を差し出すなど、必要以上の奉仕を自発的に行う。相手が不快に感じても攻撃する理由を与えないよう、侮辱や暴力まで喜んで受け入れる態度を見せる。

自動追跡

DアンGが標的と目的を指定すると、ヨーヨーマッは長距離を独力で追い、状況に応じて行動する。本体と頻繁に連絡を取り、細かな操作を受ける必要はない。湿地、船、警備隊といった予想外の条件にも対応するため、単純な経路を往復する自動型より判断の幅が広い。

緑色の赤ん坊

懲罰房棟から徐倫たちが脱出した直後、ヨーヨーマッは緑色の赤ん坊を包む球体を飲み込む。大きな物を胃へ収めても外見は大きく変化せず、赤ん坊を傷つけずに運搬する。任務は標的の殺害だけでなく、プッチの計画に必要な赤ん坊を本体側へ持ち帰ることにある。

胃の収納

ヨーヨーマッは物品を飲み込み、内部へ保管したまま移動できる。アナスイがダイバー・ダウンで内部へ潜ろうとすると、強烈な臭気と不快な感覚が能力を通じて返る。頑丈な外皮だけでなく、内部から回収しようとする接触にも防御があるため、赤ん坊を簡単に取り出せない。

ポケット

つなぎ服のポケットには、シールや小道具など複数の物を入れて持ち歩く。命令を受けた時に必要な道具を取り出し、即席の工作や偽装へ利用する。異空間へ無限に収納する能力と明言されたものではなく、体格に比べて多数の物を携帯できる描写として扱う。

耐久力

拳銃の弾丸を複数受け、ストーン・フリーの連打で地面へ叩き付けられても損傷しない。殴られた本人は痛みを楽しむように反応し、攻撃側へ破壊できる手応えを与えない。本体の射程から離れた自動型に高い耐久が備わることで、標的は追跡者を排除できず同行させられる。

反撃を誘わない態度

ヨーヨーマッは殴られても怒らず、むしろ相手を気遣う言葉を返す。攻撃が効かないうえ敵意も見せないため、徐倫たちは緑色の赤ん坊を運ぶ道具として監視しながら利用しようと考える。倒せない敵を近くへ置く選択そのものが、能力の攻撃条件を作る。

複数人に見られている時

二人以上が注意を向けている間、ヨーヨーマッは命令へ従う忠実な従者として振る舞う。船の操縦、靴の手入れ、周囲の危険への対処まで行い、標的へ直接危害を加えない。そのため被害が起きても、誰も攻撃の瞬間を目撃できず原因の特定が遅れる。

視線が外れた時

一人だけが見ている状態や全員が別の対象へ注意を移した瞬間、攻撃行動へ切り替わる。切り替えは一瞬で、再び見られれば何事もなかったように奉仕を続ける。監視人数という条件を知らない側は、誰といる時に傷を負ったかを比較しなければ規則へ到達できない。

酸性の唾液

ヨーヨーマッの唾液は人間の肉体を静かに溶解する。皮膚や舌が大きく欠けても激痛や大量出血が起こらず、被害者は発声や感覚を失ってから異常へ気付く。明確な攻撃音と傷の痛みがないため、離れた場所の敵や毒を疑わせる隠密性がある。

徐倫への最初の攻撃

別の人物の注意が外れた短い間に、ヨーヨーマッは徐倫の顔へ唾液を作用させる。本人は直後に重傷と認識せず、奉仕を続けるスタンドの態度から攻撃者を断定できない。小さな欠損が積み重なり、話すことや戦うことに必要な部位を奪う方法で殺害へ近づく。

蚊による散布

ヨーヨーマッは唾液を蚊の体内へ入れ、標的の周囲へ放つ。蚊は酸に溶かされず飛び続け、人間へ接触した時に唾液を届ける媒体になる。口から直接吐く場面だけを警戒しても、自然の虫に見える複数の経路から攻撃が届く。

水しぶき

移動中の船の前方へ唾液を混ぜ、プロペラや船体が上げる水しぶきで標的へ浴びせる。湿地では水が常に飛び交うため、一滴ごとの由来を見分けにくい。船を動かす協力行動の中へ攻撃を隠すことで、従順な操縦者という外見を保つ。

静電気の利用

ビニール片をプロペラへこすり付け、静電気を起こして唾液の微粒子を空中へ漂わせる。酸を発射する固有器官だけに頼らず、身近な物理現象で到達経路を作る知性がある。結果だけを見れば肉体が溶ける能力でも、その過程には工作と環境観察が含まれる。

人間への選択性

唾液は人間の肉体を溶かす一方、運搬に使う蚊などには同じ損傷を与えない。どの生物種まで無害なのかは全て示されないが、少なくとも媒介する虫を維持できる選択性がある。この差がなければ唾液を入れた瞬間に蚊が死に、遠隔散布の方法は成立しない。

F・Fの被害

プランクトン群体のF・Fも顎などを溶かされ、攻撃の速さを体験する。F・Fは通常の人間と身体構造が異なるが、人型を保つ群体部分には損傷が生じる。水で再生できる相手でも、一瞬で広い部位を失わせれば行動と連絡を妨げられる。

警備隊への対応

湿地で警備隊が接近すると、ヨーヨーマッは船や仲間を植物と水面へ紛れさせる偽装を手伝う。標的を守る行動に見えるが、任務を続けるには警備隊へ捕まらせない方が都合よい。協力と殺害が同じ目的の中に並ぶため、善意の有無で行動を判断できない。

船の操縦

ヨーヨーマッはエアボートの扱いを理解し、湿地の水路を進める。体格や外見からは予測しにくい技能を持ち、自動型として目的達成に必要な知識へアクセスする。標的が操縦を任せるほど、全員の視線が進路や追手へ移り、秘密の攻撃機会が増える。

工作能力

枝から椅子を作り、道具を組み合わせ、短時間で周囲に合う物を用意する。作る物の多くは過剰な奉仕や気をそらす目的に使われるが、手先と判断の器用さを示す。破壊力ではなく、標的の行動を自然に誘導する小さな工作が自動暗殺を支える。

アナスイの観察

徐倫の舌や顔が溶け、アナスイ自身も同種の傷を負うことで、近くにいるヨーヨーマッへの疑いが確定する。攻撃瞬間を目撃できなくても、誰が見ていたかと傷が増えた時刻を比較すれば視線条件へ近づける。倒せない相手を破壊する発想から、感知と判断の仕組みを壊す発想へ切り替える。

カエルの脳

アナスイはダイバー・ダウンでヨーヨーマッの頭部へ潜り、感知器官をカエルの脳へ接続する。標的の視線を読む回路へ、虫や動く物へ反射的に注意を向けるカエルの感覚が流れ込む。外皮を傷付けず、内部の情報処理だけを別の生物へ組み替える攻略である。

無力化後

カエルの衝動へ注意を奪われたヨーヨーマッは、数秒も同じ目的へ集中できなくなる。従順な態度と秘密の攻撃を切り替える判断が崩れ、緑色の赤ん坊を運ぶ任務も続けられない。身体は残っていても自動追跡の中枢が機能しないため、殺害装置としては無力化される。

本体の死

F・Fは離れた場所にいるDアンGを追い、殺害する。本体が死亡するとヨーヨーマッは内側から崩れるように消滅し、塵となって吹き散る。耐久力によってスタンド像を倒せなくても、本体との生命的な結び付きまでは失われていなかった。

能力の弱点

第一の弱点は、本体を特定して遠隔側から倒せることである。第二の弱点は、無敵の身体と別に存在する感知回路を内部から改変できることである。また攻撃条件が視線の数へ依存するため、規則を知った複数人が監視を保てば唾液の使用を抑えられる。

名称

英語表記はYo-Yo Maで、日本語ではヨーヨーマッと表記される。海外版では権利上の事情からYA-YA MAなどの別表記が用いられる場合がある。演奏や音楽を操る能力ではなく、名称の由来と酸性唾液を使う自動暗殺の仕様は分けて理解する。

要点

ヨーヨーマッはDアンGが遠隔で放つ自我のある自動型スタンドで、緑色の赤ん坊を飲み込んで運びながら徐倫たちへ同行した。二人以上に見られている間は従順に奉仕し、視線が外れた瞬間だけ唾液を蚊、水しぶき、空気へ混ぜて肉体を静かに溶かす。外部からの攻撃を受け付けなかったが、アナスイが感知器官をカエルの脳へ接続して無力化し、DアンGの死と共に消滅した。