人物メモ
- 役割
- 銀河帝国残党のクローン研究者/『マンダロリアン』モフ・ギデオン直属の科学者/新共和国アムネスティ計画L52号/演オマイド・アブターヒ
- 時代
- 9 ABY(『マンダロリアン』シーズン1〜3)
- 初登場
- マンダロリアン S1第3話『The Sin』(2019)
関連人物
ドクター・パーシングを追う順番
ドクター・パーシングの関連用語
関係する時代
ドクター・パーシングの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 演者
- オマイド・アブターヒ(Omid Abtahi/1979年7月15日イラン・テヘラン出身。米国カリフォルニアで育ち、映画『ハート・ロッカー』(2008年)/TVドラマ『アメリカン・ゴッズ』のサラーム・サーリム役(2017〜2021年)/『ベター・コール・ソウル』等を経て、『マンダロリアン』シーズン1(2019年)以降ドクター・パーシング役を担当)
- 種族
- ヒューマン
- 出身
- 出身惑星の正式名称は公式設定上明示されていないが、銀河帝国の科学組織でカミーノ系クローン技術の専門訓練を受けた経歴を持つ。ラボコートの左胸に旧帝国カミーノ・クローニング計画の紋章を着用している場面が『マンダロリアン』シーズン1 第3話で確認できる
- 肩書
- 銀河帝国残党所属のクローン研究者/『マンダロリアン』シーズン1〜2 でモフ・ギデオン部隊配属の科学者/シーズン3 では新共和国アムネスティ計画の更生対象者(コルサント配属)
- 主装備
- 白衣/医療スキャナ/『チャイルド(グローグー)』からの血液採取用医療器具(シーズン1 第3話)/シーズン2 終盤の灯火が落とされた研究室での実験機材(クラウド・シティ風コルサントの研究所での再登場時の機材)
- 初登場
- 配信ドラマ『マンダロリアン(The Mandalorian)』シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信)
- シーズン1での役割
- 帝国残党のクローン研究者として、賞金稼ぎギルドの依頼主であった『クライアント』(演ヴェルナー・ヘルツォーク)の下に派遣され、ディン・ジャリン(マンダロリアン)が回収した『チャイルド(グローグー)』から血液サンプルを採取しようとする科学者として登場。シーズン1 第3話でディンが『チャイルド』を奪還する直前まで採血を試みる場面が描かれる
- シーズン2での役割
- シーズン2 終盤、モフ・ギデオン直属の科学者として再登場し、『チャイルド(グローグー)』の高M値(midi-chlorian)遺伝子の研究を継続する役回り。シーズン2 第8話『The Rescue』(2020年12月18日Disney+配信)でディン・ジャリン/ボ=カタン/ボバ・フェット/フェネック・シャンドらによるモフ・ギデオン拘束作戦の現場で捕縛される
- シーズン3での役割
- シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)で物語の中心人物として再登場。新共和国の『アムネスティ計画(Amnesty Program)』の更生対象者としてコルサントに配属され、低層の事務員として更生生活を送る。元モフ・ギデオンの通信将校エリア・ケイン(Elia Kane)に唆されて旧帝国の機材へ手を伸ばすが罠にかけられ、新共和国の『マインド・フレイヤー(Mind Flayer)』装置による記憶治療を受ける結末となる
- 時代設定
- 9 ABY(『マンダロリアン』シーズン1〜2)〜 9 ABY〜(シーズン3 第3話『The Convert』)
- シーズン3 第3話 監督
- レスリー・ヘッドランド(Lesley Headland/『アコライト』2024年Disney+配信ドラマのクリエイターで知られる脚本家・監督)が『マンダロリアン』シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)の監督を担当。本話は『マンダロリアン』本編エピソード中、ドクター・パーシングを中心人物として描いた唯一の章
- シーズン3 第3話 脚本
- ノア・クルーガー(Noah Kloor)/ジョン・ファヴロー(Jon Favreau/『マンダロリアン』クリエイター兼ショーランナー)の共同脚本によるシーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)
- クリエイター/ショーランナー
- ジョン・ファヴロー(Jon Favreau/1966年10月19日米国ニューヨーク州フラッシング出身。『アイアンマン』2008年公開/『ジャングル・ブック』2016年公開/『ライオン・キング』2019年公開を経て、『マンダロリアン』2019年〜のクリエイター兼ショーランナーを担当)。製作総指揮にデイヴ・フィローニ(Dave Filoni)/キャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy/ルーカスフィルム社長)/コリン・ウィルソン(Colin Wilson)/リック・ファムイーワ(Rick Famuyiwa)
- 音楽
- ルドウィグ・ヨーランソン(Ludwig Göransson/『マンダロリアン』全3シーズンのテーマ/スコアを担当するスウェーデン人作曲家。1984年9月1日スウェーデン・リンシェーピング出身。『ブラックパンサー』2018年公開でアカデミー作曲賞受賞、『オッペンハイマー』2023年公開でアカデミー作曲賞2度目の受賞)。シーズン3 第3話『The Convert』内の劇伴も本人担当
- 製作スタジオ/配信
- ルーカスフィルム(Lucasfilm)/フェアビュー・エンターテインメント(Fairview Entertainment)製作/Disney+独占配信(シーズン1 第1話『The Mandalorian』2019年11月12日米国時間配信開始/シーズン3 第3話『The Convert』2023年3月15日配信)
- 撮影技術
- Industrial Light & Magic(ILM)が開発したStageCraft(『The Volume』と通称される360度LEDスクリーン撮影ステージ)を全シーズンで使用。シーズン1〜2 の研究室シーンおよびシーズン3 第3話『The Convert』のコルサント中層階層の都市背景もStageCraft撮影による
- テーマ的役割
- シーズン1〜2 では帝国残党の脇役科学者として配置されていたが、シーズン3 第3話『The Convert』では『新共和国の旧帝国残党更生政策の限界』と『旧帝国残党の潜伏工作の現実性』を一挙に提示する中心人物に再配置されることで、『マンダロリアン』シリーズの政治・倫理面の射程を拡張する役割を担う
来歴(時系列)
前史:銀河帝国カミーノ系クローン研究者としての訓練
公式設定上、ドクター・パーシングはラボコートに銀河帝国カミーノ・クローニング計画の紋章を着用しており、皇帝パルパティーン死後(4 ABY)の帝国残党再建期にカミーノ系クローン技術を引き継ぐ科学者として位置付けられる。『マンダロリアン』シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信)でディン・ジャリン視点から彼のラボコートに刻まれた紋章が描写され、彼の専門領域がクローン技術であることが視聴者へ提示される。
『マンダロリアン』シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信):『チャイルド』採血の初登場
ネヴァロ(Nevarro)の街でディン・ジャリン(マンダロリアン)が賞金稼ぎギルドの仕事として『チャイルド(後のグローグー)』を回収し、依頼主『クライアント』(演ヴェルナー・ヘルツォーク)に引き渡した直後の場面で、ドクター・パーシングは『クライアント』に随行する科学者として初登場する。狭い研究室で『チャイルド』に対して採血用の医療器具を用意する場面が描かれ、ディン・ジャリンが直後に『チャイルド』を奪還する展開のきっかけ役を担う。本話の監督はデボラ・チョウ(Deborah Chow/後の『オビ=ワン・ケノービ』2022年Disney+配信ドラマ全話単独監督)が担当。
『マンダロリアン』シーズン1 第7話『The Reckoning』〜第8話『Redemption』(2019年12月18〜27日Disney+配信):モフ・ギデオン直下への移行
シーズン1 第7話『The Reckoning』(2019年12月18日Disney+配信)以降、モフ・ギデオン(演ジャンカルロ・エスポジト)が帝国残党の現地指揮官として現れる流れの中で、ドクター・パーシングはモフ・ギデオン直属の科学者として位置付けが変化する。シーズン1 第8話『Redemption』(2019年12月27日Disney+配信)の終盤までに、パーシングが『チャイルド』を求める動機が個人的科学的興味と帝国残党の指令の双方によるものであることが示唆される。
『マンダロリアン』シーズン2 終盤(2020年12月Disney+配信):モフ・ギデオン直属の研究者として再登場
シーズン2 終盤、モフ・ギデオンの旗艦軽巡洋艦内研究室でドクター・パーシングが再登場し、捕縛された『チャイルド(グローグー)』の血液から高M値遺伝子を抽出してダーク・トルーパー計画/クローン研究へ転用する任務に従事する場面が描かれる。シーズン2 第8話『The Rescue』(2020年12月18日Disney+配信)でディン・ジャリン/ボ=カタン・クライズ/ボバ・フェット/フェネック・シャンドらによる救出作戦が成功し、モフ・ギデオン拘束と同時にパーシングも新共和国側へ身柄が拘束される結末となる。本話の監督はペイトン・リード(Peyton Reed/『アントマン』『アントマン&ワスプ』『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の監督)。
『マンダロリアン』シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信):新共和国アムネスティ計画での更生生活
シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)は『マンダロリアン』本編エピソード中ドクター・パーシングを中心に据えた唯一の章で、新共和国の『アムネスティ計画(Amnesty Program)』の更生対象者L52号としてコルサント中層階層で事務員生活を送る描写から始まる。旧モフ・ギデオンの通信将校エリア・ケイン(Elia Kane/L40号)と再会し、彼女に唆されて新共和国の旧帝国機材スクラップ・ヤードへ忍び込む。本話の監督はレスリー・ヘッドランド(Lesley Headland)が担当し、脚本はノア・クルーガー(Noah Kloor)/ジョン・ファヴロー(Jon Favreau)の共同名義。
『マンダロリアン』シーズン3 第3話『The Convert』中盤:新共和国アムネスティ計画の集会
シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)の中盤、ドクター・パーシングは新共和国アムネスティ計画の聴衆の前で『非倫理的でない範囲での自発的なクローン研究の継続』を望む心情を独白する場面が描かれる。この独白シーンは『個人的科学的好奇心』と『帝国残党の組織的指令』という二重動機を視聴者に明示する場面として位置付けられ、本シーズン中で最も評価の高い1話の核となる演出が組まれる。
『マンダロリアン』シーズン3 第3話『The Convert』終盤:『マインド・フレイヤー』装置による記憶治療
シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)の終盤で、エリア・ケインがパーシングを罠にかけ新共和国保安部に通報する。パーシングは『マインド・フレイヤー(Mind Flayer)』と呼ばれる新共和国製の記憶補正装置にかけられるが、エリア・ケインが装置の出力を最大設定へ操作する場面で章が閉じる。エリア・ケイン自身も旧帝国残党の潜伏工作員(モフ・ギデオン勢力との繋がりが示唆される)であることが視聴者にだけ示される構造で、シーズン3 後半以降のパーシングの所在は本編内で言及されない。
能力・装備
- クローン技術・遺伝子工学:銀河帝国カミーノ系クローン計画の紋章をラボコートに着用していることから、クローン技術と遺伝子工学の専門訓練を受けた科学者として位置付けられる。シーズン1 第3話およびシーズン2 終盤の『チャイルド(グローグー)』からの高M値遺伝子抽出任務がその専門領域を反映する。
- 医療スキル:『マンダロリアン』シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信)で『チャイルド』に対する採血用医療器具の操作場面が描かれ、医療技術の実地運用能力が確認できる。
- 実験計画の立案・遂行:シーズン2 終盤の研究室シーンでは、モフ・ギデオン直属の科学者として、『チャイルド』の血液から得た遺伝子素材をダーク・トルーパー計画やクローン研究へ転用するための実験設計を継続する。シーズン3 第3話の対話では、パーシング自身が『非倫理的でない範囲での自発的なクローン研究の継続』を望む心情を新共和国アムネスティ計画の聴衆の前で表明する場面が描かれる。
- 事務処理・新共和国官僚機構への適応:シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)でコルサント中層の新共和国行政庁の事務員として勤務する場面があり、旧帝国研究者から行政事務員への職務転換に一時的に適応する柔軟性が示される。
- 脆弱な倫理判断:シーズン3 第3話で旧通信将校エリア・ケインに唆されてスクラップ・ヤードへの侵入計画に加担する展開は、パーシングの研究欲が現実的な倫理的判断を超えて先行する弱点を示す造形となっている。
- 独白・自己表明の能力:シーズン3 第3話『The Convert』中盤の新共和国アムネスティ計画集会シーンでは、聴衆の前で自身の研究動機を明確に言語化して自己提示する『独白能力』が、本話の演出上の中核として配置されている。
関係相関
- クライアント(The Client)
- ヴェルナー・ヘルツォーク(Werner Herzog/1942年9月5日ドイツ・ミュンヘン出身の映画監督・俳優)演じる帝国残党の依頼主。シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信)でドクター・パーシングは『クライアント』に随行する科学者として位置付けられ、ネヴァロの研究室で『チャイルド』採血を試みる場面で初登場する。シーズン1 第7話以降『クライアント』はモフ・ギデオンに排除され、パーシングはモフ・ギデオン直下へ移行する。
- モフ・ギデオン(Moff Gideon)
- ジャンカルロ・エスポジト(Giancarlo Esposito/1958年4月26日デンマーク・コペンハーゲン出身、米国TVドラマ『ブレイキング・バッド』のガス・フリング役で著名)演じる帝国残党の現地指揮官。シーズン1 第7話以降、ドクター・パーシングの直属上官として位置付けられる。シーズン2 終盤、モフ・ギデオン旗艦の研究室で『チャイルド(グローグー)』の高M値遺伝子からダーク・トルーパー計画/クローン研究の素材を抽出する任務をパーシングに割り当てる関係。
- ディン・ジャリン(Din Djarin)/マンダロリアン
- ペドロ・パスカル(Pedro Pascal/1975年4月2日チリ・サンティアゴ出身)演じる『マンダロリアン』本編の主人公。シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信)でディン・ジャリンが『チャイルド』を奪還した直接の相手としてパーシングが位置付けられ、シーズン2 第8話『The Rescue』(2020年12月18日Disney+配信)でディン主導の救出作戦の対象として再度交差する関係。
- グローグー(Grogu)/『チャイルド』
- シーズン1 第3話の採血対象。シーズン1〜2 を通じてパーシングの研究の中心的素材として位置付けられ、ダーク・トルーパー計画/クローン研究への転用先として描かれる。シーズン3 第3話『The Convert』の対話の中でもパーシングはグローグー個体への興味を口にする。
- エリア・ケイン(Elia Kane)
- 旧モフ・ギデオンの通信将校(Imperial Communications Officer)。シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)でアムネスティ計画L40号としてパーシング(L52号)と再会するが、表向きの善意の影で旧帝国残党の潜伏工作員としてパーシングを罠にかけ、新共和国の『マインド・フレイヤー』装置による記憶治療の対象へ追い込む役回り。シーズン3 全体で繰り返し登場し、終盤にかけてピーキード・モフ・ギデオン勢力との繋がりが示唆される。
- 新共和国アムネスティ計画
- シーズン3 第3話『The Convert』でドクター・パーシングを更生対象者L52号として受け入れる行政組織。パーシングのクローン研究欲求と新共和国の旧帝国技術全面廃棄方針の対立が、エリア・ケインの工作が成立する余地を生む構図として描かれる。
- オマイド・アブターヒ(Omid Abtahi/演者本人)
- 1979年7月15日イラン・テヘラン出身。家族とともに米国カリフォルニアで育ち、米国映画『ハート・ロッカー』(2008年公開/キャスリン・ビグロー監督)、米国TVドラマ『アメリカン・ゴッズ』のサラーム・サーリム役(2017〜2021年Starz配信)、『ベター・コール・ソウル』等を経て、『マンダロリアン』シーズン1(2019年)以降ドクター・パーシング役を一貫担当する米国俳優。
- ジョン・ファヴロー(Jon Favreau/クリエイター兼ショーランナー)
- 1966年10月19日米国ニューヨーク州フラッシング出身。『マンダロリアン』のクリエイター兼ショーランナーとして、シーズン3 第3話『The Convert』の共同脚本もノア・クルーガー(Noah Kloor)と務める。パーシングを脇役からシーズン3 中心人物に再配置した脚本上の判断者の一人。
- デイヴ・フィローニ(Dave Filoni/製作総指揮)
- 1974年6月7日米国ピッツバーグ出身。『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008〜2020年・『スター・ウォーズ 反乱者たち』2014〜2018年のスーパーバイザーを経て、『マンダロリアン』全3シーズンの製作総指揮を務める。シリーズ全体の世界観整合をパーシングのキャラクター運用にも反映している。
- レスリー・ヘッドランド(Lesley Headland/シーズン3 第3話監督)
- 米国の脚本家・監督。『マンダロリアン』シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)の監督を担当。後にDisney+配信ドラマ『アコライト(The Acolyte)』2024年のクリエイター兼ショーランナーを務める。
- ルドウィグ・ヨーランソン(Ludwig Göransson/音楽)
- 1984年9月1日スウェーデン・リンシェーピング出身の作曲家。『ブラックパンサー』2018年公開でアカデミー作曲賞受賞、『オッペンハイマー』2023年公開でアカデミー作曲賞2度目の受賞。『マンダロリアン』全3シーズンのテーマおよびスコアを担当しており、シーズン3 第3話『The Convert』の劇伴も本人担当として、パーシングの独白シーンや『マインド・フレイヤー』装置使用シーンの情緒設計を音楽面から支える関係。
登場作品(俳優クレジット)
マンダロリアン
2019〜2023/シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信/監督デボラ・チョウ)でクライアント随行のクローン研究者として初登場。シーズン2 終盤の研究室シーン(2020年12月Disney+配信)でモフ・ギデオン直属の科学者として再登場し、シーズン2 第8話『The Rescue』(2020年12月18日Disney+配信/監督ペイトン・リード)で新共和国側に身柄拘束。シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信/監督レスリー・ヘッドランド)で新共和国アムネスティ計画の更生対象者として中心人物に位置付けられる。演オマイド・アブターヒ(Omid Abtahi)
名場面・名台詞
- シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信):ネヴァロの研究室で『チャイルド(グローグー)』に対する採血用医療器具を用意する初登場シーン。ラボコートの左胸にカミーノ・クローニング計画の紋章が確認できる(監督デボラ・チョウ)。
- シーズン1 第8話『Redemption』(2019年12月27日Disney+配信):モフ・ギデオン部隊の科学者として、『チャイルド』を求める動機が個人的科学的興味と帝国残党指令の双方であることが示唆される台詞シーン。
- シーズン2 終盤(2020年12月Disney+配信):モフ・ギデオン旗艦軽巡洋艦内研究室で『チャイルド(グローグー)』からの高M値遺伝子抽出任務を遂行する研究室シーン。
- シーズン2 第8話『The Rescue』(2020年12月18日Disney+配信/監督ペイトン・リード):ディン・ジャリン/ボ=カタン/ボバ・フェット/フェネックらの救出作戦の現場で新共和国側に身柄を拘束されるシーン。
- シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信/監督レスリー・ヘッドランド/脚本ノア・クルーガー+ジョン・ファヴロー)冒頭:コルサント中層階層の新共和国行政庁事務員として勤務する更生生活の描写。
- シーズン3 第3話『The Convert』中盤:新共和国アムネスティ計画の集会で『非倫理的でない範囲での自発的なクローン研究の継続』を望む心情を聴衆の前で表明する独白シーン。
- シーズン3 第3話『The Convert』中盤:エリア・ケイン(L40号)と再会し、新共和国行政庁内のカフェテリアで会話を交わす場面。表向きの善意の影で工作が始動するプロット転換点。
- シーズン3 第3話『The Convert』終盤:エリア・ケインに唆されて新共和国旧帝国機材スクラップ・ヤードに侵入し、罠にかけられて『マインド・フレイヤー』装置による記憶治療の対象となるシーン。エリアが装置の出力を最大設定へ操作する場面で章が閉じる。
考察
- ドクター・パーシングは『マンダロリアン』シーズン1〜2 で『敵側の科学者』として配置された脇役だったが、シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)が彼を中心人物に据えて新共和国の旧帝国残党更生政策の限界と、旧帝国残党の潜伏工作の現実性を一挙に提示する役割を担うことで、本シリーズの政治・倫理面の射程を大きく拡張した。エピソード単独としても本シーズン中最も評価の高い1話に位置付けられる。
- パーシングのキャラクター造形は『個人的科学的好奇心』と『帝国残党の組織的指令』の二重動機を両立させており、シーズン3 第3話の独白シーン(『非倫理的でない範囲での自発的なクローン研究の継続を望む』)が両者の境界面を明示することで、後の銀河帝国残党のパルパティーン復活計画(『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』2019年12月公開/設定年 35 ABY)への布石として機能する。
- 演者オマイド・アブターヒ(Omid Abtahi)はイラン系米国俳優として、米国TVドラマ『アメリカン・ゴッズ』のサラーム・サーリム役(2017〜2021年)等を経て『マンダロリアン』シーズン1(2019年)以降ドクター・パーシング役を担当しており、シーズン3 第3話『The Convert』の演技は『マンダロリアン』本編エピソード演技賞のノミネート対象としても言及される結節点となった。
- シーズン3 第3話『The Convert』の監督レスリー・ヘッドランド(Lesley Headland)は、本作の後に自身のスター・ウォーズ実写ドラマ『アコライト(The Acolyte)』2024年Disney+配信のクリエイターを務める。パーシング中心回での緩急ある演出が、彼女の単独シリーズ抜擢の判断材料の一つとして機能した可能性が、Disney+の作家・監督登用パイプライン上の構図として読める。
- シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)におけるコルサント中層階層の描写は、『マンダロリアン』本編シリーズ内で新共和国時代(9 ABY)のコルサント市街地を本格的に描いた最初のエピソードに該当する。本話の視覚設計(コルサント市街地のスカイレーン/中層階層の集合住宅/新共和国行政庁の事務員フロア)は、後のDisney+配信ドラマ『アソーカ(Ahsoka)』(2023年8月22日Disney+配信開始/全8話/ディヴ・フィローニ クリエイター)におけるコルサント描写、および『マンダロリアン』シーズン3 後半の新共和国コルサント描写へ視覚的設定を先行して確立する役割を担っており、ドクター・パーシング中心回が『マンダロ・ヴァース』全体のコルサント世界観構築の起点として機能している。
トリビア
- ドクター・パーシングのラボコート左胸に着用されているカミーノ・クローニング計画の紋章は、『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』(2002年5月公開/設定年 22 BBY)から続くカミーノ系クローン技術の銀河帝国残党による継承を示唆する設定として、視覚的に布石が打たれている。
- シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)はドクター・パーシングを中心人物に据えた唯一のエピソードで、本編エピソードの長さは『マンダロリアン』シリーズ平均より長く設定されている。新共和国アムネスティ計画の描写そのものが『マンダロリアン』本編内で唯一本格的に提示される章でもある。
- 演者オマイド・アブターヒは1979年7月15日イラン・テヘラン出身。家族と共に米国カリフォルニアで育ち、米国映画『ハート・ロッカー』(2008年公開)/米国TVドラマ『アメリカン・ゴッズ』のサラーム・サーリム役(2017〜2021年)/『ベター・コール・ソウル』等を経て、『マンダロリアン』シーズン1(2019年)以降ドクター・パーシング役を担当している。
- シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信)の監督はデボラ・チョウ(Deborah Chow)で、彼女は後に『オビ=ワン・ケノービ』(2022年5月27日Disney+配信開始/全6話)の全話単独監督として実写スター・ウォーズ作品を全話単独監督した初の女性監督に位置付けられる。パーシング初登場回はチョウ監督担当回でもある。
- シーズン3 第3話『The Convert』の監督レスリー・ヘッドランド(Lesley Headland)は、本回担当の翌年2024年にDisney+配信ドラマ『アコライト(The Acolyte)』のクリエイター兼ショーランナーとしてスター・ウォーズ本格作品を主導する。パーシング中心回はヘッドランドのスター・ウォーズ参入の最初の本格演出機会であった。
- 音楽担当ルドウィグ・ヨーランソン(Ludwig Göransson)は『マンダロリアン』全3シーズンのテーマ/スコアを担当しており、シーズン3 第3話『The Convert』の劇伴も本人担当。ヨーランソンは本シリーズの主題曲で米国エミー賞オリジナル・メインタイトル・テーマ・ミュージック賞(2020年)を受賞している。
- 『マンダロリアン』シリーズはIndustrial Light & Magic(ILM)が開発したStageCraft(『The Volume』と通称される360度LEDスクリーン撮影ステージ)を使用しており、シーズン1〜2 の研究室シーンおよびシーズン3 第3話『The Convert』のコルサント中層階層の都市背景もStageCraft撮影による。
- ドクター・パーシングの新共和国アムネスティ計画識別番号はL52号で、エリア・ケイン(Elia Kane)はL40号として描写される。両者の番号は『マンダロリアン』シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)の劇中、コルサント中層階層の新共和国行政庁の場面で複数回字幕および所属タグの形で提示され、新共和国アムネスティ計画の更生対象者識別体系として運用される設定が視聴者に明示される。
- シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信)の監督デボラ・チョウ(Deborah Chow)は本回の演出で、パーシングのラボコート左胸に着用されたカミーノ・クローニング計画の紋章をディン・ジャリン視点のクロースアップで強調する画づくりを採用しており、『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』(2002年5月公開/設定年 22 BBY)以来のカミーノ系クローン技術の銀河帝国残党による継承を視覚的に位置付ける役割を担っている。チョウ監督は後の『オビ=ワン・ケノービ』(2022年5月27日Disney+配信開始/全6話)の全話単独監督として実写スター・ウォーズ作品を全話単独監督した初の女性監督に位置付けられる。
より詳しいFAQ
ドクター・パーシング(Doctor Pershing)はどの作品に登場しますか?
配信ドラマ『マンダロリアン(The Mandalorian)』シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信)で初登場し、シーズン2 終盤(2020年12月Disney+配信)でモフ・ギデオン直属の科学者として再登場、シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)で新共和国アムネスティ計画の更生対象者として中心人物に位置付けられます。
ドクター・パーシングの演者は誰ですか?
オマイド・アブターヒ(Omid Abtahi/1979年7月15日イラン・テヘラン出身、米国カリフォルニアで育つ)が担当します。米国映画『ハート・ロッカー』(2008年)/米国TVドラマ『アメリカン・ゴッズ』のサラーム・サーリム役(2017〜2021年)/『ベター・コール・ソウル』等を経て、『マンダロリアン』シーズン1(2019年)以降ドクター・パーシング役を一貫担当しています。
ドクター・パーシングはなぜ『チャイルド(グローグー)』の血液を欲しがったのですか?
ドクター・パーシングはラボコートに銀河帝国カミーノ・クローニング計画の紋章を着用していることが示すように、クローン技術と遺伝子工学の専門研究者で、『チャイルド(グローグー)』の高M値(midi-chlorian)遺伝子からダーク・トルーパー計画/クローン研究の素材を抽出する任務をモフ・ギデオン直属の科学者として担当していました。シーズン1 第3話『The Sin』(2019年11月22日Disney+配信)の初登場時点で既に採血用医療器具を用意する場面が描かれます。
シーズン3 第3話『The Convert』ではドクター・パーシングはどうなりますか?
シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)は『マンダロリアン』本編でドクター・パーシングを中心人物に据えた唯一のエピソードで、新共和国アムネスティ計画の更生対象者L52号としてコルサント中層階層で事務員生活を送る描写から始まります。旧モフ・ギデオンの通信将校エリア・ケインに唆されて新共和国の旧帝国機材スクラップ・ヤードへ忍び込みますが、エリアの罠にかけられ新共和国の『マインド・フレイヤー(Mind Flayer)』装置による記憶治療の対象になる結末となります。
ドクター・パーシングとモフ・ギデオンの関係は?
モフ・ギデオンは帝国残党の現地指揮官で、シーズン1 第7話以降ドクター・パーシングの直属上官として位置付けられます。シーズン2 終盤、モフ・ギデオン旗艦軽巡洋艦内研究室で『チャイルド(グローグー)』の高M値遺伝子抽出任務をパーシングに割り当てる関係で、シーズン2 第8話『The Rescue』(2020年12月18日Disney+配信)の救出作戦でモフ・ギデオン拘束と同時にパーシング自身も新共和国側へ身柄が拘束されます。
エリア・ケインはなぜドクター・パーシングを罠にかけたのですか?
エリア・ケイン(Elia Kane)は旧モフ・ギデオンの通信将校で、新共和国アムネスティ計画L40号として表向きの更生生活を送りながら、実際には旧帝国残党の潜伏工作員としての任務を継続しています。シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)の終盤で、エリアはパーシングを新共和国保安部に通報して『マインド・フレイヤー』装置の出力最大設定で記憶治療を受けさせる場面が描かれ、モフ・ギデオン勢力(シーズン3 第7〜8話の本格再登場へ繋がるマンダロア再征服計画)との繋がりが視聴者にだけ示唆されます。
シーズン3 第3話『The Convert』の監督は誰ですか?
レスリー・ヘッドランド(Lesley Headland)が監督を担当しています。脚本はノア・クルーガー(Noah Kloor)/ジョン・ファヴロー(Jon Favreau/『マンダロリアン』クリエイター兼ショーランナー)の共同名義です。ヘッドランドは翌2024年Disney+配信ドラマ『アコライト(The Acolyte)』のクリエイター兼ショーランナーとしてスター・ウォーズ本格作品を主導します。
『マンダロリアン』の音楽担当は誰ですか?
ルドウィグ・ヨーランソン(Ludwig Göransson/1984年9月1日スウェーデン・リンシェーピング出身)が担当します。『ブラックパンサー』2018年公開でアカデミー作曲賞受賞、『オッペンハイマー』2023年公開でアカデミー作曲賞2度目の受賞を経て、『マンダロリアン』全3シーズンのテーマ/スコアを一貫して担当しています。本シリーズ主題曲は米国エミー賞オリジナル・メインタイトル・テーマ・ミュージック賞(2020年)を受賞しています。
『マインド・フレイヤー(Mind Flayer)』装置とは何ですか?
新共和国製の記憶補正装置で、配信ドラマ『マンダロリアン(The Mandalorian)』シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)の終盤に登場します。旧帝国残党のアムネスティ計画更生対象者に対して用いられる装置として描かれ、本話ではドクター・パーシング(L52号)が旧モフ・ギデオン通信将校エリア・ケイン(L40号)の罠にかけられ、エリアが装置の出力を最大設定へ操作する場面で章が閉じます。本話以降パーシングの所在は『マンダロリアン』本編内で言及されていません。
ドクター・パーシングの新共和国アムネスティ計画識別番号は何ですか?
L52号です。配信ドラマ『マンダロリアン(The Mandalorian)』シーズン3 第3話『The Convert』(2023年3月15日Disney+配信)冒頭で、コルサント中層階層の新共和国行政庁における更生対象者識別番号として提示されます。同計画上の旧モフ・ギデオン通信将校エリア・ケイン(Elia Kane)はL40号として描写されており、両者の番号は本話劇中で複数回字幕および所属タグの形で提示されます。
出典
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Doctor Pershing
- StarWars.com 公式テレビページ: The Mandalorian
- IMDb: The Mandalorian (TV Series 2019- )
- IMDb: Omid Abtahi
- Wookieepedia: Doctor Pershing
- IMDb: Jon Favreau
- IMDb: Lesley Headland
- IMDb: Ludwig Göransson
- Wookieepedia: The Convert (episode)
- Wookieepedia: The Sin (episode)
- Wookieepedia: Elia Kane
- Wookieepedia: Moff Gideon
- Wookieepedia: Grogu
- Wookieepedia: The Mandalorian (TV series)
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Moff Gideon
ドクター・パーシングはどの作品から見る?
マンダロリアンが最初の登場作品です。
ドクター・パーシングの関連人物は?
ディン、グローグー、モフ・ギデオン、クライアント。
ドクター・パーシングと一緒に覚える用語は?
フォース、ダークサイド、シス、銀河帝国。