用語解説
ガーディアンズを理解する
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、犯罪者、暗殺者、賞金稼ぎなど出自の異なる人物が、ザンダーを守ったことをきっかけに結成した宇宙チームである。固定された公的組織ではなく、宇宙船を拠点に依頼と救助へ動く選択家族であり、メンバーとリーダーは作品ごとに変化する。初代五人、ノーウェアの共同体、ロケットが率いる新編成を時点別に分けると、所属と家族関係を混同せず整理できる。
刑務所で出会った五人
ピーター・クイルが盗んだオーブをめぐり、ガモーラ、ロケット、グルートが争って逮捕され、キルン刑務所で家族をロナンに殺されたドラックスと出会う。目的は売却、賞金、裏切り、復讐と一致しない。ロケットが設計した脱獄を各自の能力で実行し、一時的な利害関係が生まれる。
オーブの中身がパワー・ストーンだと判明すると、逃げればロナンがザンダーを破壊する。ピーターは仲間へ戻って阻止を提案し、全員が失うものの少ない人生から、他者のため命を賭ける側へ移る。グルートの犠牲と、ストーンの力を手をつないで分担した経験が、五人をチームへ変える。

選択家族としての関係
ガーディアンズの多くは元の家族を失うか、家族から傷つけられている。ピーターは母を失いヨンドゥに育てられ、ガモーラとネビュラはサノスに支配され、ドラックスは妻子を殺され、ロケットは実験で仲間を失った。血縁の回復ではなく、互いの欠点を知りながら共同生活を続けることが家族の形になる。
そのため仲間への愛情は、口論、侮辱、嫉妬、過保護と一緒に表れる。ピーターとロケットは指揮を競い、ガモーラは無計画さへ怒り、ドラックスは比喩を理解せず率直に話す。関係の近さが自動的に健全さを保証するのではなく、失敗後に戻り、相手の判断を受け入れられるかがチーム維持の条件である。

エゴ、ヨンドゥ、ガモーラの姉妹線
エゴはピーターの実父として現れ、セレスティアルの力と宇宙支配へ誘う。ガーディアンズはピーターの血統を祝うのではなく、エゴが母を殺し子どもたちを目的に使った事実へ対抗する。ヨンドゥは不完全な養父としてピーターを救い、ラヴェジャーズの仲間から追放された過去に決着をつける。
ガモーラとネビュラはサノスに競争させられ、互いを敵視していたが、ネビュラが勝ちたかったのではなく姉がほしかったと語る。二人の和解は、同じ加害者から受けた傷を相手の責任として扱わない転換になる。チームの家族観は、実父より育てた親、支配された姉妹より選び直した姉妹を重視する。

サノス戦とアベンジャーズとの合流
ガーディアンズは宇宙でソーを救い、サノスのストーン収集を知る。ロケットとグルートはソーとニダベリアへ、他のメンバーはノーウェアからタイタンへ向かう。アベンジャーズと初めて会った時も互いを敵と誤認し、戦闘になるが、共通情報を交換してサノス拘束計画を作る。
タイタンの失敗と指鳴らしでロケット、ネビュラ以外が消滅し、復活後に最終決戦へ参加する。2014年のガモーラも未来へ来るが、チームと恋愛の記憶はない。過去のガモーラを同じ位置へ戻そうとするピーターに対し、彼女が別の人生を選ぶことで、変異体を失った人物の代替にしない線引きが示される。

ノーウェアの共同体とVol.3の救出
ガーディアンズはコレクターからノーウェアを購入し、ブリップ後の避難民が暮らす共同体へ変える。宇宙船で依頼を受ける少人数チームから、住民、動物、子どもを守る拠点運営へ役割が広がる。クリスマスにはマンティスとドラックスが地球へ行き、悲しむピーターを励ます。
ロケットの命が危険になると、チームはハイ・エボリューショナリーの記録を求めてオルゴコープとカウンター・アースへ向かう。最終的にはロケットだけでなく、実験動物と捕らわれた子ども全員を救う。敵を倒すより救出対象を広げる選択が、ロケットの過去とチームの目的を結びつける。
