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スター・ウォーズ / 登場人物

ターク・ファルソ

Turk Falso

種族:ウィークウェイ種族
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ターク・ファルソは、アニメシリーズ『クローン・ウォーズ』に登場するウィークウェイ種族の男性海賊である。惑星フローラムを拠点とするオナカ海賊団で、首領ホンドー・オナカ直属の副官として実働部隊を率いる。身代金用スパイスの強奪を企てる離反者であり、海賊団の不安定な権力構造とホンドーの冷徹な統制力を示す重要な脇役である。

01来歴

来歴

捕虜売却の実務

ドゥークー伯爵の脱出ポッドが惑星フローラム近傍に不時着し、ホンドー・オナカは伯爵を偶然捕獲する。タークは首領の傍らで指示を受ける右腕として現れ、捕虜を銀河共和国へ売却する身代金交渉で実働部隊を統括する。この取引はドゥークー伯爵、アナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービの三者同時身代金事件へ発展し、銀河系外縁部の独立勢力における副官の位置を示す。

スパイス強奪計画

ヨーダが承認したスパイスの身代金輸送便がフローラムへ向かうと、タークは複数の手下と共謀し、ホンドーを出し抜いて積荷を横取りしようとする。一行はスキフで待ち伏せし、タークはロケットランチャー型携行火器を構えて上空から正面攻撃する。しかし輸送便にはアナキン、オビ=ワンと同行するクローン部隊が乗り込んでおり、襲撃は失敗する。

離反の鎮圧と退場

裏切りに気づいたホンドーは現場を冷徹に制圧し、タークの離反工作を鎮圧する。これにより首領の地位と海賊団内部の権力構造が再確認され、タークは副官の地位から実質的に追放される。その後はシーズン2以降の本編に再登場せず、不在はホンドー本人による粛清の徹底ぶりを暗示する。

フローラム編の継承

シーズン1全22話の中盤に置かれたタークの退場後も、オナカ海賊団はシーズン3〜5を通じてフローラム拠点に繰り返し現れる。その系譜はシーズン3第5話『Bombad Jedi』再放送や、ヤング・ジェダイのキャプテン化、クローン軍襲撃、オビ=ワン捕囚を扱うシーズン4〜5の物語へ続く。離反工作の縦糸はホンドー本人と新たなウィークウェイ種族の団員へ引き継がれた。

02能力・特徴

能力・特徴
  • 副官として複数の手下海賊を統括し、ホンドー直属の右腕として身代金交渉や実働部隊の現場指揮を担う能力を持つ。
  • 複数のスキフを用いた待ち伏せと上空からの奇襲を指揮し、外縁宙域の海賊に特有の不規則戦を運用する。
  • ホンドーへの忠誠を装いながら共謀者を集め、身代金スパイスを横取りする離反工作を計画・実行する小狡さと野心を持つ。
  • ロケットランチャー型携行火器をスキフ上で構えて正面攻撃に用いるほか、ブラスター・ライフルも装備する戦闘技能を持つ。

03関連人物

関連人物
ホンドー・オナカ(Hondo Ohnaka)
直属上官であるオナカ海賊団の首領。タークを右腕の副官として使うが、身代金スパイスの横取りを図った離反を冷徹に鎮圧する。
ドゥークー伯爵(Count Dooku)
海賊団が偶然捕獲したシスの暗黒卿。タークは共和国への身代金交渉を指揮し、敬意や私怨を示さず商売の対象として扱う。
アナキン・スカイウォーカー
共和国側の身代金スパイス輸送便に同行したジェダイ・ナイト。タークの奇襲に対抗し、計画を失敗させる敵対者である。
オビ=ワン・ケノービ
アナキンと輸送便に同行したジェダイ・マスター。タークの襲撃計画を現場で阻止する側に立つ敵対者である。
オナカ海賊団の手下海賊団員
タークが統括する複数のウィークウェイ種族の部下。一部はスパイス横取りに加担し、離反工作の実働部隊を構成する。
ヨーダ(Yoda)
共和国から海賊団へ渡す身代金スパイスの輸送を承認したジェダイ・マスター。直接対峙しないが、タークの計画上の対抗者である。

04登場・関連作品

05名場面

名場面
本編前半、フローラムの拠点でタークはホンドーの傍らに立ち、副官として指示を受ける。身代金条件を詰める作戦会議では、首肯と表情で同意を示す。

海賊団が捕らえたドゥークーを共和国へ売る身代金交渉で、タークが実働部隊を統括し、現場指揮を担う。

スキフ離陸前にロケットランチャーを装填して共謀者にうなずく。別の短い場面では、横取り後を想定して倉庫付近でスパイスの隠匿先を口頭で協議する。

フローラム上空で、ターク一行はスキフから身代金スパイス輸送便を奇襲する。アナキン、オビ=ワン、クローン部隊を相手に空中戦となる。

ホンドーが裏切りに気づいて現場を冷徹に制圧し、タークを副官の地位から実質的に追放する。首領の絶対的な統制力を示す決着である。

06制作背景

制作背景

配役はターク=デイヴ・ウィッテンバーグ(Dave Wittenberg)、ホンドー=ジム・カミングス(Jim Cummings)、ドゥークー=コーリー・バートン、アナキン=マット・ランター、オビ=ワン=ジェームズ・アーノルド・テイラー、ヨーダ=トム・ケインである。ウィッテンバーグはワーナー・ブラザース/DCコミックスのテレビアニメ作品で幅広く活躍し、同シリーズの複数の脇役も担当する米国の声優で、短い登場時間に副官の威圧感と裏切り工作の小狡さを同居させた。米国の声優・俳優カミングス(1952-11-03 米国ルイジアナ州ヨンガビル出身)は『くまのプーさん』のプー/ティガー役で知られ、両者の対比がフローラム編の音響の核となった。

原作・原案・製作総指揮は米国の映画監督ジョージ・ルーカス(George Lucas、1944-05-14米国カリフォルニア州モデスト出身)で、シーズン1のエピソード単位の脚本会議に深く関与し、初期5シーズンを構築した。製作総指揮兼スーパーバイジング・ディレクターは米国のアニメーション監督デイヴ・フィローニ(Dave Filoni、1974-06-07米国ペンシルベニア州ピッツバーグ出身)で、フローラム編も統括した。フィローニは後に Lucasfilm エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターとなった。

CG本編はカリフォルニア州サンフランシスコ拠点の Lucasfilm のアニメーション部門 Lucasfilm Animation が製作し、同部門は2024年に Lucasfilm 傘下の特殊効果会社 Industrial Light & Magic(ILM)へ統合された。米国の作曲家ケヴィン・キナー(Kevin Kiner)は2008〜2020年全シーズンの音楽を一貫して担当し、ジョン・ウィリアムズ(John Williams)のテーマを借用しながら、フローラム編のサスペンス/コミカルの両面を支えた。2014年4月25日 Lucasfilm は実写映画群、同アニメ、『反乱者たち(Star Wars Rebels)』を正史(Canon)として一本化した。

同名CGアニメ映画は2008年8月15日全米劇場公開、テレビ版は2008年10月3日 Cartoon Network 放送開始である。シーズン1〜5は2008〜2013年に同局、シーズン6『The Lost Missions』は2014年3月7日 Netflix 先行配信、シーズン7『The Final Season』は2020年2月21日〜5月4日 Disney+ 配信である。現在の世界各国の正規配信は全7シーズンとも Disney+ に集約されている。小説・コミック群は『レジェンズ(Legends)』となり、追加経歴のないタークの正史は二話分の行動に集約された。

07評価・考察

評価・考察

タークの離反工作とホンドーによる鎮圧は、首領の『裏切りも友情も商売の延長』という人物像を初期に成立させる。『副官の離反工作』は『海賊団=商売の論理で動く独立勢力』を内側から揺さぶり、三層の派閥動学を『海賊団内部の権力構造の不安定さ』という縦糸に変える。ドゥークー伯爵さえ『商品』として扱う経済合理性が、内部では完全に統制されていないことを示す役割である。

銀河共和国と独立星系連合(Confederacy of Independent Systems/分離主義勢力)の上層部が海賊団との交渉を真剣に検討する中、タークは取引そのものを奪おうとする。彼は『観察者代理視点としての副官』であり、離反と鎮圧を通じてホンドーを『信頼に値しない部下を即座に切り捨てる商売人』と理解させる。さらに『この男は何を仕掛けてくるか分からないが、商売としての筋は通す』という見方を後の物語へ残す。

ホンドーはシーズン1〜7を通じて登場し、『反乱者たち』シーズン1第14話『Vision of Hope』2015年2月16日Disney XD放送(米国)以降、『スター・ウォーズ/バッド・バッチ(The Bad Batch)』2021〜2024年Disney+配信まで継続出演する。対してタークはフローラム編のみの一過性の副官でありながら、この長寿キャラクターの輪郭を最初期に確定する前提条件を担った。

08トリビア

  • ウィークウェイは深い皺と乾いた肌色を持つ人型種族で、母星は惑星スリーヴム(Sriluur)。『ジェダイの帰還』1983年7月2日日本公開ではジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)のスカイフ警備兵(バーグ)の種族として登場した。
  • 惑星フローラム(Florrum)は銀河系外縁宙域の独立惑星で、乾燥した荒地と硫黄の蒸気孔が点在する共和国管轄外の『無法地帯』である。
  • 海賊団拠点には複数のスキフの駐機場と簡易兵舎があり、ウィークウェイ種族の団員が多い。タークもこの根城を中心に行動する。
  • タークは『ファントム・メナス』『クローンの攻撃』『シスの復讐』『新たなる希望』『帝国の逆襲』『ジェダイの帰還』『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』に登場しない。
  • 『マンダロリアン』『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』『オビ=ワン・ケノービ』『アソーカ』『アンドー』にも登場せず、アニメシリーズ専属である。

09よくある質問

ターク・ファルソはどの作品に登場する?

『クローン・ウォーズ』シーズン1第11話で初登場し、第12話までの二話完結フローラム編で活躍する。以後の本編には再登場しない。

ターク・ファルソとホンドー・オナカの関係は?

タークはホンドー直属の副官であり、手下海賊を統括する右腕である。後に身代金スパイスの横取りを企て、首領に鎮圧される。

ターク・ファルソはどんな裏切りを行う?

複数の手下と共謀し、共和国からホンドーへ渡る身代金スパイスを輸送途中で奪おうとする。スキフとロケットランチャーで奇襲するが失敗する。

ターク・ファルソの種族は?

惑星スリーヴムを母星とするウィークウェイ種族の男性である。オナカ海賊団にも同種族の団員が多い。

ターク・ファルソは裏切り後どうなる?

離反工作はホンドーの冷徹な統制によって鎮圧され、副官の地位から実質的に追放される。その後は再登場せず、追加経歴もない。

10出典

  1. StarWars.com 公式: Star Wars: The Clone Wars シリーズ紹介
  2. Wookieepedia: Turk Falso
  3. Wookieepedia: Ohnaka Gang
  4. Wookieepedia: Hondo Ohnaka
  5. Wookieepedia: Florrum
  6. Wookieepedia: Weequay
  7. Wookieepedia: Dooku Captured (episode)
  8. Wookieepedia: The Gungan General (episode)
  9. Wookieepedia: Star Wars: The Clone Wars (2008 TV series)
  10. IMDb: Star Wars: The Clone Wars (TV Series 2008-2020)