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ANNA MOVIESHUNTER×HUNTER

人物

ウショウヒ

ウショウヒはベンジャミン私設兵の一人。フウゲツ監視、サレサレ暗殺、念能力「殺人を無罪にする方法」の条件と役割を詳しく解説する。

No.417まで対応更新 2026.08.13

ウショウヒは、カキン帝国第1王子ベンジャミンに直属する私設兵の一人である。ブラックホエール1号では第11王子フウゲツの護衛という名目で居室へ入り、能力と行動を監視した。派手に圧力をかけるのではなく、相手へ気づかれない小さな念の球を付着させ、一定時間の経過後に殺す「殺人を無罪にする方法(スタンドバイミー)」を使う暗殺担当である。

第8王子サレサレの暗殺では、リハンが守護霊獣を除去した後を引き継ぎ、事故や病死に見せかけられる能力で任務を完了した。一方、フウゲツには念の球を付けたものの、彼女が魔法の抜け道で監視範囲から消えたため、必要な時間を満たせなかった。ウショウヒの強みは痕跡を残しにくいことにあり、弱点は標的の近くへ長く居続けなければならない点にある。

基本情報

ウショウヒの基本情報
所属第1王子ベンジャミン私設兵
任務下位王子の監視と暗殺
主な担当第11王子フウゲツ、第8王子サレサレ
念能力殺人を無罪にする方法(スタンドバイミー)
発動媒体標的へ付着する小型の念球
念系統作中では明示されていない

ベンジャミン私設兵としての任務

ベンジャミンの私設兵は、全員が軍人として訓練され、念を使える精鋭である。王位継承戦が始まると各王子の警護要員へ入り込み、守護霊獣と護衛の能力を調べ、必要なら排除する。ウショウヒも王子を守る制服を着ているが、忠誠の対象は担当王子ではなくベンジャミンである。

ウショウヒが配置されたのはフウゲツの居室1011号室だった。第6王妃セイコの娘であるフウゲツには、上位王妃から送られた監視役が複数いる。警備員同士も所属と目的が異なり、誰が念を使えるか、誰が王子を狙うかを互いに探っていた。

彼は周囲に別の念能力者がいる可能性を警戒し、円を広く使うことを控えた。円は探知へ役立つ一方、自分が念能力者であることも知らせる。暗殺の準備を隠すには、情報を多く得るより存在を悟られない判断が必要だった。

この慎重さはフウゲツの突然の消失を許す結果にもなる。王子が守護霊獣の通路で居室を離れた際、ウショウヒは移動経路を感知できなかった。見つからないことと見失わないことを同時に満たせない点が、潜入任務の難しさとして表れる。

殺人を無罪にする方法の仕組み

殺人を無罪にする方法は、通称をスタンドバイミーという。ウショウヒは標的へ小さな念の球を取り付ける。球は本人以外から見えにくく、付けられた側も痛みや異物感で直ちに気づく様子がない。直接攻撃より、暗殺の準備を日常の警護へ紛れ込ませる能力である。

念球は付着しただけでは標的を殺さない。ウショウヒが標的の近くに一定時間とどまり、球へ力を蓄える工程が要る。フウゲツを監視中、彼は球を付けることには成功したが、王子が能力で遠くへ移動したため蓄積を続けられなかった。

必要時間の正確な長さ、距離の上限、壁を挟んでも蓄積できるかは明かされていない。サレサレ暗殺が短期間で実行されたことから実務に使える範囲ではあるが、誰にでも一瞬で死を与える能力ではない。近接時間という条件が威力と隠密性を支えている。

能力名の『無罪』は、法律そのものを操作して免責を得る意味ではない。外傷や襲撃者の痕跡を残しにくく、警護者として近くにいた人物が殺人を行ったと証明されにくい性質を指す。裁判や記憶を書き換える効果は確認されていない。

フウゲツへ付けた念球

フウゲツが初めて居室外へ移動した時、監視カメラにも廊下にも姿が残らなかった。ウショウヒは転移能力を第一候補としながら、透明化や認識阻害の可能性も捨てなかった。未知の守護霊獣を、見えた現象だけで一つに決めつけない分析である。

彼は王子へ念球を付けていたため、能力が完成すれば暗殺できる位置にいた。しかしフウゲツが居室から消えると、球への蓄積は止まった。再び戻ってきた後にどこまで蓄積が残ったか、最初からやり直しになったかは説明されていない。

フウゲツの能力は一日一往復を基本とする扉型の通路で、本人にも仕組みの全ては分かっていなかった。ウショウヒにとっては、標的が警備線を通らず距離条件を外せる最悪の相性である。暗殺能力の失敗ではなく、対象側の無自覚な移動が制約を突いた。

それでも彼は、王子を狙う別の念能力者が紛れ込んでいる可能性を監視し続けた。モモゼを殺したタフディの例から、王妃付き警護も暗殺者になり得ると理解していたためである。自分の任務と競合する殺害は、王子の能力情報を失わせる危険があった。

リハンとの交代とサレサレ暗殺

第8王子サレサレの守護霊獣は、煙を吸った者の頭上に分身を生み、時間をかけて支持者へ変える。監視担当のリハンは性質を分析し、捕食者を作る異邦人(プレデター)で守護霊獣を食わせた。代償として48時間発を使えなくなるため、暗殺の実行役をウショウヒへ交代する。

守護霊獣を失った王子は、念による自動防御を期待できない。ウショウヒはフウゲツから離れ、サレサレの近くへ入る。警護交代は軍務上の通常手続きに見えるため、標的へ接近しても不自然になりにくい。能力と組織の身分が噛み合った作戦だった。

翌日、サレサレは死亡し、公式には体調不良として宴会を欠席した。殺害の瞬間や遺体の状態は細かく描かれず、ウショウヒの念球がどの臓器へ作用したかも分からない。確定しているのは、リハンによる守護霊獣排除とウショウヒの暗殺が連続して成功したことだ。

二人の能力は単独で万能ではない。プレデターは対象の情報収集へ時間を要し、発動後はリハンが無防備になる。スタンドバイミーは標的の近くにいる時間が必要で、守護霊獣に妨害される恐れがある。分析、無力化、暗殺を分業することで欠点を補った。

暗殺能力としての強みと限界

最大の強みは、銃声や刃傷を残さず標的を殺せることである。王子の居室には兵士、使用人、監視装置があり、露骨な攻撃は即座に発覚する。警護としてそばに立ちながら準備できる念球は、閉鎖空間の王位継承戦に適している。

一方、即応性は低い。標的が移動する、隔離される、能力へ気づいて除念を受けるといった変化に弱い。護衛交代を命じられれば必要時間を確保できず、相手が近づく人物を制限しても発動しにくい。強い殺意を直接火力へ変える技ではない。

念球を複数人へ同時に付けられるか、一つ完成するまで別の球を作れないかも不明である。フウゲツの球を残したままサレサレへ使えたのなら複数維持が可能だが、前の球が消えた可能性もある。描かれていない仕様を確定させることはできない。

系統も明示されていない。念球の付着、距離を条件にした蓄積、時間差の致死効果から操作や放出を想像できるが、それは仕組みの推測にとどまる。ベンジャミンが死亡後に能力を継承した場面もなく、能力名と実績以上の分類は保留される。

王位継承戦における現在地

サレサレ暗殺後、ウショウヒが再びどの王子の監視へ入ったかは詳しく描かれていない。任務を完了した兵士としてベンジャミン側へ戻った可能性はあるが、行動の空白を新しい指令で埋める根拠はない。生死についても作中で死亡は確認されていない。

ベンジャミン陣営は、私設兵が死ねば能力を受け継ぐ星を継ぐものを持つ。ウショウヒの死も王子の戦力増加になり得るため、兵士は自分の生存だけを優先しない。しかしスタンドバイミーをベンジャミンが使った実例はなく、継承後の条件が同じかも未確認である。

ウショウヒは台詞も登場場面も多くないが、王位継承戦が単純な決闘ではないことを示す。護衛証、勤務表、監視距離といった制度の隙間に念能力を組み込み、敵の死を事件に見せない。能力の派手さより、実行後に誰が疑われるかまで計算する軍事的な暗殺者である。

フウゲツには条件を崩され、サレサレには成功した対比も重要だ。同じ能力でも、標的の移動手段、守護霊獣、周囲の人員で結果は変わる。ウショウヒの実績は、制約を守れる状況を仲間と作ることが念戦闘の一部であると示している。

リハンとの違いから見える役割

リハンの捕食者を作る異邦人は、標的の能力を正確に分析するほど強い天敵を生む。その代わり、誤った先入観を持つと捕食者が弱くなり、使用後48時間は発を使えない。情報収集に時間を使う対能力者向けの除去役である。

ウショウヒのスタンドバイミーは、守護霊獣を分析して倒すのではなく、警護対象本人へ時間差の死を仕込む。守護霊獣が残る間は妨害される可能性があり、能力の詳細を知っても直接突破する手段にはならない。人を殺すことへ特化している。

サレサレ戦では、リハンが見えない防壁を外し、ウショウヒが王子を殺す順序が必要だった。二人が逆なら、ウショウヒの念球を守護霊獣が阻み、リハンの発は暗殺後に意味を失う。ベンジャミン陣営は能力名を並べるだけでなく、工程として組み合わせている。

フウゲツ監視へリハンを送らなかったのも、守護霊獣の情報が足りなかったためと考えられる。ウショウヒなら標的の近くで監視しながら暗殺準備を進められるが、未知の転移で条件を外された。適任を選んでも、守護霊獣の自動性が予測を越える。

サレサレの死がすぐ暗殺と公表されなかったことは、能力名の狙いが機能した結果でもある。王子が病死扱いになれば警備交代そのものが証拠にならず、ベンジャミン陣営は次の任務へ兵を残せる。

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