念 / 念能力
神の左手悪魔の右手(クロロ=ルシルフルの能力)
クロロ=ルシルフルがコルトピ=タノフメールから写し取った具現化系の念能力。左手で触れた物と同じ複製を右手から作り、複製は24時間で消える。
神の左手悪魔の右手は、幻影旅団の団長クロロ=ルシルフルが使う念能力である。念系統は具現化系。もとは同じ旅団のコルトピ=タノフメールが持つ能力で、クロロは盗賊の極意によってこれを写し取り、自分の手札として用いた。効果は単純で、左手で触れた物体と寸分違わない複製を右手から具現化する。
作られた複製は大きさを問わず24時間で消滅する。消えるまでの間、クロロはオリジナルに触れられる状況であれば、円で複製一つひとつの動きを追える。天空闘技場でのヒソカ=モロとの死闘では、人間の証明で操る人形をこの能力でそろえ、同時に200体を超える数を並べた。

神の左手悪魔の右手(クロロ=ルシルフルの能力)の使い手 クロロ=ルシルフル 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

盗賊の極意を持つクロロ

盗んだ天使の自動筆記を使うクロロ

複数能力の手順を組むクロロ
基本情報
| 使用者・能力者 | クロロ=ルシルフル。本来の持ち主は同じ幻影旅団のコルトピ=タノフメールで、クロロは盗賊の極意で写し取った能力として使用する。 |
|---|---|
| 念系統 | 具現化系。クロロ自身の系統である特質系とは異なる。 |
| 効果・作用 | 左手で物体に触れると、その物体と寸分違わぬ複製を右手から具現化する。ヒソカとの死闘では、複製で作った人形を同時に200体以上そろえ、人間の証明で操った。 |
| 発動条件・制約 | 複製は大きさにかかわらず24時間で消滅する。消滅までの間に円で複製の動きを追えるのは、クロロがオリジナルに触れられる場合に限られる。 |
| 併用された能力 | 人間の証明(複製を人形として操る)、番いの破壊者(解除後も複製を残す)、栞のテーマ(本のページを挟んで切り替える)。 |
能力の概要
この能力の出所はコルトピ=タノフメールにある。クロロは特質系の能力である盗賊の極意で他者の念能力を本の形に写し取っており、神の左手悪魔の右手もその一ページとして扱われる。したがって能力そのものの系統は具現化系であり、クロロ自身の系統である特質系とは一致しない。
クロロが写し取った能力は複数あり、神の左手悪魔の右手はそのうち複製を作る役割を担う。人間の証明や番いの破壊者と組み合わせることで、単独では戦闘力を持たない複製が戦力へ転じる。
仕組みと効果
クロロが左手で対象に触れると、その対象と同一の複製を右手から具現化する。複製の対象は物品に限らず、審判の死体や観客といった人体にも及ぶ。ヒソカとの戦いでは審判の死体を複製し、その複製を人間の証明で動かした。
複製が存在している間、クロロは円によって複製それぞれの動きを追える。ただしこの追跡には、クロロがオリジナルに触れられることという条件が付く。
発動条件・制約・弱点
最も大きな制約は複製の寿命である。生み出された複製は大きさに関係なく24時間で消える。クロロはヒソカに対し、複製が消えたときは神の左手悪魔の右手を解除したと判断してよいと告げた。複製の有無が、能力を使っているかどうかの目印になる。
この短所に対し、クロロは番いの破壊者の印を複製に付け、能力を解除したあとも複製を残す運用を見せた。円による追跡がオリジナルへの接触を条件とする点も、複製を扱ううえでの制約となる。
天空闘技場での使用
ヒソカ=モロとの死闘で、クロロは栞のテーマでページを挟み、人間の証明と神の左手悪魔の右手を切り替えながら戦った。審判の死体の複製を人形としてヒソカに差し向け、ヒソカが人形の首を落としたことで、斬首が人間の証明の解除条件になることも判明した。
戦いが進むと、クロロは逃げ惑う観客のうち少なくとも30人ほどを複製した。番いの破壊者の印で複製を保持したうえで、人間の証明により一斉にヒソカへ差し向けている。同時に用意された人形は200体を超えた。クロロ自身は複製の群れに対処するヒソカの隙を突き、背後から蹴りを入れるなど直接攻撃を重ねた。
盗んだ能力を組み合わせる戦術
クロロは盗賊の極意に収めた能力を、そのまま一つずつ使うだけではない。栞のテーマで開いたページを固定すれば本から手を離せるため、別の能力との同時使用や両手を使う動作が可能になる。天空闘技場でのヒソカ戦では、観客、複製、刻印、携帯電話を連鎖させ、個々の能力の弱点を数で覆った。
この戦法を読む際は、能力の元の持ち主と、クロロが再構成した用途を区別する必要がある。神の左手悪魔の右手は複製、携帯する他人の運命は操作、人間の証明は爆発の起点を担った。借り物の能力でも、順序と解除条件を管理するクロロの判断によって別の戦術体系へ組み替えられている。
発動条件・効果・制約をつなぐ
神の左手悪魔の右手(クロロ=ルシルフルの能力)の情報を整理する第一歩は、結論だけを抜き出さないことである。念能力は名称や威力だけで評価せず、使用者、系統、発動条件、対象、代価、解除条件を一続きの仕組みとして読む必要がある。
基本情報のうち「使用者・能力者」は、クロロ=ルシルフル。本来の持ち主は同じ幻影旅団のコルトピ=タノフメールで、クロロは盗賊の極意で写し取った能力として使用する。これに対して「念系統」は、具現化系。クロロ自身の系統である特質系とは異なる。二つを同じ表へ置くことで、前提と結果を取り違えずに読める。
基本情報のうち「念系統」は、具現化系。クロロ自身の系統である特質系とは異なる。これに対して「効果・作用」は、左手で物体に触れると、その物体と寸分違わぬ複製を右手から具現化する。ヒソカとの死闘では、複製で作った人形を同時に200体以上そろえ、人間の証明で操った。この組み合わせは、名称だけでは分からない作中での役割を捉える手掛かりになる。
基本情報のうち「効果・作用」は、左手で物体に触れると、その物体と寸分違わぬ複製を右手から具現化する。ヒソカとの死闘では、複製で作った人形を同時に200体以上そろえ、人間の証明で操った。これに対して「発動条件・制約」は、複製は大きさにかかわらず24時間で消滅する。消滅までの間に円で複製の動きを追えるのは、クロロがオリジナルに触れられる場合に限られる。ここを切り分けると、作中で明示された範囲と読者が解釈できる範囲の境界が見えやすい。
基本情報のうち「発動条件・制約」は、複製は大きさにかかわらず24時間で消滅する。消滅までの間に円で複製の動きを追えるのは、クロロがオリジナルに触れられる場合に限られる。これに対して「併用された能力」は、人間の証明(複製を人形として操る)、番いの破壊者(解除後も複製を残す)、栞のテーマ(本のページを挟んで切り替える)。この組み合わせは、名称だけでは分からない作中での役割を捉える手掛かりになる。
基本情報のうち「併用された能力」は、人間の証明(複製を人形として操る)、番いの破壊者(解除後も複製を残す)、栞のテーマ(本のページを挟んで切り替える)。これに対して「使用者・能力者」は、クロロ=ルシルフル。本来の持ち主は同じ幻影旅団のコルトピ=タノフメールで、クロロは盗賊の極意で写し取った能力として使用する。この組み合わせは、名称だけでは分からない作中での役割を捉える手掛かりになる。
本文の「能力の概要」で中心になるのは、この能力の出所はコルトピ=タノフメールにある。クロロは特質系の能力である盗賊の極意で他者の念能力を本の形に写し取っており、神の左手悪魔の右手もその一ページとして扱われる。したがって能力そのものの系統は具現化系であり、クロロ自身の系統である特質系とは一致しない。ここでは登場人物の説明と、実際に起きた現象を同じものとして扱わず、両者が一致する範囲を確認したい。
