世界 / 設定・概念
世界地図|主要地域・G.I.・暗黒大陸への航路
HUNTER×HUNTERの世界地図を作中画像で解説。六大陸とメビウス湖・暗黒大陸の関係、ミテネ連邦、G.I.の所在地と移動ルール、新大陸への航路を整理します。
HUNTER×HUNTERの世界は、人類が暮らす六大陸と海域、その外側に広がる暗黒大陸に大別される。ハンター試験の会場、ゾルディック家の拠点、天空闘技場、ヨークシンシティ、グリードアイランドは、いずれも同一の世界内に点在する地点である。カキンによる渡航計画では、人類世界から仮想新大陸を経由して暗黒大陸を目指す航路が設定されている。
市販の地図には掲載されないグリードアイランドや、詳細な座標が明かされていないくじら島のように、作中には一般的な地図から全容を把握できない領域や未公表の距離関係も存在する。
基本情報
| 範囲・場所 | 位置づけ |
|---|---|
| 人類世界 | 通常の世界地図に示される六大陸と海域 |
| メビウス湖 | 既知の人類世界を内包する巨大な湖 |
| 暗黒大陸 | メビウス湖の外側に広がる外の世界 |
| 仮想新大陸 | 渡航の一般乗客を降ろす目的地。本当の暗黒大陸とは別 |
| G.I. | ゲームの舞台だが、現実世界にある私有の島 |
人類世界と暗黒大陸の全体像
作中世界で使われる世界地図

物語序盤から選挙編までの出来事は、人類が通常の世界地図として認識している六大陸側で展開する。国境、都市、試験会場、私有地はこの範囲内に点在し、登場人物たちは船、飛行船、鉄道、自動車、あるいはゲーム内の移動呪文を用いて行き来する。各章で舞台が移り変わりながらも、一連の出来事は同一世界の地理的関係の中で進行している。
六大陸とメビウス湖の地理関係

人類世界全体は巨大なメビウス湖の内側に位置しており、暗黒大陸はその湖を取り囲む広大な外部世界を指す。そのため、人類社会で流通する通常の世界地図と暗黒大陸を含んだ全体図とでは縮尺が大きく異なり、同一縮尺の大陸図として直接重ね合わせることはできない。
章ごとに描かれた主要地域
ハンター試験の会場

ハンター試験編では、受験者が世界各地から試験会場へ集まった。第287期の最終試験はホテルで実施されたが、会場は毎年変更されるため、そのホテルが毎年の固定会場というわけではない。試験会場へ至る経路の突破自体も試験の一部として扱われる。
ククルーマウンテンとゾルディック家



パドキア共和国デントラ地区にあるゾルディック家の本拠ククルーマウンテンは、標高3722メートルの死火山である。山そのものだけでなく、周囲を取り囲む広大な樹海もすべて一家の私有地に含まれる。
天空闘技場



地上251階、高さ991メートルを誇る天空闘技場は、世界第4位の高さを有する巨大格闘施設である。勝者のみが上階へ進める仕組みで、建物内部には各種サービス施設が完備されている。1日平均4000人の挑戦者が訪れ、年間観客動員数は10億を超える。230階から250階までの各フロアは21人のフロアマスターが占有し、最上階では2年に一度、格闘家の祭典バトルオリンピアが開催される。
ヨークシンシティの大競り市

ヨークシンシティでは、毎年9月1日から10日間にわたり世界最大規模の大競り市「ヨークシンドリームオークション」が開催される。同市は各勢力の恒常的な本拠地ではないが、この短期間に莫大な価値を持つ希少品と買い手が集中するため、幻影旅団、マフィア、クラピカらが同時期に集結した。
ミテネ連邦

ミテネ連邦は、ヨルビアン大陸の南にあるバルサ諸島の連邦で、NGL自治国、ロカリオ共和国、ハース共和国、西ゴルトー共和国、東ゴルトー共和国の五つからなる。キメラ=アント編の前半と後半は、この地域内で舞台を移している。
女王が流れ着いたのはNGLの海岸だった。そこから巣を築いて勢力を拡大したキメラ=アントは、王の誕生を境に行動を変える。メルエムと護衛軍は東ゴルトーの王宮を占拠し、国民を集める選別を進めた。NGLで女王を止める戦いと、東ゴルトーで王を討つ戦いは、同じ場所で続いていたわけではない。
地図で両国を確かめると、カイトたちの調査がなぜ国家規模の事態に変わったのかも追いやすい。蟻の巣を探していた段階から、隣国の政治や国民の移動を利用される段階へ進んだためである。事件後にはNGLが自然保護区としてハンター協会の管理下に置かれ、住民はほかの連邦諸国へ移ることになった。地名は戦闘の背景だけでなく、事件が社会に残した変化にも関わっている。
グリードアイランドの所在地と移動手段

グリードアイランドは、専用ゲーム機に念能力を注ぐことでプレイヤーが肉体ごと入島する、現実に存在する島である。市販の地図には掲載されておらず、一般の定期航路や交通機関も通じていないため、一般社会からは島の所在地や実態を把握できない。
島内の地理と移動呪文

シャルナークは、島の広さをコトリターナ共和国と同じくらいと見積もっている。広大な敷地内には複数の都市、森林、山地、海岸、遠隔のイベント地点が存在する。島内の長距離移動には徒歩だけでなく、指定の地点や人物のもとへ飛ぶ「同行(アカンパニー)」「磁力(マグネティック)」「再来(リターン)」といった呪文カードが使用される。追跡戦においてカードの残数が実質的な制限となるのは、島全体が広大であり、徒歩のみで即座に距離を詰めることが困難なためである。
現実世界に存在する島

ゲーム内で設定された町名やイベント座標は島内独自の規則に基づくものであり、これらから外部世界における現実の緯度経度を直接割り出すことはできない。また、作中で明かされていない現実の所在地についても、地形の類似や物語の登場順のみを根拠に断定することはできない。
地図にない島へ、なぜ旅団は来られたのか
グリードアイランドが現実の島であることは、幻影旅団が船で海から近づいた展開にも表れている。ゲーム機から入ったプレイヤーは転送されたため別世界だと思いやすいが、外から航海して接近すること自体はできる。しかし、その方法が正式な参加として認められるわけではなく、レイザーはゲームマスター専用のカードを使って旅団を島外へ排除した。
したがって「現実にある島」と「誰でも自由に出入りできる島」は別である。島の運営者は、ゲーム機、入退場の仕組み、専用カードを組み合わせて境界を管理している。海岸を越えればルールの外へ出られる、という単純な作りではない。
島内にも目的の異なる町がある。マサドラは呪文カードを購入する拠点で、港町ソウフラビはレイザーたちとの対決に関わる場所。プレイヤーがどの町を訪れたかによって移動呪文の使い道が変わり、カードを奪う側も逃げる側も相手の移動先を読む必要がある。地理とカードのルールが結びついていることが、G.I.の攻略を単なる宝探しにしていない。
一方、ゴンとキルアがビスケのもとで修行した岩場は、都市の便利な設備から離れた場所だった。道中の魔獣への対応や移動そのものが訓練となり、カードの入手と念の上達が同時に進む。安全な町にとどまるか、遠くのイベントへ足を延ばすかという選択も、地図の広さがあるから意味を持つ。
ゲームから外へ出るときにも、島内の移動と同じカードがすべて使えるわけではない。港からの帰還やクリア後の持ち出しには別の規則がある。ゲーム内の地図、外部世界の地図、カードが働く範囲の三つを分けておくと、現実の島でありながらゲームとして成立する仕掛けがわかりやすい。
新大陸および暗黒大陸への航路

カキンが主導する渡航計画では、超大型船ブラックホエール1号が人類世界を出航して新大陸を目指す。船内は五つの階層に区分され、上層の王族と下層の一般乗客で生活圏が完全に隔絶されている。船内では王位継承戦と下層のマフィア抗争が並行して展開しており、一隻の船自体が一つの都市社会として機能している。
公表計画における目的地である仮想新大陸は、一般乗客を安全に降ろす終着点として設定されている。一方、暗黒大陸探検の前線基地はそれとは別に位置づけられており、ハンター協会の実働隊は仮想新大陸への上陸後、ビヨンド一行の身柄を引き継いで外洋航行と門番への対応を行い、真の暗黒大陸を目指す計画を持つ。航路図上では同一の進行方向として描かれるが、公表上の目的地と探検隊の最終到達点は分離されている。
航海の正確な移動距離、所要日数、暗黒大陸における実際の上陸地点は、航行の進捗によって変動し得る。船内では特殊戒厳令が発令されており、各王族の生死や司法手続き、船の運航体制がそれぞれ影響を及ぼしている。
一般乗客が新大陸へ着けば、ブラックホエール号による移住航海はそこで区切りを迎える。探検隊はさらにモラウの船へ乗り換え、門番との接触へ進む計画である。その途中には、物資や人員の輸送を支える拠点を用意する構想もある。大型客船で全員が直接、未知の危険地帯へ上陸する計画ではない。
No.411〜420で描かれているのは、まだこの移住航海の途中にある船内だ。王子たちの部屋、軍の管轄、司法機関、マフィアの縄張りという船内の境界が、当面の移動を制約している。No.420でツェリードニヒが探す下層への経路も、暗黒大陸への上陸経路ではない。世界地図の大きな航路と、船内で誰がどこへ移れるかを分けて見ると、渡航計画と継承戦の関係を取り違えずに追える。
世界地図における未詳事項
くじら島はゴンの出身地として判明しているものの、世界地図上における詳細な座標や他都市との直線距離は作中で明示されていない。定期船が発着する港が存在し、外部地域への移動手段が確保されている事実は描かれているが、地図上の外形のみから所属国家や具体的な緯度を特定することはできない。
また、各地点間の厳密な移動距離や所要日数も作中では一律に明かされておらず、通常の世界地図と暗黒大陸を含む外の世界との詳細な位置関係など、作中資料の範囲では未詳にとどまる要素が複数存在する。