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人物

サカズキ

サカズキは、海軍本部の元帥であり、通称を「赤犬」という。大将時代から「徹底的な正義」を掲げ、海賊だけでなく、任務を妨げる者や海軍の規律から外れた者にも容赦しない。

サカズキは、海軍本部の元帥であり、通称を「赤犬」という。 大将時代から「徹底的な正義」を掲げ、海賊だけでなく、任務を妨げる者や海軍の規律から外れた者にも容赦しない。 自然系悪魔の実「マグマグの実」によって身体をマグマへ変え、広範囲を焼き尽くす攻撃を使う。

マリンフォード頂上戦争では、白ひげへ致命傷となる攻撃を加え、ポートガス・D・エースを殺害した。 戦後はクザンとの決闘に勝って元帥へ就任する。 しかし最高位へ上がった後は、自分で戦場を選ぶ大将時代とは異なり、世界政府上層部の命令、海軍各部隊の判断、世界各地の事件を同時に管理する立場となった。

基本情報

  • 所属:海軍本部
  • 役職:元帥
  • 旧役職:大将
  • 通称:赤犬
  • 悪魔の実:マグマグの実
  • 誕生日:8月16日
  • 掲げる正義:徹底的な正義
  • 声優:立木文彦、中尾みち雄(中将時代)

ONE PIECE.comは、正義のために悪を容赦なく排除し、海兵にも自分が信じる正義から外れれば制裁を加える人物として紹介している。 頂上戦争後、クザンとの死闘を制して元帥に就任したことも公式プロフィールで確認できる。

海兵としての経歴

サカズキはボルサリーノと同じ年に海軍へ入隊した。 若い頃から将校として活動し、22年前のオハラへのバスターコールには中将として参加している。 物語開始時点では、クザン、ボルサリーノと並ぶ海軍本部大将の一人だった。

大将は天竜人への攻撃が起きた際に出動し、バスターコールの権限にも関わる最高戦力である。 サカズキはその地位を、敵を倒すだけでなく、政府が定めた危険を残さないために使う。

オハラでの避難船砲撃

オハラへのバスターコールでは、考古学者だけでなく島全体が攻撃対象となった。 政府は一般住民のため避難船を用意していたが、サカズキはその船も砲撃して沈めた。 考古学者が住民に紛れていれば、作戦の犠牲が無駄になるという理由である。

この判断は、サカズキの正義を最も早い時期に示す。 危険人物を一人でも逃す可能性があるなら、無実の住民を含む全員を殺す。 被害を抑えるための避難措置より、政府が恐れる知識を完全に消すことを優先した。

クザンは同じバスターコールへ参加しながら、サウロの意志を見届けるためニコ・ロビンを逃がす。 二人の正義の差は、元帥の座を争う以前から存在していた。

マリンフォードでの戦略

頂上戦争でサカズキは、三大将の一人として白ひげ海賊団を迎え撃つ。 マグマの拳で空から火山弾を降らせ、湾内の船と氷を破壊した。 それだけでなく、敵の心理と内部関係も攻撃へ使う。

サカズキは傘下の船長スクアードへ接触し、白ひげが部下を海軍へ売ったという偽情報を与えた。 スクアードは疑念から白ひげを刺し、海賊団の結束は一時揺らぐ。 正面から白ひげを倒す前に、海賊同士の不信を利用して傷を負わせたのである。

海軍側が後退しようとした場面では、逃亡する海兵を処刑した。 サカズキにとって、戦場から離れる兵士は正義の実行を放棄した存在であり、味方であっても許されない。 命を守るための撤退と敵前逃亡を区別する余地は、彼の判断にはほとんどない。

エースの死

エースが救出され、ルフィたちが撤退へ移ると、サカズキは白ひげを「敗北者」と呼んで挑発する。 エースは白ひげの名誉を守るため足を止めた。 火を操るメラメラの実に対し、サカズキのマグマは能力の性質上優位にあり、衝突でエースを焼く。

続いてルフィを狙った攻撃を、エースが身体で受け止める。 マグマの拳はエースの身体を貫き、死に至らせた。 この出来事はルフィへ深い傷を残し、サカズキは胸にも大きな火傷痕を刻んだ。

サカズキはエースを倒した後も、革命家ドラゴンの息子であるルフィを将来の危険として追跡する。 目の前の戦争が終わりつつあっても、次代の脅威を消すまで止まらない点はオハラでの判断と共通する。

白ひげとの死闘

エースの死を目撃した白ひげは、サカズキへ怒りを向ける。 サカズキは白ひげの頭部へマグマの攻撃を当てる一方、グラグラの実の衝撃を受けて地割れへ落とされた。 戦線から一時消えるが、地下を溶かして回り込み、ルフィの追跡へ戻る。

白ひげから受けた攻撃に耐え、ジンベエ、イワンコフ、白ひげ海賊団の隊長たちと連続して戦った。 黒ひげ海賊団が現れ、シャンクスが戦争を止めるまで、サカズキは追撃をやめなかった。

クザンとの元帥争い

センゴクの退任後、次期元帥をめぐって政府上層部はサカズキを推し、センゴクはクザンを推薦した。 クザンはサカズキの元で海軍を運営することを拒み、二人はパンクハザードで十日間戦う。

決闘はサカズキの勝利に終わり、クザンは片脚を失う重傷を負った。 サカズキも全身に傷を残す。 とどめは刺さず、敗れたクザンは海軍を去った。

二人の能力は島の環境を恒久的に変え、半分を灼熱、半分を極寒の土地にした。 個人の決闘が地形へ残る規模だったことから、元帥を争った二人の戦闘力が示される。

元帥就任後の海軍

サカズキの就任後、海軍本部は新世界へ移転し、より強い姿勢で海賊へ対抗する。 世界徴兵によってイッショウとアラマキが大将となり、本部の戦力は再編された。 一方で、元帥の命令がすべてそのまま現場で実行されるわけではない。

ドレスローザ事件では、イッショウが世界政府の誤りを公に認め、国民へ謝罪した。 サカズキは海軍の面目を失わせたとして怒り、ルフィとローを捕らえるまで基地へ戻るなと命じる。 イッショウは命令を受けながら、結果として二人の逃走を許した。

元帥となったサカズキは強い権限を持つが、大将も独自の正義を持つ。 大組織を一つの理念だけで動かせない現実が、イッショウとの対立に表れている。

世界政府上層部との摩擦

ドフラミンゴの王下七武海脱退が誤報として処理された際、サカズキは五老星へ抗議する。 海軍が政府の都合で動かされ、面目を失ったことへ怒りを示した。 五老星は海軍を政府の表向きの顔にすぎないと扱い、サカズキの反発を退ける。

サカズキは世界政府の秩序を守る側だが、上層部の判断すべてへ納得しているわけではない。 海賊を排除するためなら徹底する一方、政府が情報操作で海軍を利用することには反発する。 ただし、その不満を理由に命令系統から離脱することもない。

革命軍とエッグヘッド事件

世界会議後、革命軍は聖地マリージョアを攻撃し、くまを奪還する。 さらに世界各地で反乱が起き、クロスギルドは海兵へ懸賞金を掛けた。 元帥となったサカズキは、一つの海賊団を追うのではなく、複数の脅威へ兵力を割り振る必要に迫られる。

エッグヘッド事件では、ボルサリーノが大艦隊を率いてベガパンク抹殺へ向かう。 事件後、サカズキは通信で任務の結果を問い、働きが甘かったのではないかと責めた。 ボルサリーノは親友を殺した自分の痛みを理解しているのかと激しく返す。

サカズキは部下へ成果を求めたが、現場の人間関係と精神的負担までは見通していなかった。 頂上戦争で他者の感情を戦術へ使った人物が、元帥の席では部下の感情によって反発を受ける。

マグマグの実

マグマグの実は、身体をマグマへ変える自然系悪魔の実である。 拳を巨大な溶岩弾に変える「大噴火」、多数の火山弾を降らせる「流星火山」、犬の頭をかたどった「冥狗」などを使う。

攻撃は高熱と質量を併せ持ち、接触した相手を焼き貫く。 氷を瞬時に溶かし、地面へ穴を開け、逃走経路を地下から作れる。 メラメラの実の炎を焼き尽くす上位の性質として説明され、エースとの衝突で能力差が直接表れた。

自然系であるため通常の物理攻撃は身体を通過するが、覇気をまとった攻撃は通用する。 白ひげの攻撃を受けても戦線へ戻った耐久力は、悪魔の実だけでなく本人の身体能力による。

覇気と戦闘力

サカズキは武装色と見聞色の覇気を使う。 頂上戦争では三大将とともに衝撃波を防ぎ、白ひげ海賊団の隊長たちを相手に戦い続けた。 クザンと十日間戦って勝利した実績からも、短時間の火力だけでなく持久力が高い。

ただし、元帥就任後の戦闘は限られている。 現在の役職と過去の戦績は確認できても、他の四皇や大将との勝敗を懸賞金のように数値化することはできない。

徹底的な正義

サカズキの正義は、将来の危険を残さないことを最優先する。 オハラの避難船、頂上戦争から逃げた海兵、撤退するルフィへの追撃は、同じ判断原理から生じている。 可能性の段階にある脅威でも、後に被害を生むなら今消す。

その方法は、多数の無実の人間や味方の命を奪う。 秩序を守る目的があっても、対象を選別しない徹底は別の被害を作る。 海軍元帥となった現在、サカズキの正義は個人の攻撃ではなく、組織全体の方針として世界へ影響する。

関連項目