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念 / 念能力

謝債発行機

レオルの特質系念能力。相手に貸しを作って他人の念能力を借り受け、小型の機械から出したレシートを破ると一時間だけその能力を行使できる。

No.417まで対応更新 2026.08.13

謝債発行機は、キメラ=アント師団長レオルが用いた念能力である。念系統は特質系。自分で新たな技を編み出すのではなく、他人の念能力を一時的に借り受け、持ち主に代わって行使する点に働きの中心がある。借用の管理を担うのは、音楽プレーヤーに似た小型の機械で、レオルはこれを手元に置いて操作した。

能力の核にあるのは貸し借りの関係である。レオルが相手に助力して負い目を作り、相手がその負債を認めた時点で、持ち主の名前と能力の名前、使える回数が機械へ自動的に書き込まれる。回数は助力一回につき一回。実際に引き出すときは機械からレシートを出して破り、そこから一時間だけ借りた能力を扱える。その一時間、本来の持ち主は自分の能力を使えない。

基本情報

謝債発行機の基本情報
使用者・能力者レオル。キメラ=アントの師団長で、女王の存命中はハギャと名乗っていた。
念系統特質系。
効果・作用他人の念能力を一時的に借り受け、持ち主に代わって行使する。
発動条件・制約対象の能力名を知っているか使用を目撃していること。加えて持ち主に助力して貸しを作り、負債があるかを問いかけて相手に認めさせること。
借用の記録条件を満たすと、持ち主の名前、能力の名前、使用できる回数が音楽プレーヤーに似た小型の機械へ自動で記録される。
使用回数持ち主に作った貸し一回につき一回。
使用手順と持続時間機械からレシートを印刷して破ると、その能力を一時間使用できる。
借用中の持ち主への影響借用している一時間、本来の持ち主はその能力を使用できない。
失効条件能力の持ち主が死亡すると、その情報は機械から自動的に消え、以後その能力は使えなくなる。

能力の概要

この能力は、シャウアプフがレオルに与えたものである。レオルは三日間を繭の中で過ごしてから目覚め、自分は覚醒が遅いほうだと語った。目覚めた後には王直属護衛軍から扱い方の指導も受けている。念能力を得る前の段階でも、レオルはハンターのグラチャンとの戦いを切り抜けたうえで相手に貸しを作っており、その戦いの経緯までは分かっていない。

借りた能力への適応は早い。レオルはそれぞれの長所を素早く見極め、その場の状況に最も合うものを選んで使った。借用として挙げられているのは衛星蜻蛉、超複眼、イナムラ、大波の四つで、このうち衛星蜻蛉はフラッタのものである。ヂートゥの能力も手元にあったが、ヂートゥが能力を得る際に手を貸した見返りという扱いで、使われないまま終わった。死ぬまでに使わず抱えていた能力がどれだけあったかは判明していない。

仕組みと効果

借用の管理はすべて、音楽プレーヤーに似た小型の機械が担う。条件が満たされた時点で、能力の持ち主の名前、能力の名前、使用できる回数が機械へ自動で書き込まれる。回数は持ち主に対して作った貸しの数と対応し、貸し一つにつき一回である。レオルはこの機械にイヤホンを差して音楽を聴く場面も見せており、外見からは念能力の道具と判別しにくい。

実際に能力を引き出すときは、機械からレシートを印刷し、それを破る。これで借りた能力を一時間行使できる。効果が続く間、本来の持ち主は自分の能力を使えない。借用は写しを作る処理ではなく、能力そのものを一時的に移し替える処理として働く。

機械には、借用の対象にできる相手それぞれの状態を確かめる機能もある。レオルは連絡の取れなくなったフラッタの項目が残っていたことから、部下がまだ生きており、気を失っているか連絡の届かない場所にいると判断した。攻め手を増やす道具であると同時に、味方の安否を知る道具でもある。

発動条件・制約・弱点

借用の成立には二つの条件が要る。一つは、対象の能力の名前を知っているか、その能力が使われる場面を実際に見ていること。もう一つは、能力の持ち主に何らかの助力を行ったうえで、貸しがあることを問いかけ、相手自身に負債を認めさせることである。相手の承諾を経て初めて登録されるため、無断で他人の能力を取り込むことはできない。

登録された能力が無期限に手元へ残るわけでもない。持ち主が死亡すると、その情報は機械から自動的に消去され、残っていた回数にかかわらず以後は使用できなくなる。借用の在庫は、常に持ち主の生死に左右される。

運用面ではレオル自身にも穴がある。借りた能力の長所を見抜くことには長けている一方、短所の把握は不得手だった。イナムラで呼び出した水が技を解いた後も引かないことを知らないまま、地下で使ってしまった例がある。使う当てのないまま抱えた能力も残り、その数は最後まで明らかにならなかった。

作中での運用

レオルは能力の内容を仲間にも伏せていた。第248話ブロヴーダウェルフィンの前に機械を出した際、ウェルフィンに機能を問われると探索の道具だと偽り、信頼しているから見せるのだと言って口止めしている。内心では能力を知られたくないと考えており、二人が白い兵士を引き受けると申し出たときも、危険を避けさせるためだと理由を繕った。その場でレシートをこっそり破り、フラッタの衛星蜻蛉を起動している。

起動した衛星蜻蛉は黒い服の侵入者と、ヂートゥが狙った相手を見つけ出した。レオルはヂートゥが討ち漏らしたと推測し、標的の変更を二人に伝えている。第253話ではヂートゥから、モラウ=マッカーナーシが煙で物を作り出せることを聞き出した。第254話ではウェルフィンとブロヴーダを下がらせて手柄を独占しようとし、ペイジンの地下にある広い教会でモラウと対峙する。モラウが紫煙機兵隊で床の周囲を固めると、レオルは能力の内容を聞いていると明かし、自分も謝債発行機を取り出してイヤホンをつないだ。

発動条件・効果・制約をつなぐ

謝債発行機の情報を整理する第一歩は、結論だけを抜き出さないことである。念能力は名称や威力だけで評価せず、使用者、系統、発動条件、対象、代価、解除条件を一続きの仕組みとして読む必要がある。

基本情報のうち「使用者・能力者」は、レオル。キメラ=アントの師団長で、女王の存命中はハギャと名乗っていた。これに対して「念系統」は、特質系。二つを同じ表へ置くことで、前提と結果を取り違えずに読める。

基本情報のうち「念系統」は、特質系。これに対して「効果・作用」は、他人の念能力を一時的に借り受け、持ち主に代わって行使する。二つを同じ表へ置くことで、前提と結果を取り違えずに読める。

基本情報のうち「効果・作用」は、他人の念能力を一時的に借り受け、持ち主に代わって行使する。これに対して「発動条件・制約」は、対象の能力名を知っているか使用を目撃していること。加えて持ち主に助力して貸しを作り、負債があるかを問いかけて相手に認めさせること。二つを同じ表へ置くことで、前提と結果を取り違えずに読める。

基本情報のうち「発動条件・制約」は、対象の能力名を知っているか使用を目撃していること。加えて持ち主に助力して貸しを作り、負債があるかを問いかけて相手に認めさせること。これに対して「借用の記録」は、条件を満たすと、持ち主の名前、能力の名前、使用できる回数が音楽プレーヤーに似た小型の機械へ自動で記録される。二つを同じ表へ置くことで、前提と結果を取り違えずに読める。

基本情報のうち「借用の記録」は、条件を満たすと、持ち主の名前、能力の名前、使用できる回数が音楽プレーヤーに似た小型の機械へ自動で記録される。これに対して「使用回数」は、持ち主に作った貸し一回につき一回。ここを切り分けると、作中で明示された範囲と読者が解釈できる範囲の境界が見えやすい。

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