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ANNA MOVIESHUNTER×HUNTER

メディア / 映像各話

2011年版 第81話

2011年版アニメ第81話「タタカイ×ノ×カイシ」を解説。ラモットとの初戦、ゴンとキルアの連携、コルトの救出、NGL麻薬工場への到着を整理する。

No.417まで対応更新 2026.08.13

第81話「タタカイ×ノ×カイシ」は2013年5月26日に放送され、原作No.191No.192前半を映像化する。ゴンキルアラモットと戦い、キメラアントの耐久力を初めて実戦で知る。

カイトは二人に戦闘を任せ、電撃とジャンケングーの連携を確認する。ラモットはコルトに救出され、巣では人間の念能力を奪う動きが広がり始める。

基本情報

2011年版 第81話の基本情報
媒体2011年版TVアニメ
話数第81話
副題タタカイ×ノ×カイシ
放送日2013年5月26日
原作対応No.191〜No.192前半

一日百人を求める女王

キメラアント女王は王を育てるため、一日に百人を超える人間を運ぶよう命じる。捕食の規模が個々の兵隊の狩りから、組織的な供給へ変わる。

コルトは要求の大きさに驚いても、女王への忠誠から実行を拒まない。一方、すぐ兵隊を増やす案には慎重で、命令達成の方法まで無条件に同意するわけではない。

女王が重視するのは王へ与える栄養であり、兵隊が楽しみで人間を殺す行動とは目的が異なる。巣の内部で捕食の規律が早くも崩れ始める。

ポックルを希少種と見る蟻

ザザンは特別な力を持つ人間が捕らえられたと報告し、師団長たちは希少種の価値を話す。念能力者が通常の人間より強い栄養と能力を持つ対象として認識される。

蟻の一部は人間のオーラを見るようになり、念を使える者と使えない者を区別し始める。捕食対象の選別が進むほど、ハンター側も能力を見せることが危険になる。

ポックル本人はこの場で自由に情報を説明しているのではなく、捕らえられた状態にある。蟻側の発見を、協力や知識交換として扱うことはできない。

放棄された村と馬の死体

カイトたちは人のいない村へ着き、住民の生活痕跡だけが残る状況を見る。避難したのか捕食されたのかを、到着時点の静けさだけでは決められない。

ゴンは強い臭いをたどり、食い荒らされた馬の死体を発見する。視界外の手掛かりを嗅覚で拾い、近くに大型の捕食者がいると判断する。

馬を食べたラモットは獲物への所有を主張し、三人へ攻撃する。人間だけでなく家畜も食料とし、既に村の生活圏を自分の狩場へ変えている。

カイトが二人へ任せた初戦

ラモットの突進をカイトは容易にかわし、自分のオーラを見せた後で後方へ下がる。強敵から逃げたのでなく、ゴンとキルアの実戦対応を確認する。

二人は子供扱いするなと応じ、自分たちだけで戦う意思を示す。グリードアイランドの修行を終えた自信が、未知の生物へ挑む選択になる。

カイトが見守っているため完全な孤立戦ではないが、危険になれば必ず救うと明言しない。二人は自分たちの攻撃で相手を止める責任を負う。

ラモットの肉体が示した差

ラモットはゴンとキルアのオーラを見て警戒しながら、肉体の力で押し込む。念を体系的に使えない段階でも、人間以上の筋力と耐久を持つ。

ゴンとキルアは通常攻撃だけでは決定打を作れず、念能力を組み合わせる必要がある。キメラアント戦では雑兵という呼び方だけで危険度を低く見積もれない。

ラモットは戦闘中に二人の力を学び、食べたいという執着を強める。相手側にも経験が残るため、撤退させただけでは次の戦闘条件が同じままではない。

落雷からジャンケングーへ

キルアは落雷でラモットの筋肉を硬直させ、動けない時間を作る。電撃だけで倒すのでなく、ゴンの大きな一撃を確実に当てる補助として使う。

ゴンは溜めたオーラを拳へ集め、ジャンケングーを放つ。ビスケとの修行で形にした必殺技を、ゲーム外の生命を賭けた戦闘で初めて本格的に試す。

連携は相手を大きく吹き飛ばすが、死亡を確認できない。攻撃演出の大きさと実際の討伐結果を分け、キメラアントの耐久を評価する必要がある。

コルトがラモットを救った理由

森から監視していたコルトは、ラモットが追撃される前に回収して飛び去る。女王へ忠実な兵隊を失わないため、戦況を見て介入する。

ゴンとキルアは突然の飛行によって止めを刺せず、複数の蟻が連携していると知る。目の前の一体だけを倒す計画では、救援と情報持ち帰りを防げない。

ラモットは救出されても感謝より復讐心を強め、二人を食うと叫ぶ。敗北経験が恐怖による撤退でなく、念覚醒へつながる怒りを育てる。

カイトが同行を認めた評価

二人は攻撃が十分に効かなかったと落ち込むが、カイトは初見の相手へ連携を成立させた点を評価する。討伐できなかった結果だけで能力不足を決めない。

カイトは改めて同行するかを問い、ゴンとキルアは進むと答える。実戦で危険を確認した後の選択なので、出発前の勢いだけではない。

許可は二人がどの蟻にも勝てる保証ではなく、調査隊の一員として行動できる最低条件である。上位個体の存在はまだ十分に測れていない。

師団長たちの規律崩壊

巣へ戻ったラモットは、他の隊が人間を殺して死体を放置しているとコルトへ伝える。女王へ食料を運ぶ本来の任務から外れた狩りが増える。

ハギャは狩りを楽しむと認め、希少種は女王へ渡すと表面上は約束する。しかし内心では自分たちで食べようと考え、忠誠の言葉と行動が分かれる。

蟻は単一の命令系統で動いているように見えても、人間由来の欲望と個性を強めている。コルトが女王を守ろうとするほど、他の師団長との亀裂が明確になる。

D²工場へ続く発見

カイトたちはさらに損壊した人間の死体を見つけ、蟻が食料確保だけでなく残虐な殺しを行う現実を知る。NGLの危険は自然環境だけではない。

一行はキメラアントに占拠された麻薬工場へ到着する。機械文明を禁じる国の内部にD²製造拠点が存在し、表向きの理念と地下経済の矛盾が露出する。

第81話はラモット戦を終えても巣へ直行せず、工場内部の敵へ続く。最初の勝負は一体の追い払いに過ぎず、調査対象が国家と蟻の双方へ広がる。

カイトが測った二人の現在地

カイトはラモットの初撃を自分で処理できるにもかかわらず、ゴンとキルアへ戦闘を渡す。NGLで同行を続けるなら、未知の敵を前に二人だけで判断し、互いの能力をつなげられるかを確かめる必要があるからだ。訓練場の採点ではなく、失敗すれば負傷する現場で評価する。

二人は子供扱いへの反発を口にするが、勢いだけで突撃しない。キルアが相手の動きを止め、ゴンが最大打撃を当てる順序を選ぶ。互いの能力を知る関係が、初見の敵へ役割を即座に割り当てる。

カイトの評価はラモットを殺せたかだけではない。攻撃の組立て、相手の耐久を見た反応、撤退した敵を過小評価しない態度を確認し、危険を知った後でも進む意思をもう一度問う。

ラモットの敗北が敵側を強くする

ゴンのジャンケングーはラモットへ大きな衝撃を与えると同時に、精孔を強制的に開くきっかけになる。人間側では勝利へ近づく攻撃が、蟻側では念を知る入口になる。倒し切れなかった結果だけでなく、攻撃後に相手がどう変化するかまで戦果へ含めなければならない。

コルトが回収したことでラモットは巣へ戻り、二人の外見、攻撃方法、オーラの感覚を持ち帰る。救援を許した一瞬が、個体の生存と組織への情報共有を同時に成立させる。

ラモットは負傷から慎重になるのではなく、屈辱と怒りによって復讐へ固執する。人間由来の感情が学習意欲を押し上げ、後に他の蟻へ念を広げる動機となる。

コルトとハギャの異なる忠誠

コルトは女王が必要とする人間を確保し、兵隊の損失を抑えようとする。ラモットを救った行動も、仲間への友情だけでなく女王の戦力を守る任務に沿う。一方、ハギャは狩りの快楽と自分の利益を優先する。

ハギャは希少種を女王へ渡すとコルトへ答えるが、直後に自分たちで食べる考えを示す。巣の秩序は公然の反乱で一度に崩れるのでなく、命令へ従う言葉を残したまま私的な捕食へずれていく。

同じ師団長階級でも、女王への忠誠、仲間への関心、人間を殺す理由はそろわない。キメラアントを一つの意思で動く群れと見なすと、内部対立が人間側へ与える機会と危険の両方を見落とす。

NGLの理念とD²工場

NGLは機械文明と化学製品を拒む国として入国者を検査する。しかし内部には大量の麻薬D²を製造する工場があり、支配側だけが禁じた技術を利益へ使う。ラモット戦の先に現れる工場は、国家の表向きの自然主義を崩す証拠である。

通信機器を持ち込めない調査隊は、工場と蟻の占拠を発見しても外部へ即座に共有しにくい。秘密産業を隠す制度が、キメラアント被害の通報も遅らせる。国家の不正と生物災害が別々に存在しながら、同じ孤立政策によって結び付く。

第81話の副題が示す戦いはラモット一体との勝負に限られない。人間を大量に求める巣、命令から離れる師団長、国家が隠した工場が同時に動き、ゴンたちは複数の敵対構造へ足を踏み入れる。

最初の勝利が残した誤算

ゴンとキルアはラモットを追い払い、カイトから同行を認められるため、個人の試験としては合格に近い結果を得る。ところが敵を生かしたまま巣へ戻したことで、人間の念能力と二人の戦い方を蟻側へ知らせる。短期の勝利と長期の安全が反対へ動く。

二人が攻撃を弱めればラモットに押し切られ、最大打撃を使えば強制覚醒を促す可能性がある。この時点で三人は精孔の変化を知らないため、後の結果から『念を使うべきでなかった』と当時の判断を単純に否定できない。

第81話で確定するのは、通常兵に見えたラモットも必殺技一発では死亡せず、仲間の救援を受ける組織へ属していることだ。上位個体へ進む前に、キメラアント戦の基準が人間相手から更新される。

2011年版 第81話が残したもの

第81話は、ゴンとキルアがラモットとの連携戦を通じ、キメラアントの基礎的な強さと組織行動を知る回である。

落雷とジャンケングーは命中しても討伐に至らず、コルトの救出で経験と情報を敵側へ持ち帰られる。

巣では希少種の選別と師団長の離反が始まり、一行はD²工場へ入る。戦いの開始は一対一で完結しない。

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