本文へ移動
MARVEL百科事典を検索

全項目から探す

MCU 用語

フェーズ

フェーズの意味、見る順番での立ち位置、関連用語を初心者向けに整理。MCU作品群を時期ごとに区切る単位。作品数が多いシリーズを小さく把握するための目印になる。

用語解説

フェーズを理解する

フェーズはMCU作品を公開時期と物語上の役割で区切る整理単位である。初見の視聴者にとっては膨大な作品群を小さな到達点へ分ける目印になる一方、劇中の年代や特定人物の物語がフェーズ境界で必ず完結するわけではない。番号だけでなく、その時期に何が導入され、どこへ収束したかを見ることが重要である。

フェーズという区切りの意味

フェーズは作品の公開計画を複数本ずつまとめる呼称であり、観客がMCUの拡張段階を把握する助けになる。フェーズ1ならアイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカらの単独作を経て『アベンジャーズ』へ集まる。したがって一つのフェーズは、導入、関係の変化、チーム作品や大きな転換点という流れを持つことが多い。

ただし、フェーズは劇中の暦を均等に区切る年代区分ではない。1940年代を描く『ザ・ファースト・アベンジャー』がフェーズ1後半に公開され、1990年代の『キャプテン・マーベル』がフェーズ3に入るように、制作された順と物語内の時代は異なる。公開時の観客が知っていた情報を基準に整理するラベルだと考えるとよい。

アイアンマン 公式ビジュアル
アイアンマン

フェーズ1から3の役割

フェーズ1は各ヒーローの出発点とS.H.I.E.L.D.による接続を描き、『アベンジャーズ』でチームが初めて成立する。フェーズ2はニューヨーク決戦後の不安、ウルトロンの誕生、新しい宇宙・地上ヒーローの導入を扱う。勝利後も世界が安定せず、ヒーロー自身の対策が新しい危険を生む段階である。

フェーズ3では『シビル・ウォー』によってチームが分裂し、ドクター・ストレンジ、ブラックパンサー、スパイダーマン、キャプテン・マーベルらが加わる。分散した人物線は『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』でサノス戦へ集まり、初期からの主要人物の物語に一つの決着がつく。この三段階全体がインフィニティ・サーガである。

アベンジャーズ 公式ビジュアル
アベンジャーズ

フェーズ4以降で構造が変わった理由

フェーズ4は『エンドゲーム』後の喪失と継承を起点に、Disney+シリーズを本格的に含む。ワンダ、ロキ、サム、バッキー、ホークアイらの後日談と、新世代ヒーローの導入が並行するため、以前のように一つのチーム作品だけへ向かう印象は弱い。作品数だけでなく媒体と主人公の種類が増えたことが、分かりにくさの主因である。

フェーズ5・6ではマルチバース、宇宙、地上の政治、ストリートなど複数の危機が進む。公式発表の公開予定は制作事情によって変更される場合があり、どの作品がどのフェーズに属するかも過去に調整されてきた。将来作を含む一覧では、発表時点の区分を固定的な設定として扱わず、最新のMarvel公式情報で確認する必要がある。

アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン 公式ビジュアル
アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン

公開順・時系列順との違い

公開順は実際に作品が発表された順番、時系列順は劇中の出来事が起きた年代を基準にする。フェーズは基本的に公開順のまとまりと近いが、物語内の年代を表さない。三つを同じ表として扱うと、『ブラック・ウィドウ』のように過去の時期を描きながら後の作品を前提にする例で混乱する。

初見では公開順、全体を見終えた復習では時系列順、長い作品群を区切って達成感を得たい場合はフェーズ単位が向く。例えばフェーズ1だけを完走し、次にフェーズ2へ進む方法なら、途中で関係が分からなくなっても範囲を限定して用語や人物を確認できる。フェーズは見る順番そのものというより、進行管理の枠として使うと便利である。

シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ 公式ビジュアル
シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ

フェーズで作品を評価する際の注意

フェーズ内の全作品が同じ物語を直接進めるわけではない。新しい人物の導入作、既存人物の完結編、次フェーズへの伏線、ほぼ独立したジャンル作品が同居する。大きなクロスオーバーへの寄与だけで価値を測ると、単独作が描く家族や社会の変化を見落とす。逆に単独で理解できても、後の作品で重要な前提になる場合がある。

また『フェーズ3が終わったから、その人物の話も終わり』とは限らない。ソー、ロキ、スパイダーマンなどは境界を越えて物語が続き、世代交代も複数フェーズを使って描かれる。フェーズ番号は公式整理として有用だが、人物別ページや関連作品リンクと併用し、何を追いたいのかに応じて境界を越えることが百科事典の使い方として適切である。

アベンジャーズ / エンドゲーム 公式ビジュアル
アベンジャーズ / エンドゲーム

混同しやすい点

フェーズはMarvel Studiosが公開作品を整理する制作上の区分で、作中世界の住民が使う年代名ではない。同じフェーズ内にも過去、未来、別宇宙の物語が含まれ、公開順と時系列順は一致しない。複数フェーズを束ねるサーガとの階層も分け、物語の直接続編かどうかは個別作品で判断する。作品を探す分類として使い、出来事の年代を確定する根拠にはしない。

要点

フェーズとは

MCU作品群を時期ごとに区切る単位。作品数が多いシリーズを小さく把握するための目印になる。